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弱虫ペダルRIDE.540『大空に手を挙げた者』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

いよいよ平成最後の週刊少年チャンピオンの発売日となりました
弱虫ペダルが気になりすぎて。
朝を待つというより、日付が変わるのを待って読んでしまいました
普段は紙派なのですが、もう待ちきれなかった
今回は少しばかりの前置きも抜きにして、弱虫ペダル、内容と感想に入らせて頂きます。
本誌未読の方、ネタバレにご注意ください

『2人に訪れる、決着。』
そんな言葉が書かれたカラーページ。
描かれているのは小野田と真波が地を歩く足元、ジャージ、ヘルメット、ボトル。

そしていよいよ、決着のシーンが始まります。

小野田(ジャージを届ける‼)
真波(ゴールを獲る‼)
小野田(今ボクが)
真波(オレが今)
小野田・真波(やるべきことは!!! それだけだ‼)

会場にアナウンスが響きます。
『インターハイ3日目最終日。最後のゴールまで50m‼』
二人を応援する人々の声に包まれ、小野田と真波、どちらも一歩も引かず、ゴールへ向かって走ります。

真波(全開‼ 絞りきれぇ‼)
小野田(全力‼ 出しきれ‼)
真波・小野田(すぐそこの、ゴールゲートまで‼)

ゴールに向かってくる二人に、総北、箱学、それぞれのサポートメンバーも声をふりしぼりエールを送ります。

杉本「のこり40m‼ 小野田ぁぁ」
身を乗り出して叫びます。

箱学生徒「真波さん‼」「真波‼」「真波さんが負けるわけねェ‼」

小野田と真波がゴールまで残り30mを切ります。

幹(小野田くん‼)

金城・田所「小野田ァ‼」

荒北「真波ィ‼ 今年はひっくり返せヨ‼ 不思議チャン‼」

誰かの声が残りの距離を告げます。
「20m‼」

真波(ゴールが)
小野田(ゴールラインが)
真波・小野田(近づく‼)

二人ともただ前を、ゴールだけを見て走ります。
歯を食いしばり、残る力、全てを出し切るように、全身全霊でペダルを回します。

誰かの声が告げます。
「のこり10m‼」

真波「おおお」
小野田「あああ」

二人ともまだ並んだまま。
どちらが先行することも許さず、ゴールへ飛び込んで行きます。

真波(どんなことも、何事も簡単じゃない。だから全開でやるんだ。死に近づいて、生を実感するまで。限界まで‼ それをこえるまで‼)

小野田(長い道のりをここまでこれたのは、背中を押してくれた皆さんがいたから。それをつなぐ自転車があったからだ。皆さんの、その想いをボクは、届けたい‼ 精一杯‼)

ゴール目前。
会場アナウンスが響きます。
『両者、並んだまま、最後のゴールにとびこむ‼』

ドッ。
前車輪がゴールラインにかかります。

「決まった‼」
ワァッと沸きあがる会場。
ガシャガシャとシャッターを切るカメラマン達。

音が消えたような世界で描かれるのは、二人を応援し、見守り続けてきた人々。
古賀や杉本、総北のサポートメンバー。箱学の生徒。
荒北、金城、田所。
会場の本部テントの中の人も、思わず立ち上がり、二人のゴールを見つめています。

今泉、黒田、御堂筋、悠人、葦木場、小鞠。
鳴子に銅橋、鏑木、青八木。熊本台一、呉南のメンバーに泉田。
リタイアした者も、まだ走っている者も、皆その決着の瞬間を思います。

そして救護テントのベッドに横たわる手嶋も、ゴールの瞬間に思いを馳せています。
休んでいる手嶋のもとに、聞こえてくるのは救護班の人の話声。

『はい、こちら第4救護所です。ゼッケン5番、千葉手嶋選手のリタイアを確認しました。はい、そうですね。各ゼッケンはそのレースをゴールしないとあたえられないというルールになってますから…山岳ゼッケンは__2位通過の11番、葦木場選手のものに…。はい。厳しいですが、ロードレースのルールですからね』

救護班の人の声と同時に、手嶋の横たわるベッドの枕元では、ラジオがガガッとノイズ交じりの音をあげています。
『ガガッ。のこり50m。間もなく…』

そんな音たちを聞きながら、手嶋はゴール前の小野田を思うのでした。

手嶋(小野田…おまえはキセキを信じるか。山岳ゼッケンはオレの手をすり抜けていった。けれど、いつでも、道はひとつしか選べない。オレにはあの時、「2つの選択肢」があった。3人がうしろから追いついてきてくれた時、オーダーを出して、小野田を留まらせて、オレを引かせて山岳賞を守りながら、鳴子と今泉にゴールをたのむ方法と、山岳ゼッケンを捨て、最後のゴールをおまえたち全員に託す方法と)

枕元のラジオから音が聞こえます。
『ガガッ。決まる』

手嶋(何でだろうな、小野田…。あの瞬間、オレは、少しも迷わなかったよ。オレがキセキを信じるかって?決まってるだろ。そうだよ。オレは才能もセンスもねェ。ずっとそれでやってきたんだ。信じてるさ。仲間の力を)

手嶋の強い思いとともに、場面はゴールゲートをくぐった瞬間の小野田と真波にかわります。

全力のスプリントでゴールに飛び込んできた二人。
前かがみのその姿勢から、その手を大空に挙げたのは、小野田!!

小野田「あああああ」

叫んだ小野田を歓声が包み込みます。

『インターハイ3日目最終日。最初にゴールしたのは、総北高校‼ ゼッケン1番、2度目の頂‼ 小野田坂道選手‼』
アナウンスが響き、勝利を手にした小野田が描かれ、今週はおしまいです。

小野田でした!!!
2度目の頂。その瞬間に震え、じわっと涙です。
本当に本当に長かった。
その道のりを、ここまで走り切った小野田くんに。
お疲れさまでした!と伝えたいです。

小野田と真波。どちらが勝ってもおかしくなかった勝負でした。
今週の弱虫ペダルが始まって、こんなにも1ページ1ページをドキドキ追った事はかつてなかったと言っても過言ではありません。
どちらが勝つのか分からず、荒北の「今年はひっくり返せヨ‼」なんて言葉を見たら、今年は箱学か!?なんて考えも過りました。
ですが、もしや…小野田勝利!?と思えたのは手嶋が出て来てから。
実は私も気になっていたのです。手嶋の山岳賞ってどうなるのだろうと。
小野田が1年生の時、1年生レースで山岳賞を獲るも、リタイアで無効になっていましたから。
もしや…という心配は的中でした
「山岳ゼッケンはオレの手をすりぬけていった」なんて言葉が出ちゃったら。辛いけれどこれはもう~総合優勝しかないでしょって。
キセキを信じるかって、信じますよ!
信じてページをめくると……小野田がゴールゲートを先にくぐり終えている
総北の総合優勝は私の悲願でもありましたから。
良かったです。嬉しいです!
嬉しい反面、真波を思うと苦しくて苦しくてたまりません……
箱学サイドの事等々、色々と思うことは山ほどあるのですが。
ですが今日は、今回は、まずは小野田におめでとうとお疲れ様の言葉を贈りたいと思います。
夢にまで見た、T2がそろって表彰台に上がる姿を、次回見れるのですよね!
それを思うと感無量です。
箱学等の事はまた別の記事にでも綴らせてもらうとして、今回はこの言葉でしめさせて頂きます。

小野田くん、優勝おめでとうございます

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