木曜日、週刊少年チャンピオン発売日ですね!
今週は月曜が祝日だったのもあり、いつになくあっという間に木曜日になった気がいたします。
今週の弱虫ペダル、最高すぎて朝から超ハイテンションです。
というわけで、以下は今週の弱虫ペダルのお話になります。
内容や感想になりますので。
本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
巻頭カラーで始まる今週の弱虫ペダル。
山岳リザルトまであと300mであることを示す標識の近くに、腕を組んで立っている大きな男がカラーで描かれています。
東堂とお揃いの筑士波大学の上着を羽織ったその大きな男とは、田所迅。
堂々としたその姿がカラーで描かれています。
田所「もう来るころか、小野田。山岳賞のラインののこり300mの、この位置まで!! ガハ!!」
一人呟く田所。
ちょうど田所の持っていたスマホが音をたてます。
田所「!」
電話をとる田所の姿を見た周りの人は口々に言います。
「何か見たことあるよ、あの大きい人」
「田所だよ。ホラ2年前総北が優勝した時の3年の!」
「あーーグリーンゼッケンの!」
田所は電話の相手と話します。
田所「おう、何だ、おまえか」
電話をかけてきた相手は東堂でした。
電話の東堂「そっちは見えたか?田所迅よ」
田所「そろそろだよ!! すぐそこまで来てる。肌でワカる!! 歓声の波がすげぇ圧で近づいてきてる!!」
電話で話しながら、田所はビリビリとプレッシャーを感じ取っています。
スピーカーからアナウンスが流れます。
『先頭2名はのこり500mを通過し、真波選手が加速!! 少し先行しています!!』
アナウンスの続き、『のこり400mを通過!!』という声とともに、先行する真波とそれを追う小野田が1ページを丸ごと1コマにしたサイズで描かれます。
先行する真波と小野田の間は自転車3~4台分の距離が開いてしまっているように見えます。
そして二人を包む声援も描かれています。
「いけぇ、神奈川!!」
「総北、離されてる!!」
「山王、がんばれぇ!!」
場面は田所に戻ります。
田所「箱根学園(ハコガク)真波がしかけた!!」
田所はスマホがメキッと音を立てる程に握りしめ叫びます。
田所「電話切るぞ東堂ォ!!」
言いながらもうバチンと通話を切ってしまっている田所。
一歩、道路の方へと踏み出し、小野田達が登って来るだろう道の先を見つめます。
田所(一番苦しい距離だ。どうする小野田。離されてる!! 上がってこい。ここで追いつかねぇとあとがねぇ!! おめぇならできるだろ、小野田!!)
田所は両手とも、ぐっと握り拳を握って強く思います。
田所(回せ、小野田!! ねばれ、小野田!!)
ここから、思い出深い過去に描かれたシーンを背景に、田所の気持ちが語られます。
『道』____
『人の道』ってのは
どこにつながってるか
ワカんねーもんだ
今日
このインターハイ
1日目の応援に
誰と来たと思う!?
九州まで
東堂だ!!
元箱根学園のクライマーだぜ!?
総北卒業して
オレは明早に落ちて
筑士波大学に進学した
が
自転車部はなかった
四苦八苦してた
オレの目の前に現れたのが
東堂
だった!!
別冊少年チャンピオンで連載中のスペアバイクの内容を背景に田所の言葉が語られていましたが、ここで1コマ、現在の東堂が描かれたコマが入ります。
リザルトラインの方にいる東堂は、一方的に通話を切られ、『むう、切られた。田所迅め』とむくれています。
そのコマの後、またスペアバイクの内容に移っていきます。
ヤツは同じ大学で しかもすでに
自分で自転車競技部部を
創立してた!!
おかげでオレは
レースの世界に戻ってこれた!!
東堂と田所、そして修作が、筑波山のレースに参加した時の様子が描かれています。
そして今年ンなって
1年生として入ってきたのが
オレが3年の時
インハイで闘った
あの泉田だ!!
わけわかんねェ
だろ
予測不能だ!!
田所はまだ誰も現れていない、けれどももうすぐ真波や小野田が登ってくるだろう道を見つめています。
だからおめェも
真波と
並んで
そこから
上がってこい!!
そもそも
てめェが一番
“『人の道』わかんねーヤツ”
だからな!!
田所は道の先を見つめながら思います。
田所(金城が言った『意外性』の男!! 最強の初心者!!)
鳴子と一緒に
入部してきた
小柄で控えめな男
今泉に
あとできいたら
てめェ
アニ研部に
入ろうと
思ってたらしい
じゃねぇか!!
けれど
1年生レースを走り
ロードバイクを受け取り
金城に背中を押されて
鳴子と今泉に追いつき
山頂で今泉を抜いてみせた
オレは正直
おめーはすぐに辞めると
思ってた__
が
興味が湧いた
インターハイメンバーとなり
1日目__落車から
追いつき
チームを引いて
巻島の山岳勝負を
サポートした
そして2日目は__
体調悪くて
動けなくなった
オレを待って
引っぱって走ってくれた
妙ちくりんな歌を歌わせて
前を
次々と
抜き
そして長い距離を小さな体でオレを引き
チームにまで
連れ戻して
くれたんだ
そして小野田は__
たのまれた
ジャージを
オレたちの夢を
ゴールに
届けてくれたんだ!!
だからオレは
ここに来た!!
ここで、九州へと田所の車で向かっている時の一コマが描かれます。
『田所パン』の車を運転する田所。
助手席には東堂が地図を眺めながら座っています。
東堂「1日目の山は、田所迅はパスか?スプリンターだしな。真波とメガネくんが勝負するだろうがな」
田所「あ!? 小野田!? 小野田が走んのか!? ぜってー行く!!」
東堂「ほぅーーそうか」
そんな会話の一コマが描かれ、すぐ、話は現在に戻ります。
田所は右の拳でドンと自身の胸を叩きます。
田所(小野田!! 届け!!)
田所はスゥゥと息を吸いこみます。
田所(去年はできなかったからな!! 3年になって、キャプテンになった、おまえに贈る!! この大歓声に、かき消されないように全力で!! 歌うぜオレは!!)
田所は大きな声を張り上げます。
田所「ラブリーチャンスペタンコチャン!!」
そんな田所に周りの人々はザワつきます。
「え、歌!?」
「何!? びっくりした」
「急にアニソン?」
「え」
「何あれ」
「プ」
たとえ笑われても、田所は声を張り上げます。
田所「大きくなぁれ魔法かけてもォ」(小野田、この歌がきこえるか。聞こえるなら)「んふふふー♪ ヒメはヒメなのォ」(上がってこい、小野田!!)
ここで必死にペダルを回す小野田も描かれます。
ハァハァと荒い息で苦しそう表情と、そして小野田の耳が、描かれます。
田所「ヒメなのだァ!!」
田所が大声で歌を届けようとしている道の先。
二人の姿が同時に現れます!
先行していた真波に小野田が並んだ状態で、坂を登ってきます。
周りの人々も沸きます。
「真波と小野田、並んで上がってきた!!」
「小野田追いついてる!!」
「山王__っ!!」
「すげぇ」
「のこり300mで再び並ぶ!!」
小野田の姿を見た田所は、涙を流しながら歌います。
田所「ヒメはヒメなのォ」(小野田ぁ!!)「ヒメなのだ!!」
登ってきた小野田も、田所に気づきます。
小野田(あ、田所さん)
小野田の視界に『ヒーメ、ヒメ♪』と歌う田所が映ります。
小野田(ですよね)
小野田は田所の前を通過しながら言います。
小野田「空耳かと思いました」「ありがとうございます」
通り過ぎていった小野田の背中を見つめて田所は思います。
田所(小野田__!! 人の道ってのは、オモしれぇもんだ)(マジでとどいてた!!)(もがいてあがいて、苦しんで。それでも前に進んでるうちに、形をかえて、思ってもみなかった未来に、たどりつくもんだ)
田所は拳を天に突き上げながら叫びます。
田所「出しきれよォ!! 小野田ぁ!!」
小野田(はい!!)
『◎歌声に乗せて届ける、総北魂!!』と綴られ、今週はおしまいです。
ヤバい、マジで涙出ました(≧Д≦)
田所さんの涙に弱いんですよ、私。
田所さん泣いてるもんだから、つられて泣いてしまったじゃないですか。
というか胸いっぱい。
まさか山岳のラインではなく300m手前のところで応援してるなんて。思っていませんでした。
真波に先行されて辛い時に、田所さんの歌が届くって。感動しかないです。
この文章書きながらまた涙がじわって出てくるくらい、感激がおさまらないです。泣いたー、総北最高!
今週は序盤にスペアバイクの内容が出てきたので、テンション上がりまして。
その後、小野田くん入部当時からの振り返りで胸が熱くなり、田所さんの歌で涙腺崩壊です。
本当に素敵な回でした!
田所さんの歌、届いて良かった!小野田に私からも声援を送りたい気持ちでいっぱいになってしまう~。
先週まで、この勝負は真波かなぁ~なんて事を感想にも書かせてもらっていましたが。
すいません、今週の話を読んだらいっきに、やっぱり小野田くんで!とか言いたくなってしまう自分がいます。
冷静になって考えると、やはり真波にも勝って欲しいのに。小野田を…と思ってしまう。
それくらい今回の話、私の心に響くものがありました。
山岳リザルトラインには、真波サイドの東堂と委員長がいます。
小野田くんサイドの応援は誰もいないのでしょうか!? 誰かもう一人くらい来ている気がしてきました。
巻ちゃん、なんとか山岳には間に合って来ていたりしないのでしょうか?
それともやはり、委員長つながりで小野田母、来ているとか?考え出すと止まりません。
あと300mの地点で再び追いついて。二人の勝負、どうなるのでしょう。
めちゃくちゃ気になるのに、なんと!来週は弱虫ペダル休載だと書かれていました…(T-T)
続きが読めるのは二週間後ですね。
最近私、アニメを再び1話から見返しているところですので。
今週田所さんの回想にあった1年目のインハイを見ながら2週間、頑張って待ちます。
あーーー早く続き読みたい(≧Д≦)