先日発売された円盤
弱虫ペダル NEW GENERATION Vol.5
スペアバイク東堂編が終わってしまって。特典はどうなるんだろう…と思っていたらツーリングCDが付くとのこと
実は私、円盤の特典に関しては期待する事をやめていたのです。
だって、アニメ２期(GRANDE ROAD)の後半って、特に目立った特典付かなかったじゃないですかー！
取扱い店毎の特典で気持ちを紛らわせていた印象でした、私的には。
円盤って、１つ１つが良いお値段です。しかも、放送されたものは全部ばっちり録画してある状態なので、特典とか微妙だと本当に買うの迷うんですよね…。
２期の後半、特典しょぼいな…と思いつつも(ケースが凝ってるとか、そんなんでした)、途中まで買い揃えてしまったからには最後まで買うしかないなと。そんな理由で渋々買っていた気がします。
なので、NEW GENERATION の円盤も、前半にスペアバイクを付けて、残りは途中まで買ったんだから買いなさい～になるのだと、勝手に思いこんでいました
そんな私、家に届いた円盤を見て、特典にまたツーリングCDが付いていた事にびっくり！
って、ちゃんと情報チェックしていれば、驚く事もないのでしょうが
すみません
とにかく急にテンション上がった私ですが、同時にあることに気付いたのです。
今回の特典はツーリングCDvol.3だったのです。
私の記憶にvol.2がないのです
vol.2は何についていたのか、本気で分かりませんでした。
確かに円盤１巻にはにvol.1が付いていました。
スペアバイクの事をブログに書いていたのでCDの事を書きそびれていたのですが。
青八木がめちゃくちゃ可愛い内容で。ニヤニヤ聞いたのは覚えています。
で、今回はvol.3。じゃあvol.2は
探してみると……前回発売の円盤特典としてくっついてきてましたー
気付いてなかった私バカ(´Д｀)
スペアバイク東堂編のラストに感動して。それだけでお腹いっぱい状態になっていたんですよね。
完全に特典の漫画しか見てなくて、円盤の方、ケースを開いてもいなかった
弱ペダアニメを見返していないわけじゃないのです
アニメはむしろ見まくっています
ただ、見る時はテレビ放送を録画したものを見ていたのでした。
そんなわけで、やっと気づいたツーリングCD vol.2 を１ヶ月以上遅れで聞きました。
……素晴らしすぎて。マジで泣けました(T-T)
vol.1は総北だったのに対してvol.2は箱学。しかも、あの追い出し走行会の後の設定なので、旧３年フル出演(≧Д≦)
久々の箱学旧３年生の会話が聞けることが嬉し過ぎて。感無量でした。
萌えあり涙あり笑いありで…何で私これを今まで放置していたのと。
当時気付かなかった自分を殴りに行きたくなる程。
本当に、我ながらよく１ヶ月も放置していたなぁと。信じられません
そんな超素敵ツーリングCD。
vol.2の話しに入りたいところですが、そもそもツーリングCDとはどんなものか。
まずはvol.3の方から。長いので、掻い摘んですが、書かせてもらいますね
vol.3『炎のママトレ超特訓』
登場人物は、杉本兄弟、鏑木、段竹、そして自分となっています。
自分は総北高校自転車競技部に入部した初心者という設定。
弱ペダの登場人物達と一緒に自転車で走っている気持ちになるよ！というのがこのツーリングCDシリーズのコンセプトです。
↓↓↓
杉本「さてと、今日の練習だけど、君たち一年生はボクが任されてるからね。ペースを乱さないでついてくるんだよ」
定時「おおぅ、照兄ちゃん」
段竹「分かりました、杉本さん」
鏑木「しっかし、こんなゆるい走りで良いんですか？小野田さん達はとっくに行っちゃいましたよー」
杉本「分かってないね、鏑木。経験者の僕から言わせてもらえば、人のペースに合わせることも、レースでは大切な要素なんだよ、わかるかい」
鏑木「俺と段竹も経験者なんすけど？」
杉本「まあまあ、そういきり立たないで。それだから今泉に“イキリ”なんて言われるのさ」
鏑木「オレ、イキってないっす！なぁ、段竹？」
段竹「いや、一差。イキっているかいないかと言われたら、イキっている」
鏑木「なーにー！オレのどこが？」
杉本「それに！新入部員の中には未経験者だっているのだからね。大丈夫かい？そこの不安げな一年生初心者くん(←この初心者くんが自分です)」
鏑木「おい、お前。しっかりしろ。この天才鏑木が引いてやるから、後ろにつけよ」
初心者くんの自分が、うしろについたイメージ。
鏑木「そうそう、そうやって風よけに…って、うおおおい！どうして定時につくんだよ！」
杉本「ははは、定時は体が大きいからね。実に良い判断だよ。やるねぇ、一年生初心者くん」
段竹「確かに」
鏑木「くっそぉお」
杉本「ははは、ところで一年生くん。君はどうして自転車競技部に？」
自分が、杉本の質問に答えている間が与えられます。
杉本「ああぁ、なるほど。インターハイでの小野田を見てか。あれは劇的な勝利だったから。憧れるのも無理ないね。けど、去年の彼は何も知らない素人で。このボクが色々教えてあげたんだよ、このボクがね」
段竹「あの、杉本さん。小野田さんと言えば、入学したての頃、ママチャリで裏門坂レースをしたって話、本当ですか？」
杉本「あぁ！それね、本当だよ。今泉と」
段竹「やっぱり」
鏑木「すげー。いまだに信じらんねぇよ。この急勾配をママチャリで駆け上がるなんてさぁ。どんな脚してんだろうなぁ」
段竹「ただでさえ重いママチャリは、競技用自転車に慣れた俺達には、平坦さえきつく感じるのに。」
定時「小野田さんはすごい！兄ちゃんもカッコいいけど、小野田さんも同じくらいカッコいい！」
鏑木「そこ同列なのかよ！小野田さんの方が超絶ハイパーかっけぇだろ！」
段竹「おい、一差」
鏑木「んだよ。お前だって小野田さんすげーって思うだろー」
段竹「お、思うが！いや、それは…」
杉本咳払い「気にしないでくれたまえ、段竹。鏑木は天真爛漫過ぎるだけさ」
鏑木「あざっす！……て、あ、段竹なんか言ったか？」
段竹「いや、もういい」
定時「小野田さんみたいになりたいなぁ。どうしたらあんな風になれるんだろう。」
段竹「それは俺達だって知りたい」
定時「あはは、そうだよね」
鏑木「いいや、待てよ」
ここで鏑木は何かひらめいたようです。
杉本「おっと、しゃべってるうちに、裏門坂だ。心と脚の準備は良いかい？」
杉本の話を聞いているのかいないのか、鏑木は自分が思いついた事を実行すべく、段竹に話します。
鏑木「段竹、オレ様ひらめいちゃったぜ！」
段竹「なんだ？」
鏑木「小野田さんみたくなるために、ギアを封印して裏門坂登る。題して！ママチャリ疑似体験トレーニング！」
段竹「なに？？」
そんな鏑木たちの事を知らない杉本は、自分に指導を続けてくれます。
杉本「さぁ、一年生初心者くん。ギアを切り替えるタイミングは、経験者で先輩でもある、僕のをよく見るんだよ。」
杉本をよそに、話続ける鏑木と段竹。
鏑木「この大発明！聞いて驚け！わざわざママチャリを買わなくても、高負荷がかけられる！財布に優しく脚に厳しい。天才鏑木式ママトレだ！」
段竹「マ、ママトレ…だと!?」
鏑木「行くぞ段竹、ギアチェンジなしで！」
段竹「ギアなし！？オレもやるのか！？」
鏑木「ほぅるああああああ！」
先に行ってしまう鏑木＆段竹。
杉本「あああ！鏑木段竹！もう～しょうがないね。定時、お前もあの二人について行け」
定時「おおう、行ってきま～す！」
杉本「ああ、初心者くんは無理しないで。さっ、まずはここでギチェンジだ。」
ガチャガチャとギアを変えます。
杉本「で、こうしてお尻をサドルから浮かせたら、全体重を乗せて、しっかりとペダルを踏み込む。いち、にっ、いち、にっ 」
シャッシャッっという自転車の音。
杉本「うん、そうそう！なかなか上手じゃないか。踏み込むときに、自然と体が左右に傾くだろ？その姿が、まるで踊っているように見える事から、これをダンシングというんだ。勉強になったかい？」
杉本「では、少しリズミカルにやってみようか。いち、にっ、いち、にっ、」
シャッシャッとダンシングしている音。
杉本「うんうん、上手い上手い。君、飲み込みが早いね。ああっ、ボクの教え方が良いのかな。なにせ、あの小野田を鍛えた男だからね。はっはっはっ。それじゃあ、ボクの後ろからついて来てごらん。いくよー」
シャッシャッ
杉本「いい調子だ。見てごらん。もう定時に追いついた。定時！」
定時「照兄ちゃん！僕、先に出たのに、すごいや！」
杉本「ここからはお前が、この初心者くんを、引いてあげるんだ。」
定時「おおう、頑張る！そう～れー」
杉本「初心者くん風よけの効果も実感したかい？すごいだろ？おっと、先頭の二人も捉えたよ。」
定時「やっと追いついた。アブラギ君、ダンチク君」
段竹「定時！杉本さんに、初心者まで」
鏑木「オレはアブラギじゃない、カブラギ！」
段竹「あとからスタートして、二人を引きながらオレたちに並ぶとは。なんて脚だ」
鏑木「そのパワー、お前どこで手に入れた？教えろ、はけ！」
定時「ぼく、尊敬する小野田さんの走り、DVDとかでいっぱい見てたから。覚えて」
鏑木「なーにー！！お前俺たちより先に、ママトレを実践していたのか！」
段竹「え？」
定時「ママトレ？ううん、ボク、兄ちゃんと一緒に練習して…」
鏑木「聞いたか、段竹！」
段竹「聞いたけど」
鏑木「こいつ、とぼけたふりして、オレたちより先にママトレを習得してるぞヤバイ！」
段竹「ちょ、ちょっとまて一差、いったい何を」
鏑木「定時、オレにこっそりパワーアップの秘訣を教えろ」
定時「おおう。ボク、入学前に一度だけ、小野田さんと一緒に走った事があって」
鏑木「なにぃ！うらやまけしからん！なんで今まで黙ってた！」
段竹「えっ、そこか…それで？」
定時(息切れしながらも)「それで…小野田さん…登る時…笑うんだよー」
鏑木「うお、定時のスピードが」
段竹「まだ上がるだと!?」
杉本「行けぇ、定時！初心者くんも！」
定時「前を向いて走る、笑顔でまわす！」
鏑木「何ぃ?パワーの秘密は笑顔だと!? 段竹！オレらもケイデンス上げるぞ！笑顔で！！」
段竹「笑顔で!? おおお」
鏑木「笑え、もっとだ！」
段竹「笑えねぇ！」
鏑木と段竹がギアを封印した上に笑顔で登るという無理をやっている間に、自分はさらに杉本のアドバイスで、その場に適したギアチェンジをしながら、鏑木と段竹をぬかして行きます。
そして、このレースに勝つため、さらに本気で裏門坂を登っていきます。
段竹「速度を上げただと!?」
鏑木「行かせるかぁ！」
段竹「笑顔はどうした？」
鏑木「な、あっ、そうだった。ぬふははははは」
段竹「悪魔みたいだぞ、一差。は、はははは」
鏑木「ははははは」
かなりヤバイ感じで笑いあいながら走る二人。
ノーギアでも杉本兄弟＆初心者くんに迫ります。
ですが、やはりかなりの負荷。
段竹「一差、もうムリだ。俺たちもギアを…」
鏑木「ふははは、ここからがドラマだぞ、段竹。この高負荷で坂を登りきる事が出来たら、ママチャリがママトレを超えることになる！」
段竹「なに!?」
鏑木「ママトレがママチャリを超えるという事は、俺たちが小野田さんを超えるという事だ！わかるか！」
段竹「全然わからん」
鏑木「だって、ぜったいママチャリよりこっちの方が重てぇに決まってるからだ。はー重い重い重いぃぃ」
段竹「酸素が脳にまわってないな」
杉本に「無理しなくていいんだぞ、二人とも」と言われつつも、「無理していません」「笑ってるでしょ？」と、笑いながら登る鏑木＆段竹
段竹「全身ものすごい負荷が」
鏑木「だか、この試練に打ち勝てば、俺たちは最強のママレーサーだそ」
段竹「ママレーサーではないだろ」
鏑木「あっ、間違えた。ママトレーサーだ！」
段竹「なんなんだ、それは」
鏑木「だから、ママトレのレーサーだからママトレーサーだろ、分かれよ！」
段竹「分かるか！」
こんな会話を繰り返し、二人はゴールを目指します。
結局その後、鏑木＆段竹は全員にぬかれ、最後尾のゴールとなります。
鏑木「杉本さん、酷いすよ。レースならレースって先に言ってくださぁい」
杉本「ええ？ああ、あれは言葉のあやさ」
杉本「それより、一年生初心者くん。いっぱい新しい事を言われたのに、ちゃんとくらいついて最後まで走り切ったね！この裏門坂を自転車で登るのは並大抵の事じゃない。ほんとよく頑張った。みどころあるよ、きみ。うん」
定時「あはは、いいな。兄ちゃんに褒められてる」
段竹「くっ、一差にのせられたオレがバカだった」
鏑木「くそぉ、杉本さん！次の練習では、オレが一番にゴールしますから見ててくださいよ！」
杉本「うんうん、それは楽しみだね。でも。この名アドバイザー杉本照文は、いつだってちゃんと後輩を見てるから。皆も力の限り頑張ってくれたまえ」
定時「おおう！」
段竹「はい！…あー、一差、オレはもうこの特訓には付き合わないからな」
鏑木「ええー！なんでだよ！」
以上がvol.3の『炎のママトレ超特訓』になります。
省略もしたのですが。結局長くなっちゃいましたね
杉本兄弟、段竹というレアメンバーの出演ということで、なんだかそれだけでとても価値を感じました(´▽｀)
基本私は、自分の推しの子達がイチャイチャしているのを見るのが好きなので。
自分は一切そこに絡まなくて良いのですが。
杉本に指導してもらって褒めてもらえて。それはちょっと嬉しかったです
笑
おバカな鏑木ですが、この話の中でも本当におバカ…というか、段竹も道連れにした壊れっぷりが凄かったです
鏑木、最近は青八木との絡みが多かったので。入部したてっぽいこのCDの感じが懐かしくもありました。
小野田に憧れて総北に入ったんですものね。
杉本に対しては無礼過ぎなんですけど
許せる杉本が寛大で素敵と思っていたら「あざっす！」ですからね。笑
ここまで来るともう怒れないですよね
段竹に「オレ様ひらめいちゃったぜ！」というところ、めちゃくちゃ可愛かったです( ´艸｀)
vol.3はレアメンバー出演で最終的にほのぼのした気持ちになれるなお話でした(´▽｀)
ただ、ツーリングCDはなんと言っても箱学旧３年出演のvol.2が最高だったので
次回はそちらのお話を書かせてもらいます
