今週も木曜日、週刊少年チャンピオン発売日がやって参りました
社会人になってから月日が過ぎるのがあっという間で。気付くと一年経っていますが。
木曜日だけは毎週待ってました~!の感覚があります
以下、弱虫ペダルの内容や感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください
ザアアと降りしきる雨の中、小野田が懸命に走っています。
小野田「やっと下りが終わって。やっと、登りに入った‼」
ハァハァと息をつきながら、顔をあげ、力強い眼差しで前を見つめる小野田。
けれど、その視界の先に飛び込んで来たのは、道端に横たわる御堂筋。
小野田は大きく目を見開き、通り過ぎつつも、振り返ります。
小野田(え!? 御堂筋くん__!? 倒れてる‼ 落車…‼ 何かにぶつかって!? それとも__力尽きて…‼)
ぐっとハンドルを握る手に力を込める小野田。
小野田(止まって様子を__‼)
そんな考えと同時に浮かんでくるのは、鳴子をはじめ、手嶋、青八木、鏑木と、リタイアしていったチームメイトの姿。
そして、今泉の「ついてこい」という言葉を思い出します。
小野田はブンブンと頭を左右に振ると、バッと前を向きます。
小野田(今は__‼)「ごめん、御堂筋くん‼」
言葉を残して、もう振り返ることはなく進む小野田。
一方、まるで死んだように横たわる御堂筋ですが、小野田の声は届いていました。
御堂筋(キモ…「ごめん」?ハァ?そんな目してぇ。まさか止まる気やったん?ボクゥを?プク…。心配して?レース中にィ!? どこまでも常識から外れた男、サカミチィ‼ けれど、そのゆらぐ心は、招き入れることになるよ?ぬぐうことのできない運命を‼)
そんな御堂筋の思いを知るはずもない小野田はただ、今泉を追い走ります。
いつの間にか雨もやみました。
小野田「雨も上がった‼ これでようやくペース上げれる‼」
ぐるぐるとペダルをまわし、ケイデンスを上げます。
小野田「あ…」
小野田は前方に、小さな人影を捉えます。
小野田「見えた………‼」
捉えたその背中に向かってペダルを回す小野田。
小野田「今泉くん‼」
今泉「小野田‼」
今泉「マジか‼」
小野田「追いついたよ‼」
ハァハァと息を切らせながらも目を輝かせている小野田。
小野田が今泉の横に並ぶと、今泉はバシンと小野田の肩に手を置きます。
今泉「すげぇよ、坂道‼」
小野田「ごめん…遅くなって…がんばってついていったんだけど…途中、雨で…下りが大変で…最後の登りに入るところも、水たまりがすごくて…遅れちゃった」
今泉「十分間に合ってるよ」
今泉の言葉に、嬉しそうな表情を浮かべる小野田。
今泉「よく追いついてくれた。最高だよ‼ 坂道。いこうぜ、総北、ワンツーフィニッシュへ‼」
小野田「うん‼」
ドンとプレッシャーが上がる今泉と小野田。
鋭い眼差しで前を見つめます。
そして、ガァァと走りながら、今泉と小野田の会話は御堂筋の話題へと移ります。
今泉「そうか…御堂筋は__」
小野田「うん…途中で…‼」
今泉(力尽きたか…)「ギリギリの闘いだったからな…」
小野田「…うん」
小野田「途中までは背中見えてて。2人とも、すごい走りを…してた」
今泉「正直オレもヤバかったからな」
御堂筋との死闘を思い返す今泉。
今泉「ギリギリで体もマジでキツくて、雨で滑るし。それでも、少しでも前へってペダル回した。きっと皆が背中押してくれたんだな」
小野田「え」
今泉「オレあん時、このジャージ着てる以上、絶対に負けるわけにはいかねェって__思ったんだ」
ぐっとジャージの胸の辺りを掴みながら語った今泉。改めて小野田を見つめます。
今泉「ありがとよ、坂道。オレさっき、おまえの姿見えた時、けっこう感動したんだぜ」
小野田「へ…」「うん…‼ よかった‼」
照れながらも満面の笑みを浮かべる小野田。
今泉「もし敵だったら、オレはもう対応できなかったよ」
小野田「はは」
今泉「足つかっちまったあとだったからな」
小野田「もうすぐだね」
今泉「ああ、何かドキドキするよ。ゴールまで、あと少しで、残り2kmをきるところだ」
小野田「“2km”…もう…そんなに。長かったけど、……来たんだね」
今泉「ああ…‼」
小野田「今泉くんが言ってくれたワンツーフィニッシュのこと、話したら喜んでくれるかな、鳴子くん」
小野田の「鳴子くん」という言葉と共に描かれるのは、鳴子のゼッケン3ではなく、13のゼッケンをつけた背中とゼッケン12の背中。
ダンシングで猛追してくる箱学です!
先頭を走る今泉と小野田でしたが、後方から迫るプレッシャーを感じ、思わず振り返ります。
小野田「え」
今泉「 ‼ 」
今泉「何だ!? プレッシャー!? うしろから、何か来る」
『◎総北優勝の希望を引き裂く、このプレッシャーは…!?』という文字が綴られ今週はおしまい。
ついに来ましたね箱学です
「後ろから、何か来る」って言っていましたが。何かって、箱学以外にないやんけ!って。つっこみたくなりました。
今泉や小野田もスピード出して走っているのだとは思いますが。
御堂筋のことや、ワンツーフィニッシュは喜んでくれるか~なんて会話をしていると、どうしても気が緩んでいた印象も抱いてしまいます
ラスト2キロなら、もう話している余裕ないくらいで突き進んじゃって欲しかったー
今週、箱学の二人は背中のみしか描かれていませんが、圧倒的な存在感を放っていました(≧Д≦)
サドルに腰を下ろすことなく、ペダルを回しているその様子。静止画なのにスピードを感じました。
対する総北は和やかに走ってて。かつ今泉はもう限界近いようですし……総北大ピンチの予感です
総北が心配でたまりませんが。
いよいよ最後のバトルに突入するのだろうこの流れ!来週からがますます楽しみですね
願わくば、せめて真波を引いてきた黒田(きっと引いてきましたよね?)は、今泉くらいには疲労してくれていますように
でないと、箱学ワンツーフィニッシュになってしまいそうな気迫でしたよ
意味深な御堂筋の台詞も気になります
頑張れ、総北~