2週間!!待っていました!週刊少年チャンピオン!
待っていました!弱虫ペダル(≧Д≦)
面倒な前置きは抜きにして、早速内容や感想に入らせて頂きます
本誌未読の方は、ネタバレにご注意ください
ドワアアアっと沸き起こる観客の声援。
その中を、総北の手嶋、続いて箱学の葦木場が走っています。
手嶋(すげぇ…‼ この圧、…観客の‼ しびれる‼)
手嶋が驚く程の大声援が、辺りに響きます。
「てーしま」「てーしま」「テシマァ‼」
「まけるな、ハコガク」「ガンバレ」
「ソーホク‼」「てーしま」「てーしま‼」
圧倒的な手嶋コールです。
手嶋(そういや去年のインハイのあと、鳴子が言ってた。3日目の観客__あれはヤバイって。声援の圧が1日目や2日目とは段違いだって。特に最後の山は__て‼)
鳴子の話を思い出しながら、ペダルを回す足に力がこもる手嶋。
「山岳ラインまでのこり500m‼」と、誰かの声が告げ、前方にはその山岳賞のゲートが見えてきました。
「いけぇ」「てしまァ」
観客の大声援は続いています。
手嶋(ありがてぇ‼ 前に進むパワーになる‼)
葦木場(すごい純ちゃん‼ こっちがさっきからペース上げてるのに__自分で気づいてるかな。純ちゃんペースあがってる‼ 全然追いつかないよ‼ でも、これは楽曲にたとえるなら、まだ最初の前奏曲。静かなメロディが流れて、心の準備が整って、クライマックスに向かう。最高潮に。たぶん純ちゃんはこのあと、もう一段速くなる‼)
手嶋(シキバ__おまえはよく、オレをかいかぶってくれる。「速いよ」「すごいよ」「ふさわしい」。昔からキラキラした目で、オレをほめちぎる。そのたびオレは「いやぁ」って否定してきた。だけど、今は、オレ、何でだろうな。おまえのその言葉__鵜呑みにしようと思ってるよ)
観客「総北、またペースあげたァ‼」「てーしま」「てーしま」
手嶋(観客の声がきこえた。“ペースをあげてる”?オレが?そんなワケないだろ。心こそ高ぶってはいるけど、足もウデも体中、悲鳴あげてんだ‼)「いや、全部鵜呑みにするんなら、あがってんのか!? ペース‼」(もし、オレに__平凡なはずのオレに、何かの才能があるなら、はじけてくれ、ここで‼ てかシキバ。おまえは__だとすれば、あの頃からずっと、見抜いてたってのか。オレ自身__自分でもワカんなかった“才能”を‼)
手嶋は、葦木場のピアノ演奏で歌った、音楽室でのあの光景を、そして一緒にロードを始め走った時の事を、思い出しています。
ここで一度、場面が、総北OB3人に移ります。
3人がいたのは山岳賞のゲートのさらに少し進んだ場所のようです。
田所が望遠鏡で坂の下を覗いています。
そして、覗くのをやめ、自分の見た光景を、半ば唖然としながら金城と巻島に話し始めます。
田所「山岳ラインに2人来た…。黄色いジャージと青のジャージ…総北(うち)とハコガク…。ハコガクは去年、峰ヶ山にきてた、タッパのでけぇ葦木場ってヤツだ。総北は…手嶋純太だ‼」
思わず、最後の手嶋の名前を叫ぶようにして声に出した田所。
その話の内容に、金城も巻島も驚きます。
金城「手嶋が…‼ 間違いないのか、田所」
田所「ああ、間違いねェ‼」
再び望遠鏡を覗き込むと、興奮しながら語ります。
田所「金城‼ どれだけオレがあいつらを見てきたと思ってる‼ あのフォーム、頭のフリ、間違いねェ手嶋だァ‼」「おい、そこだ、いけ、そのまま。ぶっちぎれーー‼ そうだーー」
うおおお!と、望遠鏡を覗きながら雄たけびをあげる田所。
巻島「いや、ここからじゃきこえないショ、田所っち」
金城「………手嶋が…」
唖然とする金城。
金城「“ここまで”__…」
巻島「クハ…‼ 金城。さっきの話かァ?途中でリタイアしてると思ったか? “ここまで来るとは思わなかった”。そんな顔してるショ。“申し訳なかった”__って」
金城「巻島」
巻島「気に病むことはないショ。オレもヤツのことは、才能もセンスもねェって言い切ってた。クハ…‼ でもあいつは、人望も厚くて、努力家だった。不思議とまかせれば成し遂げるんじゃないかって、空気持ってたショ。才能ってのは本当、ややこしいヤツでさ。ワカってるヤツは最初から見えてて派手にトバすが、ワカんねェヤツは、さんざん迷う。けどたぶん、最初からあんだヨ。頭の上や、背中んトコにひっついてて。自分じゃ見つけられないだけなんだ。だから『才能』てのは、他人から見つけてもらうのさ。『うまい』『すごい』『他より速い』『独特の感覚だ』___てな」
傍らでは田所が望遠鏡を覗きながら「いけえ」と声をあげる中、巻島の話しは続きます。
巻島「ただ、近くにいすぎると、こいつはワカリにくくなるショ。同じ方向、向いちまうからな。時々会うヤツ__。ひょっこり現れたヤツなんかが、それを一番、見抜くんショ‼」
巻島の最後の言葉とともに、場面は手嶋と葦木場に戻ります。
メトロノームダンシングで手嶋を追う葦木場。
ハァハァと息をあげ、苦しいはずですが、その表情はどこか嬉しそうでもあります。
葦木場「はぁ」「ああああ」「純ちゃん‼」
ペースをあげ、手嶋を追います。
葦木場「あああ」
手嶋「!」
観客「ハコガク迫る‼」「ここで加速‼」「う、あ」「ハコガク一気に追いついたァ‼」「のこり…山岳ラインまで300m‼」
観客の言葉通り、手嶋に追いつき並んだ葦木場。
手嶋「ラスト300mで並ばれた。こんだけがんばってきたのに、フリダシかよ‼」
葦木場「すごいよ、純ちゃん」
手嶋「今、並んだおめェの方がスゴいよ。オレはすごくは__」
いつものように、自分はすごくないと否定しかけて、はっと止まる手嶋。
先ほど、自身が考えた『鵜呑み』という言葉を思い出します。
手嶋「どの…あたり……が…だよ?」
葦木場「だって見てよ。まわりの観客を‼」
葦木場が手を広げた先には、沿道で「てーしま」「てーしま」「てーしま」と大声援を送っている観客。
葦木場「皆、純ちゃんのこと応援してるよ」
手嶋( !? )
葦木場「オレ先輩に、千葉総北の手嶋ってどんなヤツだってきかれて。カラオケが上手いヤツだって言ったんだ。昔からずっとそうだよ。純ちゃんは、いつも皆を楽しませる‼ メドレー歌って、皆のこと笑わせる。それってオレにはできないし、すごい事なんだよ」
手嶋「歌の話かよ…か…関係ねェだろ。こんなところで天然…発揮…」
葦木場「ううん。同じだよ。歌が自転車にかわっただけだよ。純ちゃんは今、皆を楽しませてる。だから、見てほら。皆、期待してる。純ちゃんの頑張ってる走りを」
再び手を広げる葦木場のその先には、期待して手嶋に声援を送る観客。
それを目にした手嶋がはっとします。
手嶋(期待__)
思い出しているのは、総北の合宿で、古賀とインハイメンバーをかけて闘った時に心で叫んでいた言葉。
『オレは古賀が同学年で期待されてて、それをうらやんでばかりいた。オレだって期待されればもっと頑張れるのにって、思ってた。でもそれは間違いだった。考えればあたり前のことだ。頑張らないと期待なんかされない‼』
手嶋(されてるのか。オレが。オレの走りが)
ブルッと震える手嶋。
葦木場「きっと…純ちゃんは、1人で自分のために走るより、真ん中で中心になって皆をゆり動かしながら走る方が、強いよ」
天然っぽさのない、鋭い眼差しで“強いよ”と告げる葦木場。
そこから場面は再び、総北OB、巻島へと飛びます。
巻島「“努力”てのは、もがいてあがいて、積み上げて、最後、“才能”になるんショ‼」
巻ちゃんのこの言葉で今週はおしまい。
『積み重ねてきた努力がついに、実を結ぶ…‼』という文字もありました。
次号は巻頭カラーらしいです
巻頭カラーは嬉しいのですが!また2週間後ですよ(≧Д≦)
この超盛り上がって、ゴールまであと少し!ってところで次週~となる切なさったら
小学生の時に見ていたアニメドラゴンボールZで、始めてスーパーサイヤ人になった悟空が、フリーザと向き合いつつ止めを刺さずにいて、“ナメック星爆発まで、あと何秒…”って話が何週間も放送され続けた時の感覚を思い出します。
って、非常に分かる人にしか分からない例えですみません
要するに焦らしすぎ~!って叫びたい(>。<)
年明けにどーんと巻頭カラーで山岳賞が決まるって流れは良いのですけどね。
続きが気になって仕方ないです(>_<)
まあ、待ちますけど。待ちますけどねっ!
……苦しい(´Д`)
山岳賞。ここまで来たらもう手嶋ですよね?
努力が実を結んで山岳賞ですよね?
これで、勝ったのはそれでも葦木場でした~なんて事になったら怒っちゃいますよ(>_<)
手嶋の必殺技って結局、期待に応える力って感じなのでしょうか…
見た目や肉体の変化などなく、ペースをあげて競り勝つ!って流れになるのか。その辺が気になるところです。
葦木場も、手嶋の才能開花に喜びつつ、全力勝負って事になると思うので…。ゴール前はまた「純ちゃん!!」「シキバァ!!」と、名前の呼び合いになるんでしょうね(*´▽`*)
萌えます( ´艸`) が、ばりっとT2推しな私としてはちょっとだけ妬けます
なんせ、手嶋の才能を見つけたのは葦木場だって事になるわけですから。
しかも、出会ってすぐの、あの音楽室の時からずっと。葦木場は手嶋の内に秘めたものに気付いていたって事になるわけです。
この流れ、手嶋にとっての葦木場の存在が本当に大きくて。
すみません、やはり青八木目線の私は、つい妬いてしまうのです(>_<)
葦木場も大好きなだけに複雑(>。<)
まあ、巻ちゃんの言うところの、近くにいる人。そっちが青八木ですよね。
「近くにいすぎると、同じ方向、向いちまうからな」って。
チーム2人でずっと一緒に走ってきて。まさにその同じ方向を向いて歩んできた相棒(兼恋人)。近くにいすぎたからこそ気付けなかったのが青八木なのかなと。
でも、青八木だって、純太はすごいって思っているんですよね、常に。
うーん、やっぱり才能開花の鍵を握っていたのが葦木場だったのは少し悔しい(>_<) でも葦木場も好き(>。<)
だから手嶋さん、ゴール前に少しでも良いから青八木も思い出して~って。思ってしまうのですが、この流れ、期待薄いですよね(´Д`)
まあこの展開じゃ仕方ないなと思います(>_<)
今週、手嶋が思い返していた『頑張らないと期待なんかされない‼』という言葉。
あれ、総北合宿の時は、まさにゴール前スプリントで古賀と競ってる時で……
手嶋(頑張らないと期待なんかされない。今まで出来なかったのに出来るかだって?できるさ。たった一人、あそこに!俺を信じてるヤツがいるんだ!)
青八木「純太勝て!」
手嶋(強くなる、オレは強くなる。オレは弱いから)
ってな具合に、T2ファン的には超絶名シーンのあの場面へ繋がる台詞なんですよ!(台詞、細かいところ違ってるかもですが)
今週の弱虫ペダルを読みつつ、そっちの合宿での「純太勝て!」も思い出し、ニヤニヤとなる、お門違いの腐女子です、私は
手嶋、その合宿の時は青八木の期待に応えて古賀に勝ったわけだすから!
今度は大声援を送る観客の期待に応えて勝ってくれるのでしょう!
ああ~手嶋が山岳賞を獲るところ、早く読みたいです(≧Д≦)
……そして、最期にまたまた本編勝負から離れるお話なのですが。
才能について語る巻ちゃん!
巻ちゃんにとっては、才能を伸ばしあって来たのが(開花の時はさておき)東堂なんだろうなぁと。思いながら読んでおりました( ´艸`)
だって語る巻ちゃんの横顔、睫毛長くてすごい美人でして……あぁこれ、東堂の事を想っているに違いないって確信です笑
あとは、田所さん!
「どれだけオレがあいつらを見てきたと思ってる‼」って。望遠鏡を覗きながら叫んじゃうとか。
そうゆうトコ本当に好きです(´▽`)
後輩に慕われるの、分かりますよね
そして今週、渡辺先生すごいって思ったのが、葦木場の「オレ先輩に、千葉総北の手嶋ってどんなヤツだってきかれて。カラオケが上手いヤツだって言ったんだ」って部分。
葦木場の、カラオケが上手いヤツと答えるシーン、めっちゃめちゃ覚えていますよ!
先輩に答えたシーンの当時から、渡辺先生は手嶋と競う今の展開に繋げるつもりだったのでしょうか。さすがプロだなぁと感激していた次第です。
というわけで!再来週の展開も超期待して!楽しみにしています(≧Д≦)