連休明け、非常にダルいです……
心身ともに少々バテ気味でして。遅くなってしまいました。
バテ気味ではあるけれど……今日は2週間ぶりの週刊少年チャンピオン発売日!
しかも弱虫ペダル祝100巻到達の記念号です♪
週チャン買うぞ!という楽しみで、会社に行きたくない休みたい気持ちを何とか奮い立たせる事ができました!
というわけで、今日も弱虫ペダルのお話に入りたいと思います。
以下は内容と感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
集団内で走る名古屋の駒尾と鹿児島さつま西高校の大隅が後ろからの気配に声をあげます。
駒尾「ギャロップ、後ろから来とるぎゃ!!」
大隅「後ろ!? この集団に追いついてきとるヤツがおるとか!? 何でわかるとか!? 何も見えんし、誰もおらんばい」
駒尾「聞こえる…」
大隅「聞こえる?何がか?」
駒尾「歌が。小野田坂道だ!!」
駒尾の言う通り、小野田が『たたたん♪』と歌いながら、集団に迫ってきています。
大隅「笑っとる!! 後ろにエース今泉を連れとるばい!! 歌いながら、笑いながら、加速してきよる」
駒尾「ギャロップ!! あれがウワサの__ハナウタクライム!!」
大隅や駒尾以外の集団内の選手も口々に言います。
「総北が2名後ろからメイン集団に追いついたぞ!!」
「総北が!?」
「マジか」
「本当だ、2名いる」
駒尾「小野田はたしか、最初の登りでハコガクが加速した時に」
大隅「そうたい。なんか仲間ともめて1人で下がりよったばい!!」
集団内の選手がざわめきます。
「どういう…」
「総北は仲違いしてるんじゃなかったのか」
「最初からゼッケン1番今泉を連れ戻すつもりで下がったのか!!」
集団内に入った小野田と今泉をざわめきが包みます。
「昨日トップゴールしたイエローゼッケン」
「総北が」
「ていうかオレらいつの間にイエローゼッケン抜いたんだ」
「2人!!」
「一度下がって引き戻ったのか」
「総北今泉、ジャージ汚れてるぞ」
「落車してたのか」
大隅は隣に来た小野田を見ます。
小野田「太さが強さの証__のはずばってん。こん男、細かーー!!」
細いと言われた小野田はというと、後ろを振り返って笑顔で言います。
小野田「ようやく集団まで戻ってこれました、今泉くん。集団のペースに合わせて大丈夫です。しばらく休みましょう」
今泉「おう。ありがとよ」(何が『集団に戻ってこれました』__だよ、小野田。簡単にそう言うなよ。めちゃくちゃすげぇことやってんだぜ、おまえは)
今泉は不調の末、落車までし、集団に抜かれた時の事や、それでも絶望の淵で小野田が現われたこと等を思い出しながら、小野田に感謝するのでした。
今泉(焦燥も、絶望も、全部__おまえがふっとばして、引っぱってきたんだよ。オレがこの体調と落車までして、この位置で走れてんのは__全部おまえのおかげだ、小野田坂道!! それ以外ねェ!!)
今泉は小野田の後ろ姿を改めて見て気づきます。
今泉(よく見りゃ、汗でジャージもボロボロじゃねぇか。息も、深くしてる。だよな。弱ったオレを気づかいながら、ペースを考えて、前のヤツらを抜きながら走るんだ。歌いながら楽しそうにしてるが、パワーを出すってことは、体を酷使してる。その小さな体で__)
小野田「さすがにちょっと疲れちゃったよね!」
今泉(そりゃあ、そうだよ。この集団に戻れたってことは、オレはこのまま集団でゴールすれば、明日のレースも走れるってことなんだ)
今泉は声に出して言います。
今泉「小野田、もしありがとう以上の言葉があるなら、オレはそいつをおまえに贈るよ」
小野田は『え』と少し驚いたような表情を見せます。
今泉は小野田の背中をごしっと撫でながら言います。
今泉「つながったよ、オレの明日が」
小野田は満面の笑みを浮かべます。
小野田「よかった…!! へへー、なんかうれしいね」
そして小野田は隣を走る大隅に声をかけます。
小野田「あ、そ、そういえば、あの、すいません。鹿児島の…大きい方」
大隅「オイか、オイに聞きよっとか、総北の!!」(細か男)「大隅たい、何ね!?」
小野田「お、おおすみさん!総北の…えっと…鏑…ボードの…『先頭』の状況ってわかりますか」
大隅「おお、追いついていきなり先頭の状況ね。さすがキャプテンたい」
駒尾「ギャロップ」
大隅「さっき車のボードを見たばい。箱根学園(ハコガク)が3人出とる」
小野田も今泉もはっと険しい表情になります。
大隅「14と15と16たい」
小野田(銅橋くんと、扉間くん…!! 15番、あの人も!!)
大隅「それを追って、京伏から44と45」
小野田「京伏も__!!」
大隅「総北からは__」
小野田と今泉がはっとした表情を見せます。
大隅「5番と6番が、それを追っかけよるばい!!」
今泉(段竹!!)
小野田(六代くん!!)
小野田「ていうことは、鏑木くんたちは、無事、鳴子くんのところに追いついたんだね」
今泉「ああ…!! 鏑木が鳴子を守ってんのか」
小野田が喜びを噛み締めるように目をつむります。
小野田(ありがとう、皆…鏑木くん)
今泉(すげぇぜ、皆!!)
小野田と今泉は、手をつなぐようにしながら、互いの手をばしんと合わせます。
今泉「小野田!!」
小野田「今泉くん!!」
そして小野田は大隅にぺーこぺーこと頭を下げます。
小野田「ありがとうございました!!」
大隅「おーー、よかよか。何でん、頼んでよかばい。オイは太か男やけん」
小野田「ボクらも、勇気もらったね!!」
今泉「ああ、もうひとがんばり、しなきゃなんねぇみてぇだな!!」
小野田と今泉は再び手を合わせます。
そして場面はそんな小野田達の前方、先頭を追う六代と段竹に移ります。
自分が段竹を引くと言って前に出た六代に、段竹は後ろから声をかけます。
段竹「いいから下がれ。おまえは引かなくていい。言ったろ。おまえは山岳に備えろ」
六代(テ…!!)「い、いえ、けど、くり返しになりますけど、段竹さんは峰ヶ山の山のレースで箱根学園(ハコガク)のエース、新開さんをやぶって優勝してます!! この山岳を狙うなら、段竹さんです!! オレがんばって引きますっテ!! ですから、お願いしますですっテ!! 総北のジャージを!!」
黙って複雑な表情を見せる段竹に六代が続けます。
六代「聞きました。先輩方に。“ひとつのレースでの『勝ち』が選手を強くする”んだって。段竹さんもクライマーとして、お強くなられてるはずです。オレなんかよりはるかに。ですから」
ここで六代の言葉を遮るように、段竹がぼすっと六代の頭に手を置きます。
六代「あわっ、あわっ」
段竹「オレもそう思ってた。去年の峰ヶ山のあとは不思議と足も軽くてな。練習の時、唯一小野田さんについていけたりして、オレは嬉しかった。あの新開悠人を下して、次期エースクライマーとしての可能性を感じた。自信をつけた。直感的に次のインターハイには出れると思った。もう1回、新開と闘うのが楽しみでしょうがなかった」
段竹は当時を思い出します。
段竹はその頃、思ったものです。
『待ってろよ、証明してやるよ。この間の勝利が小野田さんのおかげだけじゃなかったってことを。次のインターハイで!!』と。
段竹「小野田さんも喜んでくれた。オレは登りの才能が開くのを感じた。日々速くなるのを実感した。得意分野をもつってことは、こういうことか__こういう感覚なのかって、毎日ワクワクしてた!! 次のインターハイまでには1年近くあったから、どんだけ速くなるんだオレはと、胸が躍った!! けど」
言いながら、段竹は六代の前に出ました。
六代「あ、前へ…段…」
段竹「けど、その直後くらいから、体に異変が起こった」
六代(え)
段竹「後でわかることだが、身長が伸びた。体はギシギシ痛むしな。足の感覚もふわふわしてな。それで、全部のバランスが崩れた。一差にもしばらく言えなくてな。練習中はちょっと腹こわしててなんて言ってごまかした。身長が伸びると体重が増える。またたく間にオレは登れなくなった」
六代は愕然とした表情を浮かべて段竹の話を聞きます。
段竹「これからって時にな」
段竹は一度顔を上げ、空を見つめ、そして目を伏せます。
段竹「あのまま身長が伸びなかったら__て時々思う__ごめん、ウソだ。しょっちゅう思ってる」
段竹の言葉に六代は泣きそうな、歯を食いしばるような表情になります。
段竹「けど元には戻らない。起こったことは変えられない。だからオレは、できる限りのことをめいっぱいやることにした。でかい体は風よけになる。平坦道なら体重分パワーも出せる。この体なら、皆を守ってやれる!! 山岳賞を狙う後輩を、ふもとまで連れていってやることができる!!」
六代は目に涙を浮かべ、言葉が出ません。
段竹「そういうことだ。おとなしく足を休めてついてこい。必ず前のハコガクに追いついてみせる」
六代はボロっと涙し、歯を食いしばります。
段竹「だからおまえは、想いを背負って山岳賞をとってこい!!」
六代は涙を拭い去って、力強く言います。
六代「はい!!」
『◎零れる涙は覚悟の証明!! 想いを背負い、目指すは山岳!!』と綴られ今週はおしまいです。
うおおぉーーー!!
今週は2種類の涙が流れる回でした。
先ずは小野田と今泉、良かったねーの安堵と感動の涙。
もう一つは段竹への涙。
段竹ーーーー!!!(>_<)
成長って普通ならば嬉しい事だと思いますのに。クライマー特有の事情ですよね……
段竹の話、めちゃくちゃ切なくなりました。
あのまま身長が伸びなかったら__って言葉の前に、一度顔を上げて目を伏せるシーンがあるんですが。その時の段竹の表情がもうすごいんですよ!何とも言えない思いが伝わってくる感じで。
語彙力がなくて私では表現出来ないので。本誌未読の方は是非本誌を見てみてください(もしくは単行本をお楽しみに~です)って思ってしまいます。
体の成長という自分ではどうしようもない事の為に、次期エースクライマーだと思っていた程の成長が全部、バランスを崩して壊れてしまう。
その苦しみはいかほどかと、読んでいる私も苦しかったです。
絶好調からの絶望。でもそれを乗り越えようとする強さ。段竹の『この体なら、皆を守ってやれる!!』に、じょわーって涙が……!!
いや、本当に涙でした(T_T)
事実、聞いてたロクちゃん、涙していましたよね。
これはもう~ロクちゃん山岳賞獲るしかないっショ!って。総北を応援してしまいます。
後半の段竹の話に気持ちが持って行かれてしまいましたが、前半の小野田と今泉のお話も総北らしさ全開で、まさに100巻記念号に相応しいお話に思えました。
今週号、最高ですね( ´艸`)
弱虫ペダルファンで良かった~。
100巻、本当に本当に、おめでとうございます!!