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弱虫ペダルRIDE.785『坂道のオーダー!!』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今日は8月8日木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日です♪
弱虫ペダルの続きが読みたくて。待ってましたー!
というわけで、早速ですが以下は今週の弱虫ペダルのお話に入りたいと思います。
内容と感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください。

 

 

 

今週の弱虫ペダルはカラーページでスタート。
『◎1年目、2年目を経て…!!』という文字とともに、走っている小野田の心情が綴られます。

ボクは今年から

オーダーを
もらう側
から

オーダーを
出す側に
なった!!

 

ここで見開き2ページを使ったカラーのイラストが入ります。
『小野田坂道 3年目のインターハイ、巻島と同じ ゼッケン3を背負い、主将として 総北 3連覇の歴史を刻め!!』という文字とともに描かれるのは、道の上に立つ歴代の主将。金城、手嶋そして小野田です。

 

カラー後の本編は、過去に小野田が金城と手嶋にオーダーを出された時の様子を振り返るところから始まります。

金城「オーダーを発表する。山に入ったら前に出ろ。先陣を切って箱根の登りを駆け上がれ!!」

手嶋「オーダーだ。おまえは2日目の山を獲れ!!」「苦しい時に必要なのは、たった一点でいい。達成目標なんだ!! “オレたちはおまえを山まで運ぶ”!!」

そんな手嶋に、小野田は『全力で温存します!!』と答えていました。

過去の事を振り返りながら、小野田は思います。

考えて__

先のこと

今のこと

チームのことを考えて

最良の選択を
しなくちゃならない!!

小野田(落ち着いて、自分…!! 落ち着いて!!!)

小野田はふー、ふーと深呼吸して気持ちを落ち着けます。

小野田(周りを見て。見極めないとならない!!)

小野田の視線には、チームメイト同士で何か合図をしあう他校の選手達が映ります。

小野田(山の入口が近づく。集団の空気が変わる!!)

小野田も注意深く見ているその中で、一人の選手が飛び出しました。

選手達の声が飛び交います。
「1名とびだした!!」
「均衡がやぶれる!!」
「それに数名がつづく!!」

鳴子「来たで。小野田くん、準備はええか」

小野田「うん!!」

鳴子「動き出したクライマーたちが!! 山に入るで!! ここから、国道500号線!! 福岡のかつての修験霊場、英彦山に向かって登る1日目の山岳賞や!!」

コースの風景が描かれつつ、選手達の声が綴られます。
「石造りの巨大な英彦山神社、一の鳥居をすぎたら__本格的な登りが始まるぞ!!」
「ここで九州の雄、熊本台一のクライマー、藤原が動く!!」
「熊台出るぞ、追え!!」

飛び出した熊台の藤原は言います。

藤原「オレが肥後の新世代もっこす!!」

動き始めたクライマーもいる中、まだ集団内に全員で留まっている総北。

六代「あわっ、一気に慌しくなってきたっテ~~~!! 熊台さんを追って次々と、また次々と出ていきます!!」

今泉「落ちつけ六代。今は集団の先頭にとどまっていればそれでいい。問題は__」

今泉は六代の肩に自身の手をおき、なだめます。
しかし、六代はそんな今泉の様子に声をあげます。

六代「あわ~~おちついてる~~!!」

小野田(問題は__)

鳴子(メインどころが、いつ動くかや!!)

小野田と鳴子が警戒して視線を向けるその先にいるのはもちろん箱根学園、真波山岳です。

真波に対しては、他校も最大の注意をはらっています。

真波が少し腰を上げるだけで周りは反応します。

「ハ……箱根学園(ハコガク)に動き!?」
「真波が出る!?」
「立ったァ」

他校の選手もざわめきますが、鳴子も、小野田の背を押す手を、あげかけます。

しかし真波は、そのままドスっとサドルに腰を下ろし、ドリンクを飲みます。

ごくごくとドリンクを飲む真波を見て他校の選手は息を飲みます。
「……」
「まだ……か!!」
「ボ、ボトルに手をのばしただけだった」
「ビビらせやがって…」
「登りには入ってるけど、ハコガク的にはまだしかけどころじゃないっていうことか」

鳴子は『チッ』と言いながら、上げかけた手をハンドルへ戻します。

今泉(まだか……。相手が小野田だからか。おそらくギリギリの闘いになる__そう考えて、最も効率のいい場所でしかけるつもりか)

真波は意図したのかしていないのか、フェイントをかけたようになった事で、他校の選手達も尚更ざわつき、真波の出方について話しています。
「もしかして山王が出るのを待ってるのか」
「逆に…か」
「『山王』が動いてから出るつもりか、真波は」
「山王待ちだ」
「そういうことか」

周囲の声も聞きながら、小野田は考えます。

小野田(ボクを待って__?)

真波を見る小野田。
真波は自分を引く高田城と笑顔で話しています。

それを見ていてはっとする小野田。

小野田(___いや!!)「ちがう!!」(先のこと、今のこと、チームのことを、考えて)

小野田はバッっと後ろを振り返ります。
そんな小野田に、小野田の後ろを走っている今泉も驚き、今泉の後ろを走っている六代は声をあげます。

六代「テ!!」

小野田(最良の決断をしなくちゃならない)

小野田は声をあげます。

小野田「皆さん!! オーダーです!!」

今泉(『オーダー』!!)

六代(『オーダー』!!)

段竹もはっとした表情を浮かべます。

鏑木(小野田さん!!)

鳴子(小野田くん!!)

小野田「あと200mしたら真波くんが出ます。ボクは追いますので後はよろしくお願いします!!」

小野田は続けます。

小野田「段竹くん!!」

段竹「はい!!」

小野田「前に出てチームの皆さんを引いて無事に山をクリアしてください」

段竹(『オーダー』!!)

段竹は力強くこたえます。

段竹「はい!!」

小野田「今泉と鳴子くんはここからゴールに備えて温存してください」

鳴子「ああ。…けどやな」

小野田「六代くんは__」

六代「テ!!」

小野田が六代へのオーダーを告げようとする声を遮って今泉が尋ねます。

今泉「まて、小野田。なぜ__真波があと200mで出るのが分かる!!」

今泉の疑問はチーム皆が感じていたようで、それぞれの困惑気味だったり驚いたりしている表情が描かれます。
鏑木だけは『テレパシー!?』と考えています。

小野田「待ってるんです」

小野田は続けます。

小野田「おそらく!!『たぶん』です!! この山の最初の方はつづら折りがつづきます。そして真波くんの隊列はガードレールギリギリの右端を選択しています。山での集団は、つづら折りを曲がる時、隊列が一時的に縦にのびます。左コーナーなら左側の、右コーナーなら右側の選手を先頭に曲がっていきます」

小野田の説明を六代は口を開けたまま聞いています。
そんな六代を鏑木が少し疑問を抱くような目で見ています。

そんな中、小野田は続けます。

小野田「コースマップによれば、この先のコーナーで斜度が少し上がります。予想でしかないですが、ボクが真波くんなら、“そこ”だと思います。だから待ってるんです。飛び出すのに最も有利な、次の右カーブが来るのを!!」

小野田の言葉に、チーム全員の緊張感が一気に高まります。

今泉(真波が)

鳴子(出る!?)

今泉(次の右カーブで!!)

小野田はハンドルを握る手に力を込めます。

総北メンバー全員が緊張感を持って見つめる中、右端ギリギリを走っている箱根学園の隊列が、その右側コーナーへと入っていきます。

真波がギアを上げるその瞬間を、小野田は見ます!

飛び出す真波。
一瞬でチームのはるか前方へと上がります。

集団の選手達が口々に言います。
「うあっ、真波出た!!」
「ここで!?」
「ええ!?」
「縦にのびた列の先頭から!!」
「一瞬で詰められないほどの差がひらく!!」

今泉(本当に出た!!)

誰かの声が響きます。
「ハコガク真波が踏む」

小野田「全開で加速します!!」

鳴子「いったれ小野田くん!!」

『◎ついに動いた真波!!』と綴られ、今週はおしまいです。

 

 

 

出るタイミング、ドキドキでしたー(>。<)
読んでいて、キャラ達の緊迫感が伝わってくるようで面白かったです。
小野田くん、成長しましたねー!!
冒頭に出てくる歴代の主将、特に金城さんなどは、見た目もザ3年生!って感じ(どうかすると社会人。笑)なのに対し、小野田はずっと幼い雰囲気のキャラですが。
そんな小野田がバシッとオーダーを出す姿、素敵でした。
しかも真波の出るタイミング、小野田にしか読めなかったわけですから。すごいですね!本当に『山王』だなぁと思います。
真波、一瞬で飛び出して、かなり前方へ行ってしまった感じではありますが。小野田なら普通に追いつけるでしょう!
というわけで、小野田vs真波はこのまま無事に実現しそうで良かったです。
雉も来るのだろうとは思いますが、しばらくは二人のバトルになりそうなので楽しみでなりません(≧▽≦)
早く続き、読みたいです!

そしてそして、今週注目すべきは会話に入っていた重要な情報。
小野田の言葉から、初日のゴールは今泉と鳴子が出るのが分かりました!
やはり鳴子が引いての今泉でしょうか(逆の可能性もなくはないですが)。
京伏からは御堂筋、群馬の雉、箱学は謎の6人目も気になりますが、ゴールは悠人ですかね?
4人でのゴール争い、見物です♪
まだ山岳が始まったところですのに、ついゴールの事にも考えが及んでしまいます。
それから、気になったのは、途中で話がそれてしまって語られなかった六代へのオーダー。
小野田、何か言おうとはしていましたよね。
何て言うつもりだったのかがとても気になっています。
あと、ほっとしたのは鏑木!
先週出てきていなかったので、ちゃんとついて来ているのか少し心配でしたが。ちゃんと走ってて良かったです。
さすがに今年は誰もチームからはぐれることなく、山を越えて初日ゴールとなるのでしょうか。
まだまだ先は長いので心配もありますが、先ずは小野田と真波の山岳勝負、楽しみたいです。

ちなみに……今日は8月8日!私の最推しキャラ、東堂の誕生日です♪
しかも物語はちょうど山に入ってきたし、東堂、出てきてくれないかと、実はものすごく期待していました。
結局姿は見れず、そこは残念でしたが、今週の弱虫ペダルも面白かったです。
次回はチャンピオンがお休みなので、2週間後ですね……待つのつらい!
漫画やアニメで過去の復習でもしながら待とうかなと思います。

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