木曜日は週刊少年チャンピオンの発売日という事で、さっそくですが、弱虫ペダルのお話
以下バリッとネタバレですのでご注意ください
今週は箱学の泊まっている宿の風景から始まります
窓辺の椅子に座る真波。IRUKAのTシャツです。
真波が視線を送る、窓の向こうの山の中、キラリと二つの光が輝いています。
真波「ほら、また見えた。」
箱学1年A君「え!?どこですか!?いや、見えないんですけど……光?」そう言って自分も窓の外を見ます。
真波「ひとつ、ふたつ…あ、3つ目も。光がすごいペースで移動している。3つ目はそれを追いかけている感じ。」
A君「ははは、いやぁ、UFOですかね。山の上ですし。」
箱学1年B君(石田というらしいです)『この先輩フシギなとこあるからな…。UFOか____』なんて考えています。
真波「自転車のライトだよ、あれ。木と木のスキマからチラチラ見える。早いね…相当。あそこに峠があるんだ。誰かと誰かが勝負してる。きっと本気の勝負を。」
A君「見えたか、石田。」
B君(石田)「ライト?らしき光が1コだけ…は。あれ自転車なのかな。」
A君「3つって言ったぞ。」
B君(石田)「どんだけ目いいんだ、真波さん。」
1年がこそこそ話していると真波、立ち上がって窓に触れ「……あ」と漏らします。
真波「終わっちゃった………」
A君B君二人で『……ホ!!』としつつ、
A君「ところで真波さん。明日の朝食と移動のスケジュールです。」
真波、A君の話は全く聞いてません。「あーーーあ、残念だったよねー。まだ続くなら見にいこうと思ったのになぁ。ね?」
そんな真波に1年二人はそれぞれ思っています。
B君『見に!?今から!?自転車で!?』
A君『「ね?」って、オレらも一緒に!?同じ気持ちでしょって!?そんなわけないでしょ!?』
A君B君揃って『発想がすげぇ、真波さん』
真波「そういえばさっき、東堂さんミーティングに来てくれてたのに、終わったらあわてて出て行ったなぁ…」
そう言いながら、東堂が電話で話している姿を思い出しています。
ちなみにこの回想シーンの東堂の絵、ちょっと小さくて。持っている電話が高校生の時と変わらぬガラケーのようにも見えますし、スマホではないと断言出来なくもない感じです。
アニメで描く際には是非ともスマホにしてください!って思うところです。
…って、すみません、話がそれました
真波の言葉に、A君もB君も『よかった、話題かわったー』と思いながら、思い思いの事をしゃべります。
A君「そっすね、なんでしょうね。」
B君「東堂さんといえば、オレ今日レース中、東堂さんと話したんですよ!?」
A君「何かバイクかしてくれーって言ってましたよね。」
B君「いいなぁ。東堂さんにバイク貸せたヤツ。オレのパナソつかってほしかった。」
A君「急用ですかね。」
B君「友達が近くにいるけど____みたいな電話だったのかな。」
バイクを貸せた者を羨むB君の発言に、東堂のポジションすごいなとニヤリです。
真波「だったら___会えてるといいね、東堂さん。」
前髪をいじりながら話す真波のコマが終わり、ページをめくると……
見開き2ページをどーんと使って、山頂みはらし台、階段のところに座っている東堂と巻ちゃん二人から数メートル離れたところでペットボトルを持ってたたずむ小野田が描かれています
小野田「あ、あのっ、そこで今、下までいって自販機で飲みもの買ってきました。おつかれさまでした。よかったら、あの…」と頭を下げながらペットボトルを差し出します。
小野田の「どうぞ。」に表情を和らげる東堂と巻ちゃん。ですが、次のコマで小野田に、
東堂は「何でそんなに離れてるんだメガネくん。」と。巻ちゃんは「取りにくいショ。」と言い、小野田は「わひゃ、はいっ。」とあたふたしています。
小野田「あの、神々しいというか、近よりがたいというか。すごい闘いのあとですし、おじゃまかなというのもありますし。」「えっと、巻…島さんにお会いして…お話しするのは…すごく……久しぶりなので、緊張しています。」
言いながら頭を下げている小野田に巻ちゃん「クハ」と笑います。
巻ちゃん「オレはそんな上等なモンじゃないショ。たまたまインハイ見に日本に戻ってきて、たまたま名もねェ峠をウロウロしてる先輩ってだけショ。」
巻ちゃんの言葉に笑顔を浮かべる小野田。そして目を閉じ、「巻島さんですね」と噛みしめるように言います。
?マークの巻ちゃんに、言葉を続ける小野田。
「やさしくて、頼りになって、強くて。ボクが知ってる巻島さんです。よかったです…変わってないです。」
この小野田の言葉に、巻ちゃん、ハッと目を見開いてます。
そして巻ちゃん「ハ、そらちと美化しすぎショ。」「“コワイ”でいいよ」なんて言い、
隣の東堂は「フ、巻ちゃん。」と言葉を発しています。
ここの東堂、“フ”って台詞、イイです( ´艸`)
巻ちゃんと同じコマに収まり、小野田との受け答えを見守ってる感じが
再会した当初より、巻ちゃんとの絆を感じ合った後の、余裕と言うのでしょうか。自分はもう巻ちゃんとの距離がゼロになった上で、まだ再会後のぎこちなさを残す小野田と巻ちゃんを優しく見つめる、そんな雰囲気を感じました(´▽`)
↑すみません、超個人的見解です笑
小野田「ボクは先ほど、うしろから2人を追いかけながら、ずっと、夢ならさめるなと思ってました。」「すごすぎる状況に、夢かもしれないとも思っていました。」
小野田の言葉に無言ながら柔らかい表情の東堂。
同じく和やかな表情の巻ちゃん「どっちショ。」と返しています。
小野田は「一緒に走らせて頂き、ありがとうございました!」と再び礼。頭を下げてから、買ってきたドリンクを渡しに近づきます。
先ずは東堂が「すまんな、メガネくん。」と受け取ります。
続いてドリンクを受け取る巻ちゃん「冷えてるショ。」の言葉に、小野田も満面の笑み。「はい!!」と大きく返し、巻ちゃんに「ハイがでかいショ」と言われています
しばし時が流れたような雰囲気があります。
東堂と巻ちゃんの座り位置が逆になっていて、気になりました。この間、何があったんでしょうね( ´艸`)笑
立ち上がる巻ちゃん「んじゃあ、戻るショ。じゃあな東堂。金城たちを待たせてある。自転車も金城からムリヤリ借りた。」
確かに巻ちゃんの乗っていた自転車、アップになると“TREK”のロゴ。
東堂「ああ。」とその口元、一見微笑んでいるようにも見えますが、きゅっと結んでいるようにも見えてしまいました、私には!寂しさにたえているような東堂の表情(私にはそう見える)にキュンです(≧Д≦)
小野田はと言えば「…あ、あの…」と自転車にまたがる巻ちゃんを呼びとめます。
振り返る巻ちゃん。美しいです。このシーンに限らず、もう終始美しい巻ちゃん「手紙、ありがとよ。坂道。」と告げます。
巻ちゃんの言葉にハッと目を見開く小野田。
巻ちゃん「部のこととか、新入生のこととか、練習中のできごととか、よく伝わってきたショ。読んで安心してる。」
「けど、」と言葉を続ける巻ちゃん。
「くも太郎…とかいうアニメキャラのアニメ情報は、あれ、あんまりいらねェショ。」
「毎回文末にそえられてるヤツ…」という巻ちゃんの言葉から、小野田の手紙を想像してしまい楽しいです。
小野田「あ、そうでしたか。以前プレゼントした時、すごく興味がありそうだったので。」と言うも、巻ちゃん「いや、ないショ!!」と即否定です。笑
でも、巻ちゃんの台詞は続きます。
「おまえらしくていいケドな。迷うかァ、坂道。」
小野田「え」
巻ちゃん「おまえからもらった直前の手紙の最後に“今年のインターハイは__”“不安です”ってあった。」
口をぽかんと開けたままの小野田。この後も、巻ちゃんの台詞は続きます。
「2年てのは大変だ。上からの命令もあるし、下からも尋かれる。前の年よりかんばんなきゃいけねーし、皆はそれを期待する。命令きいてりゃいい去年とは違う。周りのことも見えてきて、こうしなくちゃ、こうでなくちゃと、自分が自分をしばっちまうもんだ。おめーのことだ。去年と比べて、ああだこうだと、頭かかえてるんじゃないかと思ってな。」
小野田「…あ」
巻ちゃん「けど。気にすんな、そゆのは。基本はずっと同じショ。おめーのスタイル、おめーの手紙と同じ、アニメのこと書きたきゃめいっぱい書け。」
そして、巻ちゃん。テッペンとるっしょ!の上を指すポーズ!!夜空に浮かぶ月をバックに、びしっときまってます
「貫け。自転車は自由だ。自分らしさ、最後まで貫けたら、それ最高にカッコイイショ!!」
あぁ、もうココの巻ちゃん……麗しいです(≧Д≦)
惚れぼれする姿と台詞を残し、走り去る巻ちゃん。
「じゃあな、坂道!!東堂!!」と後ろ向きのまま手を振ります。
小野田「は、はい。」
「ああ、巻ちゃん。」と東堂。その東堂の表情。前より落ち着いた明るさを感じました
そして、走り去る巻ちゃんと言えば『…ア、そいや昼間のレース、山のところで見てたって言やぁよかったか…ま、いいか。』なんて考えています。
巻ちゃんの後ろ姿を見送りながら、小野田。巻ちゃんには聞こえなくとも、しっかりと声に出して言います。
「…はい、ありがとうございます。巻島さん…。…ボクは明日、最後のレース、精一杯、全力で走ります!!」
その表情にもう迷いはありません。その目は真剣そのものです。
そんな坂道を見て、東堂『フ、巻ちゃんとの再会が、メガネくんに火をつけてしまったか。やはり一緒に走らせるべきではなかった_____か?』『いや、ちがうな。ライバルとは常に最高の状態で闘いたいものだ。迷ったり落ち込んだりしてる相手などのぞまぬもの!!強ければ強い程いい!!だろう?真波よ!!』
で、真波に場面が切り替わります。
宿の中を歩く真波。冒頭から出ている1年二人が追おうとしています。
「あの!!真波さん、どちらへ!?」
真波「うーんとね、歯磨きっかなーー」
A君「あ、そうですか。ご一緒してよろしいでしょうか!!」
真波「えーー1人でいいよ、べつに。」
A君『黒田さんからウロウロしないように見張ってろって言われてるんだ。』
B君『遅刻魔だから早く寝かせろって!!』
必死の二人をよそに、真波は『東堂さん___』と回想シーンに入ります。
東堂と真波、二人きりで話しています。
東堂「オレはすでにOBだ。とやかくアドバイスをくれてやる気はない。」
真波「えーーー、じゃあ何でよびだしたんですかーーー。」
東堂「確かめに来たまでだ。今日のレースでメガネくんと闘えなくなって……目がくさっていないかどうかをな。」
真波「いやあだなーー。くさってませんよーーー。」
真波の本気顔がドンと描かれ、台詞が続きます。
「むしろ、とっておきが最終日になってワクワクしてますよ。」
東堂「フ!!」『いい目だ、この男。問題ないようだな。』
真波の回想シーンは終わり、一日目の夜、小野田母からもらったBEST BOYの帽子をかぶり、夜道を走る真波のシーンに。
宿では残された1年が「あーーーーっ!!しまった洗面所の窓があいて…真波さん外へ!!」「逃げられたーーー!!」と騒いでいます。
走りながら真波「3日目は今日よりもっとすごい山がある。そして“最終日”…!!この状況!!ワクワクしないわけないでしょ!!」
生きてるって感じの表情の真波で今週はおしまい。
『来るIH最終日…!!闘いの幕が上がる!!』なんて文字が綴られていました。
いよいよ!来週から、坂道2年のインハイ、最終日がスタートするようです
楽しみですね
私は是が非でも、T2の、シンクロストレートツインが見たいです(≧Д≦)
そしてそして!インハイ最終日が始まる~という事より重要な事が!
今週、東堂と巻ちゃんが再び別れてしまったわけです(ノД`)
もっと…もっと一緒に居て欲しかった~
あぁ、もう~やっぱり小野田くん、邪魔だったよ君は!…とも思いますが。(ごめんね、小野田)
ここはその小野田が、お礼を言ってドリンクを渡す前!このコマの前に描かれなかった部分を読み取るのが腐女子の役目でしょう
闘いを終えた二人。小野田がドリンクを買いに行った間、二人きりになっていたわけです。
これはきっと、二人きりになった東堂と巻ちゃんが良い雰囲気に→そこへ帰ってきちゃった坂道。二人の邪魔をしては悪いとようやく気付き退散しようとするも、カサっと音を立ててしまう→坂道に気付き、慌てて離れる東堂と巻ちゃん
ってな具合で( ´艸`)
だから、小野田はあの距離間をとっていたんだと思いましょう(´▽`)笑
慌てて離れた二人ですが、色恋沙汰には鈍感な坂道(すみません、私の勝手な設定です)が近づけず、微妙な距離をつくってしまう程、二人は良い雰囲気になっていたのだろうと( ´艸`)
そんな事実を読者に気付かせてくれた小野田、いい仕事したと誉めてあげましょう笑
まあ、別れてしまった東堂と巻ちゃんですが、インハイの最終日もありますからね!
今はそれぞれの母校を応援するOBの立場。二人が本当に恋人な雰囲気になれるのはインハイが終わった後なのでしょう
ということで!早くもインハイ3日目の後の二人の動向が気になって仕方ありません(≧Д≦)笑