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弱虫ペダルRIDE.501『ゴールを目指す者たち』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今週は弱虫ペダルが表紙の&巻頭カラーの週刊少年チャンピオン
付録もついていて、テンションあがります
さっそくですが、気になる弱虫ペダルの内容や感想に入りますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください

巻頭カラーでは『鳴子の想いを継ぎ、2人の戦士が御堂筋と相対す‼』という文字とともに、空に向かって拳を突き上げた鳴子、相対する今泉&小野田と、御堂筋の表情が描かれています。
続いてあらわれるカラーイラストは、こちらを向き腕を組む鳴子に、ジャージを羽織りながらレースに向かう今泉と小野田の後ろ姿という、今を象徴するようなものになっています

そしていよいよ本編!
『◎今泉の宣戦布告を聞き、御堂筋は…!?』という文字とともに始まります

御堂筋「止める?ボクゥを?キミィが?」

御堂筋の言葉を鋭い眼差しで黙って受け止める今泉。

御堂筋「去年弱々やって…一年たって、少しは成長したかと思うたら。今年も判断間違うて、ピヨったり、ポキったり、『う』とか『な』とか言うたりしてェ。何も変わっとらんキミがァ‼ このボクをォ‼」

最後の言葉と同時に、御堂筋はハンドルをゴツっと今泉のハンドルにぶつけます。

小野田「‼」

小野田が見守る中、今度は肩と肩とを激しくぶつけ合う御堂筋と今泉。
バシンとぶつかった後、両者一旦離れます。

そんな様子を見ている観客からも声があがります。
「総北と京伏ぶつかった」
「2番と111番‼」
「超闘る気だ‼」

御堂筋(ハンドルを当ててもたじろぎもしない‼ うな泉のくせに‼)

今泉「どうした?」

今泉は、御堂筋の当たりに動じることなく、冷静な眼差しを御堂筋に向けます。
そしてスッっとハンドルから片手を離し、手のひらを上に、クイっと手招きするような仕草を見せます。

今泉「もっとこいよ。ここはレースの先頭だ。レースの先頭は常に戦場だ。もっと…」

ボォッと纏うオーラが変わる今泉。
髪が逆立つほどに、まるで殺気だったような、強いプレッシャーを放ちます。

今泉「削りあおうぜ。御堂筋‼」

小野田(何だ。今泉くんの体から、何か圧が。すごいプレッシャーだ‼)

今泉のその圧をビリビリと体で受け止める御堂筋。

御堂筋「プク。うな泉。何やの、このプレッシャー…。ププ。何やの。まるで今までかけられとった制限が今、外れたみたいなカオして。ほな…」

今泉の放つプレッシャーに一瞬目を見開いていた御堂筋ですが、いつものギョロっとした眼差しに戻ります。

御堂筋「闘ろうか!? どのみちキミィたちをだしぬくか、力ずくで引きちぎる以外に、勝利を手にする方法はないんやから‼」

御堂筋「キモォ‼」
今泉「おおおお」

二人の声が響いた、その道の先、インターハイ最終日のゴールゲート近辺では、交通車両の制限が行われ始めていました。

コースを走るインターハイ運営側の車から拡声器で呼びかける声が響きます。
『間もなく交通制限がかかります。しばらくしたら、選手たちが来ますので、コース内には立ち入らないでください』『前の一般車両も急いで進んでください』

急いで進んでくださいと言われた、その一般車両には『田所パン』の文字。
運転席に田所、助手席に金城、後部座席には巻島が乗っています。

田所「いやぁ。さっきの山岳ラインが見える駐車場から、ギリギリ交通制限かかる前に移動できてよかったな‼」

巻島「いやギリギリすぎっショ‼ てっきりあのまま応援するのかと思ってたショ」

田所「ガハハハ‼ やっぱりゴールは見ねェとな‼ ゴールは‼ あいつらの__最後の集大成だからな」

金城「ああ。勝っても負けてもな」

巻島「切ない言い方するなショ。夢くらい一緒に見てやれショ。見るだけはタダだ」

金城「フ、珍しいな、巻島。おまえが『夢』なんて言葉を口にするなんて」

巻島「クハ。あいつら3人は、夢見がちだったからな。小野田…鳴子、今泉。あいつら3人は__キャッキャさわいで言い合って。ムズかしいこと起こっても前向いて、力合わせて何とかしようってもがいて、途方もねぇドリームばっか見てた」

3人の姿を思い出しながら語っていた巻島は、さらに言葉を続けます。

巻島「そいつにアテられてんだよ」

後部座席で両手を広げ語る巻島の言葉に、金城も田所も口角をあげ耳を傾けます。

そんな中、車のラジオが、インターハイのレースの様子を伝えます。
『現在先頭は3名。京都代表1名。千葉代表2名です。先ほど、千葉代表は1名リタイアしています』

そのラジオを聞いた巻島が言葉を続けます。

巻島「鳴子は…残念だったけどな」

田所は巻島の言葉を聞きながら黙って運転を続けます。

巻島「けどたぶん、前の2人に思い届けて、背中を押して、夢を託したんショ」

田所「ああ、そうに違ぇねェよ」
答えた田所のその表情は、前髪で目元が隠れ、伺い知る事はできません。

巻島はおもむろに後ろを振り返ります。
背もたれに腕をかけて、後ろの窓から、インハイの道を振り返ります。

巻島(結局、今年もゴール見れなかったかァ…鳴子。けどきっとやりきって倒れたんだろ。おまえのことだからな。今年も言うショ。見事だ、鳴子‼」

総北OBの3人を乗せて、車両制限がかかる間際のインハイコースの道路をゴールゲート目指して進む田所パンの車。

金城「!」

コースになっている道路の柵の向こう。人混みの中に、誰かを発見した金城が声を上げます。

金城「ちょっと止まってくれ、田所」

田所「ああ!? 何だ、どうした金城。知り合いでも見つけたか?」

金城「知り合いだよ。大学の!来てると思わなかった」

田所「大学?」

車の中で、腰を浮かせた金城は、窓から身を乗り出して、その知り合いに声をかけます。

金城「おい、ゴールまでいくのか!? 乗っていけ」

金城の知り合い「あ!?」

田所パンの車が止まった事で、後ろの車から拡声器の声が流れます。
『前の車、止まらないでください。すぐに動いてください』

金城の知り合い「あ?金城!? なんでてめェがここに…」

金城「せっかくだ。一緒にゴールを見よう‼」

金城の知り合い「ちっ、渡りに船かヨ。そこどけ、観客ゥ」

そう叫びながら、車の方に駆け寄ってくる人物を、田所と巻島も、車の中から覗きます。

田所「誰だ?」

金城「ああ、大学では同じ部でな。おまえたちもよく知ってる、元箱根学園エースアシスト、洋南大学1年、荒北靖友だよ」

金城の知り合いとは、なんと荒北でした!!

バンっと柵を乗り越え、車に飛び乗る荒北。

巻島(アラ…)
田所(キタァ‼)

荒北「おう、悪りィな。邪魔するぜ。助かったぜ」

後部座席、巻島の隣に乗り込んだ荒北が言葉を続けます。

荒北「久しぶりじゃナァイ。田所、巻島」

田所「とばすぞ」
とりあえず急いで車を走らせる田所。
荒北を迎えた車内では会話が続きます。

金城「来てたのか」

荒北「ああ!? まあな、ヒマだったからな。ハ‼ てか、何かヨ、結局ウズウズしちまってヨ。イチイチ東堂からメール入るしヨ。1日目、2日目って情報追っかけてたら…な。けど来んの遅くてバスが途中までだったんだ」
スマホを片手に語る荒北。

金城「おまえが来れば、ハコガクの後輩たちも喜ぶだろう」
荒北「ハ‼ そーゆータイプじゃねェよ、ぜってー煙たがられる‼ あとコワがられる。……」
そこまで言った荒北は、ふと隣の巻島のほうをじっと見つめます

荒北「ああ‼ そいや巻島、てめェ外国の…イギリスじゃなかったのか」

巻島「え!? あ…いや…ショ」

荒北「東堂に連絡しよう。何かギャーギャー言ってたし」

荒北の声を響かせ、田所パンの車は道を進みます。

荒北「えぁ!? マジか。もう昨日の夜に会って…走ったぁ!?」

そんな声を響かせ、進む田所パンの車。

田所「見えてきぜ金城、ゴールゲートだ」

金城「すごい人だな」

巻島「一般車両は奥の駐車場に入れって誘導されてるショ」

荒北は後部座席、開いた窓に腕をのせ、近づいてきたゴールゲートを見上げます。

荒北「ゴール…ゲートか…」

いよいよゴールゲートに到着した田所パンの車は、そのままピピーと整備員の誘導を受けます。

窓からゲートを見あげたままの荒北は、目を細めて言います。
荒北「初めてくぐるな。オレは去年、3年やっと、初めてのインハイで…リタイアしてねてたからな」

そんな荒北の言葉に黙って耳を傾ける巻島、田所、金城。

荒北「さて今年は、どいつがここを一番でくぐるんだ。ハ‼」

『◎全選手が憧れる栄冠の座‼ 激闘を制するのは…誰だ‼』という文字で今週はおしまいです!

荒北キタ━━(≧▽≦)━━!!!
箱学総北のOBの中で、一人だけ姿を見せていなかった荒北がやっと!登場です
連載500回を迎えた後の記念すべき号での登場!満を持してという感じ、さすが荒北さん
歓喜しているファンの方々が目に浮かびますね……
とゆうか、かく言う私もその一人。ニヤニヤが止まりませんでした~( ´艸`)
やっぱり嬉しい!!OBが揃いだした時のこの高揚感ったら
私の中でやはり偉大な存在である事を思い知ります。

今週は前半、今泉が髪の毛をツンツンさせるという変貌を遂げ、御堂筋もそれに応じ、緊迫感も最高に高まっていったのですが。
後半のOBメンバー、というか荒北に全て持って行かれた感じですね…まあ、仕方ない!

東巻推しとしては荒北の登場により生まれる会話にも大感謝!
ちゃんと巻ちゃんを見ると東堂を思い出す程に、やはり巻ちゃん巻ちゃん言ってるんですね、東堂は
昨夜走った事に関して、巻ちゃんが話したであろう時の描写ですが、田所パンの車や道が描かれ、荒北の声だけ響いているといった感じでした。
私としては、東堂の事を話す巻ちゃんがどんな顔をしていたか、ものすごく気になるところ。
田所パン車のルームミラーになりたい……
多々変身願望がわいてくる私ですが、今週は激しくルームミラーでした(≧Д≦)

真面目な話に戻しますと、巻ちゃんが後輩3人に対する思い、リタイアした鳴子を語る部分がとても心に響きました。
特に『結局、今年もゴール見れなかったかァ…』から始まり『今年も言うショ。見事だ、鳴子‼』の部分。
先週までの弱虫ペダルを読んでいた読者としても、同じ様な思いもありますし。
昨年は散りゆく鳴子を見届けた唯一の先輩である巻ちゃんだからこそ、言葉に深みが出てくるなと感じました。

まあ、最後にやはり一言申すなら、ルームミラーになりたい!今週はそんな回ですかね。笑
この気持ち、真面目じゃないような書き方もしましたが、けっこう真剣な想いですよ

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