今日は暖かくなると聞いていましたが、朝はいつも通りの寒さ
ただ今日は週間少年チャンピオンの発売日ですからね
布団でダラリとせずに起きれました
週チャンのパワーはすごい
というわけで、さっそくですが週チャンの中でも特に私の大好き弱虫ペダルの内容や感想に入らせて頂きます
本誌未読の方はネタバレにご注意ください
道の両端に設置された観客バリア。
そこから身を乗り出すようにして応援するたくさんの人。
その中に真波を応援しに来た委員長の姿もあります。
委員長が固唾をのんで見守るゴールへと続く道。
そこへ最初にやってきたのは真波でした!
委員長「さんがく‼」
真波の姿を見て声を出す委員長ですが、彼女の周りには、同じく選手を応援しにきているたくさんの人が、やはり大きな声で声援を送っています。
委員長「えっ、うそ…周りの声が大きすぎて、かき消される!? これじゃ届かない。私の声…さんがくに」
委員長が戸惑っている中、真波は確実に先頭を走ってきます。
あちらこちらから声が飛んでいます。
「来たぞ。ハコガク前‼ 総北うしろ‼」
「先頭2人。去年と同じ2人だ‼」
「おお、本当だ」
「リベンジか‼ 連覇か‼」
「ヤバイ盛り上がる‼」
「オオオ」
「いけぇ」
思った以上の周囲の大声援に焦る委員長。
委員長「あ…あ…」(どうしよう。さんがく、もう来ちゃう‼ 私、小さいから発見されない。声も届かない)
焦る委員長の目に飛び込んできたのは、真剣に前を見つめて走る真波の姿です。
委員長(!)(違う。さんがくは今、真剣に闘ってる。1年間の思いを遂げるために。たった1人で頑張ってる。だったら私も、応援するだけでいい。声も届かなくていい。発見されなくっていい)
ワアアアと沸きあがる歓声の中、委員長は叫びます。
委員長「さんがく」(精一杯声をかける。あなたを応援して。あなたにかける言葉__おかしいね。1年前と同じ言葉だよ)「勝ってさんがく‼」
そんな委員長の前をビュンと風のように真波が通りすぎていきます。
そして通り過ぎていきながら、真波はこくっと頷くのでした。
委員長(今…さんがく…少しうなずいた?)
真波の微かなサインに気づいた委員長の胸はドキッと高鳴ります。
たくさんの人の声援を受けながら走る真波にも、委員長の声は確かに届いていたのでした。
真波(いたなァ、委員長。すごいなぁオレ(笑) これだけの歓声の中から、委員長の声、聞き分けたよ。なんでだろ……あ。この1年__委員長にたくさん話聞いてもらったからかな。「勝って」?ああ……当然だよ。オレ__それをしに来てるんだ‼)
強い思いとともにさらに加速する真波。
観客の声が響きます。
「ハコガク加速‼」
「少し差がついた‼」
小野田の母親もまた、そんな真波や小野田の様子を必死に見つめていました。
観客バリアから乗り出すように出ていた左手には、カメラ機能を立ち上げたスマホを持っています。
ただ、応援で熱くなり、スマホを握る手は、無意識にシャッターボタンを連打してしまっています。
母「来た…来た来た、息子‼」
小野田が母の前を通過していきます。
母(がんばった顔して。歯くいしばって。汗もたくさんかいて。走ってる‼ 今すぐ汗ふいてあげたいけど、近ごろのあんたなら「いいよいいよ」って遠慮するんだろうね。行きなさい‼ あなたのやりたいことやりなさい‼)
小野田の母も思いを込めて叫びます。
母「追いかけなさい、坂道‼」
小野田「はい‼」
母「行ったわ息子…」
力いっぱいの声援を送った小野田の母は、何故か自分もハァハァと息切れをしています。
そして手に握っていたスマホを思い出したように見返すと……
母「地面の写真がたくさん撮れたわ」
小野田にもやはり、母の声は届いていたのでした。
小野田(今、母さんみたいな声がした。思わず「はい」って言ってしまった。『おいけかなさい』昔、よく母さんに言われた言葉だ)
小野田は小さな頃を思い出します。
コロコロと藪の中に入って行くサッカーボール。
母「もっと熱心に追いかけなさい」
小野田「だって~」
母「ほら入ってとってきなさい」
小野田「えー、ムリだよ。虫が出るよ」
母「大丈夫だから、ホラ」
そんな昔の光景を思い出していた小野田。
小野田(あの頃はヤブが怖くて。何がとびだすか分からない道が、ボクにとっては異世界だった。だけど、母さん__ボクはね。今はね。少しは成長したよ。ヤブの中にも1人で入っていける(たぶん)。この道だって、1人で走っていける。前を追いかけることもできる‼ なぜだと思う?それはね、皆がね、先輩や後輩くんや友達が__皆がボクにたくさんの力と勇気をくれたからだよ‼)
青八木、鏑木、手嶋、鳴子、今泉……思いを託されてきたチームメイトを順々に思い出す小野田。
小野田(体はキツイ。だけど、追いかけるよ‼ 前を‼)
その強い思いとともに、小野田はぐるぐるとペダルを回し加速します。
小野田と真波、二人の闘いを見守る観客が口々に言います。
「見ろ、総北」
「少し離されていた差を…‼」
「もりかえして、もう一度追いついて…箱根学園に並んだ‼」
小野田が真波に並びました!
『◎力をくれた仲間への感謝を胸に、坂道再び先頭へ‼』と綴られ今週はおしまい。
今週は先週までの委員長や小野田母の話が続いた印象でした。
というわけで、今週は小野田サイドの話がくるよね!と期待しまくっていた私的には少し残念な部分もあるのですが。
でもでも、さすが弱ペダ、今週も良い話(ノД`)
応援する側、それを受け取る側の気持ち、胸が熱くなりますね
小野田にも真波にも、どちらにも優勝をあげたいです
委員長と真波の関係ですが。
先週までの話といい、弱ペダ唯一のロマンス要素が確定か!…と思いきや、声を聞き分けた事を「あ、この1年、委員長にたくさん話、聞いてもらってたからかな」で片づけちゃう真波。好きです。笑
ただこの二人はそのうち普通にくっつきそうだなぁなんて考えてしまいますよね。
良いカップルだよ~と思いつつ……私の中の腐女子な部分が、山坂は!?真荒は!?忘れないで!と訴えてきました
そうでした!先程“唯一のロマンス要素”なんて書いてしまいましたが、弱ペダには東巻、T2、新荒、福荒、今鳴etc. 数々のロマンスがあるじゃあないですか!
やだやだ、私ったらすっかり委員長の熱に絆されて目が曇っていたようです。
私が委員長の恋を全力応援してあげられる日はまだ少し先になりそうですね……まぁ、委員長も応援してますがね!
そしてそして小野田の母!!
大切な息子を一生懸命応援している姿が胸を打ちます。
写真を撮る事もすっかり忘れて、握っていたスマホで撮れていたは地面ばかりというエピソード。すごく心があたたかくなります。
なんでしょう、自分の母親にも近い雰囲気があるので。余計に感情移入して見てしまいます。
小野田のお母さん、大好きだ(>。<)
今週は応援する側、それを受け取る側の話で終わりましたので。
来週こそ、待ちに待った総北サイドの話になるのでしょうか。
真波のこの1年間。勝つためにここへ来ているというその走り。見ていると、これはもう箱学優勝でしょーの気分ですので。
なんとか、なんとか来週から、総北が連覇でしょ!という気持ちにさせて欲しいです
来週以降に期待しています