毎週恒例になっておりました週刊少年チャンピオンの弱虫ペダル話
今週は遅くなってしまいましたが、いちお書かせて頂きます
以下ネタバレになりますので、ご注意ください
浦久保から渡されたチップ…‼
提案された闘いの条件とは…⁉
そんな文字から今週の弱虫ペダルはスタート
ポォーンと自分のセンサーチップを投げ渡す浦久保。それをばしっと受け取る手嶋。
手嶋(インターハイの公式記録用のセンサーチップ__‼ スタート前に各個人のバイクに取り付けられるゼッケン番号と個人名が入った計測用のチップを__‼)
浦久保「もう一度言おう。ルールはシンプルじゃ。そのセンサーチップをお互い交換しあって、平坦バトルを闘う。そして、勝った方が相手のそれを川に捨てる‼ ちょっとした…デスゲームじゃ‼」
提示されたデスゲームに、手嶋も青八木も衝撃を受けています。
手嶋「記録用の…センサーチップを…」(川に……‼)
受け取った浦久保のセンサーチップを見つめる手嶋。
手嶋(これはレースにおける選手の…選手自身のを示すもの‼ “存在”‼ こいつがなければ、たとえこの先の山岳ラインを何位で通過しようとも記録されない‼)
浦久保の存在を示すセンサーチップは、まさに今、手嶋の手の中にあります。
手嶋(重い‼ わずか100gほどのこのチップが、やけに重く感じる‼ これをかけた闘い…‼ 負けりゃあ後がない。)
浦久保は不吉な笑みを浮かべています。
手嶋(けど、それは相手も同じ‼)
提案に応じようとした瞬間、青八木が動きます。
「純太‼」と、後ろから手を伸ばし、手嶋の肩にその手をかける青八木。
「冷静になれ!」
青八木は手嶋を止めようとします。
「相手は3人だ。数的にこっちが不利だ。それにヤツがどういう手でくるかわから__」
青八木の言葉を途中で遮る手嶋。
「青八木。」
手嶋は肩に触れている青八木の手に、自身の手を添えます。
青八木の手に触れる指先に、グッと力を込める手嶋。
手と手を触れ合わせたまま、けれど後ろの青八木を振り返ることなく語り出す手嶋。
「どのみちオレたちは、こいつらを超えて行かなきゃチームに戻ることはできない。」
手嶋は重ねた手をそのままに振り返り、真剣な表情を青八木に向けます。
「闘わなきゃならない。そしてそれが今だ‼」
そして、青八木に触れていた手を離し、かわりにその手を自分の自転車の前輪の方へ伸ばします。
「敵のデータもねェ。いろいろ仕掛けてくるのもわかんねェ。すまねェ、青八木。条件悪いのはワカってるつもりだ……けど、オレはまだチームに戻ってやんなきゃいけねェことが__残ってんだ‼」
がしっとセンサーチップをもぎ取る手嶋。
その脳裏を過ぎるのは小野田です。
手嶋が「今度はちゃんとお前を全力でサポートするよ」と伝えた時の事。手嶋のその言葉に、パァっと表情を明るくした小野田の顔を思い出す手嶋。
手嶋(まだ役目、残ってんだ‼)
青八木(純太‼)
手嶋「いいだろう浦久保。受け取れ、オレのチップだ。この先の箸の欄干までの平坦バトルやってやるよ‼」
庭妻「‼」(総北‼)
東村(このバトル受けた…‼)
青八木(純太‼)
決意を固めた真剣な表情の手嶋。
チップを受け取る浦久保。
浦久保「そうか。よかったワ。話のワカる男で。バトルいうんは、こういうギリギリのモンないと盛り上がらんけんのう。じゃあ闘ろうか、カワシマくん。」
浦久保は手嶋のセンサーチップを背中のポケットにしまいます。
浦久保「橋まではざっと5キロくらいか…ちょっとアップダウンがあるが、ほとんど平坦道のォ___スプリントデスゲーム‼ 開始じゃ‼」
最後の言葉が終わるのと同時に、いっきに加速を始める浦久保「ウラアアア」「ラアア」
ものすごい加速です。
手嶋「いっくぞ、青八木‼」
青八木「ああ‼」
手嶋&青八木も続いて加速しますが、この時点からすでに浦久保達にドンと離されてしまっています。
それほどの猛烈な加速をやってのける浦久保。
手嶋(速い‼)(何だ‼)(あいつ‼ 速い‼ てっきり頭脳戦でくるのかと思った‼ バイクコントロールで滑らかに…空気の間をぬうように…なんだ⁉ スキマをぬうように走ってる‼ 加速の次元がまるで違う‼)
手嶋「く‼ あれが広島浦久保の本当の走りか‼ 力ワザもできんのかよ‼ くそ‼ けど‼ ついて行け手嶋純太‼ おおお‼」
手嶋は自分に言い聞かせながら浦久保達の後を追います。
浦久保を先頭に猛スピードで走りつづける広島。
東村(そもそも自転車は、物理的には空気のつぶを押しのけながら走っている。だから後ろは楽に走れるし、抵抗が減る。押しのける空気のつぶの量が少なくて済むからだ。浦久保さんはそれを先頭でやる。空気には流れがあって、薄いところと濃いところが必ずある…らしい。浦久保さんはバイクコントロールしながら、その薄いところを選んで走ってるんだ‼)
ここで東村の回想シーンに入ります。
どこぞで腰を下ろし、ボトル休憩をしている東村と浦久保。
東村「(前述した空気の流れの話)そんなこと…理屈はわかりますけど、できるんですか?」
浦久保「ナハ‼」「ワシは海育ちじゃけのう。船のせられて潮目や空気の流れを小っさいころから読んできたからのう。ワカるんじゃ。感覚で……いつも言うとるじゃろ?ワシ、空気の読める男じゃ、て。」
大袈裟に手をあげる浦久保「おっと、つまらん昔話してしもうたワ……チッ、忘れろ東村、今のは。」
東村「はい。いえ、けど、今のは…そんな…」
ここで東村の回想は終わり。
浦久保の後ろからその背中を見つめる東村(浦久保さんは、口は悪いが、実力は一線級。空気を切り裂き走る姿から、昔からこう呼ばれているんだ。)
鮫の絵を背景に不気味な表情で走る浦久保が描かれます。
東村(“空気を割る鮫”“エア チョップ ド シャーク”‼ 先頭で走る浦久保さんに敵はいない‼)
浦久保「ウラアアア」
ゴォォと猛スピードの広島。
手嶋「くっそ、速ぇぇ‼」「さっきスタートした時リセットしたメーターによれば、橋のところまでのこり__のこり4キロ‼」
手嶋「くそ‼スタートの時についた差が詰まらない。てか…広がってる。」
汗をはらう手嶋(デスゲーム…“死をかけた闘い”…‼)
前方の浦久保の背中のポケットに入った手嶋のセンサーチップが描かれます。
手嶋(オレの命はヤツの背中にある‼)
メガネをカチャっとし、軽く後方を振り返る東村「………どうやらヤツら、これ以上ついてこないようですね…早くも“勝負あり”ですね‼」
この東村の言葉で今週はおしまい。
『本性を露にした浦久保…‼ 手嶋に勝機は、あるか…⁉』
なんて文字が踊っていましたが、勝機がなきゃ困りますよ!(>。<)
浦久保、思った以上に実力も兼ね備えているようです。
空気の読める男って、そうきたか!(゚Д゚)
もうこの際、そんなのありというツッコミは抜きにしましょう!
むしろ渡辺先生うまい!と思っちゃいました。
エア チョップ ド シャークって、カタカナにしちゃうところに笑いつつ、そんなに昔から強い浦久保が、何故昨年のインハイに出てなかったのかがとても気になります。
インハイメンバー入り出来なかった理由が性格の方にあるのなら、敵として本当に手強くなるので心配です
そしてそして!今週のT2の絡み(´▽`)
先週の抱きしめ支えるのに引き続き、見せつけてくれたのが手の動き!
ネタバレ書いていても、ついその辺には力がこもってしまう…というか、腐女子な眼差しで書いているので。ちょっと誇張してしまったかも(^-^;
戦場、緊迫した状況下で、触れあったのは指先でも、その繋がりはハグにも匹敵ですよー。
手だけってのは逆に萌える(*´▽`*)
触れる手に力を込める描写がまた堪らないです(≧Д≦)
青八木から手を離して、センサーチップをもぎ取る手嶋の決意。
ドキドキが止まりません(>_<)
今回のこのT2の絡みは読み手によって色々解釈が分かれるところでもあるかもしれませんね。
でもとりあえず、手嶋の想い、青八木にしっかり伝わった事でしょう
現在、手嶋が青八木を引いてる状態でピンチですからね!
これは来週あたり青八木が怪我を押して前に出て、手嶋を引くのでしょうか
わぁ~もう気になって仕方ない(>。<) 早く続きが読みたいです