本格的に始まったインターハイ最終日のゴール争い!
ドキドキ目が離せない弱虫ペダルの続きが早く読みたくて。
木曜日を指折り数えて待ちました
さっそくですか、今週の週刊少年チャンピオン、弱虫ペダルの内容や感想について書かせて頂きます
本誌未読の方はネタバレにご注意くださいm(__)m
山岳リザルトラインを超えて、手嶋と葦木場を抜いてきた総北と箱学のメンバー達。
総北は鳴子、今泉、小野田の順に。
箱学は悠人、黒田、真波の順に走ります。
鳴子(手嶋さん)
今泉(手嶋さん)
小野田(手嶋さん‼)
小野田は後ろで「落車ぁ」と叫ぶ観客の声を聞き、思わず振り返ります。
しかしもう峠を越えてきているため、小野田の視界に、後ろの様子が映る事はありません。
小野田「今泉くん、鳴子くん、今…『落車』って聞こえた。手嶋さんが!?」
今泉・鳴子「……‼」
二人は振り返らず、走ります。
今泉「……ああ」
鳴子「ワイにも聞こえた」
小野田(今泉くん…鳴子くん…)
今泉も鳴子も、決して振り返らずに語ります。
鳴子「手嶋さんやろうな。カッカッカ。あの人のことや。出しきってボロボロで、まっすぐ進むのもやっとやくらいになっとったやろうに。ワイらが追いついて抜いてくまで、ギリギリまで待っとったんやろ。そんで背中押して見届けて。ワイらが見えなくなるまでがまんして__倒れたんや」
今泉「オレたちは託された。オーダーをうけてオレたちがやるべきことは『前』にしかない。前をむけ。もう振り返るな、小野田」「このまま全力で進む‼ それがオレたちの役割だ‼」
こくっと頷いた小野田は、ぐっとハンドルを握る手に力を込めます。
小野田「うん‼」
しっかりと前をむき、ぎゅうぅっとハンドルを握りしめます。
小野田「わかった‼」
今泉(いくぞ‼ 今泉俊輔‼)
鳴子(手嶋さん…‼ ワイも手嶋さんに負けんくらい派手にいきまっせ‼)「おっるああああ」
プレッシャーのあがる総北三人は、鳴子を先頭に加速します。
悠人「総北、加速します‼ く、だから好きにはさせないですって‼ 鳴子さん」
バンと鳴子の前に入り込み、ブロックをかける悠人。
悠人「そう何度も‼」
抑えたと確信して後ろの鳴子を振り返る悠人。
鳴子が顔を上げ、ニカっと笑みを浮かべます。
悠人(笑ってる!?)
鳴子「“おさえた”思うたか?」
悠人(え!?)
鳴子「総北はハコガクの様子ばっかうかがって、攻撃せんと思い込んどったか!?」
箱学から一人飛び出しブロックをかけた悠人が、総北三人の前に出ている。
悠人と総北三人、合わせて四人の少し後方に、黒田と真波が切り離されて走っている状況です。
悠人(攻撃!?)
鳴子が肘をくいっと動かします。
悠人(何かの合図!?うしろへの!?)
悠人が考えている矢先、鳴子の後ろからドンと今泉が現れ、悠人をも抜かして行きます。
悠人(ゼッケン2番、総北エース今泉さん‼)「く‼させな…」
悠人がすかさず今泉を抑えるため、出ようとします。
鳴子「いかせへんて‼」
その悠人を今度は鳴子がブロックします。
悠人「く‼」
悠人(鳴子さんがブロック‼ この人がカベになって、そのスキにアタックする気だ。今泉さんが‼)
ここで、悠斗はさらにある事に気づき、愕然とします。
悠人(………‼ いや…ちがう‼)
悠人の目に映ったのは、今泉の後について走る小野田坂道です。
悠人(ゼッケン1番、小野田さんを連れてる‼)
ドンと、瞬く間に加速し、飛び出して行った今泉と小野田。
観客「総北2名加速。とびだしたァ‼」「速ぇぇっ」
悠人(エースが、山のエースを連れてる…‼ これって…‼ 確実に)(ヤバイヤツ‼)「どいてください鳴子さん」
鳴子「どくかボケェ‼」
悠人(ここからゴールを狙う気だ‼ 総北は‼)「何すかァ。いつから仲良しになったんすか。今泉さんと鳴子さんは。1日目“エース”を争ってたって聞きましたよ」
鳴子「カッカッカ。3日も全開で走っとりゃぁな、仲良うはならんでも、考えとることは分かるっちゅうねん‼」
悠人(!)
鳴子「あいつ、何かやりとうてウズウズした空気出しとったからな。おまえだけ引っぱりだして。ハコガクを切り離したったんや‼」
悠人( ‼ 最初の鳴子さんの加速はハコガクを“1人”にするために!? つうか空気て……‼ このアタック、“作戦”じゃなくて“呼吸”でやったってのか‼ 総北‼)
黒田「やられたァ‼」
総北に攻撃を仕掛けられていた事に気づいた黒田も焦り、バンと加速します。
黒田「鳴子の派手見せアタックかと思ったら1番と2番が出ちまってる‼ くそ‼ 追うぞ真波‼」
ところが、真波が加速について来ません。
黒田「何やってる真波‼ 前いかれてんだ、加速すんぞ‼」
黒田の言葉にも下を向いたまま、ペースを上げてこない真波。
黒田「ゴール争いだ‼ どうした!? 動け真波‼ こんなとこで不思議チャン発揮してんじゃねェ‼」
真波「“まだ”ですよ?黒田さん。ここで集中力上げるのはまだ、もったいないですよ」
少し覗いた真波の表情は、いかにも感覚が研ぎ済ませれている雰囲気。鋭い眼差しです。
ビュウッと風が吹いています。
黒田(!?)(真波…山岳!?)
真波「感じませんかぁ?」
ビュウッと吹く風の中、真波の言葉が続きます
真波「このレース、ここから、このあと、もっと、荒れますよ?」
真波の言葉の後、場面は山岳リザルトラインに集まっている観客に移ります。
「すごかったなーさっきの山岳争い」
「いやーヤバかったよ。熱つたわってきた」
「さっきの通過していった6人でおわりだな」
「だな」
「先頭争いは」
「いやまて、もう1人来るぞ」
「え?」
「ホントだ」
「がんばるねェ。今なら追いつく可能性はまだギリギリあるかな」
「……いや、あのジャージ。あいつら…追いつく気だぞ…1人じゃない。2人いる」
山岳賞のゲートの方へ上がってくる2人のヘルメットが見え始めます。
観客「京都伏見だ‼」
御堂筋、小鞠の順で現れた京伏!
目を見開き、ベロォッと舌を出した御堂筋。ニヤリと笑みを浮かべる小鞠が、坂を上がってきます。
『闘いの流れが変わる予感…‼ 後ろから、強大な影が迫る‼』という文字が躍り今週はおしまい。
いよいよ来ましたーー!!京伏2人!!
キタキタキタキター!!って。
読んでいる時のわくわく感ハンパないです
ちょうど総北がいい感じの時に来るんですねーにくいっ!
士気も上がって好調な総北ですが、今泉と小野田が出ていて。ばらけた状態です。
対して箱学はもう真波が気付いている様子。
御堂筋と言えば、鳴子との対戦も見たいところですし……悠人は?
このあとの展開が全く読めません、私には。
とにかく早く続きが読みたいです
楽しみ~(≧Д≦)
来週以降への期待感が高まった今週ですが、前半の総北の快進撃。今泉と鳴子の阿吽の呼吸にもテンション上がりました
そして悠人!出し抜かれているのに、ちゃんと常に丁寧語で。
今まで当たりの強い印象で、やんちゃなイメージだったんですが。今週のこの状況下で崩れない言葉遣いに、私の中の悠人好感度は激上がりでした
後ろの京伏の存在を察知するあたりの真波の様子も本当にワクワクさせてくれます。
ひたすら総北に気持ちが行ってしまっていたのですが、京伏登場のおかげで、箱学を応援する気持ちもムクムク出てきました
京伏、御堂筋の圧倒的存在感はすごいっ
繰り返しになってしまいますが、早く続きが読みたくてたまりません(≧Д≦)