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弱虫ペダルRIDE.544『それぞれの表彰』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今日はカラッと良い天気ですね
木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日
大好きな弱虫ペダルを読み終えた私の気持ちは、今日の空のようにすっきりです。
以下、今週の弱ペダの内容や感想に入りますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください

『◎チーム総合優勝の表彰に続き、ステージで準備が進むのは……!?』という文字か綴られ、今週の弱虫ペダルは始まります。

会場に響くアナウンス。
『つづきまして、総合優勝、1位から3位までの、個人表彰に移ります』
そんな中、表彰式選手控えテントの中には居心地が悪そうにパイプ椅子に座っている小野田の姿があります。
小野田がドクッドクッと緊張している理由は、同じ表彰式選手控えテントの中に、黒田と真波が居るからです。
小野田は自分から少し離れたところに座っている二人の様子を伺っています。
小野田(個人表彰式…‼ 黒田さんと…真波くん…非常に…重たい空気な気がする__‼)

ここで場面はそんな表彰式の1時間前に遡ります。
渋峠、ゴール地点では、次々と選手達がゴールしてきています。

アナウンス『見えてきました。次にゴールするのは箱根学園、身長202cm、今大会中最長身、ゼッケン11番の__葦木場拓斗選手です!今ゴール!3日目の山岳賞ゼッケンを確定されました』

「ハコガクー‼」「いいぞー」などの声援の中、ゴールした葦木場。
手をあげて声援に応えています。
そんな中、葦木場の山岳賞確定のアナウンスを聞いた一人の女性が、隣の男性に疑問をなげかけます。
女性「どういうこと?」
男性「ロードレースの各賞は、1位通過するだけじゃダメなんだ。そのあとゴールしてはじめて確定する」
女性「へー」
男性「ゴールまで辿りつける運と力を持った選手にだけあたえられるのさ」
女性「レースってきびしいのねー」
そう呟きながらゴールした葦木場の後姿を見ていた女性は、ある事に気づきます。
女性「あれっ、でももう赤いゼッケンつけてるよ、あの人。山岳賞だっけ?」
男性「そうだ。11番ハコガク葦木場は、2日連続山岳賞獲得者だ」
女性「え、でも1日目も優勝じゃなかった!? すごっ‼ 全日ゼッケン獲ってるの!?」
男性「あのデカさとぼんやりキャラでけっこうファンは多いんだ」

そんな話をする男女の視線の先には、ゴール後、ファンから花束を渡されたり、サインを求められている葦木場の姿があります。

花束を持ち、写真をとられる葦木場。
葦木場(山岳賞__今日のこのゼッケンは、2人の__2人の山岳賞だよ、純ちゃん)

続いて、ゴール会場、葦木場の事を語っていた男女の前に、また箱学の選手がゴールしてきます。
男性「また来たー。あの選手も2日連続ゼッケンだよ」
女性「え」

アナウンス『つづいてゴールするのも箱根学園の選手。箱根学園ゼッケン14番、キャプテン泉田塔一郎選手‼ 3日目スプリント賞。グリーンゼッケンを獲得、確定されています‼ 手を振って声援に応えています。1位通過から3位通過までの選手が途中リタイアしてますので、4位通過の泉田選手に権利が移っています』

2日連続グリーンゼッケンを獲得した泉田のゴールに沸く会場。
箱学は山岳とスプリントの全ゼッケンをとったことになります。

歓声の中、ヘルメットをはずす泉田。
手にとったヘルメットを見つめます。
泉田(またも__ゴールを奪われてしまったか、真波よ__。去年ゴール後、福富さんに来年のリベンジを誓ったと聞いた。悔しさと重責の中で、おまえがどれほど、この1年、やってきたかを知っている。たくさんのものを背負い、よくやった。けれど、一度も、おまえを誉めたことはなかったね」
泉田はある日の事を思い出します。

真波がヒルクライムの大会で優勝した時です。
泉田に報告している真波より、騒いでいるのは真波の両側にいる箱学部員。
「真波ヒルクライム3連勝ですよ‼」「すごいっす‼」
興奮して語る部員に対して、泉田は至って冷静に真波に告げるのでした。
泉田「そうか。もっと励め」
泉田の言葉を聞いた部員達はこっそり真波に「泉田さん、おまえに厳しくない?」などと尋ねています。

泉田はとったヘルメットを見つめ、インハイに至るまでの日々を噛みしめます。
泉田(キャプテンとして、おまえの決意の糸を切るわけにはいかないと思ってのことだ。__いや、あるいはボクは、おまえに自分を重ね合わせていたのかもしれないな。去年の悔しさを知る、たった2人のメンバー。同じ想いをした者として__。誰からも褒められない覚悟で走ってきた1年。全てを尽くして、願をかけ髪をのばして臨んだ最後のインターハイ。真波よ、おまえはよくやった)
ジャージのジッパーを下ろす泉田。
その頬を涙がつたいます。
泉田(テントに戻ったら誉めてやろう。この1年間を、これまでの道のりを、思いきり)

ここでまた場面が変わります。
会場では表彰式の準備が着々と進められています。
そんな中、一人離れ、倒木に座って項垂れている真波の後姿。
そこに現れたのは荒北でした。
荒北「んなとこいたのかヨ。黒田がさがしてたぞ。不思議チャン」
荒北の声に、真波が驚いて振り返ります。
真波「荒北さん…来てたんですか」
荒北「ハッ。今年も去年みたくオイオイ泣いてるのかと思ったら。案外サッパリしてるじゃナァイ」
ザッザッと靴音をたてながら、真波に近づいて行く荒北。
真波「すいません。負けちゃいました、今年も」
荒北「オレはもう卒業した身だ。部外者だァ。謝るこたぁナンもねェよ」
そう言いながら、荒北も倒木に腰を下ろします。
真波「!」
荒北「ひっくり…返せなかったか…」
荒北の言葉に、はっとしたような顔をした真波は、黙って遠くを見つめます。
そしてゆっくり口を開きます。
真波「そうですね。想像したよりも__彼は強くなってました。__いや、あの瞬間、強くなったのかもしれない。想像をこえられちゃいました。彼、普段は全然強そうじゃないですからね」
荒北「そら、おまえも似たようなトコあんヨ」
真波「?」
荒北「ハッ、ま…現実てなァ、なかなかひっくり返らねェモンだ。オレもインハイ出るっつって、先輩たちに笑われて、3年かかってやっと出た。できねェときは、もがいてもあがいても前に進まねェもんだ。けどそのうち必ずチャンスぁ巡ってくる」
真波「あれ?励ましてるんですかー?オレを。それ言いにきたんですかー?」
荒北「あ!?」
立ち上がる荒北。
荒北「そうだよ」
荒北はぐしゃっと真波の頭に手をおきます。
荒北「ゴール前、箱根学園背負って、マジでゴール狙って走るおまえは、カッコよかったぜ?」
荒北の言葉をしっかり受け止めた真波。
真波「あーーもーー。荒北さん…………全開でやったから、勝っても負けても今年は泣かないって決めてたんですけどねー」
目を伏せながら息をついた真波。その頬を涙がつたいます。
真波「ありがとうございます」
荒北「テントで皆待ってんぞ。特に泉田がよ」

そんな二人のいる場所にも、アナウンスの声が流れてきました。
『間もなく表彰式が始まります』

そして場面は、冒頭の表彰式選手控えテントの場面に戻ります。
黒田や真波が気になってそわそわしている小野田。
そこへ会場の係りの人の声が聞こえてきます。
係員「選手、入りまーす。スプリント賞と山岳賞の選手、こっちですー」
テントに入ってきたのは泉田と葦木場でした。
小野田(ハコガクの人増えた__‼ どうしよう。すでに黒田さんと真波くんで、重たい空気(な気がする)だったのに‼)
小野田「ふえた…‼」
思わず声をもらし、ドキドキの収まらない小野田。
そんな小野田の前で、テントに入ってきた泉田が足をとめます。
小野田(ボクの前で止まった__‼)
泉田「小野田くん」
小野田(話しかけられた__‼)「は、ひゃいっ」
泉田「いい勝負をありがとう。どちらが勝ってもおかしくない真剣な闘いだったと聞いているよ」
がしっと両手で小野田の手をとった泉田。
小野田(……)「え」
泉田「箱根学園のキャプテンとして、礼を言うよ」
小野田「はい……」

返事をし、呆然とする小野田。
その視線の先では黒田の前に移動した泉田が、パァンと黒田とタッチを交わしています。
泉田「ユキ、3位入賞さすがだよ‼」
黒田「ったりめーだろ。そこはハコガクとしてゆずれねートコだ‼」
黒田「やっとインハイ表彰台だぜ、塔一郎」
泉田「アブユキ」
肩を抱き合う二人を見た小野田は驚きの表情です。
小野田(重たく…なかった)

そして表彰台の置かれた舞台、その階段を登ろうとした真波の背中を、泉田が叩きます。
泉田「真波‼ よくやった。インターハイ2位は、十分に凄い成績だ。うつむくことはない。胸を張って行ってこい‼」
真波「はい!」
ふり向いた真波はすっかりいつもの笑顔です。

泉田は舞台に上がる前の小野田にも声をかけます。
泉田「小野田くん__キミたちのあとは、ボクらの山岳賞とスプリント賞の表彰だ。拍手を、くれるかい?」
小野田は一瞬ポカンと大きな口を開けますが、すぐにこくっと頷きます。
小野田「もちろんです‼ 心から‼」

続く場面で描かれるのは、個人総合の表彰式の様子。
舞台上に設けられた1、2、3と書かれた段差のある表彰台。
1と書かれた一番高い所に立つ小野田。
その両側、2には真波、3には黒田が、笑顔で立っています。
アナウンス『個人総合表彰台の3人。小野田選手、真波選手、黒田選手に、今一度拍手をお送りください』
舞台脇では泉田と葦木場も拍手を送る姿が描かれ、表彰台に立つ小野田の後姿も描かれます。
描かれたのは小野田の背中。
小野田のその背中には、真波と黒田の手が添えられています。

そして再び場面が変わります。
どこぞの救護テント。
そこへ、一人の係員が入ってきます。
係員「あれっ。このテントに選手が1人いたはずなんだけど…どこにいったんだ。トイレかな。雨に濡れて倒れて、けっこうなダメージだったはずなんだけど…。…あ、表に置いてあった自転車も…ない」
そんな係員の声の後、描かれるのはテント内、ハンガーにかけられているジャージの上着。
ゼッケン111。京都伏見のジャージです。

以上で今週の弱虫ペダルはおしまい。

良かったです(T-T)
ものすごく胸が熱くなりました。そして安心しました。
今週を読み終えてやっと、心が救われたような感覚すらします。
ずっと気がかりだった真波と箱学のメンバーの様子に感動がおさまりません!
さすが王者箱学!そう言いたいです。
実際、チーム総合優勝以外のゼッケンを総なめにしていますし。
なによりその強い心!
チームの総合優勝こそ逃してしまいましたが、王者だなと感じます。

泉田の胸のうちが語られるシーン。
昨年の敗北、悔しさを経験したもう一人、真波と自分とを重ねていたと感じる泉田。
一度も誉めた事がなかったという話からの『真波よ、おまえはよくやった』というあの言葉。
自分自身にも向けられていたのしょうか。
泉田の涙とともに、読んでいる私も涙です(T-T)
ものすごい重責の中で走り抜けてきた二人に、お疲れさまという言葉と拍手をおくりたいです。

泉田のシーンはもちろん、真波の涙にもぐっときました。
荒北が!もう~超心に響く言葉をかけてくれるから!
やっぱり荒北大好きだ~なんて個人的な気持ちとともに、箱根学園の先輩後輩の絆だとか、色々なものに感動しすぎてしまって。
すみません、上手く文章にまとまらない程です。

そしてそして!そんな感動な中にも!
腐女子的には無視出来ない要素も盛り込まれているのが弱虫ペダルの素敵なところですよね
今週の葦手はずるいですよ~。
2人の山岳賞だよって( ´艸`)
インハイが終わった後ならば、葦木場も手嶋と連絡を取り合うようになると思いますし。
葦手に無限の可能性が見えてきました
まぁ…私は頑固にT2推しなのですけれども。葦手も良いですよね…(*´▽`*)
それから、私的に密かに好きだったのが真荒なので。今週はおいしかった
真波って大学も洋南を希望していましたよね?
やっぱり荒北を追っているんだなと感じてしまいます。
荒北には惚れちゃいますよね……仕方ない!
まぁ…真波に関しても、一押しは山坂なのですが。新荒も捨てがたいのです

今週の弱ペダを読んでいましたら、昨年のインハイ3日目、荒北がリタイアする辺りのアニメがものすごく見たくなってきました
というか、そこだけじゃなく、改めて2年分のインハイを振り返って見たい!
休日前にでもいっき見したいです!!

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