大変ですよ!!
今週の弱虫ペダルはヤバイです!!
なぜかと言えば……は後ほどお話させてもらいますが。
とにかく今日発売の週刊少年チャンピオンを読んでから、私は絶好調になっています。
というわけで、以下は今週の弱虫ペダルの内容と感想になります。
本誌未読の方はくれぐれもネタバレにご注意ください。
今週の弱虫ペダルは『◎おごそかにそびえ立つ神聖な山で…?』と綴られ始まります。
福岡県 南部
大分県との県境に
位置する 英彦山は
三峰からなる
標高1200mの山である
歴史は古く
山伏の修験場とされ
長く信仰されてきた
現在は 英彦山神宮に
向かうスロープカーなども
整備され 秋の紅葉・
冬の霧氷・登山など
多くの観光客を
楽しませている
霊峰 英彦山
中岳に建つ
御本社
その中腹を標高を上げながら
西に貫く
国道500号線のつづら折りが
インターハイ1日目
山岳賞の舞台である
場面はまさにそのつづら折り。
応援している人々の声が飛び交っています。
「トップは依然熊本台一!! 地元九州勢!!」
「いけぇ!!」
「山岳ラインまでのこり3kmを切ってる!!」
「熊台の藤原に続いて姿を見せたのは__2名!!」
そんな追っ手の存在を語る声に、先頭を走る藤原は反応し、思わず後ろを振り返ります。
藤原(2名!?)
応援している人の声が響いてきます。
「真波と山王だ!!」
言葉の通り、先頭の藤原が見える距離にもう二人が迫ってきています。
真波「見えた、背中!! ひとり!! あれ、先頭!?」
小野田「そうだね!!」
藤原「2人!! くそ、本当に追い上げてきたばい!! 観客が途中で小野田と真波が迫ってきとるって声かけてくれたとは本当やったとか!!」
藤原は途中で、『熊台!! うしろからヤバイの来とるって!! ペース上げんしゃい!!』と言われた時の事を思い出します。
藤原「けど負けんばい!! いたって冷静!! 過去イチ、オレの調子は悪くなかばい!!」
冷静に対応しようとする藤原ですが、後ろの真波と小野田はハイスピードで走りながら語らっています。
真波「じゃあ、あの人を抜けば『勝った方が山岳賞』ってことになるよね!!」
真波の言葉に、小野田は彼の方を向きます。
そんな小野田に真波はウインクしながら続けます。
真波「勝ったら『山岳賞』だよ!! 勝負は何ンか褒美があった方が、がぜん__燃えるでしょ!!」
小野田「うん!! いいね!!」
小野田はこたえながら加速します。
真波「うわぁ!!」(更に加速!! また集中力上がったァ!! さっきより足も回ってる!!」
真波より少し前に出た小野田は、ぐるぐるぐるとペダルをまわし、ハイケイデンスで登っていきます。
真波(うしろから見てるとよくわかる。たぶんキミは自分で判ってないだろうけどね。今すごくパワー伝達効率のいいペダリングだよ。すごっ。たとえるなら、自転車とのシンクロ率100%? 全く…キミは喜びを集中力に変える力を持ってる!!)
そんなハイケイデンスクライムの小野田は、もう藤原の真後ろにまで迫っています。
藤原もそれに気づいて振り返ります。
藤原(もう迫ってきとるばい!!)
小野田「すいません、追い抜きます!!」
藤原「だろうな!!」
藤原は小野田に抜かれそうになりながら思います。
藤原(全く…こん男は不思議な男ばい。去年2日目の山で京伏にだしぬかれたあと、前を追いかけていった。同じインターハイを走ったよしみで今年はスタート前に声をかけた)
藤原はスタート前、挨拶をしに行った時の事を思い出します。
藤原「小野田、あいさつたい。熊本の藤原ばい。お互いに最後のインターハイになったな」
小野田「な、な、な、なんでしょうか」
小野田はブルブル震えつつもガチガチに固まっています。
藤原「めっちゃ緊張しとるばい!! 大丈夫かとか。深呼吸しなっせ。困ったことがあったらゼッケン60番台の熊台の誰かに声かけてよかばい」
藤原は小野田の背中をトントンとさすってあげ、それに合わせ、小野田は『すーーはーー』と深呼吸します。
小野田「あ、あ、ありがとうございます。あ…きょ、去年、熊台の井瀬さんと走られてたマサさん…?」
藤原「そうたい。憶えててくれとったとか!! 藤原正幸たい!!」
藤原は自身の胸をドンと叩きながら言います。
藤原「オイもキャプテンになったばい」
小野田「ああ~そうですか。おめでとうございます」
小野田は藤原の手をとり、ぺーこ、ぺーこと、深々と頭を下げます。
藤原「いや、そがん頭下げんでよかばいっ。お互いそうやろうもん」
藤原は思います。
やけに小柄で
腰の低い男__
それが
いつも
小野田の印象
けれども 毎年のことばい
ひとたび自転車に乗って
山を登ると
この男は
圧倒的なサイズ感で
迫ってくるとばい!!
場面は今まさに、藤原の横を抜いていく小野田。
藤原の気持ちを表すように、小野田は藤原よりも大きく描かれています。
藤原(訳わからん男ばい。そしていつも)
小野田「け、今朝はありがとうございました。おかげで少し緊張とれました!!」
藤原(礼儀正しい…!!)
藤原は小野田の背中を見送りながら思います。
藤原(つい、応援したくなる)「がんばれ、小野田」
小野田「はい!!」
小野田がわずかに先行しながら、小野田と真波は藤原を置いて登っていきます。
場面は集団で走る総北へと変わります。
六代、段竹、鏑木、鳴子、今泉の順で走っています。
今泉「そろそろか」
鳴子「やろうな。クライマックス迎えるところや、小野田くん。先行してたクライマーも抜いて、2人の勝負に入ってる頃か。楽しんどるかな」
今泉「フン、だろうよ。楽しみにしてたからな。あの2人はたぶん『山岳賞』を、負けたらオゴる『ジュース』くらいにしか考えてないだろうけどな」
鳴子「カッカッカ。そらめちゃめちゃ楽しそうやな!!」
今泉「あいつには、過去2回のインターハイで、2回も重たい勝負を背負わせてきたからな」
そんな今泉と鳴子の和やかな会話。
二人の会話に反応したのでしょうか。その前を走る鏑木と段竹が後ろを振り返ります。
しかし、後ろを振り返った鏑木と段竹は、何故か驚愕の表情を浮かべています。
今泉「笑って走れてんなら、それだけで__」
鳴子「……やな」
今泉「オレたちも胸躍るぜ!!」
そんな今泉の言葉とともに、場面は小野田と真波に戻ります。
今度は真波が小野田を抜かし先行しています。
小野田(真波くん、前へ出た!!)
真波(坂道くん!!)
誰かの声が響きます。
「山岳ラインまで、のこり2km!!」
真波(風……西から吹いてる。ちょうどこの先、木立が低くなって、U字に折り返す!! オレはそこが勝負所だと踏んでる!! 飛ぶよ!! 坂道くん!!)
ゴォっと風が吹き始めています。
そして再び場面が変わります。
『1日目 山岳LINE』というのぼり旗がたてられた、そこは山の頂。
アナウンスが響きます。
『間もなくこの山岳ゲートに姿を見せると思われます。現在先頭は2名。のこり2km地点を通過しています!!』
そんなアナウンスにざわめく人々の声があふれています。
「のこり2kmだってよ」
「もう来るぞ」
「たのしみー」
そして、リザルトライン付近に集まっている人々よりも少し山の斜面を上がったところに、一人佇む男性がいます。
後ろ姿でしか描かれていませんが、少し長めの黒い髪、のばした前髪が風になびく様子は間違いありません!東堂尽八です!
東堂「前にも言ったが。やはり必要だな。“歴史”には“それを目撃する者”が!!」
『◎霊峰・英彦山の降臨したのは…!?』と綴られ、今週はおしまいです。
東堂尽八登場です!!!ヽ(≧▽≦)丿
山神の降臨!!
待ってました!この日を!!
本当に本当に、会いたかったんです、東堂に。
想いが叶って感無量です。
まだ後ろ姿だけですのに、ドキドキが止まらない(≧Д≦)
大学2年の東堂ですよ!?
また1つ年を重ねてかっこよくなっているんだろうなぁ。
前から見たらどんな服装なんでしょう。
やはりどこかに『8』入っているのでしょうか。
ダサくてもそんなところも大好きなので何でもウェルカムです。
東堂様、見たところお一人で立ってますが……巻ちゃんは!?
そこ、ものすご~く気になって仕方ないところ。
巻ちゃんとはどちらかの大学で会えた後、なのでしょうか?
あああーーー気になる~~!!!
巻ちゃんマジどこ??
来週、実は隣にいましたって展開は……まあ、ないと思いますが。あったら歓喜のあまり心臓止まります。
ああぁーー東堂~~!!!本当に嬉しい~(≧Д≦)
私としては巻ちゃんの事も気になって仕方ありませんが。二人は着実に愛を育んでいってると信じてますので。ちょっと話は本編に戻しますね。
山岳リザルトラインに山神東堂が来ていました!
となると……なんだろう、この勝負は真波かなって気持ちになってしまいます。
やっぱり東堂の前で、二年前の彼のように、勝って天を仰いで欲しいなと思うわけです。
わけですが……今週は情報が盛り沢山な回でしたよね!
途中で入った総北のシーン。
今泉と鳴子が和やかに話すその前で、目を見開く鏑木と段竹。
これはもう、彼が来たと考えるべきでしょう!
雉弓射!!
残酷な事実がキターって感じです。
小野田と真波の二人の勝負を邪魔しないで~という強い思いと同時に、このドキドキした感覚。最高に面白いですね!
早く続きが読みたくて仕方ないです。
来週まで待てない~!!
そしてそして、今週は東堂の登場と雉の匂わせというビッグ要素でかすみがちですが。
熊台の藤原正幸、めっちゃ良いやつですね!すごい好きです。
がんばれ、藤原って。言ってあげたいです。
……早く続きが読みたい!!!