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弱虫ペダルRIDE.534『先輩からのエール』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

木曜日を待ってました
大好きな弱虫ペダルの続きが気になりすぎて。
週刊少年チャンピオンを読むために~と、今日はいつも以上の早起きをしてしまいました
眠くなっても悔いなしそう思う程、今週の弱ペダ楽しめました
と言うわけで、さっそくですが、その内容と感想に入らせて頂きます!
本誌未読の方はネタバレにご注意ください

真波を追いかけ、必死にペダルを回す小野田。
小野田(どうする‼ もうすぐゴール。前との差は10m‼ この差を埋めないと‼ どうする‼ どうする‼)
小野田の瞳が、巻島を捉えました。
小野田(__‼)

そんな小野田や真波の走る道の両脇には観客バリアが設置され、勝負を見守る人々が集まっています。
「来たぞ先頭」
「神奈川ァ‼」
「ハコガク前だ‼」
「差をつけてる‼」
「どちらが先にゴールゲートをくぐるのか」
「ガンバレ千葉」
「総北ゥ」

そんな声援の合間をぬって、アナウンスの声も響きます。
『インターハイ3日目最終日、ゴールまでのこり500m‼ そのラインをハコガク真波が軽々と通過していく‼』

真波(いくよ、このまま‼)「そ、お‼ れ‼」(全開で‼)
ジャージをはためかせながら、真波が先頭を走ります。

観客の声や流れるアナウンスが響きます。
「あざやかなダンシング‼」
「ハコガク2年生にしてエースクライマー、スカイプリンス真波山岳‼ ゼッケンは13番だ‼」

走りながらそれを耳にした真波は、東堂とゼッケンの番号について語った時の事を思い出します。
13という番号、縁起が良いとは言えない数を前に、東堂はげんを担いでゼッケンの上下を逆さにしてジャージにつける事も提案します。
しかし真波は、そのままつけてはねのけますと答えたのでした。

真波(ゼッケン13番__この“3番”をくれた東堂さん。オレが苦しんでる時、言葉をくれた東堂さん。今この状況を見たら『またメガネくんと最後の勝負しているのか、真波よ。好きだな。これはもはや__運命だな』て言われそうだ‼)「あは‼」
東堂の事を思い浮かべ走る真波。
真波(そしてもし、この会場にいたら、きっと言う言葉はひとつだ__。__‼)
なんと、真波の視界に飛び込んできたのは、紛れもなく今考えていたその人、東堂でした。
前方に見えた東堂は、左手をすっと差し出すように広げ、真波に言葉を贈ります。
東堂「そうだ。それでいい。自由に走れ、真波よ‼」
東堂の広げた手の横を通りすぎて行く真波。
真波「はい」
大きく、力強く返事をします。
真波「ありがとうございます、東堂さん‼」

東堂からの言葉をもらった真波は、その喜びを噛みしめながらペダルを回します。
真波(すごい、すごいや。東堂さんのこと考えたてたら東堂さんいるとか‼ あの人、本物の山神かも(笑) そして東堂さん、やっぱり、期待通りのことを言ってくれる‼ 普段はおしゃべりで口数も多いのに、大事なとこでは言葉少なに背中押すんだ‼)
真波は勢いを増したように進んでいきます。

一方、巻島を見つけた小野田へと場面が変わります。

小野田(あれは__)「巻…巻…。…ま、巻島さぁん‼」
心の底から嬉しそうな声をあげる小野田。

巻島「坂道ィ‼」
巻島も声をあげます。

小野田(来てくれたんだ。ああ、見に来てくれたんだ。最後のゴールも‼ ボクらのことを‼」
ボオッと小野田の心は燃えるように熱くなります。
ぎゅっとハンドルを握りしめた小野田。
小野田「巻島さん‼」
プレッシャーが跳ね上がります。

巻島「クハ‼ 何でおまえはいつも…そうやって、一生懸命走ってんショ。何でおまえはそうやっていつもまっすぐなんだヨ‼」
観客バリアから少し離れた、斜面の上の方に立っていた巻島ですが、懸命な小野田の姿に思わず声をあげ、ザザッと斜面を駆けおり始めました。
巻島(クハ‼ 何やってんだオレ。冷静にあいつのこと上から見守ろうって思ってたのに。何走り出してんショ、オレ‼)
ザザっと斜面を駆け降りた巻島は、他の観客を押しのける勢いで観客バリアの方に走り寄っていきます。
巻島「クハ‼ どいてくれっショ‼」(おまえはいつもドリームを叶えてきた。一等最初の1年生レースの時も、インターハイで田所っち救助に下がった時も。去年インターハイで優勝した時も。なのにおまえは決まって最後、こう言うんだ。“ありがとうございました”)
これまでの小野田を思い出しながら、巻島は走ります。
巻島(ありがとうはこっちなんだよ、坂道‼ 去年インターハイ1日目、箱根で追いつてきてくれた時も、もとより、おまえがクライマーであったことも。そして、オレがイギリス行ってから、ずうっと送ってくれてる手紙のことも)「クハ‼ まァ…直接は言わねェけどな‼」
観客バリアまで走り寄った巻島は、声をあげながら、そのまま観客バリアに片膝を乗せ、大きく道の方へと上半身を乗り出します。

その行動は周りの他の観客が驚く程。
「何だ!?」
「1人観客がボードの上に乗りあげてる」
「え」
「フラフラしてる!?」
「すげぇ、傾いてるぞ‼」

周りの驚きなど気にもとめず、巻島は身を乗り出しています。
巻島(オレは巻島裕介。自転車で語る男。気のきいたことは言えねェ。おまえには__昔、峰ヶ山で言ったあの言葉を贈るショ‼)「坂道ィ‼」

観客バリアに走り寄り、身を乗り出して声をあげた巻島の姿を見た小野田は、今にも泣き出しそうなくらい、感極まった表情を浮かべます。

巻島「つづら折りのカーブで。果てなく続く一本道で。草おい茂る田舎道で。オレはいつでもおまえと一緒に走ってる‼」

巻島の言葉にはっとする小野田。

巻島「だから、オレを抜けショ、坂道ィ‼」

ドンと放たれた巻島の言葉。
小野田の表情が変わります。

小野田「はい‼」

『◎巻島の言葉で更に加速する坂道!全身に力を漲らせ、前の真波を追う!』という文字が綴られ今週はおしまいです。

泣いたー(T-T)
「巻島さぁん‼」って小野田にも、走り出す巻ちゃんにも、泣きました(ノД`)
小野田側からではなくて、巻ちゃん側からの小野田回想が綴られるとか。
これはずるいって思うくらい、心に響きました。
さすが巻ちゃん……
先週まで、それでも今年の優勝は真波かな?なんて思いが拭えなかったのです。
ですが、今週の巻ちゃんを見たら、今年も小野田が勝つショ!って思ってしまいました。
走ってきて身を乗り出して叫ぶ巻ちゃん……
そんな熱い姿を見てしまったら、総北優勝を、小野田勝利を願わずにはいられません!

ただ……ただやはり、真波にも勝って欲しい!
先ほど真波かな?の思いが拭えなかったと、過去形にして書いてしまいましたが。
今もその思いが完全になくなったわけではありません。
真波も全開で踏んでいますから。
その状態から10メートルの差を詰めて優勝……出来るのでしょうか?
小野田のドリームを叶える力を信じたいです。
今週の巻ちゃんを見たらその気持ちがぐーんと大きくなりました。

……あぁでも真波にも勝って欲しい……
自分でも分からなくなる程めちゃくちゃ複雑な心境です(>_<)
確かに言える事はただ1つ!
今週の東堂もやはりかっこよかった(*´▽`*)
後半の巻ちゃんに山場を持っていかれてしまってますが。
大事なとこでは言葉少なに背中押す東堂……惚れ直しますね好きだー!!

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