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弱虫ペダルRIDE.460『静かなる侵撃』☆腐女子フィルター越しネタバレ&感想

今週もやってきました木曜日
先週の予告通り、いよいよ!謎だった京伏が今までどのように動いていたのかが明らかになります。
以下、本誌内容&感想になりますので。くれぐれもネタバレにはご注意ください。

『先頭を追うチームが一つ…!!』という文字とともに描かれるのは、ペダルを回す脚。
ジャージの右脚の部分に『京』、左脚の部分には『都』とかかれています。

沿道で応援する人々が叫んでいます。
「先頭を追って、追走来たぞ」
「おおお」
「いけぇ」
「3人!!」
「どこのチームだ」
「紫のジャージ」
「京都伏見だ!!」

『先頭へと忍び寄る強大な影!! チームを引くのは…!?』という文字とともに出てくるのは、舌をバカァッっと出した御堂筋。
ぐるううん、ビシャアア、じゅるるんっと、出した舌を回す御堂筋。相変わらず、人にはあまり使われない効果音とともに登場です。

御堂筋「ほぅら。もっとォ、全開で引きや!! 水田くぅん!!」
水田(くっ、プレッシャーでうしろの御堂筋くんが大きく感じる)「うおおおおお」(きつい、苦しい!!)「もう精一杯やっとるよ!!」
ハッハッ、ハァハァと息を切らして必死に引く水田。
御堂筋「もっとや!!」
水田「うああああ」
水田はまるで、背後から巨大な御堂筋に追われているかのような状態です。

そんな様子を見た沿道の人々。
「けど先頭とはまだ差があるぞ」
「ここから追う気か」
「だから、必死の形相なんだよ、きっと」
「先頭走ってるのはキャプテンだ!! 追いつくために」
「きっと率先して、献身的にチームを引いてるんだ!!」

水田(オカしいやろ!! 絶対!! このオレが、なんでこんな平坦で引いとるんや!!)
水田は前夜のミーティング時を思い出します。

京伏のミーティング時。
御堂筋「明日、最後のステージ、水田クゥン。キミはボクゥに、はりついといてや」
水田「!」「え」「おう!!」
キラリと親指をたて、返事をする水田。

水田(昨日のミーティングで、はりついとけ言うたんは、昨日の山岳賞2位の実力を見込んで、オレに、この3日目の山岳賞、もしくはゴールを。オレにまかせるいう意味やなかったんか!!)

沿道の人々の声が響きます。
「いけ!」
「ガンバレ京伏!」

水田(くそくそ!こんなところで、オレが力使うてどうするんや。3年やぞ。キャプテンやぞ)(小鞠やろォ、ここは!! 1年の小鞠にやらせればいいんや、こんな役!! 御堂筋クン!!)

御堂筋「もっとやよ?水田クゥン」
ハッハッと息を切らしながらバッと後ろを振り返る水田。
水田「ここは小鞠やないんか!!」
御堂筋「ないよ?」
水田「ゲフッ」「ゴフッ」「ないんか!!」
叫ぶ水田。
水田(こいつ…、さては…、わかったぞ。そういうことか。やってもうとるな、こいつ!! 戦略ミスったな‼ 考えてみれば、おかしいところだらけなんや、このレース。集団を使うて、先頭近くまで追いついて、オレたちは広島と一緒に集団からとびだしたんや。けど広島は“大物を潰してから来る”いうて。

水田は、集団が手嶋を飲み込んだ後の広島の様子を思い出します。
浦久保「4番が下がってくるのが見えた。ヤツらあがってくる。いくぞ庭妻!!」
広島はいったん減速していきます。

水田(一旦、下がっていった。広島が下がった時点で、加速すれば、まだ先頭に追いつけたんや。なのに順航__それどころか。それどころかや!! あとであがってきた、あの総北の2人までも、前にいかせたんや!!)

水田はT2が京伏に追いつき抜いて行った時の事を思い出します。
水田「追わんでええのか、ヤツら。御堂筋クン!?」
御堂筋「………」
水田「あいつら、チームに合流してしまうで!?」

水田(それでこのザマや!! 必死で追わないかんくらい差つけて。ワケのわからん小鞠、擁護して。結局、オレが、こんなところで、消耗せんといかんくなったんや!!)
水田はギラッと睨むように御堂筋に視線を送ります。
水田「ボロが出たなおい。御堂筋」
御堂筋が水田を見ます。
水田「2日目優勝して、満足したか?オレらをうかれとる、いうて、全員ボーズにして。結局、一番うかれとったんは、おまえやったんやな!!」
御堂筋「プア?」
水田「出たな、得意のオトボケ。プランあるのか思うて今まで黙っとったけど。もうガマンできんわ。はっきり言うたる」
ブルブルと手を震わせながら話す水田。
「小鞠、おまえもよう聞いとけ!! オレが__この京伏キャプテン水田信行が、衝撃予告をしたる‼ これ以上どんなに走っても、前のヤツらには、オレたち京伏は、はっきり言って追いつかーん!!」「この男、御堂筋は、リーダー風ビュービュー吹かせて。戦略ミスをやってもうとるんや!!」

小鞠は冷めた視線を水田に向けています。
水田「そうかそうか。小鞠も驚きのあまり、声も出んようやな!! くやしいか、悲しいか、しかーし、これが現実や!! 小鞠、おまえは昨日のスプリントで2位やった。なのに、この平坦で温存させるて。わかるやろ。昨日のことで、この男はすっかり判断力にぶっとるんや!!」

御堂筋「言いたいこと、だいたい言うた?」
水田「!?」「 あ!? いいや、まだや!!」「総北の4番、5番の時!! オレは「追おう」と言うた!! オレは言うたんや。あの時が決定的瞬間や。あの2人を前にいかせて、総北を合流させた時点で、おまえのミスは、取り返しのつかんことになっとるんや‼」
力強く言い放った後、呼吸を整えて、水田はさらに話を続けようとします。
水田「ここから先は小鞠!! オレがリーダーとなって2人で、ぶっ」
水田の言葉はここで途切れます。御堂筋が水田の両頬を摘まむようにして顔を鷲掴みにし、口を塞がれたからです。
御堂筋「おしゃべりはもうええかな?順航速度、下がっとるよ?」
水田「ぐ…ぶ」
御堂筋「キミの役目はボクゥを引くことやよ?それとザァンネンながら」
水田(え!?)
御堂筋「キミの…浅い予想ォ…ププ。あの時ィ、総北の2人ィ…ヤツらをいかせたのは、ププ。わざとやよ?」
水田(え!? ……!? ちがうんか!? ミス、ちゃうんか!? 今、この先の先頭に__総北とハコガクがおるのは!!)

場面はいったん、その先頭集団へと移り変わります。
箱学5人がカーブを曲がり、そのすぐあとを総北4人が走っています。
葦木場、黒田、悠人、真波、泉田、今泉、小野田、鳴子、手嶋の順です。

今泉「ハコガク四撃目!! 葦木場さん出ます!!」
ゴッとプレッシャーのあがる葦木場。アタックをしかけます。
今泉「くっそ、どこまでやる気だよ!! おおおお」
今泉もバンと前に飛び出します。

手嶋「小野田は一旦下がって休め‼」
小野田「はい」
手嶋「鳴子出ろ」
鳴子「はいな!!」
ゴオオと鳴子が出ました。

鳴子「行かせへんわボケェ!!」
鳴子は瞬時に反応し、今泉よりも先に葦木場の前へ。ブロック成功です。
鳴子「特におまえはな、ノッポォ!!」

黒田「チィッ、しつこいな、本当に!! 総北ゥ!!」

激しい攻防の続く先頭集団が少し描かれた後、話は再び京伏へと戻ります。

御堂筋「あの場であの2人を、脚を使って止めることは、カンタンなことやった。けれどォ、やるべきことは、勝つゥこと。」「ロードレースにおいて最も恐れる状況は一教__」「ひとつの強いチームが先頭を走って、完全にレースを支配する状態!! けれどボクゥら3人の力では分が悪い。だからボクゥはあの2人のチームとの合流を容認した。そうなれば、ヤツらはカクジツゥに、“ハコガクを追う”」「“一強”に誰かが追いつき他勢力が入ればァ。ブプ」「荒れる。乱れる。チャンスが生まれる!! 必ず!!」「心配せんでもォ……この“航海”順調やぁぁ!!」
御堂筋は、思わず振り返っていた水田の顔を、横からゴキッとつかみ、前を向かせます。
「さぁ、前向きや。二度とふり向かんでええ。おしゃべりもいらん。前だけ見てまっすぐに。全身全霊使って限界まで、ボクゥらを引きやぁ!!」
水田「お…おう!!」

沿道の人々
「京伏が山に入るぞ」
「第3のチーム!!」
「ガンバレー」

水田「え…ボク“ら”?て。小鞠…小鞠は!?」
御堂筋「キミィは、この最初の登りの終わりまででええよ?」
御堂筋の言葉に硬直する水田。
御堂筋「あとは“2人で”いくからぁ!! もう少ししたらとびだすよ?小鞠クゥン」
小鞠「ええ、わかりました。御堂筋さん」
御堂筋「この先の、道の先には、キミの心から望むものがあるよ?」
小鞠「ボクの…、心から望むもの…」「…ああ」
ズイと右手を顔の高さに上げ、もみいっとする手つきをする小鞠。
「…筋肉(にく)ですね!!」

『攻撃の機会(チャンス)を窺い、静かに狂気をのぞかせる!!』という文字で今週はおしまい。

今週はずっと気になっていた京伏の動きが明かされました!
ビジュアル的には今ひとつな水田くん(水田くんごめんなさい)視点で大半の話しが進んでいくので、私的には今一つ盛り上がりに欠けたのですが、いっきにテンション跳ね上がったのは、京伏がT2に追い抜かされる回想シーン
青八木が手嶋を引きながら走ってる姿。
小さく遠くに見えてるのと、近づいてきた時の全身と顔アップの3コマ
めちゃくちゃときめいた(≧Д≦)
やはり自分は手嶋と青八木が大好きなのだと再確認させられました
たった3コマでも、久々に一緒のコマに収まり走る二人の姿が尊くて
既にリタイアしてしまった青八木の姿にじーんときます(ノД`)

広島のバトルの後と言えば!
手を握りあっての「ありがとう」「ああ純太!!」をやってくれたり、青八木が「優しさはしまっておけ」「リタイアする、覚悟はできてる」なんて話をしていたりと、二人が密な時間を過ごしたであろうあの時です
描かれていなかっただけで、あのタイミングで“御堂筋達を抜かす”っていうビッグイベントもさらりと通過してきていたのですね……
もっと二人を映して欲しかった(>_<)

これから不意をついて来るだろう御堂筋ですが!
総北は策士なキャプテン手嶋さんが、素早い対応で凌いでくれると信じたいです(>。<)
手嶋なら、必ず御堂筋が仕掛けてくると注意をはらっていますよね!
…そんな余裕はなさそうですが。ここは信じたいです

今週は御堂筋の読み通り、どんどん体力が消耗されているであろう先頭集団の激しい攻防の様子も描かれていました。
先ほど手嶋を信じたいと書いたばかりではありますが、御堂筋と小鞠があの先頭集団に加わったら…と考えると不安でなりません。
どうか、小鞠が泉田の筋肉につられてくれますようにと願ってしまいます。
総北にこれ以上負荷がかかりませんように

そして、最後に水田くん!
彼ももうすぐ散るフラグが立ちましたね。
他のキャラ達は、なんとも印象的な素敵な顔を見せてから散っていきましたのに。
彼の場合は絶望顔でした
そんな水田くんですが!彼のおかげで、今週はT2が見れたんで!
私は感謝しています(>。<)
直接T2を思い出しているわけではない、広島の浦久保の回想シーンですら。
「4番が下がってくるのが見えた」って台詞で、手嶋を想い下がる青八木を想像し、激しく萌えました(*´▽`*)
水田くん、ありがとう!&お疲れ様!!

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