もう~今週は、終始胸が張り裂けそうで。読むのがしんどかったです(ノД`)
タイトル通り、涙。です。
基本涙なんですが!バリッと腐ってる私としては、え~!という、ちょっと複雑な思いもありまして……色んな意味で涙の今週となりました
以下、今週の週刊少年チャンピオンのネタバレ入りますので、ご注意ください。
全開以上の走りでチームを引く青八木、その視線の先に、確かに箱根学園の姿が。
『チームのため。ペダルに込める、最後の“想い”_』
そんな言葉が綴られ、今週もはじまります
青八木(見えるか鏑木、あれがオレの__)(オレの、最後の__この3年間の“ゴール”だ‼)
青八木の最後の走り。それを真後ろで見つめる鏑木。涙が溢れています。
鏑木「だあ__ッ、何だ!! 何で涙がでてくんだ。訳わかんねぇ!!」
青八木「はあああああ!!」
青八木は声をあげ、その視界に捉えた箱学に追いつくべく、ペダルをまわし続けます。
鳴子「!」
何かを感じ取っているようです。
青八木(もう少しだ。もう少し、よく耐えてくれた、オレのヒザ)
サポーターをした、負傷したその足に、ググっと力を込めて回します。
「ああああ!」(あれに追いついたら、もう動かなくていい!!)
「ふんは__‼」「あああああ‼」
鏑木は大量の涙を流しながら目を見開いています。
鏑木「何なんすか、この涙…鳴子さん。いろいろ、思い出して…青八木さんの走り見てると、なぜか出てくるんす、鳴子さん!!」
鳴子(青八木さん…この走り…)「スカシ!!」
今泉「ああ…!!」「気づいてるよ、この全開を超えた走り…。小野田も気づいてる。最後の走りだ。」
今泉の言葉に、鏑木は思わず後ろを振り返り、声をあげます。
鏑木「ちょ、さっ、最後て、どういうことすか、今泉さん!! 縁起でもないしょ!! たったさっき、さっき6人揃ったばっかでしょ。小野田さんも言ってたじゃないすか。1日目ぶりなんすよ、6人揃うの。」
今泉「前を向け、鏑木。言葉の通りだ。ロードレースはチームスポーツだ。全員仲良くゴールできるわけじゃない。」
鏑木「ハァ!? だからって」
今泉「しかも今日は3日目。最終日だ。必ず訪れる」
今泉の言葉を聞いていた小野田が、ぐっとハンドルを握る手に力を込めます。
今泉「仲間がリタイアする瞬間が。」
鏑木「ハァ!? だめっすよ、何言ってんすか。リタイア!? ハァ!? それ青八木さんのこと言ってんすか!? 青八木さんすよ!? 青八木さんは強いんだ、鉄のように!! いつもオレの前にいて、助けてくれたんだ。導いてくれたんだ。オレをォ!! ありえないすよ!! だったらオレはキセキを信じますよ。さっき先輩たちが来たように、信じます!!」
今泉「前を向け、鏑木!!」
鳴子や小野田も見守る中、今泉の言葉は続きます。
今泉「受け止めろ、“事実”を、頭では理解しようとしなくても、体ではわかってるんだ。」
今泉は鏑木の肩に手を触れます。
「だから涙が出る。仕事を成しとげる男の背中には、誰しもふるえるものだ。 」
バッと前を向く鏑木。涙を流しながら、青八木を見つめます。
今泉「おまえが今、すべきことは、その背中を最後まで見届け、その人の想いを、願いを、全身で“受け継ぐ”ことだ!!」
ゴォアッという表現で、鏑木の表情が変わります。
ただ目を見開いて涙を流していた時と違い、非常に真剣な目つきです。
鏑木(青八木さん‼)
しっかりとその目で青八木の走りを見つめる鏑木。
青八木との数々の出来事を思い出しています。
青八木「つべこべいうな、オーダーだ、これは。いくぞ」
鏑木「いてーっ、わっ、離してっ」
鏑木「とらえました、先輩!!」「ブタァ‼」
鏑木「ヒメって何すかー!?」
鏑木「一番あざすじゃないすか!!」
青八木「負けた痛みを知ってるからだ」
(青八木さん‼ くそォ、青八木さん‼ 青八木さぁん‼)
何度もその名を心で叫びながら、鏑木は青八木の後ろを走ります。
数々の出来事を思い出しながら、青八木の走りを受け止めます。
青八木(騒がしくて、いつもつべこべ言って、元気で、バカで。)
険しかった表情がふと和らぐ青八木。
(おまえのおかげで、にぎやかなインターハイになったよ。鏑木__最後に__長い時間じゃなかったが、一緒に走れて、よかったよ)
先頭を引いていた青八木ですが、大きく左に外れ、そのまま取り残されていきます。
届かないと分かっていても、思わず手を伸ばす鏑木。
目を見開き、散ってゆく青八木を見る鳴子、小野田、今泉。
列の最後尾で顔を伏せたままの手嶋。
鏑木の声が響きます「青八木さぁあん!!」
伸ばした手は、何もつかむことはありません。
鏑木も俯きます。
小野田「青八木さん…」
鏑木「青八木さん、落ちました…!! チームから離脱!!」「そしてたった今、箱根学園に追いつきましたァ!!」
鏑木は顔をあげます。
青八木が落ちた事で総北を先頭で引いている鏑木。気迫に満ちた表情で、箱根学園に鋭い眼差しを送ります。
泉田「インターハイ3日目、最後の平坦__。完全に、引き離したと思ったが__。今年の総北も、やはり相当にしつこいようだね!!」
銅橋「来やがった……!! オレンジ!!」
『“想い”を託された鏑木!! 心を滾らせ、前を向く!!』
そんな言葉が綴られ、今週もおしまい。
…………(≧Д≦)
こ、言葉がでません!!!
もう先週から分かっていた事ですが。とうとう、とうとう青八木離脱です。
先週でインハイ1日目からの功績を振り返っていましたが、本当に彼がいなかったら今の総北はバラバラのまま。地味だけどチームに欠かせない、仕事の出来るやつです。しびれます、青八木。
最後の最後、表情が和らいだ瞬間の青八木が美しくて。色んな意味で叫びたい衝動に駆られました(>。<)
私も今、青八木が本当に大好きすぎて。この離脱はひたすらにしんどい!
覚悟はしててもダメージ大きい!マジで苦しいです、今朝(ノД`)
そして、苦しい理由のもうひとつ!
今週、手嶋が全く描かれなかった事(>_<)
最後の最後、散り際に、全く顔を上げられず、ひたすら俯いたままの手嶋が描かれていたのみ!
まあ…手嶋は誰よりも早く、たぶん追いつけのオーダーを出した時点で青八木の離脱は覚悟していた事でしょう。事実そのような描写もありました。
涙の意味を問う鏑木へ言葉をかけるのも、今回は今泉でした。
列になってますから。一番後ろの手嶋ではないのも分かりますし、手嶋が言うには辛すぎる言葉達だったでしょう。
ひたすら俯いたままのその心情を思うとまた涙涙です
でもでもでも!昨年荒北が散る時、福ちゃんのよくやった~って、せめてあのくらいの心情は描いて欲しかった気も……
俯いた顔が1コマあるくらいではT2推しの私としてはちょいと切なかったりもします
ただ、手嶋の心情を綴っちゃうと、すごい重みになってしまうので。
今回の“次の世代に受け継ぐ”って鏑木の方をメインにした場合、手嶋の方は入れられなかったのだろうと思ったり。
直前の対広島戦でも、さんざん二人の絆は描かれてきましたしね。今回は仕方ないかな…。
仕方なかったと思えるくらい、鏑木との物語は心に響くものがありました。
手嶋は逆に本当に一言も発せず、俯いたまま、全く顔を上げていないので。辛さが伝わってくる気もしますし。
何より言葉がいらない間柄の二人ですから!
きっと描ききれなかった、ものすごい気持ちのやりとりがあるのでしょう。
まあ、それでも萌える台詞が見たい私としては!せめて、手嶋が、自分が散る時(散るのかな?)、青八木を想ってて欲しいところです。
……お前は登れって巻ちゃん&後は任せたって小野田になっちゃいそうで、ちょっと心配ですが
さんざん手嶋との事を書いてしまいましたが、鏑木と青八木、本当に号泣ものです(ノД`)
とことん昨年の田所さんと鳴子を思い出すこの感じ。
田所さんを目標としていた青八木としては、最高の形でちゃんとバトンも渡せて…自分の役目を全うできたのでしょうね。
3日間で着々と成長はして来ただろう鏑木ですが、青八木の離脱で最後の覚醒を果たした感じがします。
追いついた箱学には銅橋がいますからね!一日目の雪辱を果たす事でしょう!
この後、銅橋vs鏑木のカードで鏑木の勝利展開は間違いない気がします
メンバーを削りながらの戦いが始まったインハイ最終日
これからは毎週涙になりそうです(>。<)
そして!いつ、とこで、どんな風に現れるんでしょうね……御堂筋&小鞠。
彼らはどこへ行ったのでしょう