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弱虫ペダルRIDE.500『鳴子章吉』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

木曜日ですね
弱虫ペダルのアニメが終わってしまった今、週チャンで最新話を読むために残りの一週間を過ごしている気分です
ちょっと大袈裟ですが、あながち嘘とは言えないくらい、毎週楽しみでたまりません
というわけで、さっそく今週の弱虫ペダル、内容や感想に入らせて頂きます。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください

先週のラスト、鳴子がいよいよ御堂筋に並びました。
並んだその瞬間から、今週号のスタートです

ワアアアと歓声に沸く観客。
「総北、この登りで先頭に追いついた‼ 京都伏見に並ぶ‼」
「赤い男の根性引きだ‼」
「ボトルもサドルも捨ててる」
「総北3番1人で‼」
「あいつすげぇ」
「鳴子章吉‼」

ドンとどや顔を御堂筋に向ける鳴子。
その目は視界が狭まっているからでしょうか、瞳は白く、焦点が合っていない雰囲気があるものの、気迫に満ちた表情です。

御堂筋は目を見開いてそんな鳴子を見つめます。
御堂筋(ナルコォ‼ 並んだ!? 並ばれた!? 追いつかれた!? このボクゥが!? 「友情ォ」? ハァ? 全てを捨てて残ったものが「友情ォ」? キモ‼ キモ‼ キモォ‼ 一番最初に捨てないかんそれを__それを使って? ハァ!? このボクゥに、追いついた言うんか、ナルコォ‼)

珍しく動揺する御堂筋ですが、一方、御堂筋に追いつき、相手に顔を向けていたかと思われた鳴子は、次の瞬間、俯きます。

鳴子「追いついた……」
ハッ、ハァと荒い呼吸で鳴子が続けます。
鳴子「…か?スカシ」

今泉(____‼)
鳴子の言葉に、はっとします。

鳴子「…なァ、スカシ。そのはずや。気配するからな。並んどるやろ…御堂筋に」

今泉(鳴子___もう目が……‼)

鳴子の言葉に、愕然とし、彼の今の状態を理解する今泉。
鳴子の視界は狭くなるどころか、もう隣に並んだ御堂筋すら見えていなかった程でした。
小野田もそれを理解し、泣き出しそうな顔になります。

今泉は鳴子に並び、すっとその背に手を添えます。

今泉「ああ。追いついてるよ、ちゃんと。よくやってくれた」

背中に手を置かれ、今泉の言葉と受け取る鳴子は、フレーム部分に座っています。
なんとかハンドルを握っているものの、項垂れ、もう顔を上げる力も残っていないようです。

今泉「感謝する」
今泉は引き締まった表情でしっかりと前を見つめたまま、鳴子の背に添えたその手に、ぐっと力を込めます。
そんな二人を後ろから見つめる小野田は、歯を食いしばって、泣き叫びたいのを我慢しているかのような表情です。

鳴子「ハァッ、そ…ら、よかったわ」
速度が落ち、背中に触れた今泉の手から離れていく鳴子。
後方へと、沈んでいきます。
今泉は鳴子の方へ、伸ばした手をそのままに、そして険しかった表情をますます引き締めて、速度を緩めることなく、前へと進みます。
小野田は一瞬自分の隣にまで下がった鳴子をはっと見つめますが、次の瞬間には歯を食いしばり、今泉同様、前を向き進みます。
二人とも、鳴子を振り返ることなく、前へとペダルを回します。
見開き2ページを使って大きく描かれるのは、フレームに座り、項垂れる鳴子の後ろ姿と、その道の先へと進んで行った御堂筋と今泉、小野田の小さくなった背中です。

そんな様子を見ていた観客の言葉も描かれます。
「おお、ここまで仕事してきた3番鳴子を総北下げる」
「一番後ろに下げて休ませるんだ」
「え?………」
「下げ…あれ?」

観客も驚く中、鳴子を置いて進んで行く小野田が声をあげます。
小野田「ありがとう、鳴子くん‼」
そう言う小野田は、しっかり前を見つめ、気迫に満ちた表情です。

観客が口々に言います。
「違う‼」
「下げたんじゃない」
「斜めになってる」

もうペダルを回すことなく、余力で進んでいた鳴子の体は、ゆっくり傾いていきます。

鳴子(追いついた…追いついたった…。遂げた…やり遂げた。もう……何も残ってへんわ。手も、足も、つま先も。全部使いきったわ…。ごっつい、充実感や………)

沿道で悲鳴を上げる観客の声も耳に届かなくなっている様子の鳴子。
傾いた車体はガシャッと音をたて地面に倒れ、鳴子は回転しながら投げ出されます。
仰向けに止まった鳴子。
道路に大の字になったまま、空を見つめます。

鳴子(あとは__スカシ…小野田くん…)

投げ出された右手にぐっと力を入れる鳴子。
ぐぐっとその右手を上げ、拳を天に突き上げます。

鳴子(持っていけ。ゴールまで。ワイからの__根性注入や‼)

もはや見えなくなった目で、空に向かって拳をつく鳴子。
突き上げた拳の腕がブルブルと震える程にボロボロでありながら、それでもにかっと笑ったような口元です。

鳴子(キバれよ‼ 派手に‼)

そんな鳴子の想いを受け継いで走る今泉と小野田。
対する御堂筋が声を上げます。

御堂筋「ゴール目前の仲間のリタイアに、一瞥もせず‼ 何やのそれ。大丈夫か言うて、かけよるのが友情ちゃうの!? 悲しがって泣き叫ぶのがお友達ちゃうの?こいつら‼」

今泉「鳴子はそれを望んではいない。振り返らずゴールに向かって進め。それが鳴子の最後の意思だ‼」

御堂筋に語る今泉はもちろん、小野田も険しい表情です。

今泉はガッと胸元に手をやると、ジィィとジャージのジッパーを一番上まできっちり上げます。

今泉「出ろよ、好きなだけ。止めてやるよ。そして、おまえより先にゴールしてやる。エースであるこのオレが‼」
御堂筋を見据え、宣言する今泉。

ギリっと歯を合わせた御堂筋が、目を細め、恐ろしい表情で今泉を睨みます。

以上で今週はおしまい。
記念すべき連載500回、鳴子章吉というタイトルに相応しい回でした……(T-T)

鳴子……昨年同様、本当に泣かせる散り方ですよね(ノД`)
今週は一読目より、ゆっくり二読目に入っている時にじーんと目頭が熱くなりました(T-T)

鳴子、目はもう見えなかったのに御堂筋に啖呵を切っていたんですね……
ただ、それでも落ちる間際、今泉に追いついた事を確認して、安心していく辺りの、穏やかとも思える雰囲気の会話。本当に泣けました。
鳴子のこのリタイアを読んでしまうと、今年も総北に総合優勝をとって欲しい気持ちが大爆発してしまいます

となると、気になるのが真波箱学の存在ですよね(>_<)
そろそろ追いついてくれないと!
このまま御堂筋vs今泉を見るのも楽しみなのですが、もし争った御堂筋と今泉が二人ともゴールに絡めなくなってしまったら、今年も小野田と真波の一騎打ちになってしまうじゃないですか
昨年と同じ状況ならば今年は真波なんじゃ…の気持ちが膨らんでしまって。
また不安になってきてしまいました(>_<) 本当に毎週ドキドキ楽しみで、さすが渡辺先生ですね(>。<)
今週最後に『◎鳴子の意思を継いだ今泉‼ 次号、連載500回突破…‼ 記念企画が盛り沢山だぞ‼』なんて言葉もありました
来週は表紙に巻頭カラー、付録もついているよです
また次の木曜を楽しみに、一週間を過ごします

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