先月12日に背骨を折って以来、仕事はテレワークでしたが、今週からまだ時差通勤ではありますが、職場への通勤を再開させた私。
テレワークではさばけなかった貯まった仕事とのご対面。
久々の通勤はやはり疲れますし、心折れそうな日々でした……が、今日はやっと木曜日ですよー!
木曜日。それは週刊少年チャンピオン発売日!弱虫ペダルの最新話が読める日です。
限界頂点だった疲れもふっ飛ぶってもんですよね♪
というわけで、以下は今週の弱虫ペダルのお話に入ります。
内容と感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
今週の弱虫ペダルは巻頭カラーです。
カラーで描かれるページは、後方の集団内にいる小野田達。
鏑木「小野田さん、先頭はもう出揃って、海の下りに入ってる頃すね!!」
小野田「うん!!」(頑張って!! 鳴子くん!! 今泉くん!!)
小野田が心の中でエールを送る、そんな場面が描かれた後、本編に入ります。
インターハイ1日目のゴールに向けて、先頭に集まった総北、箱学、京伏、群馬、広島の選手たち。
東村「揃った……!! 5チーム10名!! これが、インターハイ1日目のゴールを狙うジャージたちだ!! いけるぞ、似島!! だが、気をつけろ!!」
似島「心配いらんけ、東村さん!! 下りは度胸と根性じゃ!!」
東村「スペースをあけるな!! ヤツらは上手い!! このレースによって閉鎖された道路の、普段オレたちが使わない対向車線の__」
似島「心配いらんけぇ!!」
東村「対向車線の内側ギリギリをめいっぱい使ってくる!!」
似島「!?」
東村の言葉を遮って心配いらないと語っていた似島でしたが、言っているそばから、似島とガードレールとのわずがな隙間を京伏の二人がすり抜けて前に出てしまいます。
似島「な!! ガードレールとのわずかなスキマを!!」「根性で倒し込んでガードレールのすぐ側を走っとったつもりじゃったのに。その更に内側を…!? 京伏と群馬が会話してるスキをついて前に出た…のに!!」
そう語る似島ですが、肩をポンとたたかれ、ふり向きます。
似島「!?」
雉「下りは『ライン取り』と『荷重』だヨン♪」
雉は似島を追い抜かしながらアドバイスをしていきます。
似島「群馬ぁ!!」
雉「ヨン♪」
似島「コーナー曲がりながら…アドバイスされたァ!!」
東村「落ちつけ似島。はりつけばいい!! 今はついていけ!!」
似島「くそぉ『パイン獲り』と『果汁』って何じゃ、東村さん」
東村「……いやそれは『荷重』…」
場面はそんな広島を抜かした群馬の二人に移ります。
園本「ロードの下りは、ライン取りと荷重だけでいいから、楽だよねぇ!!」
雉「園本ちゃん」
園本「MTBの下りはそこに、段差や木の根がいくつもある。タイヤがグリップしないなんて日常。いかにトラクションかけてグリップをかせぐかって忙しい。なのにロードタイヤは常に路面に接地してる!! 楽すぎだよ、ロードバイク」
園本は前輪側をクイクイと動かしながら言います。
園本「何ならちょっと、“遊び” 入れたくなっちゃうよ!!」
雉「おっと」
園本はわざと後輪を滑らせ、車体を横に振るような動きを入れます。
雉はそんな園本の急な動きにも対応し、自分も呼応する様な動きを見せます。
御堂筋(!!)
鳴子(!)
似島「何じゃ今のは!? 後輪が滑った!? 滑らせたのか!?」
悠人(へぇ…)
雉「グリップターン急にやらないでよ」
園本「悪りィ、キウイなら察してくれると思ってな」
雉「察したけど(笑)」
鳴子「カッカッカ、インハイのゴール前で、仲良くパフォーマンスか!! 余裕見せるやないか、群馬さん!!」
御堂筋「プク。何今の。カァッコイイ……プク」
御堂筋が群馬に近づきながら言います。
御堂筋「MTBで培った技術いうの?ボクらMTB出身なんで、こんくらい出来当ですってみせびらかして。バイク自在に操ってみせて、飾って。カッコウイイね。ボクにも、それ、おしえて?」
御堂筋は『おしえて?』と言いながら、雉の頭に自身の頭を近づけ、ヘルメットをゴリっとあてます。
御堂筋「おしえてーーー」
御堂筋は雉の背中に頭を乗せる程の位置にまで近づいて言います。
御堂筋「おし」
そんな御堂筋と雉を後ろから見ている似島は思わず声をあげます。
似島「41番がはりついた!! くっつきすぎじゃ。すぐに左コーナーじゃ。離れんと…!!」
御堂筋は雉にゴリゴリと触れます。
御堂筋「えて」「えて」「えて」「えてえてえてえて」
雉「コーナーだ。危ないけど、少し離れる?」
御堂筋「えてえてえてえて」「キミ、何で、そのカッコウイイやつ、教えてぇくれないのォ?ボクにィ、ひみつなん?」
雉「やぁ、それはね」
雉はサングラスをはずしながら言います。
雉「キミの言葉に一切の衝動を感じないからだヨン」
御堂筋「バレた」
結局二人はそのままコーナーを曲がります。
似島「肩に頭のせたままコーナーを曲がったァ!! 何てバランスじゃ、あの群馬181番と、京伏41番。下りで恐ろしい程の速度出とるのに!!」
バァンと一度離れる御堂筋と雉。
雉「けど、今のでキミのこと、少し理解したヨン」
御堂筋「プァ?ボクゥを?理解ィ?」
雉「勝利への衝動は、どうやら凄まじいヨン」
御堂筋「キミィも、飾り立ててるだけのザクとは違うネ、ザクとは!!」
場面はそんな御堂筋と雉の様子を伺う今泉や鳴子へ移ります。
今泉「悪くない」
鳴子「ああ!!」
今泉「思いの外、早めにしかけた広島が、この先頭にいること以外はイメージ通りだ。京伏も群馬もやり合いながらもまだ牽制状態と言っていい。箱根学園(ハコガク)もそれを静観してる。本格的な動きがおこるのはまだあとだ。備えるぞ。動きがあったらすぐに踏む!!」
鳴子「わかっとる!! ゴールまでのこり8km!! 最後のゴール争いに加わるヤツは、もういない!!」
鳴子もそう言った後の事です。後ろの方から「くああ」という音が微かに聞こえてきます。
その気配に気づき、バッと勢いよく後ろを振り返る今泉。
鳴子「カッカッカ。どうしたスカシ。ポケットの補給食でも落としたか!?」
今泉「いや……何でもない。空耳が聞こえただけだ。集中しすぎると訳わからん音とか聞こえる時あるからな。ピーとかパチとか。ああ、それだ!!」
今泉は自分に言い聞かせるように前を向き、走ります。
しかし、『くあああ』という声が、後方から、確かに聞こえてきます。
今泉(!?)
思わずハンドルから片手を離し、後ろを見る今泉。
今泉(聞こえる…?声……しかも)
ドクンと今泉の胸が鳴ります。
今泉(知ってる!! いや、そんな訳はない!! あいつは山で相当遅れてたはずだ、チームごと!! まして…この『先頭』に、なんてことは__!!)「いやないだろ。ありえねェ。集中力あげすぎだ。バディ合宿の夢でも見てんだオレは」
後ろから近づく気配に、群馬の二人も振り返ります。
雉「あ、1人、追いついてくるヨン」
園本「ああ、オレたちが集団からとびだす最後に、うしろに頑張ってはりついてたヤツだ。名前も知らねェ__選抜の男だ」
杉元「くああああああ」
杉元の姿が見えます。
後ろから追いつこうと走ってきます。
杉元「これは目標!! ボクらがかかげた目標だからね!! 追いつくよ!! ボクは!! 必ず、先頭に!!」
今泉「杉…元!!」
鳴子(!?)
東村「じゅ…11人に増える!?」
御堂筋「………」「羽虫……」
『◎IHの先頭、混戦!!』と綴られ、今週はおしまいです。
ヤバイ、涙出そう…いや、出ますよこれ。
杉元くん……最高すぎっショ!
気配に気づいて、いやまさかそんな訳は…ってなる今泉も含めて想像以上にぐっと来たこの展開。
「くあああ」の声にドクンと鳴る今泉の胸の音、腐女子の大好物でございます。
というか、杉元のこの登場、かっこいいだろー!って熱くならずにいられません。
やっぱり来てくれたー!って。嬉しいったらないです。
神様、渡辺先生様、ありがとう!!
杉元、一人でしたね!すごい!!きっと選抜チームの皆の想いを背負って来たんでしょう。掲げた目標を達成させるって。もう~インハイ始まってから何度惚れさせたら気が済むんでしょう。好きだー!!
この先頭集団で、私が実は好きだ好きだと言っている東村くんの影がどんどん薄くなってきていますが。
まぁもう良いか~と思えてきてしまう程に杉元の活躍が眩しく嬉しいです。
とは言え、応援したい広島チーム。今回、似島が相当おバカキャラなのが発覚してちょっと笑いました。
東村は頭脳派だと勝手に思っているのですが。その東村が、とりあえず今はついて行けば良いと言っている辺り、きっと何か策があるのではと期待しています。
あっさり脱落はしないで頑張って欲しいです。
そしてそして雉!めちゃくちゃカッコよくて好きなのですが、ロードを甘く見る発言をされるとやはりちょっとムカっとくるので(今回は雉がというより園本くんが、ですけど)。
御堂筋が絡んでくれてけっこうすっきり嬉しかったです。
とういか、雉に話しかける時の御堂筋の描かれ方、ホラー漫画すぎて笑いました。
でもこうゆうの、見かったんだよーって。今週も楽しくてあっという間に読んでしまった感じです。
本編以外にも、今週は歴代IH山岳バトル人気投票の結果が発表されていまして。
東巻最推しの私としてはニンマリせずにはいられませんでした。
その辺の事も、スペアバイクのお話も、また別途の記事ででも書かせてもらいたいなと思っています。
とにかく今週も最高すぎて。早くも続きが読みたくてたまりません。