先週は週刊少年チャンピオンがお休みだったので、やっと続きが読めます、弱虫ペダル
今回は個人的に大興奮する内容だったので、朝から絶好調です
というわけで、今週の弱虫ペダルの内容と感想に入らせて頂きますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください
『◎先頭で独走するチーム総北‼ 不屈の覚悟を燃やし進む…‼』そんな言葉が綴られ始まる今週。
沿道の観客が見守る中、総北は今泉、小野田、鳴子の順で走っています。
最終ゴールが迫るこの状況で独走している総北を見た観客が沸きます。
「見ろ、先頭総北‼」
「すげぇ、3人!?」
「ゴールまで、のこり7km‼」
「いけぇ」
「後続は見えない‼」
「決まるのか、このまま」
「独走か、総北…‼」
「マジか」
「コースはここから、下りに入る‼ 平坦はここまでだ」
鳴子「小野田くん、下りや。スピードあがるで。離されんようにしっかりついていきや」
小野田「うん‼」
鳴子「カッカッカ。根性入ったええ返事や‼」(しっかりついていかないかんのはワイも同じやけどな‼)
一番後ろを走る鳴子。実は少しハッハッと息があがっています。
鳴子(さっきからちょいちょい酸素足りんくなって。視界が狭なりよる)
ドンと描かれるのは、鳴子の狭くなった視界で見える世界。
もうそこには今泉と小野田の背中くらいしか映っていません。道が、見えていません。
鳴子(ヤバイわ‼ さっきからコーナーの侵入角度がようわからん。ほとんど勘だけで突っ込んどる‼)
そんな鳴子。当然、ちょっとした道の起伏が分からず、タイヤが乗り上げてしまいます。
鳴子「のあっ」
ボコッと車輪が滑り、グラグラした車体をなんとか立て直す鳴子。
その鳴子の声に、今泉がバッと振り返ります。
今泉「何やってる、遅れるな鳴子。路面のギャップはよけろ。それだけで小さなロスになる」
鳴子「わかっとるわボケスカシ。何でもないわ」(見えんのじゃいボケ‼)
ハッハッハッと短く息を切らしながらも、鳴子は声をあげます。
鳴子「ちょーと景色見とっただけや。キレイやから。細かすぎるわ」(この視界でのハイスピードダウンヒルは相当リスキーや‼)
今泉「落車したらどうする。パンクしたら__」
小野田は語り出した今泉の言葉をはっとした表情になります。
鳴子も真剣な表情のまま耳を傾けます。
今泉「オレたちは先頭だ__だからそういう細かいところに一番注意しなくちゃならないんだ。うしろからは“後続”が、オレたちを追いおとそうと全開で迫ってきているからだ」
小野田(後続‼)
鳴子(わかっとるわ‼ ボケスカシ)
今泉「自転車レースは機材スポーツだ。機材トラブルで言い訳したって、先着した方が勝ちだ。地形とも闘わなくちゃならない。このあと下って、急な登り返しもある。にげきりたいオレたち。つかまえたい後続。残り7km弱は短いようだが、そうじゃない。想定通りにいくほど甘くもない。だから慎重に注意深く、細かいことを積み上げていかなきゃならないんだ」
語りながら走っていた今泉ですが、バッと後ろに視線を送ります。
今泉「全員でだ!!」
小野田( ‼ )
鳴子「カッカッカ。スカシ。その通りや。一言一句、正しいわ。けど、つけ加えるならひとつ__“時に大胆に”や‼ チャンスは思い切った大胆な動きなしには生まれんからな‼」
小野田(大胆な動き)
今泉「フッ。そうだ確かにな。なんだ、わかってるじゃないか鳴子‼」
鳴子「ったり前や。男には大胆にいかないかん時ちゅーのがあるんや‼ 」
威勢のいい鳴子ですが、少し伏し目がちに、最後の言葉を紡ぎます。
鳴子「派手に…な」
今泉「いくぞ、油断はするな」
カチャン、ガシャっとギアチェンジをする各々。
今泉「もう少しペースを上げる‼ 後続を完全にふりきる‼ できることならこのままにげきる‼ ゴールまで‼」
小野田「うん‼」
鳴子「ええで‼ それは最高に派手や‼」
ここでレースシーンから場面が変わります。
草津 野反湖 分岐交差点。通称「3日目山の入り口」の様子が描かれています。
総北3人が残り7kmを行くその頃。「3日目山の入り口」では、最後尾の選手が登り区間へと入って行きました。
続いて、2つ並んだ救護テントが描かれます。
備え置かれたラジオから流れてくるのは、現在のレースの様子。
『くり返します。現在先頭は3名。のこり7km地点を通過。総北高校、今泉選手、小野田選手、鳴子選手です』
その放送を耳にした鏑木は、思わず寝ていた体を起こしながら、口をあんぐり開けて聞き入ります。
鏑木「マ…マジか。うおおおおお」
ベッド上で膝立ちになり、ガッツポーヅで雄叫びをあげる鏑木。
看護師の女性が慌てて声をかけます。
看護師「ああっ、起き上がらないで。傷口開いちゃいますよ」
鏑木「すげぇ、すげぇよ、今泉さん鳴子さん小野田さん‼」
看護師「興奮しないで」
鏑木「しゃあ」
言いながら拳を突き上げるも、ずるっと体制を崩した鏑木は、ドサッとベッドから落ちます。
鏑木「うお」「がふっ」
看護師「きゃーーーっ」
落ちた鏑木ですが、床に這いつくばったまま、嬉しそうに看護師さんを見上げて言葉を続けます。
鏑木「すごいだろナースさん‼ オレの先輩たち‼ワンツースリーフィニッシュですよ‼」
看護師「フィニ?いや、まだフィニッシュではないと思うよ?」
鏑木「ヤベェ、青八木さん‼ 隣のテントに青八木さんって超カッコイイ先輩ねてるんすよ。知らせにいかないと‼」
看護師「いやダメ。おとなしくしてて」
鏑木「離してくれ」
一方、隣のテントにそんな鏑木の声は筒抜け。
しっかりと鏑木と看護士さんの会話が聞こえてくる中、ベッドに横になっているのは青八木と銅橋でした。
2つのベッドは間隔を空けて並べられています。
銅橋「騒がしいな…隣のテント…。なぁ、総北青八木さん」
銅橋の言葉の最中にも、隣のテントからは、鏑木と看護師さんの声がギャーギャーと聞こえてきます。
鏑木「いかせてくれ」
看護師「ダメです」
青八木「………ああ、すまないな。うちのバカがひとり、騒いでる」
銅橋「あんたは騒がないんすか、青八木さん」
青八木「すごいことだ。放送をきいていてオレも心躍ってる。だがレースは終わるまで分からない」
銅橋(え!? 踊ってる?それで?この人リアクションうすめの人なのか)
思わず青八木の方に顔をむける銅橋。
ですが、視線の先の青八木はじーっと動かず、仰向けで横たわったまま天井を見つめています。
青八木「途中の好状況がひっくり返ることだってよくある。でももし、今彼らにこの瞬間会えたら、ほめてやりたい。よくやった__てな。最終局面でにげきりがあるこの状況は簡単につくれるものじゃない」
銅橋「にがさねェよ。箱根学園(うち)が。真波と、あの黒田さんがいる‼ やってくれるさ‼」
青八木「だろうな。簡単なことじゃない。今のオレの言葉も届かない。だから念じる」
銅橋「……念?」
青八木「そうやって全員で信じて託して走る。それがチーム総北なんだ」
青八木の最後の言葉とともに、場面は再びレースに戻ります。
先頭を走る今泉、小野田、鳴子。
鳴子「どうやら、そう思い通りにはいかんようやな、スカシ」(見えんけど)「感じるわ」
小野田「え!?」
思わずバッと後ろを振り返ります。
今泉「ああ…‼」
前を向いたまま、言葉を続けます。
今泉「この下り、こっちもペースはあげてるが、向こうも、相当な覚悟でスピードをあげてきている‼」
ガチンガチンとペダルが地面にあたる程に車体を倒し、コーナーを切りこんで前進してくる箱学、黒田。続く真波。
黒田「ハ…‼ 見ろよ真波。先頭総北、視界にとらえたぜ‼」
コーナーを抜けるタイミングで黒田と真波の視界に飛び込んで来たのは総北3人の後ろ姿!
振り返る小野田。
小野田「後続‼ 速い‼ 来てるよ、今、チラッと見えた‼」
再び曲がると一度は見えなくなりますが、小野田は確実に目にしました。
小野田「2名‼ 青のジャージ、箱学です‼」
『◎背後に強敵・箱根学園が迫る‼ 次号、巻頭カラー大増23P…‼』という文字で今週はおしまい。
ああああぁもう~待ってました!救護テント
すみません、私はレースと関係ない部分に大興奮なんです( ´艸`)
……なんですがまあ、ちょっと気持ちを落ち着かせて先ずはレースの方の事、書かせて頂きます
先ずはやっぱり気になる、鳴子~
もう…もう視界がヤバいです(T-T)
現在の鳴子の視界が描かれた瞬間、思わずうるうるきました道、見えてないじゃん……って。
昨年と同じようにリタイアを迎えるのでしょうか……。
前回の話を読んだ時までは、例え鳴子自身が限界を予感していようとも、なんとかゴールまで行って欲しい、行ってくれるかなと。信じたい気持ちでいっぱいになっていました。
ですが、話が進むに連れてどんどん絶望感が増すばかりです(ノД`)
しかも黒田と真波が来ちゃいましたからね
黒田ったら、宣言通り、下りで追いついて来ましたよ
宣言通りなのはすごい!けど、総北を応援している身としては悔しいところです。
今泉が、下った先には“登り返し”があるなんて言っていましたが。
この“登り返し”については珍しく注釈がありました
『下った直後、登りになっていること』だそうです。
私はこれを読んだ瞬間、あぁ、真波はこうゆうのも強そうだなぁって思ってしまって。
ひたすら嫌な予感しかありません
御堂筋!御堂筋はどうしたのでしょうかね
追いついて箱学のペースも乱して欲しかったのに。
まだ来てくれなそうです(T-T)
今週唯一見た希望が、今泉と鳴子、対照的な性格の二人が語るシーンで、それぞれのらしいコメントをちゃんと噛み締めている雰囲気の小野田です。
やはり結局は今年も、最後の最後は小野田が~って展開になりそうなので。
今泉や鳴子から色んなものを吸収して頑張って欲しいなと思って読んでいました
……というか、やっぱり鳴子!!
リタイア嫌ですよぉぉ(ノД`)
っと、ここまでが少し真面目な感想で。ここから先は腐った話題にしかならないので
苦手な方は回れ右でお願いしますm(__)m
はじめにも書いてしまいましたが。待ってました!救護テント事情!!
知りたくて仕方なかったんですよ(>。<)
直前まで鳴子を思って涙ぐんでいたのに。救護テントの鏑木を見て、いっきに気持ちが持っていかれてしまいましたからね
マ…マジか。うおおおおおって。鏑木の叫びと私の心の叫び、めっちゃリンクしました!笑
救護テント、今年のはなんだか小さなイメージです。
昨年は確か、荒北、泉田、金城、鳴子は一緒のテントでしたよね?
今年はなんとまさかの二人ずつ!
二人で一つが全てのテントに当てはまるかは分かりませんが。
今回描かれているテントは隣に止められた車と比較しても、あまり大きくないのは分かりました。
簡易ベッドが3つ並べられるくらいの幅しかない感じです。
その幅にベッドを3つ並べるのではなく、真ん中は通路的に空けておいて、2つのベッドを並べる。
ベッド同士は離して、テントの端と端にくっつけた状態で置かれています。
漫画のコマによって、2つのベッドの距離感はまちまち。
近いように見えたり、けっこう離れているようにも見えたり。
説明下手くそですみません
まあ、重要なのは、青八木と一緒なのは銅橋だったー!という事でしょう!
銅橋と鏑木は、めっちゃ一緒にリタイアしていたのに。あえての銅橋。この事実。
運ばれた先で少しはチーム毎にしようという配慮はないようですね。
もしくは鏑木がその時点でうるさかったから離されたか
最近鏑青も気に入っている私としては、青八木と鏑木を一緒にして欲しかった気持ちもありますが。今回のテント分けのおかげで、銅青カップリングへの可能性がぐぐーんと広がりました
もともと銅青で、バンビちゃん食っちゃうぞ~なカップリングがあるのは知っていましたが。
このテント分けで勢いが増すかなと思うとワクワクが止まりません~♪( ´艸`)
鏑木が「青八木さんって超カッコイイ先輩」とか言ってるも良いですね
これ、青八木にも聞こえてるハズなんで。こんなん言われたら可愛く感じちゃうじゃないですか
銅鏑的にはちょっと妬けたりするのかなとか。
鏑青、銅青、青鏑、銅鏑……わぁ無限大(*´▽`*)
もう~アホな事ばかり書いてますが。
腐女子の妄想パワーの前だと、銅橋の心情にだって、(この人リアクションうすめの人なのか)と、ハートマークが見えてくるわけですよ!笑
夢が広がりますね~(´▽`)
そしてそして、気になるのは純太!!
色々書きましたが、私は青八木の本命は手嶋だと信じていますから
やっぱり山の上とか、また別の場所にある救護テントなのでしょうか??
葦木場と寝てると思うとちょっと嫉妬してしまいそうです(≧Д≦)笑