広島が指揮をとり大集団を猛スピードで動かす。
まさに昨年を思い出す展開になってきました
今週の週刊少年チャンピオンは、まさにその一言なのですが。
以下もう少し詳しめに書かせて頂きますね
いつもの事ながら、バリっとネタバレになりますのでご注意くださいm(__)m
浦久保の「ワシ、狙った獲物に食らいついて、なかなか放さんもんでのう。ついたアダなはァ………呉の陸鮫じゃ。ナハ!!」という台詞から始まる今週。
浦久保の言葉に熊本の井瀬『“鮫”!! 陸鮫…!! 浦久保優作!!』と、ゾクっとなっています。
浦久保の「噛みつくぜ?」という不吉な笑みに、井瀬は言葉が出ません。
浦久保「さて…うしろの遅いヤツらを千切って、速度も上がったことじゃし。もっと速度上げて、前、捕まえようか?なァ、リーダー。」
浦久保の言葉に井瀬は思わず「……お、おう。」と答えてしまいます。
「い、井瀬さん!?」と驚くチームメイト。
もうすっかり浦久保のペースです。
浦久保はコクコクと頷いてから声をあげます。
「リーダー井瀬の許可が出た。全速前進じゃ!!振り向かずに進めェ!!」「うしろにチームメイトを置いてきたヤツはおるか!?後ろ髪をひかれるか。リーダーが下したこの判断を非常じゃと思うか!?」「けどコレはレースじゃ!!」
浦久保、さらに力を込めて言い切ります「ワシは賛同する!!」「レースはサバイバルじゃ。違うか!?生き残りをかけたゲームじゃ!!自然界も同じじゃ。弱者は補食される!!」
浦久保の言葉に合わせて加速する集団は鮫として描かれます。
「頑張ろう」「はい!」なんて言いながら前を走っていた選手をガバッと鮫が襲っていきます。
始めに一人が噛み付かれ、続いてもう一人。
この時浦久保は「のこる1匹も噛みつけぇ!!」なんて叫んでて。なんともえげつないです。
集団は鮫、前を走る選手は魚。鮫の牙が魚をグサッと捕らえる。突き刺された魚は始めビチビチとはねていますが、やがてピタっと動きを止める。そんな様子が描かれます。
この鮫、昨年の大蛇より確実に怖いです(>_<)
「ええぞ…加速じゃ。ええぞ、ええぞ。もっと速度をアゲろォ!!」という浦久保の叫びの中、浦久保のチームメイト、東村は考えています。
『優策さんがおこした動きで、いっきに集団の速度が上がった!!熊本の井瀬さんが動かしていた時よりも緊張感が増している。ここにいる皆が思っているはずだ。“これなら先頭に追いつくかも”と!!』
実際、東村が思った通りで、他の選手の内心『行くぞォ!!』『これなら…』なんて気持ちも書かれています。
東村『非常な足切りを行ったが、その恐怖心より、前を飲み込みながら進んでいる事実。追いつけるかもしれないという気持ちが勝ってる!! 熊台への不満が爆発するギリギリのタイミングで仕掛けた。優策さん、この人は…本当に空気のよめる男だ!!』
浦久保「ナハ!!」「東村ぁ、」
東村「あっ、はい。」
浦久保「おまえも前引いて加勢してこい。」
東村「は、はい。」
浦久保「ワシは大物を…もっと…口からはみ出て困るくらいの大物に噛みつきたい!!」
そう告げる浦久保の背景には、大きな魚をその牙に捕らえてるいる鮫の絵が描かれています。
浦久保、じゅるっと舌なめずりです。
そして次のページで場面が変わります。
山形最上の川原群平と文也、石丸というキャラが3人で走っているシーンです。
文也「本当に1日目はオレ達がゼッケン1番を止められずにすいませんでした。行かせてしもうた。」
群平「まだ1日目の話をしとるか、文也。もう3日目ぞ。仕方ない、あれはオレが悪い…。1日目の山岳…いろは坂は…追い上げてきたハコガク真波と総北5番に追われて、足が止まってしもうた。残り2キロやっだが…。“1日目の山の最右翼”て呼ばれとったのに…すまん…」
文也「あ…すいません、群平さん!!」
群平『オレは鳥にはなれんかった…』「しかし2日目の榛名山ではクライマーの足を生かしてゴールして、今はいい位置におる。ここなら、まだ先が狙える位置。諦めるな文也!!」
文也「はい!!」
群平「スタート位置からすれば、オレたち山形最上の前にはチームとしては、箱学、総北、京伏の3チーム…オレたちは4チーム目の存在だ!!」
指で4を示し、微笑む群平。
文也も「はい、群平さん!!」なんて言ってます。
もう~読んでいてこの3人の運命は分かりすぎているので。気の毒で可哀想で、この会話つらいです(>_<)
群平「行こう!!最終日!!山形最上の底力を見せてやろう!!文也!!石丸!!」と、3人の中央で走り、文也と石丸の肩に手を置いたその時!
「え」「車輪の音?」と振り向けば、そこにはアスファルトの海から覗く鮫の背びれ。
海中、獲物を狙い猛スピードで迫ってくる鮫の背びれだけが見えているという表現です。
そして次のコマでは、その鮫が姿を表し、大きく口を開けている様子が横から描かれています。
文也と石丸はその口の中にすっぽり収まる位置。
文也&石丸「群平さん?」
群平「分也、石丸…」
気付いた時にはもう文也と石丸は鮫の腹の中。
群平「集団!?あ…最終集団!?こんなところまで!?」驚愕していると、ここで浦久保が登場。
「小物じゃあ!!」という叫びとともに、バクンっと、群平も鮫の中に消されます。
そして話はまた別の場面に切り替わります。
今度は先頭を追う総北&箱学の協調組です。
泉田「ごくろうだった、銅橋。」
銅橋「いや、ヨユーだ、泉田さん!!」
鏑木「さぁて、山の下りが終わって、平坦区間に入りましたよォ!!」「ヤバいすね、もう追いつきますよ、前に、コレ。あいつ、銅橋さん、以外にいい引きしますよね。ね、青八木さん!!」
青八木「………」
鏑木「どうしたんですか、青八木さん。あっ、自分の交代順が回ってこないんで、ふてくされてるんですか?」
青八木は黙ったまま、チラっと後ろを見ます。
鏑木「何すか、うしろすか。落とし物でもしたんすか?ハハ、補給食は背中のポケットにしっかり入れとかないと。」
青八木「浦久保のことだ。」
鏑木「浦久保!! あ!? 広島の!! あいつ!!」
青八木「スタート前にあれだけオレたちにしかけてきた。追いつく算段もなしにやったとは考えにくい。もしかして今日のレース中に……」
鏑木「まさか、うしろも協調して!?」
ぽかんと後ろを眺める鏑木「………いや…スタート前に青八木さんにしかけたのは、単なるやっかみじゃないすか?あいつらだいぶうしろの方でしたから。」
そんな鏑木と青八木の会話を聞いているのか、いないのか…真波が一人後ろを振り返り、呟きます。
「風向きが、かわった。何か、大きな変化が起こるかもしれない。」
この真波の言葉で今週はおしまい。
いよいよ!来週は鮫がこの総北&箱学に追いつくのでしょうか
狙われている青八木(>_<)
ケガしているのに!こんなコワい鮫に襲われたら…考えるとガクガクしちゃいますね(´Д`)
心配でなりません!!
やっぱり弱虫ペダル面白いですね!
早く続きが読みたいです(≧Д≦)