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弱虫ペダルRIDE.473『つめたい雨』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

寒さのせいか…体調を崩して不調が続いている為、なかなか頭がまわらず。今週はチャンピオンの発売が水曜になることに今朝気付きました(´Д`)

弱虫ペダル、今週も展開熱くて!私もなんだか熱出そうです(^-^;

以下、内容や感想になります
毎週の事ですが、本誌未読の方はネタバレにご注意ください

東戸に手嶋の話を聞き、教室を飛び出してきた葦木場。
雨の中、バシャッと水を飛び散らせ、自転車を走らせます。
『あのレースのために、がんばったんだよ、手嶋は』
『自分より才能あるって言ってた』

東戸の言葉を思い出しながら、制服のままペダルを回す葦木場。

葦木場(純ちゃん‼ 純ちゃん純ちゃん、そんなことないよ、純ちゃん‼)「ごめん、純ちゃん‼ オレはバカだよ。何やってるんだよ、オレはいつも‼」
思わず想いを叫びながら、手嶋を探し、峠を登る葦木場。

葦木場(どこ……どこだ…)
探しながら走ります。
葦木場(どっちだ…こっちの峠か…)
雨でびしょびしょになりながら、ハァハァと息をきらし、それでも必死に探します。
葦木場(いない。純ちゃん‼)

手嶋を探しながら、葦木場はあのレースの前の事を思い出しています。
(あの日、前の日からずっと純ちゃん言ってた。)

学校の帰り道、並んで歩く手嶋と葦木場。
手嶋「明日はやるぞ。万全の体調でレース来いよ」
葦木場「え、何?」
手嶋「おまえに、最高の景色見せてやるよ‼」
やる気に満ちた表情で、手をグーに語る手嶋に、葦木場はのほほんと答えます。
葦木場「海が見える展望台とか?会場の近くにあるの?」
手嶋「いや、そういうことじゃなくて。『山岳賞』__山の賞だよ」
葦木場「さん…かく?賞?そんな賞あるんだ…あ、山が三角だから?」
手嶋「『がく』だ!」

そんな会話を思い出しながら、雨に打たれつつ手嶋を探し続ける葦木場。

葦木場(純ちゃんは見せようとしてくれていたんだ、オレに。自分をギセイにして。オレに__表彰台からの景色を‼)「なのにあの日、オレは山の景色なんかのんきに眺めて。一人で被害者になって、一人で部活サボって」
思わず気持ちを声に出しながら坂を登る葦木場。

ふと峠の上の方に人影のようなものを見つけます
葦木場「!」「純ちゃん‼」

思い切りペダルを踏みしめその影に近づくと、それはバス停の停留場の看板でした。
ハッ、ハッと息を切らし、その看板を見つめる葦木場。
ですが、すぐに自転車をUターンさせると、来た道を引き返します。
葦木場(こっちの峠じゃない。どこ…どこだよ純ちゃん)
分かれ道まで戻ると、また違う道を走ります。
葦木場(こっちの長い峠か)

ハァハァと息を切らして登る葦木場。走りながら、雨で濡れた制服の袖を絞ります。
葦木場(冷たい。完全に中まで水、浸みた)

走りながら、やはり手嶋の事を思い出しています。
(いつも純ちゃんはカラオケが上手いんだ)

複数の友達と皆でカラオケに行く手嶋と葦木場。
マイクを手に歌う手嶋に、楽しそうに笑う葦木場や、他の友人。
葦木場(オモシロメドレーで、皆を楽しませてくれる。オレも笑う。オレはいつも、楽しむ側で__楽しませてる人の気持ちなんて考えたことなかったんだ)
歌う手嶋の顔を、表情を思い出す葦木場。

葦木場「どこだよ純ちゃん…いない……」

ハァハァと坂を登る葦木場。
峠を登り切ったところで、パチンとペダルから足を外し、止まります。

葦木場「いないよ………」
ザァーと雨の降る中、俯く葦木場。

葦木場「出てきてよ…。…………オレにあやまらせてよ‼ 純ちゃん‼」
天を仰ぎ、叫びます。

ギュっと歯をくいしばり、雨をその顔に浴びる葦木場。
ザアァァという雨音。
その中に、ハッ、ハッ、という息の音を聞き取ります。

葦木場(___‼)
手で口元を抑え、雨音の中に聞こえたその息の音を、もう一度確かめようとします。

葦木場(息__オレじゃない)

ハッ、ハッ、ハッ、と近づいてくる息の音。

葦木場がガバッと振り向くと、そこには、雨の中、峠を登ってくる人影が。
手嶋でした!

手嶋「おう、シキバ。シキバじゃねーか。お?どうした、制服でロードなんか乗って。カッパ着ねーとカゼひくぞ」
片目をつぶって。いつもの手嶋がそこにいました。

葦木場「じゅっ……」
ロードにまたがったまま、振り返り、一瞬言葉を詰まらせる葦木場。

手嶋「ああ、でも良かったよ。またロードに乗ってくれてる」

葦木場のもとで足を止める手嶋。
少し俯き加減に言葉を紡ぎます。

手嶋「いやぁ、部活…来なくなったからさ。いろいろ心配して。やっぱ無理矢理山岳賞なんてとらせようとしたの、よくなかったなって。反省してたとこだったんだ」

葦木場「純ちゃん‼」
バシャっと倒れる自分の自転車には目もくれず、がしぃっと手嶋を抱きしめます。

手嶋「どわっちょ、あぶっ」
ロードに乗った状態のまま思いきり抱きしめられ、バランスを崩した手嶋が思わず声をあげます。

手嶋を抱きしめたままの葦木場。
そんな二人にザアァァと雨は降り注いでいます。

手嶋「あぶねーよ、急に…」
葦木場「ごめん、ごめん純ちゃん、オレ」
抱きしめる腕をそのままに、葦木場がやっと伝えたかった想いを口にします。
手嶋「や…まぁ、転んだわけじゃないし、そこまで__」
葦木場「オレ純ちゃんの気持ちわかってなかった‼」
手嶋「あ…」
葦木場の腕のなかで、はっと驚いた顔になる手嶋。
ですが、すっと表情を戻します。
手嶋「そっち…」

ようやく手嶋から体を離し、しっかりと向き合う葦木場。
葦木場「先週のサイクルイベント、行かなくてごめん。スタートで待ってたって…あの…あの人にきいた」
手嶋「ああ……東戸な。あの日はたまたま一人で走りたい気分になったんで、足止めてたんだ。気にすんなよ」
葦木場「……‼」

手嶋の言葉に一瞬止まった葦木場ですが、すぐに表情を引き締め、宣言します。
葦木場「オレとるよ、次は。山岳賞‼ とらせてよ‼ 純ちゃん」

手嶋「シキバ…‼ うれしいよ。また走る気になってくれて。自転車‼ いつになるかわかんねーけど、必ず、とらせてやるよ‼」

手嶋はそう言いながら、バッと腕を伸ばします。
手嶋に応じるようにして、葦木場もバッと腕を伸ばします。
降りしきる雨の中、バシンとお互いの肩をたたき合う二人。

手嶋「山岳賞‼」
葦木場「うん‼」

手嶋「シキバ、これからは一緒にやるか、登り練‼」
葦木場「うん‼ 純ちゃん‼」

この雨の中のシーンを最後に、場面は現在のインターハイに戻ります。
ゼッケン5番、総北手嶋。
ゼッケン11番、箱学葦木場。
肩を抱き合った中学の頃とは違う立場になった二人の背中が描かれます。

走りながら話す二人。
手嶋「結局__あの時、オレたちはまだ未熟で。山岳賞とる本当の大変さなんて分かってなくて。最後まで山岳賞はとれなかった__」
葦木場「………うん」
手嶋「そして、オレたちは別々の高校にいった」

手嶋はしっかりと葦木場を見つめ、言葉を続けます。
手嶋「オレは、そこから死ぬほど『努力』した__そしておまえは、『才能』を開花させた。ずい分時間たった。オレたちの立場や環境も変わった。この先の山岳賞__オレが獲る‼」

手嶋の瞳に、ギラリと確かな闘志を確認すると、葦木場は顔を伏せます。

葦木場「勝負だね。でも変わってないものもあるよ。あの時のままだよ」
言いながら加速の態勢に入る葦木場。
当然気づいた手嶋も応じる姿勢です。

葦木場「今でも__純ちゃんだって同じ気持ちだと思う。山岳賞は2人の『目標』だよ‼」

ドンと加速する葦木場。

手嶋「しかけてきたかよ、シキバ‼」
葦木場「いくよ純ちゃん‼」「2人の最後の勝負だ‼」
手嶋「受けて立つよ‼」

声をあげながら駆け上がる二人。

見ている観客が口々に言います。
「うおっ、速っ」
「先頭」
「バトル体勢!?」
「何だあの速度」
「すげ」
「にしてもあの2人…すげぇ楽しそうだった」

『2人の闘いが始まる…‼』という文字で今週は締めくくられています。

3週間に渡って続いた手嶋と葦木場の過去編。終わりましたね……。

降りしきる雨の中、手嶋を探し回る葦木場。
峠で出会えて→抱きしめ→どわっちょ。ですよ!

この頃から手嶋さんはどわっちょって言っていたんだなぁなんて感想もあるのですが。
とにかく今週はラブストーリー展開すぎて。少年誌なのを完全に忘れて読んでいました
特に雨の中で葦木場が手嶋を抱きしめてるシーン、クライマックスでしたよ
二人がくっついている時間、けっこう長いよね…って。真剣に考えちゃってました
これは……葦手本(手葦本)増えますかね

そしてなんとなく今週は読んでいると東堂と巻ちゃんのラスクラが頭を過ぎる雰囲気でした
過去の話の部分、峠でやっと手嶋に会えた葦木場の自転車にまたがったまま振り返ってる姿が、頭の中で東堂とリンクしちゃいまして。
「じゅ…純ちゃん、オレはたった今絶好調になった‼」とか言わせたくなったり。笑
なんせ、インハイ最終日なのに、二人とも山岳賞目指して楽しそうに走っちゃうんですからね!
二人の最後の勝負だ!!って、二人のラストクライムじゃないですか~。
今週のチャンピオンの最後に『次号→手嶋と葦木場が互いに8年間の想いをぶつけ合い…!?』なんて文字も書かれていたのですが。
東堂巻ちゃんは、高校3年間なんて表現もありますが、実質出会ってから2年間だったわけで…
手嶋と葦木場は離れ離れの間も含めて8年間の想いをぶつけ合っちゃうわけですよ!
これは熱い展開になりそうですね( ´艸`)

そして今週はラブストーリーな展開だったので。すみません、もう、来週からのレース展開だとかどうでも良いくらい、私の思考は腐りきってしまいました(≧Д≦)

手嶋が中学の頃、これだけの想いを持って登っていたという事実を知りますと、巻ちゃんから、おまえは登れ言われた時、少なからず中学の頃の事、葦木場の事を思い出したのではないかなぁと、思うわけです

で、葦木場と手嶋も萌えるけれど、本命はT2です!な私としては、手嶋が再び登り始めた時、青八木との間で一悶着あった~なんて妄想を巡らせニヤニヤです( ´艸`)

青八木がメガ進化して綺麗にかっこ良くなっちゃったの。ちょうど巻ちゃんに登れと言われてるシーンの後ですから!
そして、手嶋自身が中学時代を語らなくても、アシテシガシの東戸がいますからね
雨降って地固まるのベタベタ展開のT2話、書きたくなってきました(´▽`)

手嶋誕生日話の続きや、東巻クリスマス話を書くつもりだったんですが。
また全然別の話に取りかかってしまいそうな自分がいます

今週は手嶋と葦木場しか出てきていないのに。頭の中は手嶋と青八木でいっぱいです
ああ、幸せ~(*´▽`*)

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