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弱虫ペダルRIDE.492『先頭の3人!‼』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今日は良い天気ですね
しかも木曜、週刊少年チャンピオンの発売日
気分が良くなる要素がてんこ盛りです

さっそくですが、私が気になって仕方なかった弱虫ペダルの内容と感想に入らせてもらいまので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください

真波とのバトルに勝利し、先頭の今泉と小野田に追いつこうとしている鳴子。
大きく右手を上げながら前方に笑顔を向けています。
そんな鳴子を、ハッとしながら振り返る今泉と小野田。

小野田「今泉くん、うしろから1名あがってきてるよ」
今泉「ああ!見えてる。正直驚いてるよ。青いジャージでもねぇ。紫のジャージでもねぇ。まさかの__オレたちの黄色いジャージだったから」
小野田「追いつくよ……‼ もう。この平坦道で」

鳴子「カッカッカ。天才浪速の派手男(デーハーおとこ)‼ 待たせたな小野田くん、スカシ‼ この鳴子章吉‼ ただ今‼ 派手に‼」
そう言いながら、あげていた右手でぐっと拳をにぎります。
鳴子「派手に‼ 派手に‼ “帰還”したで‼」

小野田「鳴子くん‼」
今泉「鳴子‼」

鳴子、小野田、今泉と順に、心から嬉しそうな三人の笑顔が描かれます。
小野田はうっすら涙を浮かべ、今泉も照れ隠しのない笑顔です。

今泉「よく戻った‼」
バシンと鳴子の背中をたたく今泉。
鳴子もニカっと笑います。
鳴子「驚いたかスカシ。目まいしたか、ワイの派手さに‼ ええで‼ それでええ‼ ワイが見たかったんは、そのビックリ顔や‼」

ドンと威勢の良い鳴子の言葉に笑顔を返す今泉。

小野田(鳴子くん‼)

今泉「ああ、素直に驚いてるよ。オレと小野田を行かせてハコガクにフタした、そのタイミングで追いついた京伏2人。あの混戦の中から1人抜け出してきたんだからな。計算と体力だけじゃあ、できることじゃない」

鳴子は自身のおでこを指差します。
鳴子「すまんな、言うたやろ。ワイ天才なんや。ヒラメキと発想力、天性の勝負勘ちゅうんがあふれとるんや‼」

今泉はとても爽やかな表情です。
今泉「『ヒラメキ』と『発想力』って同じじゃねーか」

今泉の言葉をやはり爽やかな顔で受け止める鳴子。ですが…

鳴子「て、スカシた顔してツッコむなー‼」
今泉「国語力ねーなと思って…」
鳴子「うっさいボケ。ええとこなんやから、へーとか、ほーとか、感心せー‼」
今泉「へー」
鳴子「心こめて‼」
今泉「へ~~~」
鳴子「んー60点‼」
今泉「今のはオレ的100点だ」
鳴子「今ので100?感情うすっ‼ うす味‼ せんべいのサラダ味か」
今泉「何のたとえだ」

さっそく始まる二人の掛け合い。
目を細めて聞いていた小野田も口を開きます。

小野田「あのでも…あのホント」「あの鳴子くん、ありがとう」

軽く頭を下げるような動作をして笑顔でありがとうを言う小野田に、鳴子は一瞬呆然としています。

今泉「? 何に対するだ?」
鳴子「おまえが言うな」

小野田「すごい大変だったと思う。ここまで来るのに。今泉くんが言ったみたいに、すごく大変だったと思うんだ。うしろから見たら背中…汗で。ゼッケンまでビショビショになってる」

鳴子「まぁな。いやいや、まぁひとひねりやったけどな」

今泉「何と闘ったんだ?」
鳴子「山の新幹線や」
今泉「は?」

小野田「すごくがんばってくれたと思うんだ。でも、そのおかげで。見て__ほら、ボクらは3人で今、インターハイの先頭を走ってるんだよ」

なだらかに続く道。その道を3人並んで走る今泉、鳴子、小野田。
彼らの目の前にはゴールへと続く道が広がっています。
今そこに、他校の選手の姿はありません。
先導車だけが前を走っています。

そんな道の脇で応援してくれる観客。
「来たぞ先頭‼」
「総北3人だ」
「え!?」
「すげ」
「1チーム!?」
「トップ独走してる‼」
「このままいけば3位まで独占だ‼」

観客の声も聞き、改めて気持ちの上がる3人。
今泉は鳴子が追いついた時の笑顔とはまた違う、引き締まった顔に。
鳴子はニカっと笑い、小野田は満面の笑みです。

今泉「そうだな小野田。ゴールまで、あとのこり7kmだ」

3人の走る道の脇に『3日目(最終日)ゴールまでのこり7km』という看板が置かれています。

今泉「7km走りきれば、そのままトップゴールだ」

小野田「うん‼」

鳴子「カッカッカ。ああ‼ わかっとるわ、ヤボや。みなまで言うなや、スカシ‼」

鳴子はハンドルを握っていた手を、グッと下ハンドルへと切り替えました。

鳴子「近づいとんねん。今までで一番、近づいとんのや。約束の可能性に‼」

それは3人が1年生の時。スタート時に鳴子が言い出したあの約束。
インターハイという大舞台、3人揃って最初にゴールするという、あの約束です。

鳴子の言葉に、ますます士気が上がっていく3人。

そんな中、小野田は思い出します。
かつて巻島に言われた事を。

総北高校自転車競技部の部室。
セミの声がうるさい夏のある日。

巻島「夢を見ろショ、小野田」
小野田「え。夢…ですか?」

長椅子に座った制服姿の巻島が、空を見つめたままポツリと口にします。
ジャージ姿で、シューズバックを持つ小野田は、巻島の言葉に手を止めます。

小野田「え?それってレース中…ですか?」
巻島「そうショ」
小野田「いや、でも、レース中はさすがに…冷静な判断とビシっとした決断力が重要なんですよ。き、金城さんのように‼」

巻島「心配すんな」
巻島の言葉に、キラキラと明るくなる小野田。

巻島「一生かかっても、おまえは金城みたいにはなれねェ」
ズバッと断言され、ずーんと沈む小野田。

小野田「はは…ですよねー」

巻島「オレは現実主義者だ。ゴチャゴチャ考えるし、夢も見ねぇ。けど、おまえは違う」

小野田は立ち尽くしたまま巻島の言葉を聞きます。

巻島「おまえは今まで、何度も夢を実現してきた。1年生レースで今泉に追いつき、インハイで田所っちを連れ戻し、オレたちのジャージを一番で届けた。不可能を可能にしてみせたその根源は、こうなりたい、こうありたいって夢を見ることショ。おまえはその力が誰よりも強いショ」

小野田(え。“力”…?ボクに力!?)
シューズバックを握る手にぎゅっと力を込める小野田。

巻島「だから見ろ、夢を。途方もねぇ、ありえない夢を。それは時に失敗し、時に叶わねェ。けど、そいつは、その積み重ねは、まわりを巻き込んで、前に進む強い力に変わるショ‼」

巻島の言葉を思い出しながら走る小野田。
小野田(強い力…‼ 夏のまだ暑いあの日、巻島さんに部室で言われた『夢を見ろ』って言葉。あの時はよくわからなかったけど、今はすごくわかります)

小野田の視界には、相変わらずな今泉と鳴子が映ります。
鳴子「カッカッカ。その時はワイがセンターやな」
今泉「ム?」

小野田(“3人でゴールする”)

夢を抱く小野田の見つめる先では、今泉と鳴子の会話が続きます。

今泉「センター?3人でゴールする時の?オレだろうフツウに」
鳴子「何でやねん」
今泉「じゃあ、ゴール前でオレだけぬけだそう」
鳴子「仲間やのに!?」

小野田(その可能性があるっていうだけで、すごく胸がドキドキする。力と勇気が無限に湧き出てくるような感じがする。まだ7kmある。敵も後ろにいる。決まったわけじゃない。わかってはいるけど、夢を見る力を全開にすれば、どんな大変なことにだって、立ち向かっていける気がする‼)

小野田「もうー、ケンカしないでよー。何の話?」
鳴子「センターどっちがいいと思う?」
今泉「ゴール前の」

今泉と鳴子は二人とも親指で自分を指しながら尋ねます。
小野田「えっ」「えーと、どっち…どっちだろう。えーと」
鳴子「カッカッカ。ひとまずどっちでもええわ。いくで‼ まだレースは途中や‼」
今泉「おう‼」
小野田「うん‼」

並んでいた3人は一列になります。
鳴子、今泉、小野田の順です。

鳴子「この平坦で敵を引き離す‼」
今泉「大そうな仕事してきたわりには威勢がいいじゃないか鳴子‼」
鳴子「カッカッカ。くり返さすな。天才やっちゅーねん‼ 何ならのこり7km、全部ワイが引いたろか‼」
驚く今泉と小野田。

今泉「それは助かる、頼んだぞ」
小野田「今泉くん!? い、いやローテーションでいこうよ」

鳴子(カッカッカ。“3人ゴール”が近づいてきよるな。いよいよ……‼ けど、のこり7km…か。燃料足りひんかもな…)
先頭を切って走る鳴子の脚はピクピクと痙攣を始めています。

鳴子(スカシ、小野田くん。ワイは今こうして、夢見れただけでも、幸せやと感じとるわ)

ポッと鳴子の汗が落ちます。

そんな3人の後方では、真波と黒田が合流していました!

真波「どうします?黒田さん」
黒田「人に任せてんじゃねーよ真波。ハッ、心配すんな。この先の『下り』で追いつく‼」

『◎近づく限界を静かに悟る鳴子…‼ その後ろから箱根学園が迫る…‼』という文字が綴られ今週はおしまい。

鳴子ォォ!!(>。<)
そう叫ばずにはいられないこの展開!!
鳴子……リタイア……ですか??

良いじゃないですか、このまま逃げ切って3人でゴールするって事にしましょうよ!って。
声を大にして言いたくなってしまいます
もうこの際、ドキドキする面白さいらないから、3人ゴールを実現させてあげてくださいって。本気で思ってます、私。
たとえ拍子抜けと言われても、そんな漫画があっても良いよと思ってしまう……それくらい3人の夢を実現さけてあげたいです(>_<) けれど、私の願いは叶わないのでしょうね……
小野田の思い出した巻ちゃんの言葉。
夢の実現を垣間見せてくれますが、『それは時に失敗し、時に叶わねェ』とも言っている

鳴子の『ワイが見たかったんはそのビックリ顔や‼』って台詞も。
昨年も似たような事言ってから散ってた気が……

極めつけ!鳴子本人が『燃料足りひんかもな』って悟っちゃった
めいっぱいの夢を見たけれど、やはり、夢の実現には至らない……そんなフラグがバンバン立ってます

……今週は嵐の前の静けさといいますか、喧嘩はしてますが。束の間の平和にとても和みました。
読者の私も大きな夢を見させてもらいました。
と同時に、泣きそうにもなります

鳴子リタイアフラグ。そんなものはへし折って “3人ゴール”、実現させて欲しい

頑張れ総北!!頑張れ鳴子!!(>_<)

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