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弱虫ペダルRIDE.543『15cmの表彰台』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

大雨の後、ぐんとに気温が上昇しましたね
朝晩はまだ涼しいのですが、日中は夏を思わせる天気です。
週刊少年チャンピオンの弱虫ペダルの中は今まさに暑い夏の日を描いていますから。
毎週楽しみに読んでいる弱ペダに、こちらの季節が近づいていく感覚を覚えます。
とはいえ、弱ペダは今、物語が大きく動いています。
こちらが本当に夏をむかえる頃、弱ペダは秋になってしまうかもしれません

さて、そんな一歩先の季節を行く弱虫ペダル。
今週も楽しかった~
以下、その内容と感想に入りますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください

インターハイ、ゴール会場。
『次は今大会、総合優勝の発表にうつります。準備をお願いします』というアナウンスの声。
そして、表彰式のステージへとのびる階段を上がろうとしている小野田の後ろ姿が描かれます。
階段の途中で振り返る小野田。
今泉がそんな小野田を見つめています。

小野田「あ、あの。本当に良かったです。その…あの…皆さんが、表彰式に間に合ってくれて。6人全員でここに上がれて‼」
青八木「ああ‼ ……‼」
鏑木「そっすね‼」
鳴子「カッカッカ、今年もやっぱりガチガチやないか。小野田くん」
今泉「だな‼」

振り返った小野田の後ろにいたのは、今泉だけではありませんでした!
鳴子、青八木、手嶋、鏑木。
チーム総北、勢ぞろいで、表彰式へと臨みます。

小野田を先頭に、ステージへ上がるチーム総北。
手嶋は今泉に支えられながら階段を上ります。
ワアアという歓声が会場を包みます。

手嶋(登れるんだな………本当に。オレたちは__あの、わずか15cmの、小さな、最高の高みへ‼)

ここで、場面は表彰式の1時間前、草津白根山中腹、救護所の様子に変わります。
草津白根山中腹の救護所にいるのは手嶋。
全ての力を出し切り、ベッドに横たわったままの手嶋の枕元では、中継のラジオの音が流れています。

『2度目の頂。優勝は総北高校 小野田坂道選手ー‼ 僅差でした。最後の最後までわかりませんでした。しかし、最後は総北がわずかに__わずかにねばった‼ インターハイ総合優勝は……』

小野田の勝利、総北の優勝を語る声を聞き、手嶋はベッドに横たわったままですが、ぐっとその手で拳を握ります。
手嶋(小野田……小野田…小野田…小野田ああ…‼ ほんとうによくやった…‼ すまなかった…何度も大変な役をやらせちまって)
右手をなんとか持ち上げた手嶋。
震えるその右手を、バスッと目元に下ろします。
顔を覆った右手ですが、その手の下ではボロボロと涙が頬をつたいます。

手嶋(あの日、クツを渡してから、オレはおまえがどこまで速くなるのか、見てみたくなった。けどまさか、こんなところまで連れてきてもらえるとは思わなかったよ)
泣きながら、自身が二年生時の合宿での事を思い起こす手嶋。

手嶋(中学で一度やめようと思った自転車。青八木と会ってもう一度はじめた。合宿で1年生に負けて、出られなかったインターハイ。最後まで決まらず古賀と闘って、3年でようやく手にしたインターハイの切符。優勝校として引き継いだキャプテンの重責。つらかった。苦しかった。決して強くはなかった。けど、これだけは今、言えるよ。胸をはって。自転車を続けて、良かった)
その顔を覆っていた手で涙を拭います。
手嶋(けど、すまねぇ。小野田…今泉…表彰式には、出れそうにねェわ。たのんだぜ)

と、そこへ、キキキとブレーキ音を響かせ、到着した一台の車。
そしてその車から、バコッとドアを開け、疾風のごとく飛び出してくる人物が。

青八木「よし鏑木。あのテントに純太がいるはずだ。声をかけて…早っ」
鏑木「うおおお」

やってきた車に乗っていたのは、青八木と鏑木。
飛び出してきたのは鏑木でした。

鏑木「手嶋さぁぁん‼ 大会の人が気をつかってくれて。車でボクらを運んでくれるそうです」
テントに向かいながら叫んでいる鏑木。

手嶋「!」「か…鏑木の声……!?」
まだ姿は見えませんが、手嶋もしっかり鏑木の声を聞きます。

突然、手嶋のベッド脇のテントの裾がガバっと持ち上げられ、鏑木が現れました。
鏑木「行きますよ、表彰式‼」
手嶋「そこから!?」

手嶋を乗せた車は、次のテントへ向かいます。

鏑木「次のテントで鳴子さんを拾います‼ めいっぱいクラッチ踏んでください‼ 運転手さん‼」
青八木「クラッチじゃなくてアクセルだ、鏑木」
運転手「げ、元気だね、キミ」
鏑木「ほら、踏んでー‼」

手嶋のところに鏑木が飛び込んできた以降、走る車が描かれたコマに会話だけが綴られていましたが、ここで車内の様子も少し描かれます。

鏑木は助手席に座っているようです。
後部座席に並んで座った手嶋と青八木。
手嶋「すごい…勢いだな…」
青八木「純太…」
手嶋「青八木…」
視線を交わす二人。
がしっとお互いの肩に触れ合います。

そして車は次の救護テントのところまでやってきました。
そこには制止も聞かずに既にテントから出てきてしまった鳴子の姿が。
鏑木「ああ、鳴子さん。もう出てきてる」
鳴子「今年もおおきに!お世話になります‼ ドライバーさん‼」
運転手「ああ、キミは赤い髪の…去年も‼」
鳴子「カッカッカ。今年もがっつりトバしたってください‼」

そして場面はゴール会場へと移ります。
救護テントにいた総北メンバーを乗せた車が会場へやってきました。

鏑木「小野田さーん‼」
幹「間に合った‼ 鏑木くん」

車の窓から身を乗り出して叫んでいた鏑木。
鏑木「おまたせしましっ」
キキッと車が止まると、その反動で、窓から飛び出してしまいます。
が、くるりんと宙で一回転し、たっと地面に降り立つ鏑木。
鏑木「おまたせしましたー‼ 次世代総北ルーキー鏑木一差、到着です‼」

古賀「ケガしてるのに元気がいいな」
今泉「バカは治りが早いんすよ」

そして、表彰式のステージ脇のテントの中。
パイプ椅子に座って、表彰式を待つチーム総北。

係りの人が「準備をお願いします」と告げに来る中、幹も急ぎやってきます。

幹「あったよ、予備のジャージ」
鳴子「カッカッカ。すまんすまん。落車でやぶれてしもうてな」

慌ただしくも表彰式へと準備が整っていく中、手嶋は黙ってそんな会場の空気を感じています。

手嶋(すげぇな…バタバタと会場まで、マジで来ちまった。聞こえる…観客の声援が__オレは今から登るのか。自分の足で__。一度も登ったことのない、表彰台に__‼)

いよいよ、表彰式。
椅子からヨタっとしながらも立ち上がる手嶋。
鏑木「大丈夫すか__」
手嶋「ああ、すまない」

鏑木に支えられながら立ち上がった手嶋でしたが、その手をすっと前に差し伸べます。
手嶋「ありがとよ、小野田」
ステージへの階段の途中で振り返った小野田に手を伸ばし、手嶋は続けます。
手嶋「あの15cmの最高の高みに、オレたち総北をまた乗せてくれて」
小野田「いえっ、あの、ボクは」
慌てる小野田が続けます。
小野田「皆さんがいなければ、頑張れてないので。皆さんのおかげです」
ぺこっと頭を下げる小野田。
小野田「こちらこそ」
そう言って、手嶋の伸ばした手をとります。
小野田「ありがとうございました」
がしっと握手を交わす小野田と手嶋。

ワァァと歓声に包まれながら、ステージへと上がるチーム総北。
手嶋は今泉に支えられながら階段を登ります。
今泉「手嶋さん」
手嶋「あ…」
今泉「あの時__山岳ゲートの先で、あなたは迷いなくオレたち3人の背中を押した。自分のゼッケンを__山岳賞を、守るそぶりも見せずに。その覚悟に、オレたち3人は火がついたんですよ。苦しい中で、ジャージを届けられたのは、あなたのおかげですよ、手嶋さん」
手嶋「……持ち上げすぎだろ、今泉」
今泉「そんなことないですよ」
そんな話をしながら、もう目の前には表彰台です。

今泉「じゃ、皆でいくぞ」
総北メンバー「せーの」「せーの‼」「せーのや‼」

だん!と、チーム総北、6人揃って表彰台に上がります。
向かって右から手嶋、青八木、鏑木、小野田、鳴子、今泉の順。
手嶋がトロフィーを、青八木が花束を掲げ、二人とも空いている手ではお互いの腰に触れています。
青八木の隣で大きく両手をあげた鏑木。
片手は拳を作り、もう片方の手は小野田とハイタッチ。
小野田と鳴子は肩を抱き合い、鳴子の伸ばした片手は今泉ががしっと掴み、あげています。

『インターハイ総合優勝は総北高校です‼』
ワアアという大歓声に包まれるチーム総北。

そんな表彰式を、少し遠くから見つめる巻島と田所の後ろ姿。
巻島「見事ショ、手嶋ぁ」

『◎全員で必死につなぎ、見事につかんだ栄光‼ おめでとう総北!!!』という文字が綴られ、今週はおしまいです。

ああああああ…感無量です(ノД`)
夢にまで見た、チーム総北が表彰台に立つ姿
T2二人揃って表彰台に立つその姿を。
今泉、鳴子、小野田が並んで喜ぶそのその姿を。
6人並んだそのその姿を。
どれだけ見たいと願ってきたことでしょう!
それが今週、叶ったわけで……感激です(T-T)

T2に関しては、表彰台へと登るその時まで、ずっと鏑木や今泉が手嶋を支えていたものですから。
まぁ、それはそれで良いのですが、手嶋の隣は青八木でなくちゃ…なんて考えも過りました。
が、要らぬ心配でしたね!
支えられなんとか歩いていた手嶋も、表彰台の上ではしっかり立ち、片手でトロフィーを掲げております
そしてもちろん!注目すべきはトロフィーを持つ手ではありません!
青八木の腰に回された方の手ですよね!
手嶋の隣に立つ青八木の方も、片手は花束を掲げつつ、もう片方の手は手嶋の腰に伸びている。
ステージ上でも常に互いの体に触れてるこの近さ!これこそ腐女子の大好物ですよ(*´▽`*)笑
そして上記した今週の週チャン本誌内容の方では細かく書きませんでしたが、その後のコマでは二人がステージ上で見つめ合う様子も描かれておりました
これがまた堪らない!
手嶋と青八木、身長8センチ差の視線の交わし方、イイですね~。最高に萌える一コマです
なんとも言えない表情で見つめ合う二人。
以心伝心、言葉のいらない彼らですから。
この時、どんな気持ちを交わしていたのか。
その表情を見ながら考えているだけで幸せで、何時間でもこのコマを眺めていられそうです

T2はもちろん、表彰台上のメンバーの姿は本当に素敵でした
思わず鳴子の手をとって表彰台に立っていた今泉。
スカシな今泉もこの時ばかりは笑顔で拍手を受けて。
後に鳴子に肘で小突かれている様子も、今泉と鳴子らしくて萌えました。

そして今週は手嶋の振り返りにも胸が熱くなりました。
先週までずっと前髪で顔を伏せていた手嶋の、涙をためた瞳が見えた瞬間!読んでいる私も涙です(ノД`)
つらかった。苦しかった。けど、自転車続けて良かったという言葉!
心に響きました
はじめての表彰台。チーム総北のキャプテンとして立った手嶋に、私もめいっぱいの拍手を送りたいです。
残念な山岳賞の事も、今泉が手嶋に告げている姿を見て、更に報われた感覚でした。
良かった……本当に良かったです(T-T)
終始元気いっぱいの鏑木も楽しいですよね!
笑いあり、感動の涙ありで、今週の弱虫ペダルも面白かったです

ひとつだけ、少し気になったのは最後のコマ。
巻ちゃん、もう田所さん達と合流している様子でした。
小野田と真波のゴール後、東堂とはあまり話さず別れたのでしょうか。
まぁ…最終ゴールを競った二人の直の先輩達ですからね。
東堂は真波のところに向かうでしょうし。
ですが、この日の東堂と巻ちゃんの足取りは最大の関心事項でもあります
今後の登場にも大いに期待し、二人の様子を見守りたいと思います!

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