今日は木曜日。そして、二週間ぶりの週刊少年チャンピオンの発売日です！！
大好きな弱虫ペダルの続きが気になって気になって。
待ってましたーって感じです♪
なので、さっそくですが以下はその弱虫ペダルのお話をさせてもらいます。
内容と感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
『◎約束の「１日目の山」!! 真波は不敵な笑みを浮かべ…？』という文字が綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
はじめに描かれるのは、カーブを使って飛び出す前の真波です。
真波は高田城の後ろについて走っています。
真波（さってと）
ハンドルを握る手を、開いたり閉じたりする真波。
真波（来るかな？）
前を走る高田城は、小声で真波に声をかけます。
高田城「もうすぐだ。調子はどうだ、真波」
真波「んーとね。あえて言うならね。絶好調♪」
そんな会話を交わした後、真波は山岳リザルトを目指して飛び出しました！
集団の選手達が口々に言います。
「１日目の山岳、ハコガク真波が出る!!」
「マジか、何だあのスピード!!」
「隊列がのびた。右カーブを利用したァ!!」
「一気に加速する!!」
「ホントに登ってんのか!? 天空の羽根王子(ｽｶｲﾌﾟﾘﾝｽ)!!」
「あいつだけ重力ないんじゃないのか!!」
そんな選手達の声を背に、どんどん加速していく真波。
真波「そ、お、れ!!」
離れて行く真波を見る選手達が言います。
「見る間に遠ざかる!! くそ!! 追え!! いけぇ!!」
「いや、追えるヤツなんかいるわけねーだろ!!」
「山王を除いては!!」
『山王を除いては』と言った選手の傍らで、今まさに小野田が飛び出そうとしています。
六代「ハコガク13番出ましたっテ!!」
小野田「全開で加速します!!」
今泉（小野田!!）
段竹「小野田さん!!」
鏑木「小野田さん!!」
ぐるぐるぐるぐると、小野田のケイデンスが上がります。
鳴子は大きく手を振り上げます。
そして、振り上げた手にぎゅっと力を込め、拳を握ります。
鳴子「小野田くん!! めいっぱいいったれ、根性注入!!」
鳴子は拳で小野田の背を押します。
小野田「うん!! ありがとう、鳴子くん!!」
飛び出す小野田。
小野田（いってきます!!）「あああああ」
小野田はぐるぐるぐるとペダルを回し、ハイケイデンスで登ります。
周りで見ていた選手は口々に言います。
「山王出る！!!」
「速い、何だ、あのスピード!!」
「ケイデンス、足見えねぇ!!」
「速えぇ!!」
小野田（皆さん、本当にありがとうございます。送りだしてくれて）
小野田は出る前の事を思い返します。
鏑木「これ、さっき、補給所で受けとった冷たいボトルす!! 今度こそ、言わしてください!! ギャフンと!!」
言いながら冷たいボトルを小野田に渡す鏑木。
段竹「古いのもらいます」
小野田「うん!! ありがとう!!」
今泉「思いきり走ってこい」
小野田「今泉くん……!!」
今泉「うしろのことは気にするな」
今泉は言いながら小野田の背にぎゅっと触れます。
小野田は思い出しながら走ります。
小野田（今泉くん、鳴子くん、段竹くん、鏑木くん、六代くん。皆さんから押してもらった背中＿＿熱いです!!）
そんな小野田を見た沿道の人々は沸きます。
「山王だ」
「総北小野田だ!!」
「今さっき箱根学園が通って…それを追って!?」
「足の回転やば」
「２人とも速っや!!」
「真波を追いかける山王……!?」
「おい、今の２人って!!」
「そうだよ、去年のファイナリスト。そして一昨年のファイナリストでもある!!」
「マジかよ…もう…実現するのか…!! インターハイ初日の１日目の「山岳(やま)」で。あの２人の＿＿因縁の対決が!!」
そんな観客の言葉とともに、真波と、そして小野田が大きく描かれた後、場面は序盤に飛び出して行ったクライマーに真波が追いついたところへと変わっていきます。
先に走っていたのは、ちょんまげの様な個性的なヘアスタイルが特徴の、福岡城西高校、井々塚という選手です。
井々塚（ビビった…急にハコガク来たから……しかも真波!! ビビったけど、加速をやめた…!?）
真波は井々塚の少し後ろで加速をやめ、彼の後方で静かに俯きながら前髪を触っています。
その様子を見た井々塚は言います。
井々塚「ウッハッハ、真波山岳、恐るるに足らず!! 爆速で追いついてきたから警戒してあわてたが、すぐに失速!! それはつまり、頑張りすぎて限界がきたってことだ!!」
井々塚は真波を振り返って言います。
井々塚「１人で来たのは失敗だったな、真波山岳!! ウッハッハ。オレは地元の名門、福岡城西の井々塚頼政!! クライマー!! オレは回るぞ、頭が!! ついたアダ名は“山の将軍”!!」
井々塚は語りますが、真波は目を瞑って黙っています。
井々塚「この山はオレのホーム。つまり『城』!! 真波、今日オレはおまえの“順位(ｸﾋﾞ)”を獲る!!」
真波「ごめん、静かにしてくれる？」
一瞬言葉を止めた井々塚に真波は続けます。
真波「聞いてるんだ。声援と、木々のゆれる音と、セミの鳴き声」
真波の言葉をあらわすように、サワサワと揺れる木々、シクシクと鳴くセミ。そんな中で手を挙げて応援する人々が描かれます。
真波は言葉を続けます。
真波「それに混じって聞こえる、車輪の音を」
井々塚「ウッハッハ、車輪!? 車輪の音だ!? 聞こえぬ、聞こえぬ、そんなものは!! つまりそれは、更にここに追いついてくるヤツがいるということか!? そんな者＿＿いるわけないだろう。ウッハッハ」
しかし、井々塚の言葉とは裏腹に、次に僅かに描かれるのは、登ってくる選手のヘルメット。
真波「聞こえた」
『◎風が、耳を撫でる。乗ってきたるは夏の熱気と友の気配。』と綴られ今週はおしまいです。
来ましたねー！！
昨年も一昨年もファイナリストの２人。因縁の対決が初日の山で実現って。
応援しに来ている観客も注目していますし！読者な私ももう～ワクワクが止まりません！
この闘いは総合優勝がかかっているわけではありませんから。もちろんチームを背負ってはいますが、今までよりもっと純粋に自分達の勝負を楽しんで欲しいです。
東堂巻ちゃん大好き人間としては、この展開、どうしようもなく二年前と重ねまくってしまって。さらにテンションが上がるところです。
「坂道くん、オレはたった今絶好調になった!!」って言って欲しいくらいですから。笑
全く関係ないのに、井々塚頼政を見た時、館林元就も思い出しましたし！
長野アルプスの山守、鉄壁の館、館林元就。彼は一瞬で抜かれる可哀そうなキャラの中で、私が過去一番に記憶に残っている存在です。
今回の福岡城西の井々塚、山将軍言うだけあって、髪型も変わっていて面白いですが。フルネームを２回名乗ってガッツポーズした館林元就は越えられないなと、勝手に思っています。笑
ちょっと話が逸れましたが、真波を追って出た小野田。それを送り出す総北メンバーとのやりとり、見ていて私も熱い気持ちになりました。
小野田を行かせてあげようとするメンバーの気持ち、良いなぁって。
あと、腐女子的には、今泉の小野田の背への触れ方に、思わずズルい！と言いたくなりました。
描かれている絵だけ見れば、だた背中に手を添えた感じなんです。でも、そこに書かれている効果音が『ぎゅ』って。
小野田の小さな背中というか細い腰というか、それに対する今泉の大きな手！描写に思わずニヤリです(*´▽｀*)
って、またもマニアックな方向に話が進んでいて申し訳ないです。
来週からいよいよ本格的に真波と小野田のバトルスタートですね！
今週は一瞬で読み終わってしまった感覚ですので、もっと続き読みたい～って思ってしまいます。
東堂は見に来ているのか？雉はいつくるのか？
二人の勝負に加えて気になる要素も盛りだくさんですし、本当に楽しみです！