お問い合わせは、この上に表示されているカテゴリーの一番右にございます。
NO IMAGE

弱虫ペダルRIDE.497『鳴子特急!!』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

明け方まで降っていた雨も上がり、蒸し蒸ししてきました
気温が上がりだした今日の天気のように、弱虫ペダルもどんどん熱い展開になっております
さっそくですが、今週の週刊少年チャンピオンの内容や感想に入らせて頂きますので。未読の方はネタバレにご注意ください

鳴子「まかせとけ。ワイが引いたる‼ 乗っていけ、小野田くん。ついでにスカシ。鳴子列車の一番ド派手なこの最終便に‼」
先週の最後を飾った言葉から、今週の弱虫ペダルのスタートです

見開き2ページをほぼ使って、大きく描かれる鳴子。
目には光が宿り、いきいきした表情です。
鳴子はハンドルを握る手を一度すっと離すと、がしぃっと下ハンドルに握り直します。

鳴子「おるああああああ」

小野田(鳴子くん…今「最終便」…て‼)
鳴子の言葉に愕然とする小野田。

一方、今泉は歯を食いしばり、ぐっとハンドルを握りしめます。
今泉「ああ、たのむぞ、鳴子」

ギリリッとハンドルを握りしめながら鳴子に言葉を送る今泉。
そんな今泉の言葉に、鳴子の口元には笑みが浮かびます。

鳴子「ヨユーで追いついたるわ‼ いくで‼ ふりおとされるなよ、鳴子特急、最高速で運行や‼」(スカシ‼)「おるあああああ」

掛け声とともに鳴子はどんどん加速。
鳴子、今泉、小野田の順で、総北は先行する御堂筋を追います。

鳴子が引いて登る様を見ている観客が口々に言います。
「オオオ、総北、フル加速‼」
「すげえ」
「3番鳴子が前だ‼」
「ここ登りなのに速ぇぇ‼」
「頭も赤、バイクも赤‼」
「あいつ派手だ‼」
「グイグイ登る‼」
「すげぇ総北‼」

今泉(鳴子…、速い‼)
鳴子のすぐ後ろを走る今泉は、その速度に驚き、そして歯を食いしばります。
今泉(___‼ 鳴子‼)

ドッと前だけを見つめ、鳴子は走ります。
鳴子(そんな心配そうな空気出すなや、小野田くん。ついでにスカシ。悲しい顔しとるの伝わってくるで、小野田くん。ワイは天才鳴子章吉やで。心配すなや。まかせとけ。視界も__さっきの下りよりは速度が遅い。狭いけど前は見える)

鳴子から見た世界が1コマ、描かれています。
上下左右が削られ、中心だけが映るような狭い視界で、それでも前方のカーブの先に小さく見える御堂筋をしっかりととらえています。

鳴子(見えるわ……。カッカッカ。見えるっちゅーねん‼ その姿。追いついたるわ、おまえに‼ 必ず‼ 御堂筋‼)
目をギラッとさせ、遠くの御堂筋をとらえ、追う鳴子。

御堂筋には、まるで鳴子の気迫が伝わったかのようです。後ろの総北を振り返ります。
御堂筋(ナルコォ?キミが先頭!? 何やのナルコォ。さっきの下りでのフラつき…限界か思うたら、先頭になって引っぱっとる…‼)「フシュ、おとなしく諦めればええのに…まだやる気なん?キモォッ‼」
御堂筋は汗を振り払うと、自身もスピードを上げます。
御堂筋(追いつく気か。このボクにィ、この登りでぇ‼ それがキミのォ、最後の勝負か‼ ププ…言うたのに…一番最初にィ)

インターハイの初日、スタート前に、京伏のテントへ鳴子がやってきた時の事を思い出す御堂筋。
御堂筋(「1回限り」て‼ せやのに初日もゴール前、昨日も山ではりついて。そして今日もて‼ しつこいわ)
カチィィンと歯を鳴らします。
御堂筋「ほんとうにしつこいね、キミはァ‼ 鳴子‼」

鳴子(勝負いうんはな)「決着つくまでが勝負いうんじゃ御堂筋‼ 派手にやろうや、御堂筋‼ 最後の勝負を‼」
言葉とともにさらに加速をする鳴子。

観客も騒ぎます。
「総北鳴子、まだ加速‼」
「すげぇ、速ぇぇ」
「追いかける、詰めてるぞ」
「この登りを‼ じりじり」
「近づいてる‼ 前との差__150m‼」

ワァァと歓声の沸く気配に御堂筋が再び振り返ります。

御堂筋「プア」(来よる)「近づいて‼」

鳴子「登りは、軽量化がキモや。もう必要ない荷物は下ろす」
そう言いながら、鳴子は2本ともボトルを捨ててしまいました。

小野田(鳴子くん、まだ残ってるボトルを)

鳴子「そうやって、軽くして。一層加速する‼」

小野田(鳴子くん‼ 「もうこれ以上はやめて」…………‼)「鳴…」(………違う‼)
出かかった言葉を飲み込み、小野田は左右に首を振ります。
小野田(違う。今やるべきことは、止めることじゃない‼)

ばっと顔をあげ、前を見る小野田。
小野田(一緒に前を___鳴子くん‼)

鳴子「まてや…」
ハァハァと息をあげながら坂を登る鳴子。

鳴子「まてや、ボケー筋‼ 逃がさへんて‼」

鳴子の気迫をザワッと感じる御堂筋。

観客「総北まだ詰める‼」「前との差……100m‼」

後方を振り返る御堂筋。
互いの距離は確実にぐっと近くなっています。

今泉(200mあった差を。100まで詰めた‼ 鳴子‼)

小野田「御堂筋くんの背中がはっきり見えた」

御堂筋「…‼ ナ…‼ あの男……‼」

鳴子「ああ、そうや。も1コ…軽量化し忘れとったのがあったわ」
そう言った鳴子は、ばっと腰を下ろし、お尻をサドルの横にぶつけます。
ゴギッとサドルをまわし、取ってしまいました。

鳴子「サドル(コレ)も、もういらんな。どうや、これが鳴子流、派手究極軽量化登り(デーハーきゅうきょくライトウエイトクライム)や‼」

小野田(サドルまで…‼ 鳴子くん‼)

辛そうな小野田の顔が描かれ、今週はおしまいです

鳴子、頑張ってくれています
先週は鳴子本人に加え、今泉や小野田も覚悟を固めていくその様子にも泣かされっぱなしでしたが。
今週はわりと冷静に鳴子の勇姿を見続ける事が出来ました

鳴子が大阪に帰った時。御堂筋と行ったバトル。
負けて、スプリンターからオールラウンダーに転身する事になった、そのレースでも、鳴子は最後にサドルすら捨てていました。
今回またサドルを捨てる鳴子の姿を見て、いよいよ本当に鳴子の最後が近いのが伝わってくる感覚です
辛いのですが。同時に、きっとここでは勝って(残り100mをきっちり詰めて)、来年はまたスプリンターに戻るんだろうという思いと願いが溢れてきました(>_<) もうこれ以上はやめてという言葉を堪え、一緒に行こうと前を向く小野田。
黙って堪えて鳴子に今を託し見守る今泉。
この二人の様子も、先週同様に胸を締め付けます。

そんな総北3人の姿を見て、熱い展開に、萌よりも涙涙だった最近でしたが………
今週は超萌えポイントもありました(*´▽`*)

鳴子の台詞「ふりおとされるなよ、鳴子特急、最高速で運行や‼」と「おるあああああ」の間に、『スカシ!!』って心の声が書かれるのですが。
この『スカシ!!』の部分、とても目立つ描かれ方なのです
今泉の台詞「ああ、たのむぞ、鳴子」からの流れになりますが、応える鳴子の一連の様子や台詞の中でも、一際目立ち(“私から見ると”ですが)、とても萌えます
「たのむぞ、鳴子」の中に込められた色々な気持ちを鳴子もしっかり受け取っているんだなと。
そんな二人の様子にキュンとします( ´艸`)
しょっちゅう喧嘩をしていても、本当はしっかり通じ合ってるこの二人、すごく好きです
今週は今鳴へのときめきも思い出させてもらいました(*´▽`*)

NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!