朝晩の冷え込みが増してきましたね
そろそろ暖房器具の準備をしなくてはと思います。
現実は刻々と冬が近づいてきている気配ですが。
私の大好き弱虫ペダルではまだまだ夏暑いです!
今日発売の週刊少年チャンピオンでは巻頭カラーを飾っておりました
というわけで、以下、今週の弱虫ペダルの内容や感想に入らせて頂きます
本誌未読の方はネタバレにご注意ください
真波「ゴールはこの先のゴールラインだよ‼」
小野田「うん‼」
小野田(真波くん‼)
真波(坂道くん‼ やっとできるね__坂道くん。約束の勝負が__)
二人のやりとりがカラーで描かれ、ページをめくると、巨大な水槽の前に立つ真波と坂道。
『インターハイ最終日、残り2km地点。二人が待ち望んだ勝負は、予想外の最終局面で現実に至り…!? 小野田坂道と真波山岳。2人に訪れる運命の勝負の時!!!』
そんな文字が綴られ、今週の弱虫ペダル、スタートです!
小野田と真波の勝負が始まり、応援する人々も大いに盛り上がっています。
オオオオと歓声をあげ、口々に言います。
「最初は2人、牽制するみたいに、互いに3mくらい距離とって進んでたんだ」
「喋ってた」
「ああ」
「何なら笑ってたぞ」
「けど、あのプレートのところで、総北が覚悟したみたいな目になって。動いて…距離つめて、並んで…‼」
「ペースが上がった」
「びっくりするくらい…‼」
「始まったんだ。ゴールまで、のこり2kmのあそこから。今年のインターハイの頂点を決める、最後の2人の闘いが‼」
観客の言葉と同時に描かれるのは、まさに最後の闘いが始まった、その二人の姿。
真波が僅かに先行しています!
真波「それぇぇ‼」
小野田「あああ」
観客も盛り上がり、叫びます。
「先頭2人‼」
「来た」
「ハコガクと総北‼」
「速えぇ」
「通り過ぎた」
「あの2人、去年と同じ2人だ」
「けど…」
「去年より速ぇぇ‼」
真波はハンドルから手を離すと、両手のグローブを外します。
ガッっと素手でハンドルを握る真波。
小野田(真波くん、手袋を外した‼)
真波「感じる。五感で、皮膚で、風を。この勝負のヒリヒリ感を。いい緊張感だ」
そう語る真波。表情は見えませんが、口元にうっすら笑みを浮かべています。
そんな様子に小野田はぞくっとします。
真波「出しおしみはしないよ、坂道くん」
言いながら、今度はジィィとジャージのジッパーを下ろしていく真波。
小野田(ジャージのジッパーも‼)
ヂンッと、ジッパーが全て下りきったと同時に、バッサァァと風ではためくジャージ。
真波「だって、キミとの勝負__全力でやっとかないと、もったいないだろう?」
手を広げながら、小野田を振り返る真波。
明るい顔で告げた後、ずぐにその表情が険しいものへと変わります。
真波(坂道くん‼)
ギラっと瞳に燃える闘志。湧き上がるそのプレッシャーを小野田も感じ取っています。
小野田(真波くん‼)
真波「この時間は__二度とないんだから‼」
ワァァと二人の様子に沸く観客。
「おお先頭だ」
「いけぇ」
「インターハイのゴールまでのこり1800m‼」
「総北対ハコガク‼」
「速ぇぇ‼ ハコガク前‼」
「総北がんばれ‼」
「ハコガク__‼」
観客の大声援の中、走る小野田達。
真波の真後ろを走りながら、小野田はビリビリと全身で真波のプレッシャーを感じています。
小野田(真波くん。真波くん。伝わる‼ 圧倒される程の、キミの闘志が‼ 気持ちをしっかりもって、指先や、つま先まで、意識を集中していないと__ふきとばされそうだ‼ 集中して。気持ちを強くもって。気持ちを強くもって‼ 回すんだ‼ 全力で‼ 真波くん‼)
『今__ボクらは今、勝負してる。この瞬間が、ずっと待ってた__あの日した約束の時』
小野田のナレーションという形で、場面はその年の5月へと遡ります。
5月、神奈川県。
海を渡る橋の向こうに見えているのはおそらく江の島でしょう。
ザァンと打ち寄せる波、水面は光を反射してキラキラと光っています。
小野田「うっわー、海ですねー」
ピエール監督「ドーゾ、行ってきてくだサーイ。今カラ自由時間デース」
手を叩きながら声をあげます。
ピエール監督「今日ハ、レースも終わりマシタから、せっかく天気も景色もイイです」
小野田「あの…でも」
ピエール監督「……。行ってきなサイ」
どこぞのレースに車で遠征に行った帰りらしい総北メンバー。
ピエール監督の提案で、自由時間となりました。
小野田、今泉、鳴子の三人は行動をともにしています。
鳴子「自由時間て、ワイや中学の修学旅行か」
小野田「あ、でもホラ、海見えるよ。おりてみる?」
鳴子「レースの帰り、急に高速降りたかと思ったら…そのまま直帰でええちゅーねん‼」
今泉「…」
目の前に広がる海にすっかり心をとらわれている小野田をよそに、今泉と鳴子の会話が続きます。
今泉「…。少し休ませてリフレッシュさせるつもりなんだろ。ピエール先生は」
鳴子「あ?」
今泉「ここんとこ、オレら、力入りすぎて、かみ合ってなかったからな」
鳴子「…」
鳴子は今泉から海へと視線を逸らします。
鳴子「今日のレースも負けたしな」
そんな鳴子をじっと見つめる今泉。
今泉「何だ、気にしてたのか」
鳴子「ったり前や。富士川の大観寺とかいうわけのわからんのにかっさらわれた‼ ワイらがモメとる内に‼」
小野田「あ、さ…魚がはねたよ」
小野田は一人マイペースで海を眺めています。
鳴子「一番アカンパターンや‼ しかもあいつ、レース終わって、こっち来て何ていうたと思う!? キメゼリフみたいに笑いながら『富士より高い山はねェ‼』やで!? フツーや‼ フツウの情報‼ 富士山より高い山はそらない‼ そんだけや‼ 腹立つわ、あいつ‼」
今泉「オレに言うな」
勢いよく話し出す鳴子に今泉が答えます。
今泉「まあ、まだ結果より、今は重要なのは内容だ。インハイまでにピークを持ってこれればいいんだ」
鳴子「ゆーてもやな‼」
二人の話をよそに、小野田は砂浜に降りれる梯子のようなものを見つけ、降り始めました。
小野田「ここからおりれるよ」
そんな小野田に関係なく今泉と鳴子の話は続きます。
鳴子「は~~~~」
海の方を見つめ、大きなため息をつく鳴子。
鳴子「__て、これがリフレッシュしてこいいう理由か…」
今泉「だろうな」
今泉も海の方に視線を投げ、話を続けます。
今泉「オレも正直、焦りはある」
鳴子「……」
鳴子「手嶋さんたちは?どこいった」
今泉「カフェにいくつってた、青木さんと」
鳴子「……青八木さんと話すんかな何か!? 一人言みたいになりそうやな」
鳴子「カブは!?」
今泉「段竹と一緒に通りにサーフショップ見つけたからそこいくって」
鳴子「やる気か?波乗り」
今泉「さすがにそこまではないだろ」
鳴子「で、ワイらはどする?」
今泉「水族館だ」
今泉と鳴子が話している間、砂浜に降りていた小野田が戻ってきました。
今泉「ピエール先生にタダ券をもらった。近くにあるらしい」
3枚のチケットを見せる今泉。
鳴子「今どきの高校生が水族館でよろこぶかーい」
小野田「え!? 水族館!?」
鳴子「うわ、小野田くん食いついた。く…しゃあないな。べつに魚がおよいどるだけや。そんな大騒ぎすることちゃうと思うで」
かくして水族館に行く事となった三人。
一番“仕方ないから行ってやる”の体だった鳴子ですが……
ドーンと待ち構える大きな水槽に、大声を上げます。
鳴子「わーすごー‼」
思わず耳を塞ぐ今泉。
鳴子「メチャでかいで。見てや小野田くん」
小野田「えっ、うん」
小野田に話しかけたかと思おうと、小野田の返事を待たずして水槽前に駆け出している鳴子。
水槽に引っ付き声を上げます。
鳴子「うおおー、カメや‼ カメ発見」
様々な水槽の前で大騒ぎです。
鳴子「ヤバ‼ クラゲ、これ、うわっ、フシギな動きや。何時間見とってもあきんわ‼ 小2以来や、スゴイな最近の水族館は」
今泉「おい…鳴子…子どもがひいてるぞ…きいてないな…」
小野田「た、たのしそうで良かったよ、鳴子くん」
テンションが上がりまくっている鳴子。
係員に向かって話し始めました。
鳴子「これメバルやメバル。こっちはカワハギ。ワイ釣ったことあるで。最高32匹‼ すごない!?」
係員「そうですか」
鳴子「タコもあるで。メッチャ、バケツから逃げよるんや、あいつ」
今泉「オレたちがキョリをとってるから、とうとう係員に話しかけはじめた」
小野田「はは」
今泉「つまみ出される前に連れ戻してくるか…」
ため息交じりに鳴子の方へと向かう今泉。
小野田「あ、ボク、ジュース買ってくるよ」
今泉「ああ、頼むよ、小野田」
今泉と鳴子と離れ、自販機に向かう小野田。
ガコンと落ちてくるジュースを手に取りながら思いを巡らせます。
小野田(良かった…鳴子くん。最近ピリピリしてたから)
3本のペットボトルを抱え、二人のもとへ戻ろうと歩き出す小野田。
小野田(やっぱり去年と勝手が違うからだよなぁ。メンバーも違うし…手嶋さんも言ってた。去年は1年生で、上の人の言うことをきいてれば良かったけど、2年生になると、自分たちが決めなきゃならないこと増える…って。不安だらけだもんなぁ………。なかなか思い通りにはいかないもんね。1コ1コやっていくしかないって今泉くんも__。ボクも今日、全然動けなかったし。ひとつひとつがんばろう)「…う」
硬直する小野田。
右を見て、左を見て、焦ります。
小野田「さっきと違う場所だ」「あれ!?」「こっちか、こっち」「あれ?」「違う」
右往左往する小野田。
小野田(考えごとしてたらはぐれた!!)「まずいまずい、すぐ連絡…携帯は…と」
ここで小野田は、車の中に置いてきたバッグの中に携帯が入れっぱなしであることを思い出します。
小野田(車に置いてきた!!)
どーんと沈みます。
小野田(どうしよう、どうしよう)「出発の時間もあるのに…。探っ…」
どてっとつまずき、持っていたペットボトルを落としてしまいます。
小野田「あわわ、何やってんだ、ボク…。連絡どうしよう。携帯がないと。携帯、携帯が」
独り言を呟きながら落ちたペットボトルをしゃがんで拾い集める小野田。
すると、小野田の頭上で声がします。
「電話、必要なの?」
小野田「え?」
すっと差し出されたスマホ。
床に膝をついたままの小野田が、スマホを差し出した声の主の方を見上げると……
そこにいたのは真波でした!
真波「わ」
小野田「え!?」
真波もまた、小野田だと気づいていなかったようで、顔をあげた小野田に驚きの声をあげます。
小野田「真波くん?」
真波「坂…道くん?」
小野田・真波「何でここにいるの?」
『◎真波が一体、何故ここに!? 水族館でのまさかの再会が!!』という文字が綴られ、今週はおしまいです。
私は今週、てっきりのっけから水族館の話でくると思っていました。
なので、前半のレースシーンは予想外で楽しかったです
先週に引き続き、真波が強そうで強そうで。
特に、全力でやっとかないともったいないと語った後、真波のギラって表情、今年は絶対に勝つという強い意志を感じました。
それに対して、小野田ったら。気持ちを強くもって‼と自分に言い聞かせている段階なのですよね…
大丈夫!?って、心配になってしまいます
きっと小野田は、チームの為に!と語りだしてからが本番だと思うので。
信じて見守りたいと思います
そしてそして、今週の目玉は後半、それぞれのデート風景でしょうか笑
会話の中にしか出てきませんでしたが、手嶋と青八木のカフェデート
ぶわーって映像が浮かんできましたよ~私には
久々のT2登場が(名前のみでしたが)嬉しくて。
お祝い二次創作、何か書きたくなってきました
そのくらい読んでいてテンションが上がる自分。
改めてT2が好きなんだなぁと、自分の気持ちを再確認です
鏑木と段竹のサーフショップも良いですよね!
こちらは上記した本誌の内容部分では省略してしまいましたが、1コマ、サーフショップを前にした鏑木と段竹が描かれていました。
騒いでしまう鏑木に、なだめる段竹。
この二人も愛らしいです
そして、なんと言っても総北信号機の三人
会話が楽しくて、今はインハイの最終決戦中である事をしばし忘れてしまいます。
水族館なんて~と言っていた鳴子が一番大はしゃぎしている様子、めちゃくちゃ可愛いですし
呆れつつ、ちゃんと鳴子を回収しに動く今泉。
今鳴的には最高に萌える展開ではないでしょうか。
小野田が真波にばったり再会するシーンも、水族館という場所ならではで。顔を合わせた瞬間の二人の背後に広がる巨大な水槽が、非常に良いムードを作ってくれていました
最高ですね~
しかも今週嬉しくてたまらなかったのが、この素晴らしい再会劇で使われたのが江ノ島水族館だったってことです
めちゃくちゃ近いのですよ、うち!!
昔は年間パスポートも作って通った場所です。
そんな近所に真波や総北メンバーがいたなんて!幸せです~(´▽`)
今週末はさっそく、江ノ島水族館だけでなく、周辺のカフェやサーフショップに大好きな彼らを捜しに出かけたいです
大丈夫、私なら脳内で彼らに会える!自信ありますよ笑