怪我のせいもあるのかないのか…少々不調が続いておりましたが、やっと食欲も出てきたここ数日です。
しかも今日は木曜日!週間少年チャンピオン発売日ですので。
弱虫ペダルが読める~♪と、気持ちも上がるというものです。
というわけで、さっそくですが、今週の弱虫ペダルのお話に入らせていただきます。
以下は内容や感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
『◎小鞠の進化したプレッシャー!?』と綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
小鞠にもちかけられた勝負を受けた古林が、巨大になった小鞠の手の中で潰されそうになるシーンから始まります。
杉元「古林!!」
小鞠「きゅ」
岩谷「うああああ」
巨大な小鞠の手が古林を潰そうとする間際、小鞠は『ぱっ』とその行為をやめます。
古林は驚き、ハッハッと息をつきます。
岩谷「まるで…巨大な手のようなプレッシャー!!」
古林「走り…出さずして敗北しだ……なんだ、ごれ。体がふるえてる!? え!?」
小鞠は動揺する古林を見て、ニコっと微笑みます。
選抜チームの面々は『これが…岸神…小鞠…。これが、京都伏見!!』と驚き、声をあげます。
小鞠「さぁ、答えてみてください、杉元さん。もし、あの場所でパンクしていたのがボクではなく__総北小野田だとしたら。杉元くん、パンクしたんだ、助けて__と。協力を懇願してきたとしたら__」
小鞠の質問に、杉元は小野田が『パンクしたんだ。チームに戻らなきゃならないんだ。杉元くん!!』と言ってくる姿を想像します。
そして次に杉元は、通司が選抜チームに入れるという話を持ってきた時の言葉を思い出します。
通司は『レース中、総北には近づけない。それが条件だ』と言っていました。
杉元(ボクは小野田がどれほど努力してるのかを知っている。インターハイに向けて、どんなに頑張ったかを分かっている。もしも遅れていたのが小野田だとしたら)
杉元はぎゅっと目を閉じ、思います。
杉元(だけどボクは、ルールを!!)
がしっと人差し指を立てて、杉元は言います。
杉元「ルー…」
小鞠「ルールを守りますか?そうですか」
小鞠は杉元の言葉を遮るようにして言います。
杉元「ああ…そ、そうさ」(な…何なんだ。重たく質問してきたわりに、あっさりと……!?)
小鞠「ルールを守る?男?なんですよね、たしか。御堂筋さんがまじめの虫だとほめてましたよ」
杉元(ルールを……だけど、ボクは質問に答える時『間』があった。ボクは小野田を助ける手立てを考えてしまった__…!!)
杉元が黙っている様子を見て、小鞠は口元に笑みを浮かべます。
小鞠はインハイを走り始めたのち、御堂筋から言われたことを思い出します。
場面は一度、その時の様子へと移ります。
御堂筋「コォマァリクゥン」
小鞠「はい」
御堂筋「総北の7人目がァ、このレースの中にまぎれ込んどるゥ…。敵ではない。実力は雑魚」
小鞠「ですよ」
御堂筋「真面目がとりえだけの羽虫…けれどもォ、総北の連中は細かい糸をたぐって、細い細い糸を集めて、そういう手口でぇ、これまで勝利を手にしてきたァ…もしもヤツがその1本になりうるとしたら、切っておかなければならない、と、ボクは考えているゥ…」
御堂筋は続けます。
御堂筋「もしぃも、羽虫に近づく機会があったなら、キミィからひとつ『質問』を投げかけておいてもらいたい」
小鞠「ええ」
『小野田を助けるか』御堂筋はただ質問をするようにと指示します。
御堂筋「ああ…やることはそれだけで十分やよ」
小鞠「答えは不要だと?」
御堂筋「さう!!」「『問い』は目の前に出されて初めて『問い』となる。鋭利な『問い』はどんどん深いところに入り込んでいく。それはやがて『鎖』となる。そればかりを考え、自分自身を問い詰める」(小野田が窮地の時どうする?総北が窮地の時は__自分は助けないのか)「答えは勝手に彼が出すよ?プク」(『決して助けられない』『助けてはならない』のだと)「細い糸はそれで充分切れる。7本目の意図は切れてしまえば何の力もない、枯れ葉。ただの雑兵。川辺に群がる羽虫と同じィ…!!」
小鞠「わかりました」
御堂筋「ひとつだけ確かめることはァ……答える時に、少しでも『間』があれば、それは有効やったいう証拠やよ」
そんな御堂筋の台詞とともに、場面は再び杉元と話していた小鞠へと戻ります。
小鞠の質問に一瞬の間を置いて答えを述べた杉元。
そんな杉元や選抜チームを置いて、小鞠は一人前に出ます。
小鞠(切っておきましたァ。パンクがたまたま功を奏した)「さて……」(少し骨が折れるが、ここからは一人旅だ)
小鞠はチームメンバーもいる前方を目指して一人走りながら考えます。
小鞠(途中のバラついてる小集団にのりながら前を目指すか。『前』には最上級筋肉(よきにく)があふれているのだから!!)
小鞠はチラっと後ろを振り返った後、思います。
小鞠(しかし本当に羽虫だ。いともあっさり離れていった。まぁそんなものか、選抜の連中なんて)
そう思った矢先です。
カーブがあったため、小鞠には姿が見えていなかっただけなのでしょう。
小鞠のすぐ後ろに、選抜チームが現れます。
小鞠(!?)
内川「右、抜きます」
新木「右抜きます、ぴょえ」
岩谷「右を抜くばい」
杉元に教わった下りの走り方で、小鞠の横を過ぎ去っていく選抜チーム。
小鞠「抜……かれた!? 本来寄せ集めの…選抜に!? 何だ…急に!? 息をふきかえした!? なぜ!? 下りでは空気抵抗をコントロールできた統率のとれた集団が一番速い。このバラバラのチームをまとめているのは…羽虫!! 7本目の切れた糸」
小鞠を抜き去った選抜チーム。
その先頭を走っているのは杉元です。
杉元は振り返って皆に声をかけます。
杉元「邪魔が入ったけど、ボクらの目標は変わらないよ!! 速く!! しかし気をつけながら下るんだ!!」
古林「はい!!」
新木「ぴょえ!!」
内川「はい」
小鞠(まさか、こいつら……ここから先頭を目指す気か!?)
選抜チームのメンバーは、各々『杉元さん』『杉元さん』と、杉元の事を思っている様子が描かれます。
『あの質問の時__間はあったけど、“ルールを守る”と言ってくれた!!』『やっぱり杉元さんはオレたちのリーダーだ!!』と。それぞれの胸の中で同じ気持ちを持ち、一丸となって進む選抜チーム。
彼らは杉元を信頼し、前だけを見つめて走っています。
小鞠「おもしろい。ついていこう!! その雑魚筋肉で本当に追いつけるのか見てみたい。本当に追いついたのなら、この手で触れて確かめたい!!」
小鞠はもみぃっという手つきをしながら声をあげます。
そしてちょうどその時、サポートバイクに乗った人が選抜チームに向けてボードを表示してくれました。
それを見た杉元は言います。
杉元「喜べ、皆、朗報だよ。いや、大変なのはここからだけどね。先頭との差は、ここまでで8分差から__4分差まで、詰められているよ!!」
古林「おお!!」
新木「ぴょえ!!」
『◎まだ弱くとも、一歩ずつ!! 次号、大増22P!!』と綴られ、今週はおしまいです。
やっぱり杉元はルールを守る男でしたー!まじめの虫、かっこいいじゃないですかー!週を重ねる毎に惚れる要素しか出てこない!好きだなぁ。
今回の小鞠の質問、御堂筋からのそんな意図があったのか~って感じです。答えは求めず、質問だけで良いとする御堂筋、さすがだなぁと思いました。
しかし同時に、総北のメンバーなら、杉元が自分達を助けなくても、協力関係には至らなくても、たとえ敵対していても、同じインハイを走っている姿を見たら、それだけですごく力になると思うんですよね。
その辺は御堂筋の予想と違ってくるところなのではないでしょうか。
選抜チーム、残り4分の差はどうやって詰めるつもりなのでしょう。
私は小鞠と協力しあって欲しかったのですが、それはないようで…小鞠は、勝手に選抜チームについていく事スタンスのようですね。
最終的には本当に追いついて、小鞠くんに雑魚筋肉じゃなかったと言って欲しい!ガンバレ杉元ー!って、応援せずにはいられません。
来週は残り4分の差を詰めていく話になるのでしょうか?それとも一旦、ゴール争いの方に話が戻るのでしょうか?
どちらにしても楽しみです♪