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弱虫ペダルRIDE.464『距離』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今日は木曜日(*´▽`*) 弱虫ペダルの新しい話が読める日です
先週は泉田が全てを出し尽くす全力の引きをし、華々しく散っていく姿が描かれました。
今週はその続きです

以下、内容や感想になります
週刊チャン未読の方はネタバレご注意ください!

離れていく箱根学園の姿。
その姿を見送る泉田の心情から始まります

泉田(遠ざかるジャージ。動かなくなる脚。頼んだよ、あとは)
そう心で語りながら、泉田はジャージのジッパーを下げ、前を開けます。
バサァッとジャージをはためかせながら、先ほどまでペダルを回していたその余力で進む自転車。
沿道の観客が見守る中、泉田の速度が落ちていきます。
泉田(よく頑張ってくれたね、ペテル、マーク。アンディ、フランク、ファビアン。もう大丈夫だ。ゆっくり休んでいい)「キミたちは最高の仕事をした」

最後の想いを言葉に出したその泉田の背後、やっと箱学を追う総北が見えてきます。
役割を果たして恍惚とした表情を浮かべる泉田の脇を、必死の表情で駆け抜けていく総北メンバー。
今泉だけ、ちらりと泉田に視線を送り、その脇を通り過ぎていきます。

総北の後姿を見た泉田の口角があがり、うっすら笑みを浮かべているようです。
泉田「キミたちのおかげで、総北に十分な差をつけることができたよ。500m…いや、700mはあるかな?」

一方、坂を駆け上がる総北。
鳴子「登りに入ったァ‼ けど、ハコガクさんの姿、全然見えませんよ、手嶋さん‼」
手嶋「……‼」(く‼ やられた‼ 完全にヤツらの作戦通りだ。この最後の登りの手前で差つけられた‼)
手嶋は鳴子の声に言葉を返せません。

小野田「ど…どれくらいかな。今泉くん‼」
今泉「泉田さんの引きの強さと、あの加速の感じからいって、おそらく冷静に見て500はついてる‼」
小野田「500m…‼」
鳴子「カッカッカ、そらスカシたぶん甘いで‼」「沿道の観客見てみ。ロードレースの先頭が来れば、観客は興奮して立ち上がるモンや。けど、ちらほら座っとる。しかも、飲みもんにまで手いっとる。『とりだして』『フタあけて』『ガブ飲み』。時間がたっとる証拠や‼ 先頭が通過してから‼ 正直700はいっとると思うで‼ 残念ながらな‼」
今泉「700…‼」
小野田「700‼そんなに」
鳴子「わずか数ミリでゴール前の着順が決まんのがロードレースや。100mですでに絶望的。200mであきらめる。それが700や‼」

手嶋(700‼ くそ、ほとんど1キロじゃねぇか‼)
2年生3人の後ろを走る手嶋ですが、改めてバッと顔を上げ、3人のその後姿を見つめます。
手嶋(こうなりゃ__仕方ねぇな……こうなったのもオレの判断ミスが原因だ。オレが全力で引いて、少しでも箱根学園に追いつかせる‼)「おおおお」
決意を固めた手嶋が声をあげ、3人の前に出て加速体勢に入った、その時。
今泉「700…か」
鳴子「…ああ」
小野田「そんなに…」

今泉「そりゃあ、今から追いつくのに、骨が折れそうだ」
言いながらやる気に満ちた表情の今泉。
鳴子「激辛スーパーハードやで‼」
ニヤッとする鳴子。
小野田「た、たいへんそうだね__」
目を細め、笑顔の小野田。

一度は前に出た手嶋ですが、バッと後ろを振り帰ります。
手嶋(___え!?)

今泉「よし鳴子、まずおまえから引け」
今泉は「レッツゴー」と言いながら、ボスっと鳴子の肩に手を置きます。
鳴子「おまえからいかんかい、スカシ」
小野田「ボク引くよ、山だし」
今泉「ああ、そうだな、たのむ」
鳴子「うわ、性格わるっ」

手嶋(なんだ)
唖然としながら3人のやり取りを見つめます。

泉田「オレはさっきまで引いてたから疲れてるんだ」
鳴子「そこをムリして行かんかい!カッコつけのくせに」
今泉「冷静なんだ。効率を重視している」
鳴子「ロボか、おまえはロボか」
小野田「ボク引くから」

手嶋(なんだ!? こいつら__。普通700って聞きゃあ苦いカオすんだ。ムリだって言葉、はきすてんだ。なのに、こいつらは__全然、ここから追いつく気だ‼)

今泉「オレは3番目に引く」
鳴子「カッコわる」
今泉「べつにいい」
鳴子「開き直った」
小野田「2人とも~~~」

振り返った手嶋の目に映るのは、苦い顔をするでもなく、音を上げるわけでもない、いつもの調子でやり合う今泉と鳴子、それを目を細めてなだめる小野田です。
そんな3人からは、確かなオーラが湧き上がっています。
手嶋(湧き上がるプレッシャー‼ “あきらめない心” これが金城さんが言ってた、こいつら3人の一番すごいところ‼)

手嶋は主将を任されてから金城と話した時の事を思い出します。
部室の椅子に腰を下ろした金城の前に、手嶋が後ろ手を組んで立っています。

手嶋「“あきらめない心”ですか」
金城「そうだ。特に窮地__絶望的な状況に追い込まれた時、あの1年3人は__その状態を覆してやろうとする力が強くなる。湧き上がるようなプレッシャーを感じる」
手嶋「練習じゃ…それほど感じませんけどね。あの3人性格バラバラですし、特に鳴子と今泉は…」
金城「体験するさ、おまえもレースになればな。そして、“それ”はそのあとの流れを大きく変える力になる」
手嶋「………」
その時点では3人のプレッシャーを体験した事のない手嶋は、確信を持って話す金城の言葉にも、まだ少し、疑問の表情を残しています。
手嶋「オレは何をすればいいですか。そうなったとして…キャプテンとして」
金城「フッ、心配いらないさ。カンタンなことだ。ヤツらの目を見て、『頼むぞ』そう言ってやればいい‼」

金城との会話を思い出す手嶋の目の前に広がる光景。それはまさに、どんな絶望的な状況でも、まるで諦めるという文字を知らないかのような3人の姿。

小野田「じゃあ、ボクがひくよ」
今泉「おう、すまないな」
鳴子「小野田くんが一番男前やな」
言いながら、鳴子が小野田の肩をバスっとたたきます。

ゴォっと金城が言っていた“それ”を感じとる手嶋。
手嶋「なんだ、お前ら…てっきり絶望したのかと__箱根学園に強いとこ見せつけられて…」
今泉「ええ、確かにハコガクは強いす。ハンパないす。けど、だからつって同じ方法で対抗しても、勝ち目ないでしょ」
手嶋「!」
今泉「泉田さんは速い。けど、平坦でそれ追っかけたら足がもたない」
鳴子「途中、ワイが引いて追いついたろか言うたんですけどね。けど、スカシが」
今泉「せっかく山を登れるようになった鳴子を、使いすてるようなことはしなくていいって判断したんす。平坦でついた差は、後でキツイすけど、山で戻せばいい」
鳴子「どえらい差やけどな」
言いながら、小野田の背中にバシッと手を置きます。
小野田「うん」
相変わらず目を細めていた小野田ですが、ここで表情が変わります。
引き締まった真剣な顔の小野田が宣言します。

小野田「でも、がんばるよ」
手嶋「……!! 頼めるか!!」
鳴子「やるしかないしょオ!!」
今泉「当然す!!」
鳴子、今泉の表情も変わります。

小野田「はい!! 全力で、前の箱根学園に、追いつきます!!」
小野田が加速を始めます。
ゴオオと坂を駆け上がる小野田。今泉、鳴子、手嶋と続きます。

登りでの追走を始める総北。
駆け上がりながら手嶋は思います。
手嶋(小野田が前で引く__速い__登り__最悪の状況__)
手嶋が視線を送ったその先では、小野田がハッハッと息をあげながらも、口元にはうっすら笑みを浮かべ、チームを引いています。
手嶋(笑ってる…!? なんだ、この圧倒的な“圧”。小野田!! おまえは…!!)

そして、手嶋の語りで今週はおしまいです。

『このあとオレは、“山王”と全国が恐れたクライマー小野田の、本当の走りを体感する』

総北の追い上げが始まりました(≧Д≦)
てっきりゴール近くまで温存かと思っていた小野田が箱学へ追いつくのに大貢献しそうな流れです!
というか、もうここで小野田も出ないと追いつけない差ですよね
手嶋の捨て身の引きくらいじゃ追いつけない……と、手嶋ファンとしては言いたくないですが、思わずそう言いたくもなってしまいます
手嶋さん……手嶋を通した描写のおかげで、2年生3人の湧き上がるプレッシャーへの期待感は高まる一方なのですが。逆に手嶋株が下がっていく一方な気がして、心配です(>_<)
泉田が引くという箱学の作戦が始まってから、動揺しすぎなのでしょうか…。
2年生3人の方が手嶋より冷静に考えている上に希望も失っていないって、年下とは思えない頼もしさです。
まあ、手嶋も希望を失っていたわけではないと思いますが。どのくらい離されたかの会話、鳴子の700メールって言葉で、やっとその距離を掴めたみたいな反応で焦る姿を見ると、読んでいる私も焦ってしまいました策士な主将さんなんですから!しっかりしてくださいって思います(>_<) 手嶋、一時は自分が全力で出て引く覚悟を決めるも、今回は出ない事になったので。
ひょっとすると最終ゴール争いにも絡むのでしょうか?
いっそ手嶋と葦木場のゴール争いとか、夢のカードを実現させて欲しい気もしますが。やっぱり最終ゴールは手嶋には重荷かなぁと思ってしまいます
2年生の3人が残るのでしょうか……

って、私、先程から手嶋への辛口コメントばかりしていますが。手嶋大好きなんですよ!
残っている総北メンバーの中でも大本命!好きです大好きです
ただ、だからこそ、余計に心配になってしまうんですよね(いちお凡人設定ですし……)
小野田は主人公ですし、鳴子や今泉も絶対この先に見せ場があるじゃないですか。
手嶋にもまだまだ見せ場があるって信じていて良いのでしょうか。
広島戦のあれが3日目手嶋の最大の見せ場って事にはして欲しくない(相方に押してもらってましたし!)。
頑張れ、純太ぁ(≧Д≦)

と、ひとまず手嶋への応援を綴らせてもらったところで、まだ少し感想、続きます
今回びっくりしたのが、鳴子
沿道の観客を見る鳴子の分析力、すごいですねよ
うちの主人なんて、よく鳴子と鏑木が被る被ると言っていますが、今週は決定的に鏑木と違うところを見せつけてくれた気がします。
あちらの愛すべきおバカちゃんはたぶん沿道の観客で分析なんてできない!笑
さすがゴールへの嗅覚も備わっていると認められているだけありますよね
2年生鳴子、本当に頼もしい

そんなちょっとかっこいい鳴子ですが!
今週の今泉との絡みにドキドキでした(´▽`)
喧嘩してるかのような掛け合いをするくせして、手嶋に語る時の二人!
↓↓↓
鳴子「途中、ワイが引いて追いついたろか言うたんですけどね。けど、スカシが」
今泉「せっかく山を登れるようになった鳴子を、使いすてるようなことはしなくていいって判断したんす」

このぴったり息の合った会話と、信頼しあってます感!
すっかりあてられちゃいましたよ、私は( ´艸`)
今泉と鳴子、いつの間にこんなやり取りをしていたのでしょう!
この二人萌えますね~
チームメイトだけどライバルな恋人。素敵な響きです(*´▽`*)

片や、パートナーがもうリタイア済みの手嶋さん!
泉田を追っている間、そんな今泉と鳴子の会話が聞こえなかったくらいにテンパっていたのでしょうか
青八木に手嶋の手を握ってあげて欲しいです
勝て!純太!ですよ(>。<) カップリングで言えば、今週は窮地に陥って焦る手嶋に対して、今泉がたくさん語り、力強く魅せてくれるので。
世の中の今手推しの方々にはニヤニヤの回だったのかなぁとも思いましたかなり熱いと思います
まあ、私は今泉は鳴子か小野田に捧げておきたい派。今手はそこまで推していないので。
今週の今泉はかっこいいなと思いつつ、鳴子との絡みの方にニヤリでした

そして最後にもう1つ、言わせてください!
京伏、いつ来るんですかね!!

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