思えばテレワーク中の日々は本当に平和でした……
出社しないとできなかった仕事がまだ貯まっているのに加え、決算関係の仕事が追加され、もう目が回りそうでした。
一度自分の席に着くと、お手洗いに立つ以外はずっと書類に埋もれたパソコンにはりついている日々。
お昼も持参したおにぎりを食べながら仕事……というか、気付くと食べる事なく終業時間になっていたり。
まあ、どんなに大変でもこれが永遠に続くわけではないですからね。とにかく今を乗り越えるために、私には楽しみが、推しが、萌えが必要なんだー!!!
というわけで、今日は木曜日、週刊少年チャンピオン発売日ですから。
大好きな弱虫ペダルのお話、書かせていただきます。
以下は内容と感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
『◎下りで差を詰め、追いついたのは…!?』と始まる今週の弱虫ペダル。
ゴール争いは現在先頭にいる5校10名に絞られたかと思われていましたが、なんと選抜チームの杉元が一人で先頭に追いついてきます。
悠人「1人追いついてくる。誰?選抜ジャージ!?」
東村「見た……ことないヤツだ」
今泉と鳴子は、現れた杉元の姿に、目を見開き驚きます。
鳴子「杉元」
今泉「照文!!」
杉元は懸命にペダルを踏み込み近づいてきます。
杉元「くああああ」
鳴子「カッカッカ、マジか。マジかマジか杉元!!」
今泉「おいおい…わかってんのかよ、杉元。ここは……インターハイの、インターハイの先頭だぞ!!」
思わず口にする今泉。
東村がそんな今泉に聞きます。
東村「知っているのか、総北。ヤツのことを。見たところ変哲もない、ただの選抜ジャージの男。選抜は例年、ただ参加するだけで、実力的には大したことないはずだ」
今泉「ああ、あいつも大したことない男だ」
東村「!!」
今泉「けど、その“大したことない”を、愚直に、真面目に、休まず、3年間積み重ねてきた男だ」
杉元「くああああ」
杉元が追いつきました!
似島「東村さん!! 選抜の男1名、今、先頭に合流じゃ!!」
東村「11人に…増えた!!」
杉元はハッハッと荒い息です。
東村「積み上げてきた…?3年間…!?」
杉元の合流に、群馬の雉と園本も振り返ります。
雉「おーー」
御堂筋「………」
高田城は悠人に言います。
高田城「201番は総北のリザーバーだ。警戒するほどの力はないが、ここまで来てる。気は抜くな」
日宇都「Yes(イエス)」
東村「フォームもくしゃくしゃで……息も上がって……手もふるえてる。こんなのでどうやってここまで…来たんだ!!」
杉元は下を向き、苦しそうに息をつきます。
そして顔を上げながら強く思います。
杉元(ありがとう。ありがとう、皆)「追い、ついた…!!」(ボクは先頭に追いついたよ!! 皆のおかげだ!!)
杉元の想いとともに、場面は杉元達選抜チームが前方の先頭集団に追いつく為に走っている時に遡ります。
先頭を走る古林が、サポートカーのボードを確認して声をあげます。
古林「杉元さん、1分差!! 先頭集団まであと1分差まで詰めれてますよ!!」
古林のその言葉に、選抜チームのメンバーからは『もうすぐばい!!』『ぴょえーー!!』という声があがります。
内川「けど、時間は大丈夫ですか?もう残り距離もそんなにないでず。追いつきますか?」
杉元「………」「そうだね、それを今ボクも考えてたよ」
杉元の言葉に選抜チームのメンバーがはっとします。
杉元「ここからもう少しペースを上げて何とか集団が見えた時、ゴール争いが始まってバラバラになっていたら、もう間に合わない。ここからは一刻を争う闘いだ。1人スプリントに自信のある者を決めて、そいつを送り込むために、他の者は犠牲になって5人で前を引く!! 馬場込!!」
馬場込「はいっ」
杉元「地元の大会では何度かスプリントで勝ってるって言ってたね。最後のゴール、頼めるかい?」
馬場込「丁重に!! お断りします!!」
杉元「……え?」「こ!? 断るのかい!?」
馬場込「いやぁ!! 皆で話し合ったんです!!」
馬場込の言葉に、メンバーが『はい』『ひょえ!!』『そうです!!』と声をあげます。
馬場込「最後のエースは杉元さんに頼もうって!!」
杉元「え」「エー…ス!?」「ボクがかい」
岩谷「はい!!」
岩谷はさっそく自分も前を引こうと杉元を追いぬきながら言います。
岩谷「オレらは、それが一番、テンション上がるとですよ!!」
内川「そうす!!」
古林「はい!!」
新木「杉元さんのためなら」
馬場込「お断りします!!」
古林「ざぁ、ペース上げますよ!!」
杉元(おまえたち……!!)
杉元の胸にじんと熱いものが込み上げます。
杉元「わかった!! わかったよ。その重責担うよ!! 担おう!! ボクが!! エースになろう!!」
皆「お願いします!!」
小鞠は後ろにはりついたまま、団結していく選抜チームを黙って見ています。
小鞠「……」
古林(杉元さん)
新木(杉元さん)
選抜チームのメンバーは杉元を送り出すために5人が先頭を交代しながら全力で走ります。
メンバー皆が、杉元さんを先頭に送り届ける!!と、強い意志で団結していきます。
そしていよいよ、選抜チームは集団が見えるところまでたどり着きます。
しかし、もうすぐ集団に追いつくというまさにその時、集団から、何人か飛び出していくのが見えます。
集団内の選手達が『うしろがバラバラになるぞ』『ここで追わなきゃゴールとられる』と叫んでいるのも聞こえてきます。
杉元「ゴール勝負が始まってるよ!!」
まさにギリギリ、間にあったと言って良いのか、遅れてしまったとなるのか、まだ分からない状況です。
岩谷「馬場込!! 古林!! 杉元さんを頼む!!」
後方の岩谷が声をあげます。
古林「!? 岩谷!?」
馬場込「杉元さん、風よけに入ってください!! 全速力で加速します!!」
古林「岩谷!? おまえはどう…!?」
岩谷「忘れたか古林、後ろにはりついてる京伏のことを。そのまま先頭に行ってくれ」
古林「__!! 岩谷!!」
岩谷「みすみす京伏のアシストを2人に増やすわけにはいかんばってんくさ!! オレはこいつを止める!!」
突然の事態に小鞠も驚きます。
小鞠「!? 何…は?こいつ…ジャマだ」
馬場込「一気に上がるぞ!!」
選抜チームは小鞠を封じた岩谷を切り離し、いっきに集団内を駆け上がります。
集団内からは『何だ選抜!?』『どこから!?』『追いついてきたのか!?』という驚きの声が漏れるなか、選抜チームは先頭を交代しながら、猛スピードで集団を突き抜けていきます。
馬場込「間に合え!!」
古林「おおお」
馬場込「合ええええ!!」「集団の先端(ハナ)が見えた!!」
古林「あの先に」
馬場込「先頭が」
古林「いる!!」「お願い」
馬場込「します!!」
古林・馬場込「杉元さん!!」
二人から背中を押された杉元が飛び出します。
古林・馬場込「追いついてください!!」
杉元「くあああ」
杉元はチームメイトの想いを背負って走ります。
杉元(追いつくか。遅かったか。なんとか叶えたい。ボクらの目標。目標を!!)「くあああ」
杉元は全力で走ります。
杉元「!」「あれは群馬のジャージ!! 遅れてとびだしたのか」
杉元は前方に群馬の二人を見つけたのでした。
杉元(最後の糸!! 最後の糸だよ!! これに乗れれば!!)「すまないがはりつかせてもらうよ。すまないけどね!!」
雉「だってさ。どする?園本ちゃん」
園本「ま、いいぜ、べつに」
雉「いいってさ。ついてこれるなら」
杉元「ありがとう!!」
そして場面は現在の様子に戻ります。
杉元「お……い……つい…たよ…やっと…」
息をきらし、ジャージで汗をぬぐう杉元。
杉元(ここがインターハイの先頭、ゴール前…。皆…ボクは頑張るよ…!! この先の経験はボクにはないけれどね!!)
『◎希望を繋いだ選抜チーム・杉元!! 次号、ゴール争いの緊張感が高まり…!?』と綴られ、今週はおしまいです。
ボクは頑張るよ!の杉元に、最大級の声援を送りたい!
めちゃくちゃ感動しながら読みました(≧Д≦)
本当に、すごいですね!!
間に合うか間に合わないかギリギリの様子、最後の糸を掴んで頑張った杉元。本当にかっこいいです。
そして今週は選抜チームが一致団結してる姿にも感激でした。
登場したての時には名前が覚えられるか心配だった(やはりちょっとモブ顔!?)って思った選抜チームメンバーでしたが、どんどん好きになっている自分に驚きます。
岩谷なんてなんと!あの小鞠を抑えるなんて。もう~泣けてきますね。良いチームすぎる!
今日、数時間前(?)に会ったばかりの人たちですよ?
それがこんなにもチームとして出来上がるなんて。杉元のおかげですよね。
今までも十分にそんな感覚で見ていましたが、今回、杉元がチームメンバーに正式にエースと言われた事にも感激でた。
皆で目標に向けて全力で頑張ってるこの良い雰囲気、チームを引っ張っている杉元の人柄が反映されたんだろうなと思います。素敵すぎる!めちゃくちゃ応援せずにはいられないチームです。
来週からはいよいよ、経験者だからね!の杉元くんも未経験のゴール争いが本格化でしょうか!?
このメンバーでどんな闘いになるのか、めちゃくちゃ楽しみです!!
私的には今泉と杉元の萌え会話にも期待ですし。
各チーム、エースが出る前はエースアシスト達の仕事場ですよね?
ってことで、アシストのいない杉元は!?気になる~!!
毎週同じ事を言っている気がしますが、早く続きが読みたいです!