今朝は冷えますね
もともとユニクロのヒートテックを着用していたのですが、今日からそれを超極暖へと切り替えました
そんな寒さに、朝も布団から出たくないのですが、木曜だけは別。さくっと起きる習慣がついています
なんせ週刊少年チャンピオンの発売日ですからね!つらい朝も頑張れるってものです
というわけで、今週も楽しみにしていた弱虫ペダルの内容や感想に入らせて頂きます
本誌未読の方はネタバレにご注意ください
インターハイ3日目、最終日。
ゴール手前の最後のコーナーに居合わせた東堂と巻島。
東堂「ロードレースは自然と道を舞台にした長い闘いだ。当然それを見る観客のエリアも無限大‼ 無数の人‼ なのに‼ そんな中で同じ場所で出会うとは‼ これはもう強い運命だな、巻ちゃん‼ ワッハッハッハ」
巻島「いや、違うショ」
両手を広げ、キラキラと嬉しそうな表情で語る東堂。
うるさそうに顔をそむける巻島。
二人は、コース際の人垣の少し後ろ、斜面に立っています。
巻島「昨日の夜も会ったショ」
東堂「運命を信じるか、巻ちゃん」
巻島「あ!?」
東堂「無論、オレは信じているよ‼」
巻島「ちょ…」
東堂「他ならぬ巻ちゃん、おまえとの」
巻島「しゃべらせろっショ」
一方的に話し続ける東堂ですが、巻島も口を開きます。
巻島「あ__とだな、見に来りゃだいたい、ゴールかここか、もうひとつ下のコーナーになるっショ、見所は‼ 確率は1/3ショ、大したことはないショ」
ヒュウと吹き抜ける風の中、ふと東堂が真顔に戻り、一呼吸置いてから口を開きます。
東堂「普段、イギリスにいるおまえが、日本の山の中で、オレの隣で、ロードレースを見てる。すでにそれだけで、大したことだよ、巻ちゃん」
二人は黙って目を合わせます。
巻島「クハ」「歓迎だな」
東堂「当然だよ」「しかも、その観ているレースがインターハイの最後を決める闘いで、走っている2人が、おまえが育てたメガネくんと、おれが見込んだ真波山岳なのだから」(これ以上の“運命”は他にあるまい‼)
東堂のそんな想いとともに描かれるのは、最終ゴールをかけて走る真波と小野田。
『東堂・巻島、伝説の二人が見守る中、坂道と真波、新たな伝説へ…‼』という文字が躍ります。
ハァハァと、息を切らして走る小野田と真波。
真波「それぇぇ‼」
小野田「あああ」
観客「ハコガク対総北‼ 駆け上がる‼」「速ぇぇ‼」
白熱した闘いの様子が一瞬描かれ、そして、話は再び東堂と巻島へと戻ります。
少し小高い場所に並び立ち、コースを見下ろす東堂と巻島。
東堂「オレとおまえの二つ下に、同じくクライマーが入ってきた。その2人は出会い、闘った。お互いを意識し、ひかれ合った。似ているじゃないか、オレたちと‼」
巻島「そうか?」
東堂「しかも2人の走りのスタイルは正反対‼」
巻島「まぁ…」
東堂「もうそこまで来ている。あと10分とかかるまい。わずか10分……だが、あの2人にとっては__永遠に感じる程の長い時間になるのだろうな」
遠く、コースの方を見つめながら語った東堂。
そんな彼の横顔を見た巻島は、自分もまた、東堂と同じ方を見つめ、口を開きます。
巻島「ああ、“永遠”ショ」
インターハイの最終日。後輩二人を待ちながら、東堂巻島が思い返した“永遠”。
それは昨年の自分達。
インハイ1日目の箱根の山で競い合ったその時を思い出す二人。
巻島「背負って、賭けて、全力を絞り出す。走ってるヤツにしかわからない、時間ってヤツショ」
巻島の言葉に、東堂は巻島へと視線を送ります。
東堂「それに、この闘いは、2日目榛名山で反故となった、“キングオブマウンテン”__“山神”の称号を決する闘いでもあるのだからな‼」
巻島「それ、おまえが勝手に決めてるだけショ」
巻島は軽いため息をつきつつ視線を返します。
東堂「フ…いや、もはやあの2人の勝負の決着には、称号の方がついて回るのだよ」
バンと手を広げて、東堂が続けます。
東堂「見届けよう‼ オレたちが‼ この歴史を‼」
巻島「クハ。ああ‼ 昨日、小野田には、オレたちの勝負を見届けてもらったカリもあるショ」
昨夜の小さな峠で闘った時の事を思い返す二人。
東堂「ああ‼」(いけよ、真波よ。自由に‼ 頂きへ‼)
巻島(小野田__東堂が“オレがおまえを育てた”つってるショ。育てたかぁ?何も言わないで、ただ前走ってただけだ)
巻島は思い出します。小野田が入部してからの日々を。
『鍛えれば登るぞ、センスある!! あいつクライマーだ』『やっぱり自転車でしか会話出来ねェ』『自己流で一番速かったら、それサイコーにカッコイイシょ』
自分の発言を思い返す巻島。
巻島(けど、おまえは、いつもついてきて、ふり向くと、笑ってたな。楽しそうに)
最後に峰ヶ山を走った際に交わした会話が巻島の中を過ります。
巻島『自転車は楽しいかァ!?』小野田『はい‼』
巻島(来いよ、坂道。ひるむな。恐れるな。大丈夫だ。オレが見といてやる。だから全力で、ペダルを回せ‼)
巻島の想いとともに、場面は今闘っている二人、小野田と真波へと戻ります。
観客「真波先頭、つづく総北‼」
ハァハァと息をあげながら、懸命に真波にくらいついている小野田。
そんな小野田をチラリと振り返った真波の口元に笑みが浮かび、その瞬間、バンと加速する真波。
ガアアアと前に出ます。
観客は叫びます。
「ふり向いて、うしろ確認して加速した‼」
「真波加速‼」
真波「そ、れぇぇ‼」
かけ声とともにガアァァァっと小野田を引き離す真波。
真波(ついて来れる?坂道くん‼)
一瞬離された小野田。
ハァハァと息を切らしながらも、前方の真波を見据えます。
小野田「あああああ」(真波くん‼)
ぐるぐるぐとケイデンスを上げる小野田。
バンと加速したかと思うと、真波に並びました!
再び横に並んだ小野田に視線を送る真波。
ハッハッと息を切らしながら目を見開き、どこか喜々とした気配すら感じます。
真波「いいね、そう簡単にいったらおもしろくない。そうこなくっちゃ。何でもカンタンに手に入ったら」
そう言いながら真波は片手をハンドルから離し、くっと拳を作ります。
握った拳をズッと胸にぶつけながら続ける真波。
真波「生きてるって感じられないでしょ?」
真波から放たれるプレッシャーが、ザワっと小野田にも伝わります。
小野田(真波くんのプレッシャーがまた上がった‼)
『◎坂道を飲み込む異様なまでの圧力‼ 真波の圧は際限なく上がり続ける‼』という文字が綴られ、今週はおしまい。
先週、心が逸ってギアが上がっちゃった真波。
今週は生きてる感じ。
来週は羽根……はまだ早いですかね。
東堂や巻ちゃんのシーンを挟みながらも、どんどんスピードを増していっている真波。
彼は一度負けを経験していますからね……やっぱり強いですよね
底知れぬ強さが、読んでいる私にもじわじわ伝わってきます
するとつい、小野田も今年一度は負けを経験し、来年もっと強くなるのかなぁなんて。そんな考えが過ってしまいますが……
いやいやいや!小野田には、インハイ3年連続優勝でレジェンドになって欲しいのです、私は!
信じて応援しなくてはです
そしてそして今週!先週に引き続き、私は幸せでなりません~
今週はほぼ東堂と巻ちゃんの回ですよ
先週のように数コマしか出てこない東堂と巻ちゃんを食い入るように見つめなくても、ページをめくってもめくっても東堂巻ちゃんが出てくるこの贅沢さ
ありがとうございます(T-T)
今週号を糧にしばらく生きていけそうです
東堂と巻ちゃんの、二人らしいやりとり。
腐女子的な感覚でとことん深読みしたくなる言葉や視線の交わし方でした( ´艸`)
これはもう何度も読み返して、思う存分妄想に耽るしかないですよね
というわけで!いざ、脳内のお花畑へ、行ってきます~(*´▽`*)笑