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遅刻ですが……ハッピーバースデイ純太!!(*´▽`*) ☆(注)ほぼ二次創作の小話です

昨日は弱虫ペダル、総北高校主将!手嶋のお誕生日でしたね(´▽`)めでたいおめでとうございます!

日曜の夜の事です。明日は手嶋の誕生日じゃんと思い出した私。
手嶋はどんな誕生日を過ごしているのかなぁと考え始めました
先ず、月曜日だ!週始めが誕生日だと夜更かし出来ないじゃん!と思ってしまうのは、社会人な大人の考え方なのでしょうかね

それでも、手嶋と言えば!以心伝心、熟練夫婦もびっくりの阿吽の呼吸を披露してくれる時のそのお相手、青八木と一緒に誕生日を過ごしているハズだ!と考えてしまう私。
腐ってますから。誕生日祝いに二人のイチャイチャっぷりを書きたいなぁと思いました
ただ、やはり月曜日なので絡ませにくい……ならば、いっそ、日曜日から一緒に過ごして、二人で誕生日のカウントダウンをしてもう事にしよう!と思いました

かくして話はやんわり決めたものの、日曜月曜は私自身も忙しく、結局あまり時間がとれなかったので。大遅刻となりましたごめんね、手嶋さん(>。<)
誕生日に間に合いませんでしたが。それでもせっかく書いたので、ブログでご紹介させて頂きます!

というわけで、今回の記事は、以下、手嶋のお誕生日の小話になりますm(__)m
バリッと腐った二次創作です。本当に短い話ですが、わりとしっかりイチャついていますので。くれぐれもご注意ください

先ずは改めてキャプションから。
T2は付き合ってる設定で、左右は関係なく書いています。
今回はお部屋でまったりイチャイチャのシチュエーションだったので。
私の大好きなBL映画『セブンデイズ』での部屋シーンを一部、T2の二人バージョンで再現させた感じになっています(一度やってみたかったんです!)。
物語の視点は手嶋。
時は9月10日の23時半も過ぎた頃。
手嶋の誕生日になった瞬間を二人で過ごす為、青八木が手嶋家にお泊まりしています。
高3の設定ですが、インハイの結果がまだ分からないので。その辺りにはふれられませんでした。
……総北、総合優勝して欲しいです(>。<)
って、説明長くてすみません
↓↓↓

『そして、これから変わるもの。』

大切な人とゆったりと日曜を過ごし、今、変わる日付を待っている。
まもなく部活の引退時期も控えており、本格的に受験勉強をしなくてはならないのだが。今日はその前の、ささやかな休日。
俺は隣に座るその大切な人、青八木の方に視線を傾けた。
俺と同じように、ベッドを背に寄りかかって、折り畳み式の座卓の上に置かれたパソコンの画面を見つめていた。
画面に映し出されているのは、夕方借りてきたDVDの映画だ。
もうじき日付が変わろうという時間の為、控えめな音量だが、この夜の静けさの中では、それでもしっかりと聞き取れる。
聞き取れていたのに。ふとその音達が耳に届かなくなってしまったのは、他でもない、視線を這わせた青八木に見とれてしまったから。
少し照明を抑えた部屋の中、落ち着いた様子で、パソコン画面を見つめる横顔に、気づくと黙って心の中で語りかけていた。
変わったよな……お前は。

変わった。良い意味で。
青八木は強く、凛々しくなった。社交性も以前より増し、友だちも増えた。
独占欲、嫉妬、あせり…俺の心にちらつく感情は、本来は喜ぶべき青八木の変化を、不安要素へと変えようとする。
だが、俺がそんな弱さを見せる度に、青八木は強い想いをぶつけていつも不安を拭い去ってくれた。
純太だけだと。いかなる時もぶれる事のないその想いだけは、変化の中でも決して変わらない。
支え合って、俺達の高校最後の夏は終わった。

青八木の横顔に思い知る。
俺は本当にこいつが好きなんだなと。

さらりと金糸のような髪が揺れ、俺の視線に気付いたのか青八木がこちらをむいた。
顔の近さに心が弾む。寄り添って座っているのだから当然なのだが。間近でその瞳に見つめられると、いつだって俺の心は全て青八木に支配されてしまう。
出会ってからずっと、大切にしてきたものが目の前にある。愛おしくて、触れずにはいられない。
だから、こんな時はどうするか。決まっている。

……唇を重ねる。
S極とN局のように、惹かれ合う俺たちにとって、それはごく自然の流れ。
その柔らかな唇に触れるだけの軽いキス。だが、それでも体の奥から情熱が湧き上がる契機には十分だ。
壁を挟んだ向こうには家族が寝ているこの状況を、忘れるわけにはいかないと。理性も働いているはずなのに、離れていく唇が名残惜しくてたまらない。

「映画、見てるんだろ?」
「純太もしたいって思ってた」
確かに青八木が言う通り。キスをしたのはお互い様だ。
言葉を交わしながらまっすぐに見つめられると、いつものように言葉が出てこなくなったのは何時からだろう。
もうとっくに映画なんて見ていないのに。俺はわざとパソコン画面に視線をそらした。
まったく、すっかりイケメンに育ってしまったものだから。調子が狂うくらいなのだ。

「そういやさ。一昨日、また女子にお前の事聞かれたわ」
「純太?」
「お前ほんとカッコ良くなったって、いまだに騒がれるよな。少し慣れてきたけどさ。お前は__」
「純太。……俺は女子にどう思われてるかなんてどうでもいい」
言葉を遮るかのように発せられた青八木の声に、仕方なく彼の方に視線を戻した俺は、すぐさまじっと自分を見つめる瞳に出会ってしまった。
敵わないのだ。このもの言う瞳には。
「あーもう!分かった分かった!言わせる?俺が思ってんだよ。お前かっこ良くなったなぁって。悔しいくらい好きだって。思ってんだわ。」
「ああ、純太。俺はお前に相応しい男になれればそれでいい。俺は純太が感じてる以上に純太の事が好きだ」
そう言いながら、はにかむ姿は昔から変わらない。
先程はかっこ良くなったと言ったが。こんなところはどうしようもなく可愛いくて。ほっとする瞬間でもある。

俺はゆっくり片手を青八木へと伸ばした。その頬を微かに撫でながら耳元へそっと手を添える。
すっかり俺好みになったその顔を、確かめるように見つめれば、今度は青八木がすっと視線をそらした。
気のせいではない、ほんのり赤くそまった様子に、愛しさが込み上げる。
吸い寄せられるように、そのままそっと顔を近付け、唇を重ねた。
唇の僅かな隙間を舌で確認しながら口内に侵入すれば、青八木もその柔らかい舌を絡ませてきた。
ねっとりあたたかい舌の感触にとろけそうな刺激を覚える。
触れているのは一部なのに。なぜこんなに全身が愛撫されているかのような甘美な心地よさに包まれるのだろう。
唇から溢れ出る気持ちが体中に流れ込むようだ。
ぴちゃりと水音を響かせながら、後頭部に触れていた俺の手を、青八木がゆっくり自身の手で包み込むように触れる。
キスを繰り返しながら、触れた手の指と指を絡ませ、しっかりその手を繋いだ。
手のひらから伝わる確かな熱が、お互いの高ぶりを感じさせる。
唇や手だけではない。もっと全部で触れ合いたい、繋がり、溶け合いたい。
欲望が…暴走する。

俺は必死に踏みとどまって、唇を離した。
だが離れようとする顔を、青八木が空いている方の手で触れてきた。
俺の頬をそっと撫でる手は、まだその行為を続けようとする意思表示だ。
「はじめ、たんまたんま!……これ以上は、ほんとヤバいって」
俺の言葉に、頬に触れていた手がやっと下ろされた。
「わりぃ、マジ止まらなくなるから」
そう言いながらちらりと見た青八木が、とろんとした表情をしているのもだから。
やはり俺の熱は下がる事を知らない。
「純太…」
甘い声に体が疼き、理性と対峙する。
「今日は親もいるから。続きは今度な」
まるで自分に言い聞かせるように言葉を紡ぐと、青八木もこくりと頷いた。
ふっーと息を吐きながらベットを背にして座りなおす。

「映画、巻き戻すか」
隣で同じように座り直した青八木がやはりコクリと頷いた。
「どこまで見たかな?」
「…すまん、覚えてない」
「だなっ」
どちらからともなく、くくっと笑い声が漏れる。

それは鳴子から勧められた映画だった。
青八木に確認したわけではないが。おそらく俺も青八木もそこまで好みではない映画だった。
隣に座る大好きな相手に気がいってしまうのは当然。仕方のない事。

画面を見つめるも、先程よりも、より青八木の気配を全身に感じてしまう。
不思議だ。まるで何か振動でも伝わってきているようだ。
床に置かれた青八木の手にそっと自身の手を重ねた。
パソコンの右下に表示されている時刻は23:55
「なぁ、青八木。俺、誕生日にお願いあんだけど」
「いちおプレゼントは用意してあるんだが。何だ?」
手に青八木の温もりを感じながら、視線は映画の流れる画面に向けたまま。
確認しなくてもわかる。きっと青八木も同じように画面を見つめている。
俺はさり気なく、でもずっと心の中にあった願望を口に出した。
「卒業したら……すぐには無理かもしんねぇけどさ。一緒にくらしたい。お前と」

衣擦れのおとがして、青八木の視線を感じ、俺もまっすぐ青八木に向き直った。
声に出さなくても想いの伝わる俺達だが。口に出してしまった言葉は、魂を持ったように俺達を動かす。

「純太…俺がプレゼントをもらってるみたいな気分だ」
キラキラした瞳で俺を見つめる青八木の、その嬉しそうな顔が、俺には最高のプレゼントだって。これは言わないと伝わらないだろうか。
さすがに照れくさくて。かわりにもう一回、キスをした。
「……まあ、その前に地獄の受験勉強、頑張らないとな。バイトも探して。でも自転車だって乗りたいし。忙しいな」
「ああ。でも純太が一緒なら。頑張れる」
「だな」
お前が一緒なら、なんでも出来る、乗り越えられる。
俺はそう信じている。
次の誕生日もまたその次も、こうして一緒に過ごせる未来がきっとある。

以上が手嶋お誕生日祝いの話になりますm(__)m
拙い文章にお付き合いくださった方、ありがとうございます
私的には、この後の二人、“続きは今度”の部分を、リバで書いてみたかったりもするんですが( ´艸`)
その前に!自分の方を書き終わるまで我慢していた、手嶋お誕生日祝い作品を探す旅に出たいと思います
今晩は趣味に浸って夜更かしするぞ~

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