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弱虫ペダルコミック50巻刊行記念特別号&RIDE.443『浦久保優策』☆ネタバレ注意です

今週の週刊少年チャンピオンは50巻刊行記念号というだけあって盛り沢山
表紙から弱虫ペダルなのも嬉しかったのですが、表紙をペラっと捲った裏側↓↓

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キャノンデール、週チャンに広告出してくれてありがとう!!と全力でお礼を言いたかったです
隅々まで弱虫ペダルな感じ、本当に嬉しい

私が大好きなキャラクター人気投票もあるんですよね
好きなキャラ3人とその理由を書くというおなじみの方式。
東堂と巻ちゃんを書くことは絶対にブレないのですが、問題は3人目。
私はいつも渡辺先生を書いて出していました。
そこには東堂と巻ちゃんが、東巻が、とにかく大好き!二人を生み出してくれる渡辺先生に感謝!という気持ちがこもっております。
今回の人気投票も東巻一点推しで投票するか、それとも3人目に手嶋や青八木を書いてしまうか……実はかなり本気で迷ってます。
東巻一番の気持ちは決して変わりませんが、T2にも惹かれているんですよね…
まあでも、T2に関しては、アニメのあのT2推しの作り方を見ていると、私が1票を投じるまでもなく上位にやってくるに違いないので。
やはりここは、いつも通りの3票にするべきかな~と思っています。
……『手嶋』とか『青八木』と書くのでははく『T2』と書いたら無効になっちゃいますかね。キャラ名じゃなくチーム名ですもんね…

今週の週チャン、人気投票の他にも、欲しい!思う応募者全員サービスがあったり。付録にシールがついていたり。本当に嬉しい内容です。
ただ…ひとつ、肝心な本誌の内容については、庭妻の語りによる、浦久保の過去話なので。
私としてはそこまで夢中になれなかったりもします
なので、毎週恒例になってきているネタバレも、いつもよりはさら~っと書かせて頂きます

以下、そのネタバレに入っていきますのでご注意ください

「見えた‼ 橋だ‼」「橋の終わりのラインまでのこり1キロォ‼」という、先週のラストをカラーにしたページから、今週の弱虫ペダルが始まります

浦久保「今は横並び!! じゃが‼ 見とけ庭妻、もう少ししたらヤツらとびだすぞ!!」
庭妻のナレーション『ゾッとした。その優策の顔を見て。』

東村「残り1kmをきりました!!」
浦久保「ヤツらのとびだし潰して………握り潰してぇ、確実にしとめるぞ、庭妻ぁ!!」
浦久保、ギラギラと恐ろしい表情です。
庭妻「お、おう。わかった…!! ゆ…優策……!!」

ここから、庭妻の語りで、浦久保と庭妻の昔の話しに入っていきます。はじめは小学生です。

浦久保優策はワシがすんどったアパートの近くに家があって、よう近くの公園で見かけた。
1人で公園の花に水をやりよった。
捨ててあったペットボトルに、水道で水をくんで。
神経質で、人づきあいが苦手そうじゃった。

その内、コンパスの先みたいなトガったやつで、ペットボトルに穴をあけて、手製のじょうろを完成させた。

庭妻(へぇ―、器用なヤツじゃ。)

何度か皆で遊ぼうと誘ったことがある。

庭妻「おまえどうや、やらんかサッカー。向こうのグラウンドで、人数ちょうどハンパなんじゃ。」
浦久保「ええ」
庭妻「そうか、じゃあな。」

いつも迷いなく断りよった。

庭妻「おーい、浦久保ー。ゲーム新しいの買うたんじゃ。今度の土日あいとるかー。うち集まらんかー。」
浦久保「あいとらん。土日は陸におらん。」
庭妻(陸?)

聞けば優策の父は、船に乗っとって、土日はいつも、船で海に出とったらしい。

ザザン。バババババっと海上を進む船の描写。
船には浦久保、そして彼の父親が乗っています。
父は顔が描かれず、台詞の際も口元だけの描写です。

浦久保の父「しっかりしばっとけ言うたじゃろが、優策!!」
浦久保「………うん!!」
父「あそこから潮目がかわるぞ。よう見とけ。」
浦久保「…うん」
父「流れが違うじゃろうが。」
浦久保「…うん」
父「目で見るんじゃないんじゃ。空気じゃ。温度とか、重さとか、においとか。体で感じるんじゃ。」
浦久保「うん」
父「ぐずぐずしとったら、魚、逃げてしまうぞ。」「ええか、空気を感じるんじゃ。」
浦久保「…うん。空気……!!」
父「ホラァ、しっかりつかんどかんか、優策!!」
浦久保「…うん」

網を引き揚げる優策。たくさんの魚がかかっています。

浦久保「わ…すごい…」
父「大物じゃ…!! 大物じゃ、優策。」「しかけつくって、潮目読んで、群見つけて。全身使って、智恵絞って、大物つかまえた時が1番、ゾクゾクするじゃろうが!!」
浦久保「………うん!!」

父「お、こりゃいかんで。冷たい空気入ってきたわ。陸に引き返すぞ優策。」
浦久保「うん」
父「嵐じゃ」

父の読み通り、嵐になり、揺れる船。
甲板の上の浦久保が飛ばされそうになり、柱にしがみつくと、父親は「ワハハハ」と豪快に笑います。
浦久保に、飛ばされないようにロープで体を柱に縛っておくように指示します。
柱に体を縛り付けた浦久保は、嵐の中、船を操縦する父親の後姿を見ます。
浦久保(怖くないんか、父ちゃん…‼ すごい。すごい。ワシもがんばって耐える…‼)

優策は勉強ができる方じゃなかった。
いつも机の下の方で、何か指先で、作りよった。

机の下で起用に紙を折り、何か作っている浦久保。それを眺める庭妻。
庭妻(指先は器用なんじゃな。何じゃろ?おりがみ?かわったやつじゃ。)

ワシは優策のことが気になりはじめとった。
“大昔の偉人は他の人と違う幼少期を送った”みたいな本を読んで、優策にそれを重ねとったのかもしれん。

授業後に、浦久保に話しかける庭妻。
庭妻「さっき何つくっとったんじゃ。見せてや?おりがみ。」
浦久保「………」

相変わらず冷たくされとったが、ある日クラスの女子に消しゴムを借りた優策が、汚く使って、ありがとうも言わずに返したことを発端に、クラスの女子全員から無視されるという事件がおこった。

ワシは近所のよしみで、あわてて火消しに回った。

庭妻「あいつはああいうやつで…昔から…な。悪気はないんじゃ。」と、女子たちに説明する庭妻。

それに対して女子たち
「汚すてどういうコトよ。」「悪気の問題カンケイないワ」「ユリちゃん泣いとったんやよ!」

当の優策は全く、気にもとめてなかった。

庭妻(マイペースじゃ、あいつ…ワシならけっこうヘコむところじゃ………)

一度、別の友達と優策んちの船を見にいったことがある。

友達「こっちじゃ。浦久保丸て書いてある。あの白いのじゃ。」
庭妻「すげー。おうわー。船じゃ―。」
友達「あいつ、これで土日は四国の先までいきよるいう話じゃ。」
庭妻「四国て…呉より…太平洋か!! すごいなー。すごいのう。あいつ、見かけとちがうのう。1回のせてもらいたいのう。」
友達「やめとけ、ムリじゃ。あいつんちの親父はどえらい恐いらしい。」

土日は海に出て生き生きしとるっちゅうウワサじゃった優策を__中学になるころには、土日に退屈そうにしとる姿を、コンビニのあたりで見かけるようになった。

学ランを来て、メガネの真面目そうな友人と歩く庭妻。
コンビニの前で座って何か食べている浦久保を見つけます。
浦久保は、小学生の時同様、まだ髪型はうウニのようにイガイガしておりません。
少し長めの毛を後ろ方向にツンツンとさせただけの髪型です。

浦久保(あれ?今週もおる…今日、土曜じゃのに。浦久保、何しとんじゃ。)
メガネの友達「あー、あいつ、あれはヤバイ人だね、庭妻くん。行こう。通り過ぎよう。」

庭妻、友人の言葉を無視して浦久保に近づいて行きます。
庭妻「何しとんじゃ、浦久保。」
メガネの友達「うわっー、話しかけた―っ」
庭妻「土日は船で四国の先まで行っとるんじゃろ?」
浦久保「!」
メガネの友達は後方で、知り合いなの…か?と焦っています。
庭妻「天気いいのに休みか?ワシらは今、部活の帰りでのう。」
メガネの友達「深入りしない方がいい目つきだよ、庭妻くん。」と、コソコソ庭妻を止めようとしています。

庭妻「部活はじめたんじゃ。」
浦久保「庭……」
庭妻「庭妻じゃ。名前くらい覚えとってほしかったのう。小学校の時はわりと同じクラスじゃったろ。」「高知の足摺岬は見たことあるか?太平洋はやっぱり景色いいんじゃろうのう。うらやましいのう。」

庭妻の言葉に、浦久保は、どこか遠くを見るような目になります。
「漁はやめたんじゃ。船改造して、今、釣り客乗せて釣船屋やっとるんじゃ、うち。」
遠くを見つめたまま言葉を発していた浦久保が少し俯き、ガシガシと頭をかきます。
「釣船屋はつまらん」

その時のワシには、漁と釣船の違いは、いまひとつわからんかったが、優策にとって大きな変化がおこったということだけはよくわかった。

庭妻(……!! こいつのこんなつらそうな顔、初めて見た。そうか…逆に表情に出ないだけで、公園に1人でおった時も、授業中のおりがみも、本当は楽しそうにやっとったんじゃな。)

メガネの友達が「帰りろう、庭妻くん!! 早く!!」と腕を引くのを無視し、庭妻は浦久保と対峙し続けます。

浦久保「漁よりはもうかるらしいワ。食わせるため、仕方ないらしいワ。ワシは…食えんでもよかったワ。」
庭妻の方は見ず、ガシガシと頭をかきながら、話します。

庭妻はグッと拳を握ります。
庭妻「じゃあ、土日は空いとんじゃな。」
浦久保「あ?」
庭妻「やらんか一緒に。ワシと。自転車競技。」
手を差し伸べます。

浦久保「じて…?は?おまえ…ようワシを誘うな。昔から……。何度も断っとる………のに。」
チロリと庭妻を見上げる浦久保。
じっと見つめられても、動じない庭妻。
浦久保「ワシ学校でもつまはじき者やぞ…」
そんな浦久保の言葉にも、表情を変えることなく、手を差し出したままの庭妻。
浦久保「自転車……」
言いながら、がしっと庭妻の手を掴む浦久保。
浦久保「何をやるんか、ワシ何も知らんぞ。」

その日、優策は初めてワシの誘いにのった。
そして初めて乗った自転車は___速かった!!

浦久保(ふーん…)
庭妻(速い!! 何じゃこいつ!! 特段、何かのスポーツをしとったわけでもない。船の上で鍛えられたんか、体の体幹やバランス感覚が。下りのつっこみが、尋常やない。恐怖心いうんがないんかこいつ。オレは怖くてブレーキしてしまうのに!! ギリッギリを攻めよる!! 何じゃあいつは…本物じゃ。すごい度胸と反射神経じゃ。)

優策は自転車の仕組みをよく理解し、ルールをすぐに覚え、体の上手な使い方をマスターし、メキメキと上達した。

浦久保「……恐怖…心?コーナーのつっこみで?船と違うて自転車は上下にゆられんけんのう。別に何にも怖わないワ。」
庭妻(く~~、イヤミなほど上達しよるな~。ワシどっちかというと直線派じゃからのう。けど、よう笑うようにはなったな。)

庭妻 「優策!!」
浦久保「……な、何じゃ、急に名前でよぶな。」
庭妻「おもしろいか、自転車!!」
浦久保「………。…ああ、エエよ。」

ずい分うちとけて明るくなったが、それはどうやらワシの前だけで、他の人にはレース中も警戒心まる出しにしていた

チームメイト「今だ、追ってくれ、ほらあいつを!! 早く__!!」
浦久保「………」しーんと返事なしです。
庭妻「あ」
チームメイト「ロードレースはチームスポーツだと言っといてくれよ~庭妻。」
庭妻「言っては…いるんじゃが。」

1度レース中に、地元では有名な選手がいて、“大物”だと言ったことがある。

庭妻「あいつ大物じゃぞ。」
浦久保「大物!? 大物!! どいつじゃ!!」

その時、すごい表情になったのを覚えとる。

庭妻「⁉」
浦久保「しとめよう!!」

ぞっとするような「表情」に___

高校に上がってワシたちは、自転車で有名な呉南工業に進学した。

井尾谷「おう、今年の1年は脚の強そうなのがよけ揃とるのう。塩野、里崎、庭妻…浦久保。楽しみじゃのう、ミヤ。」
待宮「ああ、井尾谷」

そこには呉南工業、自転車競技部の”大物”待宮栄吉さんがいた。

待宮「ワシは2年でエースはっとる、待宮栄吉いうもんじゃ!! 気合入れていくぞ1年!!」

1年達「はい!!」「おねしゃあす!!」

浦久保「2年生でエース…すでに部をしきっとる……お」
ザワザワという効果音とともに、浦久保の表情が恐ろしいものに変わります。
浦久保「”大物”じゃ…、ありゃあ”大物”じゃよ、庭妻ぁ。」

初日から優策は待宮先輩への執着を見せた。
そしてこれが、このあと大きな衝突へと発展する。

以上で今週の弱虫ペダルはおしまい。
大増ページと言うだけあって、読み応えがありました
最後に出てきた2年時の待宮は、現在別冊少年チャンピオンで連載しているスペアバイク(待宮、井尾谷1年生)に出てくる待宮に近いです。
スペアバイクの井尾谷はモヒカンみたいなすごい頭なのですが。ココではもう三年生の時と同じ髪型になっていました。
塩野や里崎って、昨年のインハイに出てきた名前ですね
同じ学年で実力もあるはずの浦久保と庭妻がインハイに出なかった理由。
それが来週以降に語られる“衝突”のせいであることは間違えなさそうです。

浦久保………すみません、今のところまだ、あまり好きになれません
来週以降、この気持ちが変わるのでしょうか

庭妻、小学生の時から恋してた(気になっていた)浦久保に振り向いてもらった。心を開いているのは自分にだけ~という、バリッと腐女子好みの展開ではありますね
ただ、すみません。今のところまだ浦久保や庭妻を好きになりきれていないので楽しい萌え展開とも受け止めきれず、さら~っと読んでしまいました
はたして、庭妻と浦久保に萌える日は来るのでしょうか

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