昨日の雪から一変。今日はあたたかくなるそうですし、木曜日は週チャン発売日ですし、朝から絶好調です春よ来い~♪ですね!
以下、いつものように週刊少年チャンピオンの弱虫ペダル、内容や感想に入ります
本誌未読の方はネタバレにご注意ください
御堂筋「180度コーナーでイン側をおさえて行かすとは。うまいこと考えたねユートゥ」
今週は、先週の最後に御堂筋が言っていたこの言葉からスタートです
御堂筋の言う、その180度コーナーが頭上から描かれています。
悠人「いやぁ、でもさすがに、こいつは2対1で止めんのは大変そうだ」(黒田さんは何とか行かせた…‼ ここですぐ御堂筋さんに追いかけさせちゃあ何の意味もない。どれだけ引き止められるかだ‼)
御堂筋と小鞠を見据える悠人。
御堂筋「ププ。何その目」
悠人「!」
御堂筋「カァコ、ウィィネ‼」
そう言いながら御堂筋は伸びあがるかのごとく体勢を起こし、悠人に並んできます。
御堂筋「アレ?ドゥしたん?動きニブいね。息上がっとるよ?カッコイイしぐさは?こいきなセリフは?ホラ近いよ?“速い”“近い”はキミのォ“専売特許”やなかったのォ‼」
御堂筋は頭のヘルメットをゴリゴリと悠人のヘルメットに擦り付けます。
悠人「う…」(く‼ くそ…足が重てぇ‼)
押される悠人は歯をくいしばって耐えるのみです。
御堂筋はゴリゴリ悠人にあたりながら続けます。
御堂筋「さてェ__追いかけようかナ__」
悠人(くそ‼ いいようにやられてる‼)
御堂筋「今なら、十分追いつくわァー、余裕もってェー。前のクロォダくんと真波ィに‼」
ゴリゴリとヘルメット同士をこすり合わせるように押していた御堂筋ですが、ゴンと一発、悠人と頭をぶつけあうと、不気味な笑み浮かべます。
御堂筋「残念やったね、キミ……決死のォ…時間かせぎ、ムダに終わってぇ‼」
その言葉と同時に、一気に加速する御堂筋。
一瞬で置き去りにされる悠人。
御堂筋「行くよ?小鞠くぅん‼」
悠人(く‼)「るしゃあああ」
力を振り絞り、バンと加速します。
悠人(行かすかよ、止めんだよ。“速い”“近い”はオレの専売特許だよ‼)「ふしゃあ‼」
御堂筋の前に出る悠人。
観客はその攻防を見てざわめきます。
「おお、見たかよ今の」
「とびだした京伏を一気に加速してハコガク前出ておさえた‼」
「すげっ」
「でもあの16番の子、苦しそう。すごい汗」
「あいつたしか、まだ1年生だ‼」
「1人で2人を相手してるの?」
そして観客の見つめる先。
悠人は御堂筋を抑えたものの、非常に息が上がっています。
御堂筋「アレ……コォマリくんが来たのかと思うたら、またキミィか……フーン、しつこいネ」
悠人(キッツイ、キッツイ…足も回らねェ。ムリした…‼)
ハッハッと荒い息のまま、背中のポケットに手を入れる悠人。
出てくるのは、パワーバーの包み紙のみ。
悠人(くそ‼ もう補給食もねェ‼)
ボトルの水を飲もうとバッとボトルを顔にもっていきます。
ボトルと押しても、出てくるのはポツと一滴のみ。
悠人(ボトルもねェ‼ くそ‼ そうださっき、飲みほしたんだった)
ボトルをしまう悠人。
観客「キツそう‼」「大丈夫なの!?」
悠人(けどまだ止めとかないと。止めないと)
ハッハッと荒い息です。
悠人(どれだけ引き止められるかなんだ‼)
気持ちはあるもののフラッとよろめく悠人。
御堂筋「あれ…今少しフラついた?プ……。大丈夫ゥ?脚いっぱい?手もしびれとるんやないの?ムリせんでええよ?すぐ手当した方がエエよ。体が第一やからァ‼ 今すぐ。バイク降りてぇェ‼ 楽になるよ?」
悠人(「楽に」?なるんだろうな、確かに。さっきから視界もボケてる。この状況はキツイ。それに地味だ。けど__けど‼)
ぎゅっとハンドルを握る悠人。
御堂筋「もうエエって。先輩方も許してくれるよ?キミィがふがいなくここで足を止めても。キミまだ…1年なんやし」
御堂筋の言葉で、悠人は、インハイメンバーに決まった時に、先輩達に言われたことを思い出します。
箱根学園自転車競技部の部室にて。
長椅子に腰をおろす金やんと篠崎の前で、悠人が後ろで手を組み立っています。
金やん「おめでとう、悠人。インハイメンバー6人目。ゼッケン16番だな。ガンバレよ」
悠人「はいす」
金やん「1年生ながらにな」
悠人「いやぁ、金やんさんとシノさんの指導のおかげっすよ」
金やん「フ…どの口が言ってんだよ」
シノさん「おまえ最初は相当ナメてたろ」
金やん「オレたちは拓斗たちと同じ3年だから。もう箱根学園のジャージを着てインターハイに出ることはない」
少しはっとする悠人。
悠人「………」
金やん「拓斗やユキや泉田のこと、たのむぞ。レース中は__おまえはまだ1年生だ。地味でキツイ役割をまかされることもある。そういう仕事は、目立たないし、報われないように感じるが、あとから必ず仲間を助ける動きになる。オレからのアドバイスだ。どんなにキツくても、この一言だけ憶えておいてくれ、悠人。“投げ出すな”」
金やんの言葉を思い出す悠人。
悠人(何だ、何でだ。今オレ急に、あの日の金やんさんとシノさんのこと思い出した。ずっと忘れてたのに。こんなキツイ状況で思い出すモンすか。『投げ出すな』すか。こりゃあ…投げ出すわけにはいかないすね。何すか、これが、チームで走るってことすか‼ ヤバイじゃないすかハコガク……超強いじゃないすか‼)
ゴォアと悠人のプレッシャーが上がります。
御堂筋(この男。消えかかっとった火が再び‼)
そこへ、後ろから小鞠も追いついてきました。
小鞠「何やってるんですか、御堂筋さん。そんな見るからに『終了筋肉(おわりにく)』のヤツ、放っておきましょうよ。興味ありませんよ。その人の筋肉(にく)になんか。行きましょう。この先にある登り筋肉(のぼりにく)のところへ。真波山岳のところへ‼」
悠人(真波さんのところへ!?)
小鞠「それとも…ボク1人で先行っちゃってもいいですか!?」
もみいぃっという手つきで、ハァハァしながら言う小鞠。
御堂筋「ウン、エエよ?」
小鞠「あぱぁ‼」
御堂筋の言葉と同時にズンと急加速する小鞠。
小鞠「登り筋肉(のぼりにく)‼」
悠人「にくまっしぐら‼」
荒い息で俯く悠人。
悠人(マジすか、116番まで、出すんすか京伏‼)
痺れた手を、ぐーぱーぐーぱーと解し、ぎゅっとハンドルを握り直します。
ギリギリと歯をくいしばる悠人。
悠人(行くだろオレ‼ ああ‼ 体は限界とっくにこえてるけど。答えは)「yesだよ‼」
バンと加速し、小鞠の前に出ます。
ブロックが成功して小鞠を振り返る悠人。
小鞠(___え!?)
驚く小鞠。その目に映る悠人は、ブルブルと手が震え、足もピクピクブルブルと痙攣しています。
小鞠「何故!? 追いついた!? その…終わってるはずの…ボロ筋肉(にく)で…!?」
悠人「投げ、出さない‼」
小鞠「ハッ‼」「まさか…いや、そういうことか‼」
小鞠は抑えた悠人でしたが、その脇を御堂筋が通過してしまいました。
御堂筋「さて、ほな行こうか、小鞠くん。あんまり遊んどる時間もなくなってきたわ」
悠人「!」
御堂筋「追撃再開や‼」
ゴォッと御堂筋のプレッシャーが上がります。
悠人(く‼ ここで2人に行かれたら__‼)
ところが、小鞠が動きません。
御堂筋「!」(!? 小鞠くん!?)
小鞠を振り返る御堂筋。
悠人(!)
御堂筋(___‼)
小鞠を見ていたその目を細めます。
小鞠「あはっ、すいません、御堂筋さん。先に行ってください。ボク、この筋肉(にく)に興味出てきました」
『◎小鞠が命令に背いた…!?』という文字で今週はおしまい。
小鞠くん(*゚ロ゚)「ハッ‼ まさか…いやそういうことか‼」って。どういう事なんでしょうか
あんなに登り筋肉登り筋肉言ってたくせに。私にもわかるように説明してよ~って思いました(>。<)
悠人はもう終わり筋肉って言ってたじゃないですか。
限界を超えた部分に惹かれたんでしょうか?
……なんだろう。悠人くん、最後にその筋肉で小鞠を惹きつける事が出来て…まさに身をもって止めた感が(ノД`)
来週大丈夫でしょうか?私は悠人くんの純潔が守られるのか心配です(>。<)笑
それにしても!ボロボロになりながら、限界を超えた状態で二人を止め続ける悠人。キュンとしますね(≧Д≦)
投げ出さないって、先輩の言葉も思い出しちゃって。良い子じゃないですか~!本当に初期のイメージと変わりましたね(ノД`)
私的にはすっかり好きになった悠人くんに対して。御堂筋!!
ゴリゴリとヘルメットあてて、うわぁ嫌な奴感ハンパないなと。
さすが愛すべき弱ペダの悪役キャラです。
御堂筋や小鞠が出てきてなかったらここまで盛り上がると思えないくらい。
やっぱりすごい存在感ですよ(*´▽`*)
個人的には本当に小鞠が大好きです。
ここまで全ての原動力が筋肉になってるのは潔いと思います!
緊迫した状況なのに。ボロボロの悠人が「にくまっしぐら‼」言った時は笑いましたもん。
自他ともに認める筋肉へのこの執着!
もっともっと見ていたい!
ので、実は、小鞠には登り筋肉に追いついて、もう一波乱起こして欲しいと思ってしまう自分もいます。
「先に行ってください」って、後からちゃんと追いつくつもりなんですよね?
追いつけるのでしょうか?
悠人も好きで応援したい気持ちでいっぱいなだけに、とても複雑な心境です(>。<)
来週の小鞠と悠人、楽しみでなりません!