夏の終わりとともに、木曜日(週チャン発売日)の早起き習慣が崩れてきています
今朝なんて雨で暗いから尚更(>_<)
それでも、一度起きて週チャンを読み始めれば、ピカンと目が覚める
朝一で好きなものを見るのは良い事ですね!シャキッと出来ます
が、記事を書くスタートが遅かったので。すいません、アップが遅くなりました
以下、いつも通り週刊少年チャンピオンの内容や感想になります!
本誌未読の方はネタバレにご注意ください
先週の最後を飾った力強い小野田の言葉
「全力で、前の箱根学園に追いつきます‼」から始まる今週。
「ああああ」と声をあげ、小野田がぐるぐるぐるとペダルを回します。
小野田「追いつきます‼」
言葉とともにケイデンスを上げて加速していく小野田。沿道の観客が見守る中、今泉、鳴子、手嶋を引いて、坂を駆け上がっていきます。
手嶋(うっく)
ゴォアアと流れる風とプレッシャーに歯を食いしばる手嶋。
手嶋(風圧‼ 景色が流れる‼ 何だ、この加速。ここは登りだぞ‼)
驚きを隠せません。
小野田「ああああ」
手嶋(オレは新チームになってから、山のレースの時は中盤のアシストやってたから、小野田の本気の走りを、こんなに近くで見たことはない。レースでしか見られない__これが本気のハイケイデンスクライム‼)
ぐるぐるぐるとペダルを回し、ハイスピードで駆け上がる小野田。
手嶋(登りの速度の緩急を、ほとんどケイデンスだけでやっていると言っていい‼ よく回る脚‼ それが小野田の真骨頂‼)
手嶋はバッと右手をハンドルから離し、その手のひらを見つめます。
手嶋(じっとりと汗をかいてきた…‼ 何だ、ビリビリくる)
その手にビリビリと何かを感じた手嶋の耳に届くのは小野田の声。
小野田「あああああ」
声をあげ、ぐるぐるペダルを回し、先頭でチームを引く小野田。
手嶋(集中力…‼ なのか。それがこっちに伝わって…)
何故ビリビリと感じたのかを思い、ザワッとする手嶋。
鳴子「スカシ…ヤバイな、小野田くん」
今泉「ああ」
手嶋(!)
鳴子「メッチャ気合い入っとる。バカッ速や‼」
今泉「ああ‼ いつだってあいつはそうさ。変わったヤツだ。自分のために走るより、頼まれた時の
方が速いんだ‼」
そんな今泉の言葉に思いを馳せる手嶋。
ここからしばらく、手嶋のナレーションで、この1年間の小野田の様子が語られます。
『1年前のインターハイで総合優勝してから、小野田をとりまく状況は一変した。』
1年前のインターハイ。表彰台に上がったチーム総北の姿が後ろから見るかたちで描かれています。
小野田の頭には、左隣に立つ田所の手がわしゃっとおかれ、その背には、右隣に立つ巻島の手が添えられています。
ともに走ったチームメイトと表彰台に登ったゼッケン176の小さな背中。
そして、表彰台を見上げる手嶋の目に映るのは、先輩方に囲まれ嬉しそうな小野田の横顔。
『レースに出れば注目され、コメントを求められ、取材され、よくわからない他校の女子の声援もふえた』
『峰ヶ山ヒルクライムで長身の箱根学園の選手をやぶったことが記事になり、ついに“山王”ってアダ名までついた』
山を背景に立つ小野田の後姿。
少し俯き加減で、手を後ろ側へもっていくようなその立ち姿は、“王”と呼ぶには控えめすぎる印象です。
『山を制する者__山に君臨する王様って意味だ。もっとも本人は、恥ずかしがって記事を読もうとしないから、知ってるかどうかはナゾだが』
部室で着替えながら、小野田の載っている雑誌の話題になっている総北。
制服のシャツをまだ着ていないTシャツ姿だったり、また、シャツは羽織っていても、まだボタンを閉めていなかったり。着替え途中のくつろいだ雰囲気です。
鳴子「ほら、また写真のっとるで、小野田くん。メッチャアップ!」
言いながら雑誌のページを小野田に見せようとする鳴子。
小野田「うわ、やめて~~自分の顔見るの恥ずかしいんだ~」
大慌てな小野田に、今泉もぽつりと声を出しています。
今泉「いじめだぞ、鳴子」
鳴子「確かにちょと冴えん写真ではあるな。ガチガチや。」
今泉「だな」
小野田「カメラが前にくると、頭が真っ白になってダメなんだよ~~」
鳴子「ワイならバシーってポーズキメたるのに」
今泉「おまえはなにげに後ろでポーズきめてるじゃないか」
鳴子「カッカッカ、まーな‼」
今泉「ほめてねーよ‼」
手嶋は、そんな2年生の会話を、黙ってにこやかに見つめています。
『そんな“山王”めがけて、いろんなヤツが挑んできた』
どこかのレースで走っている総北。
今泉と手嶋の間に割りこむようにして入ってきた他校の選手が声をあげます。
「総北‼ 小野田ってのはどいつだ‼」
今泉「わって入るな」
そんな今泉の言葉は無視して、名乗りをあげるもう一人の他校の選手。
「小野田を出せ~~‼ ハハハハ‼ オレは鴨高 天才クライマー平林‼ オレが新しいヒルクライムの王になる‼」
小野田はどこだと探す他校の選手達に、“こちらです”とでも言うような手つきで小野田を教える手嶋。
小野田「はい、ボクが…あの、小野田坂道です」
“ちーん”と固まる他校選手達。
二人とも(小っさ!!)(弱そっ!!)と驚きを隠せません。
「ほ、ほんとにお前なのか」「わるいけど強そうじゃないな…」
そんな事を言ってくる他校選手にも、小野田はいつも通り低姿勢です。
小野田「はい、よく言われます」
『ほんどのヤツが初見で戸惑い、そしてレースが本格的に始まれば__』
一人の選手は小野田の加速について行けず、大きく口をあけ、その背中を見送ります。
またもう一人の選手は、小野田より先行していたものの、あっという間に抜かれ、驚愕します。
『皆、その圧倒的な走りに感嘆し、口をあけて、目を丸くするんだ』
そして、場面は手嶋の回想シーンから、再び現在のインハイに戻ってきます。
その“山王”小野田が、チーム総北を引き、ハイケイデンスクライムで駆け上がっています。
今泉「あんまムリしてトバしすぎるなよ、小野田」
小野田「キツい、苦しいよ。息も胸も。」
手嶋( !! )
小野田「だけど、不思議だね、やっぱり…皆で走ると楽しいね!!」
小野田は笑顔です。
今泉「ああ!!」
鳴子「カッカッカ、そやな!!」
手嶋(また一段と速度が上がった……!! そして…笑ってる……!!)
ゾクっとする手嶋。
手嶋(インターハイだってのに。追い込まれたこの状況だってのに!?)「楽しい……!?」
思わず声を出した手嶋に、小野田が慌てて振り返ります。
小野田「はーーー!! すいません、手嶋さん。楽しいとは何事だって事ですよね。ピンチの時にって事ですよね。す、すいません。まじめに引きます、はい」
手をバタバタさせて謝る小野田に、手嶋の表情も少し和らぎます。
手嶋「あ…いや。そのままでいいよ。その調子で引いてくれ」
笑顔をつくる手嶋に、わーっと驚きつつも表情の明るい小野田。
「は、はい!!」と前を向き、ペダルを回します。
小野田に引かれて走りながら手嶋は、とある時の事を思い出します。
手嶋(小野田、憶えてるか__。オレはあの時、おまえにシューズを渡した。1年以上前の、合宿の時さ。おまえとの勝負に敗れたオレは、今度はどれだけおまえが速くなるかを見たくなった)
手嶋は、合宿中ペダルが壊れた小野田に、クリート付きのシューズとペダルを渡した、自身は2年だったあの合宿最終日の事を思い出しています。
手嶋(お前は驚く速度で成長した。いろんな壁をのりこえて。こっちの常識をうちやぶって。まわりを驚かせて)
『登る時笑う』『まっすぐに進むメンタル』『あいつはクライマーだ』など。小野田を表すキーワードとともに、小野田の成長を振り返る手嶋。
手嶋(けど、まさか、ここまで速くなるとは思わなかった!!)
希望の光が宿る手嶋の目に、前方の車が映ります。
手嶋「審判車が見える!! 審判車は先頭につく。先頭が近いぞ。箱学との差をつめてる!!」
ここで後方からドッと前に上がってきたのは鳴子です。
鳴子「小野田くん代わるで」
小野田「うん、お願い」
サドルから尻をあげ、ダンシング姿勢の鳴子に、今泉が後ろから声をかけます。
今泉「変に目立とうとするなよ、鳴子」
鳴子「カッカッカ、うっさい、黙って見とけ、ワイのスーパークライムを!! 行くで難波のデーハー男、鳴子章__」
今泉「そろそろ代わってやろうか」
鳴子「じゃかぁしい、早いわ!黙って見とけっちゅーねん!!」
小野田「今泉く~ん」
相変わらず賑やかな3人の会話。
けれどそれを聞きながらも、手嶋の表情は険しくなります。
手嶋(小野田は成長した__すさまじく。予想出来ない程に__。けれど、それをもってしても、箱根学園の力は__)
手嶋「すまなかったな、小野田」
小野田「えっ」
ポンと後ろから小野田の肩を叩く手嶋。
手嶋「3日目の__今日のオーダーの件だ」
小野田「あっ、いえ、そんなこと…全然大丈夫です。ボクは皆さんで頑張れば、それでいいと思うので」
ここで、場面は再びインハイのシーンから離れ、総北高校の部室に切り替わります。
長椅子に腰を下ろし、真剣な表情の手嶋。
手嶋「インターハイの最後、山のエースから小野田、おまえを外そうと思ってる」
口を大きく開けて驚く小野田、鳴子。
今泉も目を見開いて驚きの表情です。
小野田「え…あ、はい」
鳴子「小野田くんを!? 山で!? ハァ!? 何すかソレ、手嶋さん」
『手嶋が考える勝利への布石。その道筋とは果たして……!?』と綴られ、今週はおしまい。
果たして何なのさぁ(≧Д≦)
まさか自分が山のエースですってわけじゃないですよね、手嶋さん…
というか、そもそも小野田を山のエースから外すと、何がどう変わるというのでしょうか?
ひたすらアシストで引いて、最後は今泉か鳴子がゴールを獲る??って、別に驚きの作戦ではない気がしますし…。
うーん……策士な主将さんの考え、私にはもう分かりません~(>。<)
京伏も来ないし!小野田の走りに希望が見えてきたのかと思いきや、その走りをもってしても、箱根学園の力は~なんて意味深な言葉も書かれていますし!
この先の展開を考えているとドキドキ悩ましいだけなので。今週の萌えポイント入ります笑
今週一番の注目は、なんと言っても総北部室の着替えシーン
手嶋の回想で出てくる、皆で小野田が載っている雑誌の話をしているシーンです
今泉ったら、小野田の後ろに映ってる鳴子、ちゃんと見てましたね
メインは小野田な写真なのに、ポーズきめてるってところまで、後ろの鳴子をしっかり見ちゃってて( ´艸`)
今泉と鳴子の、素直じゃないこのやり取り、ニヤニヤが止まりません
今泉は、小野田の次にチームを引きに入る鳴子に「変に目立とうとするなよ」なんて声をかけていましたが。
頑張りすぎるなよ、今年は一緒にゴールまで行くぞ!という意味が入ってるとの解釈で間違えないですよね?
とっさに心配して声をかけちゃう今泉にすごく萌えました(*´▽`*)
……二人のゴールイン、是非見たいですね( ´艸`)
そして!この部室のお着替えシーンでは、台詞こそないものの、やわらかい表情で後輩達を見守る手嶋が描かれておりまして!コレがまた見所
文章では表現しきれないのが悔しいくらい、魅力が溢れ出ていました(*´▽`*)
手嶋、結んでいない首にかけただけのネクタイの先を手で掴んでいまして。
今にもシュルって、そのネクタイの音が聞こえてきそうな着替えシーンなんですよというか、私の頭ではもうシュルって音鳴ってました(´▽`)
緊迫したインハイの真っ最中なのですが、こんな色っぽい回想シーンを見せられると、思考があらぬ方向へ飛んでしまって……この1コマを凝視して数秒間止まってしまうのはもう仕方ない!
今週、手嶋が小野田の事を、『お前は驚く速度で成長した』なんて語っているんですが。
手嶋さん、あなたの容姿も驚く速度で成長しましたよー!って。つっこまずにはいられなかったです。
そう、着替えシーンに目が釘付けになっちゃうのは、私の腐った頭のせいだけじゃない!妄想を掻き立る手嶋の成長のせいです、きっと!笑
T2推しの私としては、青八木のお着替えもセットで見たかったのですが。
出てきたのは、2年生3人と手嶋だけでして。それはちょっとだけ残念!
でも、それでも十分お腹いっぱいになる素敵なワンシーン。渡辺先生、ごちそうさまでした~m(__)m
……やっぱり着替え話で終わるのもなんなんで
最後にもう少し、真面目な感想も書かせて頂きます
今週の小野田の描かれ方!ぐっとくるものがありました
手嶋が語る回想シーン。1年前からの小野田が3ページ強に渡って描かれています。
もちろん小野田がたくさん描かれているのですが、その小野田は後ろ向きだったり、メガネの中が白抜きのコミカルな状態だったり。“顔”が描かれていないのです。
特に山王のアダ名がついたという時の、山をバックに大きく描かれているシーンは印象的です。
少し下向きの小さな後ろ姿。抱きしめたいその背中!ってマジで思います。
そんな小野田が、現在のインハイのシーンに戻って来た瞬間にドーンと凛々しい面持ちでチームを引いていて。
小野田を取り巻く環境の変化の中でも、まっすぐに進んできた、その成長を感じます。と同時に、普段の雰囲気と“山王”たる時とのギャップも感じて。
なだか今すぐ山に行って、小野田大好きだー!と叫びたくなる。そんな感じでした。
まだまだ危機的状況が続いている総北ですが!山王小野田と策士手嶋を信じて応援したいです
頑張れ総北~