暑いですねー!!
私の大好きな弱虫ペダルは現在夏真っ盛り!現実の世界もそれに近づいてきているようで。ちょっとテンションが上がります♪(夏は好きなんですよ!)
今日は木曜日、週刊少年チャンピオン発売日でもありますし、以下はその弱虫ペダルのお話に入りたいと思います。
内容や感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
今週の弱虫ペダルは巻頭カラー!
インターイ1日目のゴール前争いは雉、御堂筋、今泉の3人に絞られたかと思われましたが、ゴールまで残り500mを目前とした所で悠人が追いついてきました。
前回の最後に描かれたそんなシーンと、これからゴールを争う悠人を含めた4人がカラーで描かれ、そして本編に入ります。
総北のサポートメンバーはゴール会場には到着し、会場に設置された大きなモニターでレースの様子を見ていました。
幹「もう声援がきこえる!!」
定時「最終コーナーを曲がってきてるおん!!」
川田「つうことは、のこり600m切ってんのか、すぐ来んぞ!!」
通司「モニター見てる場合じゃねぇ!! いくぞ!!」
川田「はい」
定時「おん!!」
木中「はっ、はい」
ゴールゲートの方に向かって走り出す面々。
走りながら川田が言います。
川田「今泉がトップ3に入ってた!!」
定時「おん!! 川田さん」
川田「あいつなら獲るだろ!! 練習でバカ速いのに、苦しそうな表情なんて1回も見たことねぇからな。ブワーって!! 余裕でよ!! 少なくとも3位にはなるな!! 3人だから3位は確定だ!!」
定時「はは…、…おん」
幹「川田くん」
川田「!」
川田と定時の会話を聞いていた幹が口を挟みます。
幹「今トップに走ってる人に、余裕の人も3位を狙ってる人もいないわ。あの場にいる全員が、1位だけを狙って全身で削り合ってるのよ!!」
幹がばっとゴールゲート付近のフェンスに飛びつきます。
他のメンバーも続々とそれに続き、身を乗り出してゴールに向かってくる選手を覗き込みます。
定時「見えた!! 来てるおん!!」
川田は『すまねーなオジサン、ちょっとスペースかしてくれ』と言って隣の男性にことわってから、自身もフェンスから身を乗り出し、叫びます。
川田「来いよ、今泉!!」「!!」
何かに気づき愕然とする川田。
川田「おい、まて。あれって…先頭って3人じゃなかったのか……!?」
通司「やっぱりか」
幹「あ」
定時「で…」
青八木「…!!」
川田「ブルーのジャージの箱根学園が追いついてる!! モニターにいなかったぞ、あんなヤツ!! 先頭4人だ!!」
そして場面は、総北の皆が見つめるその選手達の方に移ります。
インターハイ1日目、ゴールまでのこり500mの距離です。
悠人に追いつかれ、4人は並びました。
雉(これが……なるほど、箱根学園の戦法…!!)
御堂筋(高田城(タカダジャウ)…!!)
今泉(そういうことか)
今泉は悠人を見て、考えます。
今泉(最後の残り2つのコーナーが混戦になると予想して、わざと下がり、他選手たちにジャマされず、最もスピードを下げないコーナリングのライン取りで、効率よくコーナーを抜けた。それでも1人だと遅れた秒差を取り戻すのに足を使う。しかし、2人いるから、エースを楽させたまま安全に、先頭(ここ)まで送りこめた!! おそらく__相当足を残した状態で!!)
今泉の視線の先にいる悠人は、まるで今泉の考えている事が分かるかのように言います。
悠人「yesですよ?」
ウインクをしながら言う悠人。
今泉(!!)
雉(ヤバ)
そして、悠人はゆさっゆさっと肩をゆらします
今泉(何だ!? 2回左の肩をゆらした!?)
悠人「ああ、これ、気になります?昔の話でね。クセなんですよ、兄貴の。加速する時の!!)
今泉(“加速”!?)
悠人「面白がって真似てるだけですけどね」
雉・御堂筋・今泉(踏んだ!!)
一瞬です。つい先ほどまでパワーバーをくわえていた悠人がもう加速し、3人より前に出ます。
今泉「追いついて10秒とたってない内にかよ!!」
御堂筋「キィッ、モオッ、キャア!!」
雉「まじ!? ここで!?」
この様子に観客も驚きざわめきます。
「!?」
「何がどうなった!?」
「速っ」
「箱根学園(ハコガク)エースが追いついて…秒もしないで加速して後ろを置き去りにしてる!!」
「後ろの3人は必死で追う!!」
「形勢逆転!?」
「ハコガク先頭!!」
「一気に…」
「あいつ…ハコガク…容赦も躊躇もねェ!?」
「あれが箱根学園新エース、2年新開悠人!!」
悠人「るしゃあああ」
悠人の走りに応援に来ている箱学の部員が声をあげます。
「新開さぁん!!」
「悠人さん、悠人さん、ヤベ、カッケェ!!」
「悠人いけぇ!!」
観客も口々に言います
「ハコガクゥ!!」
「ふめぇ」
雉「力もだけど、戦略!! 攻守が一瞬で切りかわる!! これがロードレース!!」
今泉「新開!!」(さっき、のこり5km追走で集団の先頭を引いてた。これだけの余裕残してあの加速だったのか!!)
先行した悠人を猛追する3人。
雉「けど」
御堂筋「ユートゥ!!」
今泉「おおお」
3人は脚に力を込め、踏み込み、追いつきます。
今泉「追いついた!!」
悠人「追いついた?やだなぁ」
悠人はパワーバーをさくっと口に含みます。
悠人「今泉さん」
今泉(!)
悠人「追いつかせたんですけど?」
今泉(!!)
その悠人の言い回しに御堂筋も雉も反応します。
悠人「オレ、新開悠人すよ?」「高田城(ジョー)さんに引いてもらって休んでたんで、ちょっとした足慣らしでね。いきなりゾーン5に入れんのも、ね、ホラ。でも、今ので感触つかめたんでバッチリっす」
悠人はパワーバーをもぐもぐしながら言います。
悠人「うまっ。ひとつ食います?あーー食ってる場合じゃないすね(笑)」
今泉(新開悠人!!)
そんなゴール争いを見守る観客の中の、とある二人の会話がクローズアップされます。
「あいつ…ハコガクの今年のエース、新開のウワサ聞いてるか?」
「!」
「レースでいつも、いつの間にか、するすると上がってきて、ゴール獲っちまうって…。動きがトリッキーで読めねぇって。ゴール前のセンスすげぇって。クライマーだったんだよ、あいつ、去年まで。けど春先からスプリント練習始めたら、みるみる速くなって…タイムを次々更新して、あっという間にスピードに適応して、神奈川のレースじゃアシストの高田城いなくても余裕で勝ってたんだよ。ついたアダ名は__“ゴール前のスズメ蜂(ゴールホーネット)”!! 並んで必ず刺してくる__非情の蜂だ!!」
そんな物知りな観客の言葉を後に、場面が変わります。
神奈川県
秦野市
ななびつ峠
自転車を止め、ガードレールに寄りかかりながら、スマホでインターハイの中継を見ている者がいます。
明早大学のジャージを着ている、新開隼人です。
スマホのスピーカーからは、実況が流れてきています。
実況の声『のこり500mのところで1人追いつきました。箱根学園11番、新開選手です!ゴール前ギリギリで追いついた…』
新開と少し離れた場所には福富もおり、新開の方を見ています。
パワーバーをくわえたまま、新開は言います。
新開「強くなったな悠人!! 本当に!今のおまえなら__獲れるよ!去年よりはるかに強く、そして、速くなってる!!」
『◎弟、最強の鬼エースに!!』と綴られ、今週はおしまいです。
ヤバい、悠人かっこいい(*´▽`*)
一緒にゴール争ってるの、皆1コ上の先輩ですよ?しかもただの先輩じゃない。3人とも超一流のトップ選手達じゃないですか。
その先輩達を驚かせちゃう走り。凄すぎる!
ちょっと生意気だけども、言うだけの実力持ってますからね。妬ける~!
ピークホーネットからゴールホーネットにあだ名が進化していますし。すごい!確かに最強の鬼エース!
しかもしかも!ラストには鬼エースのお兄ちゃん登場だなんて。これはもう悠人くんも応援したくなっちゃうじゃないですか!!
というか、ラストに出てきてくれた新開隼人、イケメンっぷりに磨きがかかってらっしゃる!? 文句なしにかっこよかったです。やっぱ好きだー!
弱虫ペダルの初代の箱学メンバーは本当にもうとことん好きなんで。出てくるといっきに気持ちが持って行かれます。
今回は新開と少し小さくですが福富も描かれておりました。
明早大のジャージを着ており、練習の合間にスマホでインハイの様子を見ている様子。
近くにロードを運べるような車も描かれていましたが、神奈川の秦野って事は、実家付近を福ちゃんと走っているという事ですかね?
本音を言うと会場に来ていて欲しかったんですが。それでも出てきてくれた事に大興奮です。嬉しい~!
インハイは場所を移動しながらの3日間ですし、初日は来れなくても最終日には福ちゃん&新開も現地入りしてくれるんじゃないかと期待しているのですが…どうでしょう。
夢のようなお話ですが、最終日は是非とも現地にOB大集合で応援して欲しいです。
って、話が逸れてきたので今の弱ペダのお話に戻りますが。今回の新開の登場で、ゴールは悠人くんの可能性も一気に高まった感覚です。なんせ新開も『獲れるよ!』って言ってくれてますし。
ただ、この後すんなりゴール!とはならないのも弱虫ペダルだと思います。
今週の最後、新開と福ちゃんのシーンに移る前、ゴールを争う4人を後ろから描いたコマがあったのですが。もう彼らの行く先にゴールは見えていました!
ゴールまで本当にもうすぐだと思いますが、雉や御堂筋のエピソードも入って、最後に今泉のベースパワーの話が出て、鳴子と杉元の想いも背負った今泉がゴール!という流れを期待です。
ただ……今週の悠人くん(&兄)がかっこよかったので、悠人くんでも良いような気持ちになってしまう~!!気持ちコロコロ変わりすぎてすみません!って感じですね。
雉や御堂筋がクローズアップされても同じように心揺らぎそうです。
読んでいると他のキャラも魅力的で応援したくなってしまう。まあ、それも弱虫ペダルの魅力のひとつだと思っております。
四つ巴のゴール争い、誰が獲るのか……本当に楽しみです!