今年度最初の木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日です
楽しみにしている弱虫ペダルは今週も熱かった!
変わる元号のように、間もなく迎えるであろう大きな節目を目前に、息もつかせぬ攻防が繰り返されています。
以下はその弱虫ペダルの内容や感想になりますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください
『◎大きくそびえるゴールゲートめがけて2人の勝負も…加速する‼』という言葉とともに始まる今週。
まずはゴールゲートのある会場の様子が描かれます。
会場アナウンスが告げます。
『のこり300mです。先頭2名が近づいてきています』
ゴールゲートに続いて描かれるのは、そんなゲートを下から視界に捉えた小野田と真波。
小野田・真波(近づいてる‼)
真波(ゴールライン‼)
小野田(ゴールゲート‼)
そしてゴールで二人を待つ人々は、声をふりしぼって応援しています。
古賀「小野田‼」
幹「小野田くん‼」
綾「ああ、もう‼ ガンバレメガネ‼」
杉本「小野田ぁぁ‼」
総北サイドの声に負けじと、箱根学園の応援も勢いを増します。
「真波さん‼」
「山岳さん‼」
「来い‼」
「真波さん‼」
「真波‼」
「真波さん‼ 箱根学園の、去年の雪辱を果たしてください‼」
声を振り絞って応援しています。
「いいぞぉ」「ヤベェ迫力‼」「ガンバレ‼」「ハコガク‼」「総北ゥ‼」等々。
響き渡る大声援の中、走ってくる小野田と真波。
会場アナウンスが告げます。
『奇しくも今年のインターハイのゴールもこの2人‼ 同じ2人。総北高校小野田坂道選手と、箱根学園真波山岳選手‼ この2人の一騎打ちです‼』
このあとしばらく、二人の一騎打ちの様子が描かれます。
真波が前に出たかと思えば小野田が追いつき、小野田が出たかと思えば真波が並ぶ。
一進一退、両者譲らず、激しいバトルが続きます。
台詞は一切挟まず、ただ二人の真剣な眼差し、迫力の走りが描かれます。
真波が出ては追いつかれ、小野田が出ては追いつかれ。
ペダルを回す足、苦しそうな表情。
それでも前を見つめゴールを目指す二人。
車輪と車輪がぶつかり、弾かれてもなお、両者ペダルを緩めず進みます。
そんな二人の走りを目の当たりにした観客は語ります。
「すげぇ…あの2人」
「…………‼」
「前しか見てねぇ‼」
「聞いたことがあるぞ。集中力が極限まで増した自転車の選手は、ゴール前で、相手の位置を“肌”で感じとるって‼ わかってるんだ、あの2人には‼ お互いがどれくらい後ろにいて、どちら側にいるのか‼ そして、目で見てるのはあの、頂きあるゴールゲートだけだ‼」
誰かの声が告げます。
「のこり200m‼」
『LAST 200m』という看板を通り過ぎてゆく小野田と真波。
ハァハァと荒い息、気迫に満ちた表情でゴールを目指します。
真波(のこり200m‼)
小野田(200m‼)
真波(勝つ‼)
小野田(届ける‼)
再び誰かの声が告げます。
「のこり180m‼」
そして二人の向かうゴールには金城、田所、荒北も待っています。
田所「来るぞ金城‼ のこり200mを切った‼」
荒北(真波ィ!)
金城(小野田‼)
金城が語りはじめます。
金城「ロードレースとは、実に残酷なスポーツだ‼ 100人以上が勝利を目指して走っても、勝つ者は常にたった一人しかいない‼」
ゴールゲートを見つめていた荒北と田所でしたが、金城を振り返ります。
金城「できることなら、あの2人を今すぐここで止めて、肩をたたいて『よくやった、2人も勝者だ』と言ってやりたいよ。だが、そんなことにならない事はヤツらはわかってる。それを覚悟して走ってる‼ このあと確実に、あの2人のどちらかが勝者か敗者になる‼」
『◎ゴール地点に走る緊張‼ 坂道vs真波、いざ決着へ…‼』という文字が綴られ今週はおしまいです。
いざ決着、するのでしょうか?
最後の煽り文句といい、いつ決着がついてもおかしくない状態。
もう~!間もなくですね!!
今週は台詞が少なく、あっという間に終わってしまった感じがしますが。
台詞のない、小野田と真波の走りの部分は、緊迫感が伝わってきて、彼らの「あああ」という声が聞こえてくるかのような感覚でした。
渡辺先生、すごいです
ここまで、真波、小野田、それぞれの回想も読んできましたし、今の気持ちはまさに金城さんの最後の言葉。
2人とも勝者だと言ってあげたい。これに尽きますが。
それでも決着はつくのですよね……。
……決着がつく前に、救護テントのT2も出てきてくれるよね?とか、東堂と巻ちゃんはそれぞれの後輩にエールを送った後はまた一緒にいるよね?とか、そんな部分も激しく気になっております
色々な意味で楽しみです