週刊少年チャンピオンが休刊だと曜日感覚が少し狂いがちになってしまう私
年明け最初の発売日の今日はやっと本当の木曜日が来たと感じております。
大好きな弱虫ペダルも二週間ぶりですよ(>。<)
やっと続きが読めますね
というわけで、さっそくですが、今週の弱虫ペダルの内容と感想に入らせて頂きます。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください
小野田「ダメだ…抜かれたのに…真波くんのすごい走りを見てたら…頭の中で…『恋のヒメヒメぺったんこ』が鳴りはじめた」
インターハイ3日目最終日、残り1200mで真波に抜かれてしまった小野田。
それでも、真波を見あげた小野田の顔には微かに笑みさえ浮かんでいます。
一方、先頭に躍り出た真波を包み込むのは観客の大声援です。
「真波先頭‼」
「ハコガクすげぇ‼」
「今見たかよ」
「総北を一気にパスしたァ‼」
「3日目最後のゴールまで残り1200m‼」
「速っええ‼」
「おおおおお」
「オレ今日この勝負観にきてよかった‼」
「真波すげぇ‼」
真波(ついて来てる?坂道くん。これまでのヒルクライムのレースのゴール間近で、この加速を見せると、たいていの選手は、うなだれて失速する__‼ 必ず‼ キミは__どうだい?)
心の中で小野田に語りかけながら真波は後ろを振り返ります。
小野田は下を向いたままですが、歌い始めていました。
小野田「ラブリー…チャンス…ぺたんこ…ちゃん」
ハァハァと息を切らしながらも、口ずさんでいます。
そんな小野田の様子を見守た観客、男性二人組は話し始めます。
「山王、うなだれてる‼」
「ああガンバレ‼ 一気に差がついちまうぞ」
「オレは去年、インハイ観にきて、総北に感動したんだ。負けても応援するぞ。ガンバレー‼」
「いや、まて。山王何か言ってるぞ。つぶやいてる!? 下向いてブツクサ…って。たしかにチャンスがどうのってきこえた…『もうチャンスない』って言ってんのか‼ あぁガンバレ」
「いや…」
小野田は“チャンスない”とつぶやいていると話した男は、自身の言葉を撤回します。
「つぶやきじゃない。何かリズムが。あれは__鼻歌だ」
その男性が見つめる先の小野田は、確かに歌っていました。
小野田「ヒメは、ヒメなの、ヒメなのだ…‼ ああ何でだろう。不思議だ。『ラブ☆ヒメ』は2期目が始まって2期目のオープニングテーマ『ヒメのくるくる片想い』もとてもいい曲なのに。今頭にうかできたのは、1期目のオープニングテーマ『恋のヒメヒメぺったんこ』だ‼」
小野田はさらに歌い続けます。
小野田「真っ白な♪フフフフン♪」
歌とともに、ぐるぐると小野田の足はペダルを回します。
ぐるぐるとケイデンスの上がる小野田。
そんな小野田の様子を見た先ほどの男性二人組は話を続けます。
「聞いたことあるぞ。総北の山王小野田は、レース中にハナウタが出るとケイデンスが上がって速くなるって」
男性の言葉を証明するかのように、まさにケイデンスが上がり、加速する小野田。
小野田「ヒメは…」
カチャンと、歌に合わせてギアチェンジしたと同時に、ダンシングの姿勢になる小野田。
小野田「ヒメなのだ‼」
歌とともにスムーズな加速で真波に迫ります。
小野田を振り返っていた真波は、その様子を目の当たりにします。
真波(近づいてる!? すぐうしろに‼ しかも笑いながら‼)
小野田の笑顔を見た真波はすぐに前方に向き直り、再び加速します。
真波「すごい‼ 久しぶりだよ、この感覚は。ワクワクさせるじゃないか‼ やっぱりキミは特別だよ‼」
ガアァァァァと加速する真波。
小野田と真波、二人を見た観客は口々に言います。
「総北が追いつきそうになって間髪入れずにハコガクまた加速‼」
「引き離す‼」
再び離された小野田ですが、真波の加速に対し、う
なだれ失速していった幾人もの選手とは異なります。
小野田「すごい…加速だ…真波くん…」(あざやかだ)「ラブリーチャンスぺたんこちゃん」
リズムにあわせて小野田の足はぐるぐるぐるぐる回ります。
小野田「大きくなあれ、魔法かけても。ヒメは、ヒメなの、ヒメなのだ‼」
最後のフレーズを歌い上げながら、見事に真波に追いつく小野田。
小野田「真波くん、すごいよ‼ やっぱりすごいよ、真波くん‼」
並ばれた真波は一瞬驚きの表情を見せますが、すぐに冷静な表情に戻ります。
真波「はー、そりゃあ、そっちもでしょ」
ハァハァとお互いに息を切らしながら視線を交わす小野田と真波。
観客は沸きます。
「山王、ハコガク真波に並んだァ‼」
「ややややばいでしょ、すげぇ‼ 何だよこの攻防‼」
「両者__一歩も譲らない‼」
真波「さっき…ゴールまで1100mのプレートをすぎた。ここまでほぼ1km__全力で走って、勝負はドローだ。残りは半分__つけよう、決着」
小野田「……‼」
真波「あとのこり1km行った先にあるのはゴールだ‼」
小野田にそう告げた真波ですが、ふと思います。
真波(あれ、坂道くんの顔見てたら今、1日目の夜、ボウシをくれた人の顔、思い出した。何でだろ)
1日目に会って帽子をくれたのが小野田の母親だと知らない真波が、小野田の母を思い出したところで、場面はゴールゲートの付近へと移ります。
間もなく先頭がゴールへやってくるとザワザワしだした会場。
そこに姿を現したのは委員長でした。
委員長「あー、山の上ってやっぱり陽ざしが強い。預かった荷物だけど、たしかこの中にボウシが…」
真波から預かったのであろうリュックの中をごそごそとあさり、帽子を見つける委員長。
委員長「あーよかった。ちょっと借りるわよ、さんがく」
そう言って帽子をかぶります。
委員長(にしても凄いセンス……ベストボーイ?)
借りてかぶった帽子について考えていると、どこからか女性の声が響いてきます。
女性「あら‼ あらあらあら‼」
委員長「え?」
女性「どうしたの、そのボウシ」
委員長「え、私!?」
女性「ステキなボウシね、そのボウシ」
ズンと姿を現した声の主を見て、驚く委員長。
委員長「あ」
女性「あらまぁ」
その女性は昨年のインハイでも会った、小野田の母親でした。
小野田母「いつかの学生さん」
委員長「おばさま!」
『◎委員長、真波の応援に参上‼ 坂道・母との意外な再会に…!?』という文字が綴られ今週はおしまいです。
二週間ぶりの弱虫ペダル
前の回を読んだ時に思った通り、小野田の追い上げの回でした。
ここはまあ追いつくのだろうと安心して読んでいられたのですが。
真波の言葉で気付きました。
二人きりの勝負になってからゴールまで、今回でまだ半分だったのですね
後半はもっと深い心理なども描かれながら進むのでしょうか……
私としては、東堂と巻ちゃんがいるところを通過するのが楽しみでなりません
今週ラストはいつか来るとは思っていた委員長と小野田のお母さんでした。
闘いの途中で終わると先が気になるのですけれども。すみません、委員長のシーンで終わったせいか、今週は落ち着いた気持ちになってしまったんですよね
なので、感想も短めです
そんな私が今言いたいのはこの一言に尽きます。
救護テントの様子、まだですか??
委員長も良いけど手嶋と青八木をお願いします