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弱虫ペダルRIDE.433『山桜』ドキドキが止まらない!☆週チャンネタバレ注意です!

先週はほぼ京伏オンリー、山口の回想シーンで終わりましたが、今週はいよいよ!物語がぐぐっと進みます
以下、毎週恒例になってしまったネタバレに入りますので。ご注意くださいm(__)m

京都伏見の山口、船津、小鞠が走りながら後ろを振り返っているシーンから始まります。
なぜ後ろを振り返っているかといえば、もちろん陸鮫が迫ってきたから。

船津「ちょっ、山口サン!! 何がフェイズですかっ、何がそのまま巡行なんすか。聞いてないすよ…これ。すぐうしろに、集団すぐうしろまで来てますよ!! これ完全におしまいパターンやないすか!!」
大きく口を開ける鮫。
船津「うああああ」
浦久保「噛みつけぇ!!」
ガブッ!と鮫は京伏の3人を飲み込みます。

そして次のコマから、集団の中に入った状態の京伏の3人に切り替わります。
ハァハァと息をあげながら船津「何がフェイズや…何が運命や…結局、何もできんやないすか!! 山口サン!! ボーズなり損や!!」
山口「船津、まだフェイズ99は途中や。」
船津「うへ!?」「とちゅ…ハァ!? でもたった今、予想外の集団にのまれて、」
山口「少し休んだら前に出て全開で引け。」「この集団の速度をもっと上げる。リタイアするまで引け!!」
船津「えっ、えっ、リタイ…えっ!?」「何言うとるんですか、ハァ?」「こういう時はいつも動揺しとる山口さんが冷静に…へっ?え!? まさか、」
山口「……!! そうや!! 言うたやろ、スタート前に話をしておいた…と!!」
船津「!!」「え、じゃ、この状況は……まさか、」
山口「そうや!! はじめからこの集団に入ることは想定されている!!」「当然、オレも引く!! 限界まで!!」
船津「!!」と驚きながら思います『山口サン!?山口さんも…リタ…』
小鞠も思っています『リタイアする気か。』
山口「フェイズ99は集団に入り、集団の力を利用し、加速させ、途中__予定通り、足をゆるめて先頭から下がっている御堂筋と水田を吸収し、オレたちのはるか前を協調しながら走る、絶対に追いついてこないと油断している箱根学園と総北の追走グループを飲み込むフェイズや!!」

山口「いくぞ浦久保!!」
浦久保「ナハ!! こっちは準備万端じゃ!!」「時にィ……“リーダー代理”のワシとしては、昨日のスプリント2位の岸神くんにも全力で引いてもらいたいんじゃが?」
船津『広島!! こいつがこの集団のリーダー!! 恐そうな人や…山口サンはこの人と互角に交渉したんか!!』
山口「ダメや、あいつは御堂筋から無傷で運んでこいと言われとる。岸神は出せん。その代わりに、京伏のトップスプリンターであるオレと、2年のスプリンター船津が、全開で引く!!」
この“全開で引く!!”という気迫に浦久保も納得。
浦久保「ナハ!! 京伏副キャプテン…なかなか肝のすわった男じゃ。ええじゃろ、交渉成立じゃ。行こうか?なァ、リーダー!!」
あくまで“リーダー代理”の浦久保。ここでいちお井瀬に同意を求めます。
井瀬「……ああ。」
浦久保「皆ぁ!! このままのペースじゃ追いつかん。もっと上げろ言うとるぞ!! リーダーの指示じゃ!!」
浦久保の声に、『まだ…』『もっと…』と同様する選手も描かれています。

浦久保「加速じゃ、京伏のォ!!」
山口「出るぞ、船津!!」
船津「は……はいいッ!!」
山口「うおお、京伏の魂見せろォォ!!」
船津「はいッ!!」

集団内の選手達は驚きます。
「うお」
「速いっ」
「すごい加速だっ」
「うあ…もうダメだ…」と落ちる人も。

山口『必ず完遂させる。オレはこのフェイズを。最後のフェイズを!!』
山口は強い思いで集団を引きます。
その姿を後ろから見る船津『何や、この山口サンの引き。すごい…何や…今まで見たことがない…力づよく、それでいてどっしりとした安定感。地に根を張り、咲き誇っとる、まるで、春、山々の木々に隠れてひっそりと咲く、山桜…!!』
山口の背中と、満開の山桜が描かれます。
今まで地味キャラだったとは思えない引きです。

山口の姿を目の当たりにした船津。自分の引く番が回ってくれば全力で引きます。
ボーズなり損や!と騒いでいた時と顔つきが違います。
そんな船津に山口「うしろに入ったら最大限足を休めろ。」
船津「はいっ。」
山口「順番が回ってくればまた全開や。全開は何十回もはできん。だが今のペースが維持できなければ、前には追いつかない!!」

山口はさらに広島メンバーにも詰め寄ります「おい広島!! ペースが遅いぞ塩野!! 里崎、足をゆるめるな!! あと2キロ上げろ!!」
これには言われた広島側も「う……京伏山口!!」と驚きます。とても先週「オレはカゲでいい」なんて言っていた人物とは思えません。
山口「やるんや!!」
里崎「う…おお…わかった。」
山口『絶対に、絶対に、やりとげる!!』「おおお」

ここで無傷の小鞠も少し描かれています。『………3年。山口サン………』と山口を見ています。

主人公側の総北からすると、かなりお邪魔な京伏の、かつ冴えないキャラだった山口ですが、その熱い姿にはけっこうキュンときました。
山桜ですよ!山口さんが!これ以上ない称えられ方な気がします。
って、けっこう山口に失礼な事を書いてますね、私。すみません
ですが本当に、今まで控えめで地味だったキャラが、自らを京伏トップスプリンターと名乗り、前にでる。
3年、最後のインターハイで花を咲かせて散る。覚悟を決めた人の散りゆく前のその姿は、かくも人を魅了するんだなぁと思ったのでした。
今週の弱ペダを読んでますと、坊主頭イイじゃん!って思えてきますからね。不思議!
山口や船津の姿。小鞠の心にどのように映っているのか、気になるところです。

さて、場面は変わって、総北&箱学の協調組、追走グループ。
泉田が「手嶋くん、ちょっといいかな?」と、手嶋に声をかけます。
手嶋「泉田。」
黒田『塔一郎?』青八木『純太…』と周りも何だ?っと注目の中、話し始める泉田。

泉田「直にこの協調集団は先頭4名に追いつく。そうなれば再び敵同士。」
手嶋「なんだ?その前に折り入って話か?女の子なら紹介できねーぞ?」
泉田はふっと表情を和らげます。「キミに謝っておこうと思ってね。1日目の非礼を。」「ボクは1日目の山でキミを過小評価した。小野田が来ない絶望に、その重責に耐えきれずとびだしたのだと思った。」「だが、それは違った。キミは真波に、正々堂々闘いを挑んだ。そして…」
口をぽかんと開けて聞く手嶋。
泉田「真波から聞いたよ。山岳ラインのこり400メートルでメカトラに遭った真波を、ラインを目の前にして、キミは待った………!!」「真波も言っていたが__誰もがそう簡単にできることじゃない。キミは強く、勇気のある男だ。」「謝るよ、すまなかった。総北は強いキャプテンを選んだね。」
手嶋もきゅっと口角を上げます。
手嶋「よせよ。顔から火が出る。オレが選ばれたのは、たまたまさ。」
そんな手嶋と泉田のやり取りに、にかっと笑顔の鳴子、青八木。黒田も頭をカリッとしながらも、柔らかい眼差しですし、真波に至っては超笑顔です。

前を走っていた鏑木と銅橋も振り返ります。
鏑木「何の話だ、ブタ。後ろでもり上がってるぞ?」
銅橋「ああ…何だろうな。て、ブタ言うな、てめェ!!」
鏑木「もうこの人と一緒に走るのムリなんですけど!? 手嶋さん!?」
銅橋「そりゃこっちのセリフだ。すべての火種はおめーだろうが、オレンジ!!」
ギャーギャーと騒がしい2人。

ワイワイしつつ、和やかな雰囲気だった総北&箱学。それもここまでです。

青八木が、すっと手を出し、騒ぐ鏑木を制止します。
鏑木「!」
青八木「車輪の音だ。」
鏑木「え?聞こえませんけど!?」
手嶋「…いや…」
黒田「聞こえる…」
銅橋「あ!?」
汗の描写がないのは真波だけ。事前に何か感じとっていた真波は、先ほどの満面の笑みとは別人のような鋭い眼差しで後ろを見つめます。
誰の台詞でしょうか、「大量の車輪の音が」という台詞とともに描かれるのは、総北、箱学8人の後ろに迫り来る集団。
昨年のインハイ3日目。集団が迫ってきた際、巻ちゃんが「想像してなかった!!」と両手を広げたシーンとまさに同じような光景が描かれます。

山口「ようやく……や……見つけた…総北とハコガクや!!」
山口の台詞とともに、『京伏・山口の決死の引き…!! 状況一変し、総北はピンチに!!』という文字が綴られ今週はおしまい。

いよいよ!総北&箱学のところに陸鮫が追いついてしまいました(>。<)
昨年と違って、今回の大集団には広島だけでなく、超策士の御堂筋も入ってますからね。
御堂筋&浦久保ですよ(´Д`) この最強最悪組み合わせ!
総北&箱学はどうなってしまうのか、ドキドキがとまりません
早く続きが読みたいです(>。<)

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