もう~感動が、言葉になりません(ノД`)
とりあえず毎週恒例の週刊少年チャンピオンのネタバレになりますので。
ご注意ください
前々から気になっていた、気持ち、心の声の表記を変えました。
【会話→「」】【気持ち→()】で書いています
最終集団に1人のみ込まれてしまった手嶋。
危機の中、手嶋の中で甦る記憶。
それはランドセルを背負った手嶋の描写とともに綴られていきます。
人は1人で立っている。
1人の“力”で歩いてる。
皆同じだ。この事実は変えられない。
だけど、
友達と話しながら、遊びながら、帰った道は
不思議と短く感じる。
同じように歩いてるのに
一人じゃ退屈で
遠かった同じはずの道のりなのに。
あたり前のようなこのことを
オレはある日ふとこう考えた。
これは“力”なんじゃないかって。
歩くのは1人1人の力。
だけど、
その間には、目に見えないけれど、確実に__
“力”が働いているのだと。
たとえお互いに触れていなくとも
人と人は、側にいる、そのことだけで
共に同じ方向に向かって歩いているという事実が
“力”になっているんだと!!
小学生の手嶋が歩いている描写。
その傍らに、もう一人、並んで歩き始めた人物の足だけが描かれます。
上記した印象的な言葉とともに、徐々に現れる小学生から成長した手嶋の後ろ姿。
その後ろ姿の手嶋は、総北のジャージを纏っています。
そして、隣を歩き始めた人物。彼の背中も描かれ、それが誰だか明らかになります。
隣を歩むその人物は、同じ総北のジャージを纏った青八木。青八木一でした。
ここで手嶋の記憶の話から、レース中へと戻ります。
先週のラストのシーンが再び描かれています。
集団にのみ込まれた手嶋が、必死に周りに呼びかけています。
手嶋「誰か。協調しないか、誰か。そこの黄色いジャージのおまえ、オレと協調してくれ!!」
手嶋が伸ばしたその手の先にいた人物。振り返ったその人物こそ、青八木です!
青八木「ああ純太。うしろにつけ。」
手嶋 (__!! 誰だ、いや、よく知ってる顔だ。)
青八木「すぐさま加速する。」
手嶋「あ……、あ…、青八木ィ!!」「あ…な…何で、いや…おまえ…」「何でココにいるんだ。集団だ、ここは。もう先に__鏑木たちと先頭に__行かなきゃダメだろ。何で…何しに来たんだ!!」
驚き、動揺する手嶋に、青八木は言葉ではなく、ドンと真剣な眼差しを返します。
手嶋「オレは…もう、万策尽きて……1人でどうにもできなくなってるイチ選手だ…ってのに…」
青八木「おまえが集団にのまれたから。クライマーをチームに引き戻すためにだ!!」
青八木の気迫に満ちた言葉に、手嶋の心が動きます。
手嶋 (青八木がいる。青八木が協調の相手__これ以上に、心強いことはない!!)
青八木「後ろに入れ純太!!」
一瞬明るい表情になる手嶋は「青八__」と言いかけて、はっとします。(いや、まてよ__「加速」。けど、おまえは__!!)
手嶋は思い出します。昨日、膝を抱えてしゃがみこんだ青八木の姿を。
再び表情が曇る手嶋。
青八木「どうした純太。心配そうな顔をして。鳴子とおまえを連れてあがれと言ったのはおまえだ。」「昨日の表彰式のあと、オレたち最後のレースで同調直列走法(シンクロストレートツイン)やりたいと言ったのはおまえだ。」
手嶋は言葉が出ません。
青八木「言ってくれ、純太。聞きたい__オレはおまえの言葉を。いつもの__“キセキを信じる”って言葉を!!」
そう言いながらガッアァっと加速する青八木。続く手嶋。
「総北が2人とびだした!!」
集団から声が上がります。
「ふ、2人!? もう1人のみ込んでたのか!?」
「くっそ、いかすな、誰か追え!!」
「誰かって…おまえが行け。」
「…いや、もう足が残ってない…!! ムリだ。」
「行かすなよ、総北を!!」
「前がもっとペース上げないからだろ。」
「ムリ言うなおまえ。」
藤原「井瀬さん!!」
井瀬 (総北__)「岩崎、藤原。」
岩崎&藤原「はい」
井瀬「もう終わりばい、この集団は。」
岩崎&藤原「井瀬さん!!」
井瀬 (3年5番キャプテン手嶋。同じく3年4番青八木__2人ともボロボロやった…でもとびだした。)
井勢は岩崎と藤原に告げます。「見とけ、あの後ろ姿を。」(ノーマークやった2人の3年生。)「このインターハイでは、ああいう、何でもないようなヤツが、何か大きかことばしでかすとばい。」「広島にも、京伏にも、利用された。オレたちの__もしかしたら、あいつらが。最後の、希望の光__かもしれん。」
青八木と手嶋の後ろ姿が集団から離れて行きます。
スピードを上げて走る青八木と手嶋。
青八木のうしろについてペダルをまわしながら、手嶋は考えます。
手嶋 (青八木!! 大丈夫なのか。痛いんじゃないのか。おまえはいつも表情に出さないから!! ここまではいつも通り走れてる…けど、本当は__!?)
青八木「純太。」
手嶋「!!」
スッっと青八木の手が下に伸びます。
手のひらを自分の後ろを走る手嶋の方に向けて、その手を伸ばします。
手嶋「!?」
青八木「暑さのせいか、ノドが乾いた。」
手嶋がはっとします。(この合図は__まさか、ストレートツインのデモンストレーションのひとつ、“同調(シンクロ)ボトル渡し”) (やるってか!! このインターハイで!! )
手嶋「は!!」と言いながら、嬉しそうな、集中力が上がったような顔になります。
青八木のケガに対する心配はあれど、青八木を信じる気持ちが勝っていく、そんな印象を受けました。
手嶋は青八木に応えます (こいつは相手の力を知り、クセを知り、100%の信頼がねぇとできねぇシロモノだ。共に練習を積み、共に悩み、進んできた。オレたちの最良の形!!)
“シンクロボトル渡し” 見事に成功です!
その様子を目にした沿道の人々。
「見ろ、あの2人。カーブでくっついて走ってる!! えっ、近づきすぎでしょ。ていうかボトルを!?」
「すげぇ!!」
「息がぴったり!!」
手嶋に渡されたボトルの水を飲む青八木。
青八木&手嶋 (オレたちにしかできない。シンクロストレートツインだ!!)
手嶋 (はじめ!! おまえって男は!! 心配すんなって、一緒にいこうってことかよ!!)
青八木「純太」
手嶋「!」
青八木「前に追いつけばいいか?どれくらいの力で踏めばいい?」「チームに戻れると思うか? 聞かせてくれ、おまえのプランを。」
手嶋は青八木のケガした足に目をやります。
手嶋「ああ、青八木。」
顔を伏せる手嶋。青八木のケガを思い、葛藤があるのでしょう。
ですが、次の言葉とともに顔を上げます。決心がついたような表情です。
「まずは追う。80%の力で引け。下り区間は60%まで落として休んでいい。」「敵が見えたら100%まで上げろ。勝負となれば120%だ。敵をかいくぐり本体までたどりつく!!」「大丈夫だ。いける。いけるさ。オレたち2人なら。」
ドンと、手嶋の顔が大きく描かれます「オレはキセキを信じる。」
手嶋のその言葉を聞きたいのだと語っていた青八木。「……!! 分かった純太!!」
以上で今週の弱虫ペダルはおしまい
ヤバいです、泣きそうです、私は(≧Д≦)
シンクロボトル渡し、そしてシンクロストレートツイン!決まりましたよ~!!インターハイでやってくれました
ちゃんと沿道の人もびっくりしてた。それだけでもう~泣ける(ノД`)
T2の絆を再確認となった今週。
この後、あの嫌~なオーラしか纏っていない浦久保率いる広島。そして御堂筋の京伏を乗り越えないとチームに合流できないわけですよ(>_<)
頑張れ!T2!!
あ~もう、読んでいてじっとしていられないくらいドキドキします(≧Д≦)
私もキセキ、信じてます