今週も木曜日、週刊少年チャンピオン発売日なりました!
大好きな弱虫ペダルの続きが読めるので朝からテンション上がります。
ちなみに先週から見返しているアニメ弱虫ペダルの方は、小野田くん1年目のインハイ初日のスプリントが終わったところまで来ました。
このあと、100人の関所が終わったら、いよいよ私が最も大好きなラストクライムに入ります♪
ラストクライムと言えば……現在本誌ではファイナルクライム真っ最中!ついつい重ねて見てしまうというものです。
以下は、そんな今週の本誌の方の弱虫ペダルのお話に入ります。
内容と感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
『◎1年前、敗北を味わった真波、彼に今かける言葉は…?』という言葉で始まる今週の弱虫ペダル。
敗北を味わい、深い苦しみの中にいた真波を心配した委員長が、こっそり自転車競技部を覗きに来ていた。そんな昔の思い出が描かれています。
部室を覗いていた時にばったり会った東堂と委員長が交わした会話が再び描かれます。
真波を想い、必死な委員長は東堂に尋ねます。
委員長「何か、私にできることはありませんか」
東堂はそんな委員長に言います。
東堂「話を聞いてやれ。何も返さなくていい。うなずくだけでいい。いつものように、ヤツの駄話を」
そして、場面は現在へと戻ります。
委員長「と……東堂さん…」
東堂「ヤツはもうすぐそこまで来てる。数分もたたない内に、この目の前の道を通る。」
言葉の出ない委員長に、東堂は続けます。
東堂「下がる必要はない。ヤツは今、闘っている。ライバルと走る『のこり1km』は__筋肉は熱を帯び、汗をふきこぼし、体は悲鳴をあげる。血液は末端まで行くはずもなく、手足がしびれる。心拍は限界まで上がり、体は危険を察知し、動きを止めようとする。止まろうとする自分の体と闘い、前に行こうとるすライバルと闘っている。“限界頂点”だよ」
委員長(限界…頂点)
東堂「そして、それこそが、ヤツが望んだ闘いだ。堂々と声をかけてやれ。ヤツも喜ぶ。近くで見てやれ。心配いらんよ。レーサーはどんな小さな声も聞き分ける。そして、力に変える。そういう生き物だ」
そんな東堂の台詞とともに、場面は山岳ステージで闘っている小野田と真波に移ります。
真波「そおおあれ」
全力で走る二人に、観客は沸きます。
「ラインまで、のこり700m!!」
「並ぶ!! 両者並ぶ!!」
「近っ」
小野田と真波、どちらも譲ることなく横並びで進んで行きます。
ワァァという声援につつまれながら走る二人。
「のこり600m!!」
「レースは英彦山登山口交差点を通過!!」
「いけぇ、ハコガク!!」
「千葉負けるなァ!!」
「両者並ぶ!!」
「両者踏みやめない!!」
真波も、そして小野田も、ハァハァと荒い息です。
二人とも手で汗を払い、走りつづけます。
払っても、それでも、汗は止まりません。
そんな二人を見ている観客は口々に言います。
「地面に大量の汗が落ちる!!」
「最後の交差点を過ぎてゲートに向かう」
「細い道に入る!!」
「のこり500m!!」
「まだ踏む!!」
小野田(さっきから右足のシューズの中の指が、何回か攣ってる。末端まで血がいってない。いってないけど)
小野田はシューズについているダイヤルに手をかけます。
小野田(まだ足は回ってる!!)
力強い眼差しで走りつづける小野田。
小野田(シューズ締め上げて、痛みを散らす!!)
そんな小野田の様子に気づいた観客が言います。
「山王、シューズのダイヤルをしめた!!」
「ヤベエ、本気出すぞ!!」
そんな観客の声に、別の観客が反応しています。
「どうゆうこと!?」
「自転車用のシューズには、ダイヤルがついているんだ。長いレース時間で、選手の足はやせていく。最後のダッシュに備えて、ダイヤルを回して締め上げて、足を固定するのさ。ヨーロッパのレースシーンじゃ、ゴール前の勝負に備えて選手たちがよくやるしぐさだ!! こっからしかけるのか山王!!」
「でも今の、足が痛いのをごまかすように見えたけど」
そんな観客の会話から、場面は真波に移ります。
真波(ヤッバ!! 指だけじゃなくて、ダンシングの時の腕の感覚もなくなってきた)
震え痺れる真波の腕を、汗がつたっています。
真波(けど、いいんだ。そんくらいで丁度いい。足は動いてる。キミが隣にいる!! まだ闘える!! 腕が動かないなら、肩から自転車を振ればいい!!)
強い想いで、前に出る真波。
観客が沸きます。
「真波がまたしかけた!!」
「すげぇ」
「行く!!」
「一番キツイ区間で!!」
「ダンシングで山王を引き離す!!」
一歩遅れをとってしまった小野田は必死に追います。
観客の声が響きます。
「総北 山王との差が開く!!」
「山王苦しい!!」
「思わず顔をふせる!!」
ここで場面は小野田の回想シーンに変わります。
総北高校の部室にて。
今泉や鳴子、小野田はジャージから着替えたり、かりんとうを食べたりしています。
手嶋や青八木も部室に来ており、和やかな時が流れる中、着替えている小野田に手嶋が声をかけます。
手嶋「楽しようとするな、小野田」
着がえの手が止まる小野田に、手嶋は続けます。
手嶋「レースはきつい。相手が思いがけないところで加速した時、想像よりハードなアタックがかかった時、きつい。憶えとけ。きつい思いをしないでレースに勝つことは、どうせできない」
小野田「……手嶋さん……」
手嶋「『間際』ってのは、選択肢がたくさん浮かぶ。相手がバテないかなぁとか、ミスしてくれないかなぁなんて、考える。勝敗は意外にそういう小さなところでつく。ま、これは戒めなんだけどな、オレの。オレ、ここぞってところでゆるめちまうから。だからいつも勝てねーんだけどな」
小野田「そんなことありません。今年のインターハイの山岳賞は、あれは手嶋さんが!! あれがあったからこそですね、ゴール…」
手嶋「わかった、わかった」
小野田を制して、手嶋が続けます。
手嶋「まあ、おまえはまじめだからな。二連覇つかまえてシャカに説法だとは思う。けど、お前も弱い時はある。何度かそれを、オレも見てる」
小野田ははっとした表情で手嶋の言葉を受け取ります。
手嶋「レースの時、『間際』の時は、これだけ思い出せ。キツイ道と楽な道があったら、迷わずキツイ道をいけ!!」
場面は現在レース中の小野田に戻ります。
小野田(今一瞬『なんで今いくの』って思った。『息が苦しい時に』って!! 思った!! 心臓が痛い。足が痛い!! だけど!!)
小野田は自分の拳を胸にドンと当てます。
小野田「追いかける方を選びます!!」
観客が声をあげます。
「山王、加速して追いかける!!」
小野田「あああ!!」
そして最後に場面は山岳リザルトラインにいる委員長へと戻ります。
後ろに下がってこっそり真波を見ようとしていた委員長が、一歩、前に、道路の方へと足を踏み出します。
委員長(さんがく!! 私も覚悟をきめたよ!!)
『◎頑張って、期待されて、加速する!!』と綴られ、今週はおしまいです。
これは…やはり真波でしょうか!?
真波、普通に強いですし、山神も幼馴染も応援に来ていて。私も読んでいて勝って欲しいなと思ってしまいます。
対する小野田側のエピソード、先ずは手嶋さんでしたね!!
手嶋から貰ったペダルの話ではなく、貰った言葉でした。
先輩からの助言を素直に心に留め置くことが出来る小野田くん、すごく好きですし。
シャカに説法だとは思う~なんて言いつつ、ちゃんと小野田に伝えてあげる手嶋さんも大好きです!
小野田が弱い時というのも見てきた、支えてきた前キャプテンなわけですからね!
自分は弱いからと、努力し続けてきた人柄も素敵!
そんな立場の手島だからこそ、伝えられる言葉があるんだろうなと思います。
東堂に続いて大好きキャラがガンガン出てきてくれているので嬉しい限りです。
というか、今週の東堂様もかっこよかった~(*´▽`*)
来週は、小野田がしっかり真波に追いついて、また横並びになって、そこからどうなるか…ですよね、きっと。
今週強く思ったことに、雉はもう来ないまま終わるんじゃない!?って事もあります。
だって今の雰囲気やゴールまでの距離を考えたら、もう来ないんじゃない?って、思いますよ。
後から、後方にいる総北や箱学のメンバーで雉を止めました~ってエピソードでも入れてくれればそれで良いじゃんって。思ってしまうのです。
で、初日はまだゴールがありますから!そちらでもうひと暴れしてもらうって事にして欲しいです。
それから、ストーリー面での話ではないのですが。今週の感想で触れずにはいられない事がもう一つ。
それは東堂の限界頂点という言葉です!今週のタイトルにもなっているそれ。
私はこの弱虫ペダルという作品で、東堂と巻ちゃんがインハイ初日の山岳賞で闘ったあのラストクライムで、東堂が使っているので初めて聞いた言い回しでした。
限界頂点……限界の頂点ですよ!すごい!!
東堂がこの言葉を使っていたラストクライムのシーンは、弱虫ペダルで一番、繰り返しアニメを見たり漫画を読んだりした部分なので。
余計に印象にも強く残り、わりと自分でも使う言葉になりました。
そんな言葉がまた登場し、タイトルにもなっていたので。なんだか嬉しいというか、感慨深いというか、記憶に残るエピソードになった感覚です。
今週の最後には、『次号、大声援巻頭カラー圧巻27P!!』なんて事も書かれていたので。
来週もとても楽しみです♪