ずっと、待っておりました!この結着の時を
さて、結果はどうなったのでしょう!!
以下、今週の週刊少年チャンピオンの弱虫ペダル、内容と感想になりますので。
本誌未読の方はネタバレにお気をつけください。
最後の力を振り絞ってゲートを目指す手嶋と葦木場。
二人に大声援を送る観客。
誰かの声が告げます。
「インターハイ3日目。山岳賞ラインまで、のこり、40m‼」
手嶋(キツイ、キツイ、キツイ‼ もう手の平の感覚ねぇ。握ってんのか。握ってねぇのかワカんねぇ。足の感覚もねぇ。痛い通りこして、鉛みてぇだ。けど脳は命令してる。進めと‼ 前向いて‼)
ハッハッと息を切らしながら、ペダルを回す手嶋。
苦しそうでも、その目は確かに前を向いています。
葦木場(体中バッキバキで、全身つりそうだ。いくんだ。いくんだ、いくんだ‼ 顔を上げて‼)
葦木場も鬼気迫る表情で走ります。
手嶋・葦木場(目の前のラインまで‼)
目前に迫る山岳ラインのゲート。
観客「とびこむ‼」「両者‼」
手嶋「おおおお」(進め‼)
葦木場「ああああ」(いけぇ‼)
観客「並ぶ‼」「どっちだ‼」「また並ぶ‼」
道の両側で大声を張り上げ声援を送る観客。
その中を走る手嶋と葦木場。
僅かに葦木場の車輪が前に出ている状態の二人が描かれています。
「手嶋ぁ‼」「てしまとれ‼」「総北ゥ‼」「てしまァ‼」
「ハコガク‼」「いけぇ‼」「あしきばっ」「獲れ王者ァ‼」「もぎとれ‼」
手嶋「おおお」(とどけ‼)
葦木場「あああ」(こえろ‼)
横並びにゴールに飛び込んでいく二人。
観客「ラインが」「近づく‼」「のこり10m‼」
手嶋「おおお」
葦木場「あああ」
手嶋(獲れ、獲るんだ。手嶋純太‼ 止めるな、止めるな、止めるな脚‼ この勝負に一片の体力も残さなくていい‼ もがけ、もがけ。もがけ、手嶋純太‼)「おおお」
葦木場「あああ」(この闘いにひとつも後悔があっちゃいけない‼ 出しきれ、出しきるんだ‼ 全部‼ すぐそこだ‼ 全身で‼ 獲る‼)
もう、二人の前輪がラインの直前まで迫りました。
手嶋「おおお」(もがききれ‼)
葦木場「あああ」(オレは強いよ‼)
ゴール前、最後の瞬間、葦木場は隣を走る手嶋の気配を感じ一瞬チラリと視線を送ります。
そして、自分の体より自転車だけ、前に放り込むように。
ラインへ自転車を押し出す葦木場。
ドッっと、その前輪がラインに乗りました。
観客「きまった」
青い空の下、バサッと山岳ラインののぼり旗が風に揺れます。
手嶋と葦木場の後を走る総北と箱学のメンバー。
鳴子、今泉、小野田、黒田、悠人、そして真波。一人一人が描かれています。
真波だけが、少し柔らかい表情です。
学校でラジオ中継を聞きながら呆然と佇む東戸。
総北サポートメンバーの乗る車。
幹ちゃんの持つスマホを覗き込むメンバー。
そして救護テントの中。
目元にタオルを乗せベッドに横たわる青八木。
青八木「純…太………」
山岳賞が決したゲート。
まるで空へと続いていくような、最も高い位置にあるそのゲートラインを超えた二人の背中が、ぐっと後方からのアングルで小さく描かれています。
「2人」の「山岳賞」___
長い時間の想い遂げて
最後の空を仰いだのは
何度も倒れてはい上がった
平凡な男だった
その言葉とともに描かれるのは、自転車をラインに刺した葦木場の横を、最後まで前傾のダンシングでラインを先に越える手嶋の姿。
両手を広げ、大きく口をあけ、天を仰ぎ見る手嶋純太の姿。
会場のスピーカーが結果を放送します。
「3日目山岳争いを制したのは、総北ゼッケン5番、不屈の男、手嶋純太選手です‼」
グオオォと沸き上がる会場。
手嶋「あ、はあ、はあああ」
天を仰ぎ、声を上げます。
そんな手嶋の姿を、山岳賞のゴールゲートより上から、双眼鏡で眺めていた田所。
巻島と金城も呆然としている中、田所の目からは大量の涙が溢れ出ています。
田所「や、や……やりやがった。手嶋ぁ‼ 大金星だ‼」
以上で今週はおしまいです。
もう……すみません。言葉が出てこないです。
良かった。本当に良かった!!
手嶋純太おめでとう
なんかもう、今年のインターハイ終わったってくらい、気持ちがいっぱいです(T-T)
山岳賞というより、最終ゴールを見守っていた感覚でした、私は。
ずっと涙を堪えつつ読んでいましたが、最後の田所さんの涙で私も泣きました!(田所さんの涙は反則ですよ、泣けるっ!)
今週の弱虫ペダル、これは是非とも漫画で読んで頂きたいです。
手嶋の勝利を信じていた私も、えっ?もしや葦木場獲った?とドキドキするような描かれ方もありましたし、二人の表情、観客の様子。勝敗が決した時の雰囲気、空。田所さんの涙。
とても私の拙い文章では表現しきれません!
私の中で神回でした(ノД`)本当に感動です(T-T)
そしてそして!ちゃんと青八木も出て来てくれましたしねー!!!
もう何も言う事はありません!
今週の弱虫ペダル。2回くらい通して読んだ後、救護テントの様子や横たわる青八木を、穴が開くほど凝視していたのは言うまでもなく。その辺の萌えポイントもちょっと語りたい気持ちもあるのですが。
今週は手嶋の山岳賞、おめでとうの一言に尽きます!
あまりにも、あまりにも清々しい気持ちでいっぱいなので
腐った話はまた改めて別の記事で書かせて頂きたいと思います。
本当に本当に、手嶋さん、おめでとう