今週もドキドキな展開の弱虫ペダル(>_<)
以下、その内容と感想になりますので。ネタバレにはご注意ください
『静かに確信をする手嶋…!!』という文字が綴られ、まずは手嶋の気持ちから描かれています。
手嶋(順調だ……!! この“最初の登り”、ほぼ計画通りに動いてる。ともかく、最初の登りで離されないことが重要だ。オレたち総北は、“ここに”、“4人でこの位置で”走れてる!!)
続いて『僅差を維持し、勝利への道を駆け上る‼ 箱根学園の猛攻をかいくぐり進む総北‼』
そんな文字とともに、見開きの2ページを使って描かれるのは両チームの全員の様子。
箱学は黒田と葦木場が先頭を走り、その後に悠人、真波、泉田と続きます。
その後ろに総北。今泉、小野田、手嶋、鳴子の順です。
手嶋(確かに登りに入ってから、何度も攻撃されてる__けど!!)
考えを巡らす手嶋に、鳴子が後ろから声をかけてきました。
鳴子「しっかし登りに入ってから、ハコガクサン、あきもせず、攻撃しかけまくってきとりますね、手嶋さん!!」
手嶋「ああ!! けど大丈夫だ!! おまえたちのおかげで、全部おさえられてる!!」
鳴子「新開弟クンが派手に出て。司令塔の黒田サンが出て。真波。ほんでさっきは、ノッポの葦木場!」
手嶋「総攻撃だ。キツいか鳴子!」
ウインクしながら後ろを振り返る手嶋。
鳴子「そら誰に言うとんすか。ヨユーすわ!! ワイは天才、浪速のデーハー男、鳴子章吉すよ!!」
そんな鳴子の言葉に、小野田と今泉も笑顔で後ろに視線を送ります。
手嶋「いいペースで進めてる!! もうすぐ、最初の登りは終わる!! 上出来だよ!! もう少しすれば、町案内のカンバンが見えてくる。それをすぎれば、高原の一本道だ。2.5km、標高はほぼ横ばいに進む。アップダウンはあるが、次の登りまで、しばらく休める」
ふと目を閉じて、言葉をかける手嶋。
手嶋「ありがとよ、鳴子」
鳴子(へ?ワイすか?)
手嶋「オールラウンダーに転向してくれて」
鳴子(_____!!)
手嶋の言葉にはっとして、小野田と今泉も振り向きます。
鳴子「…、何すか、やぶからぼうに。べつにチームのためでも、スカシが言うたからでもないすから。ワイが勝手にやりたくてやっとることやから。礼言われるスジありませんよ」
手嶋「“ここ”で、この時点で、戦力が“4枚”あるてのは、ありがたいことなんだ。しかも、おまえは、今泉も言ってたように、ゴールに対しての嗅覚もある。ゴールが狙える!!」
鳴子「カッカッカ。オーダーがあれば、ナンボでも獲ったりますわ!!」「何なら__カッカッカ。小野田くんとスカシと3人で。肩でも組んで、手でもつないで」
小野田(!)
今泉「!」
鳴子「ゴールしたりましょうか!!」
鳴子の言葉を聞いた、小野田と今泉。
小野田は1年前のインハイスタート時の鳴子を思い出します。
鳴子「なんとかふんばって、きばって、生き残って。ワイはな、こうして3人で肩組んで、3日間、トップでゴール出来たら、最高にキモチイイんやろうなと、思うとるんや」
今泉「__!!」(__こいつ!! おいおい!!)
小野田(鳴子くん…!! それって…、1年前の__インターハイのスタートの時の!!)「そ…それって…もしかして。あのっまだ、その…約束…って、残ってたんだね!!」
鳴子「カッカッカ!!」
鳴子がニヤッと笑います。
今泉「隠してやがったのかよ、鳴子。その意志を。ここまで…」「つか、そりゃいつの絵空事だよ。けど、おまえは、今年__オールラウンダーになった。山も登れる!! “その”可能性__十分にあるってことかよ!!」
鳴子「史上初の3人ゴール。ワイがド派手にミラクルメイクしたるわ!!」
今泉「くだらねェ!! けど、悪くねェよ!! 鳴子‼」
小野田「鳴子くん!!」
ゴオオッ、ザワアァと、3人が気迫に満ちていきます。
ザワザワと押し寄せる3人の気配に触れた手嶋が息を飲みます。
手嶋(__!! 何だ。この3人のプレッシャー!! あがる!! 士気が!! ありえないくらいに!!)(希望なのか、それを叶えようとする力なのか。桁が違う感じだ。)(そうか。こいつが、この3人の強さ、なのか‼)(もしかして、これが最後__箱根学園に、立ち向かう力に、なるのかもしれない!!)
ごくりと唾をのみ、小野田達のプレッシャーに驚いていた手嶋ですが、次なる気配の変化に気づきます。ゴオオと、前方からです。
手嶋「!」(前の箱根学園に、動きだ。攻撃か、誰が出る!! 黒田か、真波か!! もう最初の登りは終わる。平坦に入る!! どのクライマーが出る___………は!! いや、まて、“平坦”? もしかして。なんだ、このイヤな空気__オレは、とんでもない読み違いをしていたかもしれない__)
ゾクっと全身に危機を感じ、バッとオーダーを出す手嶋。
手嶋「今泉、加速だ!! 今すぐ箱根学園に並べ!!」
今泉「え」
小野田「え」
鳴子も驚きの表情です。
今泉「どゆことすか、はい!!」
手嶋「さっき言ったろ。もう最初の登りは終わる。バカだオレは。気づかなかった。考えれば簡単なことだ。ここでハコガクが出すのは“1人”___スプリンター泉田だ!!」
手嶋の言葉が終わらないうちに、箱学最後尾を走っていた泉田がドンと飛び出します。
今泉「泉田さん!!」
小野田「え」
鳴子「マツ毛くんが!!」
手嶋(くそ!!)「チームを連れて加速する!!」「小さな案内板が、登りの終わりを告げる。草津町の案内板が見える!!」
道の脇に、“草津町”と書かれた看板が見えてきました。
手嶋(登りが終わって、続く平坦をオレは、“休どころ”だと考えた__けど、箱根学園は始めから)
ここで手嶋は先程の泉田の言葉を思い出します。
最終の山岳ステージに泉田がついてきている事を不審に思っていた手嶋や鳴子に泉田は言いました。
「いやぁ、山の景色を、堪能しようと思ってね」
手嶋(攻撃をしかける場所だと、考えていたんだ!! だからスプリンターを連れて、山を登ったんだ!!)
今泉「おおお!」「く!! 速ぇぇ!! 泉田さん」
“最初の登りで、離されないことが重要だ”
冒頭手嶋が考えていた事が、再び綴られています。
手嶋「くそぉ、それをのこり数十mで__一瞬で、ひっくり返そうってのか!! 追え!! ヤツらはこの先の__平坦でオレたちに差をつける気だ!!」
黒田「さぁ引けよ、塔一郎!! ジッパー閉めろよ。ヤツらをけちらせ!! おまちかねの、“平坦”だ!!」
『加速してゆく箱根学園。その先には泉田の得意な…!?』という文字で今週はおしまいです。
嘘でしょー、手嶋さん!!(>。<)
あなたともあろう方が、この先に平坦があると知ってて。箱学に泉田がくっついて来てて。それでもなお、平坦は休みどころだと思っていたのですかマジ嘘でしょー
私は軽くショックでしたよ(´Д`)
まあね、泉田が登りに入っても温存されている時点で気付いてしまうと、ネタバレになっちゃいますから。読んでいる読者としては、今週のこの時点で分かった方が面白いのは分かります。
でもでもでも!そのネタバレ防止のびっくり展開を保つ為に、手嶋が読み違えをしていたって事にしちゃうのは。
手嶋ファンとしてはモヤモヤが残ってしまいますよ。渡辺先生(T_T)
3日目の手嶋さん…集団に飲み込まれ、青八木に助けられ…って、まだあんまり良いところ見せてない気がするので
きっとこの後にすごい見せ場がくるのだと信じています
冒頭の、順調だ~と思っていた辺りの手嶋さん、嬉しそうだし格好良くて。私にはキラキラして見えていたんです。
それだけに後半の展開が残念でなりません!
勝て!純太!ですよ。頼みますよ(>。<)
今年のインハイは昨年よりも“策略”がよく描かれている気がします。
総北箱学両主将、昨年は金城さんと福ちゃんでしたからね
もちろん策もあるにしても、二人とも寡黙ですし、ドンと真っ直ぐ勝負なイメージでした。
今年は手嶋と泉田。二人とも策士だし、しゃべるしゃべる!
初日の手嶋の地中海風のくだりなども、アニメのおかげでまだ記憶に新しいです。
今週は箱学の泉田&黒田に完全にやられた~って展開になってしまっていますが、手嶋にも何かまだ策があるのでしょうか…。あって欲しい!
策士なところも手嶋の武器であって欲しいです。
ですが今週、わざわざ鳴子の1年の時の約束を取りあげてきたという事は……やはり、ここはもう普通に大ピンチ!平坦で泉田に対抗する為に鳴子がリタイア覚悟での走りをするという展開になるのでしょうか…。
鳴子と言えば、まだ御堂筋との因縁が残ったままです。
なので、この平坦でいよいよ御堂筋達も追いついてくる可能性も高いですよね
そもそも平坦ですごい加速となれば、ますます京伏が追い付くのは困難になりますし。
いよいよアブの筋肉が動くわけですから!小鞠はここで出てこないでいつ出るんだ?って思います。
鳴子の語る、史上初の3人ゴール。見たいです…本当に見たい!!
けれど、今年も、3人の中でやはり鳴子はゴール出来ず、読んでいるこちらが号泣という展開になりそで。今から胸が苦しいです(>_<)
どうなってしまうのでしょうか。
手嶋は3人の強さが最後の切り札のようにとらえていましたが。
総北の総合優勝、どんどん遠くなっていく気がします……
とにかく続きが気になりますねー!早く来週分が読みたい!!(>。<)