いよいよ総北&箱学の追走集団に追いついてしまった陸鮫!
先週からドキドキの展開が続いております
今週もものすごい読み応えありました
以下、ドドンと週刊少年チャンピオンのネタバレになりますので。ご注意くださいm(__)m
『背後には集団の影!! 絶対絶命の状況!!』そんな文字とともに始まる今週。
最後尾集団がすぐ後ろに迫ってきた事に衝撃を受ける手嶋、黒田、泉田、銅橋が描かれています。
そして綴られる手嶋の考え『なん……だ!?集…団!?すぐ後ろに!?どういうことだ。オレたちは、もうすぐ、先頭に追いつく…はず。なのに、何で後ろから集団が来てんだ。しかも、あれは__最終集団!!』
ここで先程描かれていなかった鳴子、青八木、真波、鏑木の驚いている様子も出てきます。
真波以外は皆、口を大きく開け、驚愕しています。
ドンドンと迫る集団。その先頭には山口。そしてその少し後ろに船津。
山口「見えるか、船津……。総北と…箱根学園の…追走や……ほら…見ろ……追いついたんや。」
息も絶え絶えといった様子で、船津に語りかける山口。
ですが、船津「……」
船津は項垂れたまま、もはや顔をあげる力さえ残っていないようです
山口「……そうか、見えへんか…。」
山口は船津と並ぶと、ポンと彼の背中に触れます
山口「やりとげたんや、オレたちは。フェイズ99を……本当に__」
山口は船津の背に手を置いたまま、自身ももう顔を上げる事はありません。
項垂れたままの2人は集団の後方へと下がっていきます。
山口「ご苦労やったな、船津………ありがとう……。精一杯、引いてくれて……おかげで___」
言葉は最後まで綴られません。2人はそのまま集団から離れていきます。
そんな山口と船津の姿を見た集団内の選手。
奥谷「今まで先頭で引いてた京伏2人、落ちます。さっきまですごい勢いだったのに。ああっ!!」
山際「やめろ、奥谷。」
奥谷「山際さん……!!」
山際「仕事を終えたんじゃよ。やったんじゃよ、あいつらは。」
2人を見るのは、奥谷や山際だけではありません。
小鞠「………」
小鞠も彼らを振り返り見つめています。
山口はハッハッと苦しそうな息遣いです。そして考えています『意識が遠のく……。頼むぞ、あとは…御堂……筋………小鞠…』ハッハッ
とうとう足を止めるのでした。
その様子を見ている小鞠。
御堂筋「ドゥしたのォ、コマリくぅん。あんなザクたちのことに見とれて。」
小鞠「いえ、ただ。散り際が美しいな、と。」
小鞠の印象的な台詞とともに、落ちていった山口と船津の描写は終わります。
総北と箱学の追走集団を視界に捉え、勢いづく集団へと移ります。
浦久保「ハッ、ついに…ついに…」「ナハ!!」「ついに!!とらえた!!」
バッと熊本、井瀬の手を掴み、上げさせるという演出をやって見せます。あくまで、自分はリーダー代理。
けれど、確実に指揮をとっているのは浦久保です。
浦久保「おまえら全力で、全身全霊で噛みつけぇ!!」「このレース最大の大物!!去年の優勝の総北と!!王者ハコガクじゃあ!!」
浦久保の声にさらに勢いづく集団
「おおお!!」ゴオオオオオオと前方の総北箱学へと迫ります。
銅橋「黒田さん!!集団来てる!!このままじゃのみこまれちまう!!」
黒田「わかってる!!」『くそっ、一体どうやった!!』『障壁はひとつもなかったはずだァ!!』『マジックでも見せられてる気分だ。確かに後ろにリーダー格はいなかったんだ!!』
黒田「真波ィ!!」背中をバンと叩きます。
箱学側の描写は一旦終わり、続いて総北サイド。
鏑木「うああ」「手嶋さん、うしろ迫ってますよ!!」
手嶋「わかってる!!」
鏑木「あれって、のみこまれたらヤバイんじゃないすか!?」「くっそ、でも速いすよ、あいつら。」
手嶋「総北、加速する!!」「青八木、鏑木、前へ出ろ!!オレと鳴子を引け!!」
鳴子「!!」
手嶋「オレと鳴子はまだこの先の山で仕事が残ってる!!こいつらをふりきり、小野田たちと合流する!!」「絶対に6人揃える!!それが絶対条件(オーダー)だ!!」
鳴子「はいな!!」
青八木「コク!!」
鏑木「はいい!!」
手嶋「進め鏑木!!」
鏑木「はい!!ほるああ!!」
そして、総北の描写から再び箱学サイドへと戻ります。
黒田「真波ィ!!すまなかったな、オレの読みが甘くて。」
真波「!」
黒田は真波の背中に手をあてます。
真波『!?』
黒田「おめぇの活躍の場はまだ先だァ!!」「銅橋、真波を連れていけ!!」言いながら、真波の背中をググッと前方へ押します。
銅橋「ブハ!!」
真波「!!」
銅橋「黒田さんは!?」
黒田「アア?」「こうなっちまったのはオレの読みの甘さの責任だ。この集団は獲物を欲してる。ハコガク総北どっちでもいい、1人でも。誰かのみ込みゃ落ち着くはずだ。そうなりゃコントロールできる。一旦下がってそれをオレが。」
銅橋「黒田さ…」
その時、下がろうとした黒田の前に泉田があらわれます。
泉田「ユキ!!」
黒田「!」
泉田「ユキもいくよ!!」
黒田「!!」
泉田「下がる?」
黒田「塔一郎!!」
泉田「それはキャプテンとして、この泉田塔一郎が許可しない!!」「去年、荒北さんも、同じようなことを言って、責任を感じて、自ら集団にのまれた。」
黒田『荒北さんが……!!』
黒田も真波も、荒北の顔を思い浮かべます。
泉田「ボクのうしろに入れ。いくよ、いくんだよ、ユキ。」「勝たなければならない、ボクら箱根学園は!!そのためには、こんなところで1人失うわけにはいかない!!」「荒北さんにも、去年__最後、テントで、ゴールのあとで、言われた。」「“今年の勝負”は、ボクら__3年の責任なんだ!!チームを築き、きたえ上げ、ここまで引っぱってきたのは3年なのだから!!しっかりと見届けろ、黒田雪成!!」「最後まで!!それがキミの責任のとり方だ!!山ではキミの指令塔なしにはチームは機能しない!!」
黒田『___!!』
泉田「まだ残っているんだよ、仕事が。こんなところでチームを離脱してどうする。」
黒田「ハッ」鼻をこすります「ハ!!わかったよ、塔一郎!!」
泉田「アッブ!!ユキ!!」
次は再び総北サイドへと話が移ります。
鏑木「きてますよ、手嶋さぁん!!」
手嶋『集団が殺気立ってる!!ヤバイ!!こいつら!!誰か1人でも、こっち側の、オレたちの誰かをのみ込まねぇと、おさまらねぇ空気だ!!』「く!!」『本当にふりきれるのか!!』
その時、前を走る銅橋が大きく手を上げます「オレンジー!!」
鏑木の焦り顔がアップに。鏑木の後ろには青八木が描かれています。
銅橋「うしろにつけ!!加速する!!まだ協調はとけてねェ!!」
鏑木「あざます!!銅橋さん!!」
この時、お礼を言う鏑木の後ろに手嶋が描かれています。少し、後ろの方を向いているようにも見えますし、下を向いているようにも見えます。小さく描かれている為、さなかではありません。
手嶋はこの時、この銅橋と鏑木のやりとりに注意を払っていなかったのでしょうか。
銅橋の後ろにつく鏑木、青八木、鳴子。
ほんの一瞬でした。
手嶋がハッと気付いた瞬間には、もう鏑木、青八木、鳴子は銅橋の引く箱学の列に。
ほんの一瞬の出来事です。手嶋だけが列から外れてしまう形に!
鳴子「アカン手嶋さん、この速度域で、この距離離れたら…」「手嶋さぁん__!!」
『一瞬の遅れが歯車を狂わす…!!』という文字が綴られ今週はおしまい。
集団にのみ込まれるのはまさかの手嶋
私はてっきり青八木あたりだと思っていたので、驚きに震えました(>_<)
てっしー!!どうなってしまうのでしょう(ノД`)
話の途中、集団が迫った時、去年の荒北の役回りを今年は黒田がやるの!?と思ったところでの泉田の制止。
すごく心に響きました(>。<)
泉田の、昨年のインハイを経験したからこそ語れる台詞。そして、山ではお前が必要だという言葉。胸が熱くなりました!
黒田が残らない。じゃあ今年飲み込まれるのは総北なのか。やはり青八木かぁ…と思ったら、まさかの手嶋ですよ(>_<)
これは青八木が救出に向かうパターンになるのでしょうか!?
シンクロストレートツインはこの集団との一悶着の際に実現。皆のところまで手嶋を運んだ青八木は散る…なんて事になっちゃうのでしょうか(´Д`)
もう~考えただけで涙なんですけど!!どうしましょう(>_<)
今週、1つニヤリとしたのは銅橋と鏑木でした。
この2人、最近すごく仲良しなので、カップル成立かと思っていたんですよね( ´艸`)
先週から、鮫に襲われた際、学校間の垣根を超えて2人で協力体制とって欲しいなと、思っていたのですよ(´▽`)
銅橋ったら、オレンジー!って呼んじゃいましたね( ´艸`)
昨年の集団が襲ってきた際には、東堂が「巻ちゃん!」と叫んでいましたっけ。
こうゆう危機的状況で芽生える愛、良いですね~全力で応援したいです
そして、今週前半の見所だった京伏山口。
私も先週は彼にびっくりさせられました。
山口、小鞠にも「散り際が美しい」と言わせましたよ(>。<)すごい
顔も上げられない程出し切った船津とともに、敵ながら感動しました。
ただ!彼の全てをかけたその頑張りのせいで鮫が追いついてしまったわけですからね
ものすごく複雑な心境です…。
あぁ、私はてっしーが心配でなりません(>_<)
次号は連載9周年記念で巻頭カラーとのこと
しかも久々に東堂&巻ちゃん!の付録も付くようでテンション上がります
楽しみです(≧Д≦)