先週末に体調を崩してから、今週は不調が続いていたので。
気がついたらもう木曜日という感覚でした(>_<)
やっぱりまだ本調子じゃないかも……なんて思っていましたら……
今日は週刊少年チャンピオンの発売日なわけで。弱虫ペダルを読んだらテンション上がりました~!
弱ペダから元気をもらえる気がします。
というわけで、以下、今週の弱虫ペダルのお話に入らせていただきます。
内容や感想になりますので、本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
『◎スプリントを終えて!?』という文字が綴られ始まる今週の弱虫ペダル。総北は集団の中で走っています。
小野田「川沿いの道を抜けて、見えてきました」
今泉「!」
鳴子「カッカ」
段竹「は!!」
六代「テ」
小野田「1日目の『山岳』が!!」
言葉にした後、小野田はさらに心の中で思います。
小野田(約束の!! 『1日目の山岳賞』が!!)
思いを込めて力強い眼差しの小野田。
それに呼応するように、ここでニヤっと笑う真波が、1コマだけ描かれます。
その後、小野田が思い返す形で、場面は1年前のインターハイ、ラストゴールのその後へと遡ります。
1年前の
インターハイ
3日目
最終日
ゴールの
後で
2人も
ボロボロで
やっとの思いで
自転車の上にいる時に
真波くんに
言われたんだ
最終ゴールが決した後、小野田と真波は、ふらふらになりながら、余力で走る自転車に乗ったまま並んでいました。
真波「けど、最終ステージの最後の勝負は、プレッシャーでかすぎるよね。来年もし2人ともインターハイ出れて、やる機会あったら__」
小野田「……うん」
真波「初日の山岳賞にしよう」
小野田「うん」
真波「去年の東堂さんと巻島さんみたいに」
そんな会話を交わしながら、とうとう二人は自転車のまま倒れ込みます。
『小野田!!』『真波さん!!』という声とともに、それぞれのチームメイトが二人に駆け寄っていきます。
辺りにはたくさんの声が飛び交います。
「真波」
「真波さん!!」
「小野田!!」
「倒れた!!」
「大丈夫受け止めた」
「真波!!」
「ヘルメット外せ」
「小野田ぁ~~!!」
「小野田さん」
「タオルはあるか」
「段竹水だ!!」
そんな声を倒れたままに聞きながら、小野田は思います。
小野田(来年……は、初日の山岳賞__だね…)
水をかけてもらっても朦朧とする意識の中で、それでも小野田の口元に笑みが浮かびます。
小野田(わかった…!!)
ここで場面は現在に戻ります。
集団の中、総北も走っています。
鳴子「川沿いを走るいうことは__」
小野田「!」
鳴子「水は高低差がないと流れへん__登りか下りのどっちかや!! この場合、当然登り!! 一見平坦に見えても、じわじわ登っとる!! あの山に向かって!! マップによれば山の登り口まで5kmちょい!!」
小野田(5km!!)
今泉「去年みたいにはぐれるなよ」
小野田「うん!! ごめん!!」
鳴子「しっかりはりついときや!! ワイがキッチリ山のふもとまで運んだるから!!」
小野田「ありがとう!!」
鳴子、小野田、今泉、六代と並び、総北は走っています。
今泉(“位置取り”__!! 平坦から急な登りに入る場合、“位置取り”ってヤツが必要になる。各チームは自分らのクライマーたちをなるべくいい位置で発射させようと平坦から加速する。いわば“山の発射台”!! 集団の先頭付近で発射されたクライマーと、集団のうしろから走らされたクライマーじゃ、最初の段階で数百mの差がつくことになる。なるべくいい位置で小野田を出してやれ、鳴子!!)
鳴子「おっ、るああああ!!」
鳴子が小野田達を引き連れて、集団内を上がっていきます。
周りの選手たちからは『総北が上がってきた!!』『く!! 総北鳴子、速い!!』という声がもれてきます。
鳴子(おまえの言わんとしとることはわかっとるわ、スカシ!! 連れてったる、ワイが!! 確実に!! そのために、ファーストリザルトは鏑木(カブ)にゆずったんや!! あの冬の日、申し訳なさそうな顔で、言いにくそうに言ってきた、小野田くんの__)
ここで場面は鳴子や今泉が思う、その冬の日へと遡ります。
もうすっかり日も暮れた時間。今泉、鳴子、小野田が帰宅の為、部室を出ようとしているその時の事です。
小野田「あ…あ、あの。ちょ、ちょっと話があるんだけど」
小野田が突然、口を開きます。
鳴子「ああ、ストーブか?消したらええがな。ワイらが最後やし」
今泉「だな。たのむ。うわ、外見ろ雪だぞ」
鳴子「寒いはずや、ホンマかいな」
小野田「じゃなくて!!」
小野田の声に、鳴子も今泉も小野田に視線を向けます。
小野田「け、け、今朝、その…メールが来たんだ」
小野田は両手で持ったスマホの画面を見つめて言います。
今泉「何かの合格通知か?」
鳴子「漢検か」
小野田「3か月前に、ボクが送った…メールの返事が!!」
スマホからばっと視線を上げて言う小野田。
小野田「あの…本当、あの時は、レースの直後だったし、疲れてたし、約束した気にボクはなってるけど、も、もしかして、忘れてるかもしれないって思って」
今泉(3か月?)
鳴子(だいぶ待たされとるがな)
小野田「確認のつもりでメールを送ったんだ。憶えてる?__って。そしたら、今朝届いた」
小野田の話を聞いて、今泉が鳴子に耳打ちします。
今泉「漢検はハズレだな」
鳴子「じゃかぁしい。耳うちして言うことかボケ」
小野田「『もちろん』__って、一言」
今泉「!」
鳴子「!」
小野田「だからあの…今度の夏のインターハイ、初日の山岳賞、ボクが出てもいいかな!!」
今泉も鳴子もはっとした表情になります。
鳴子「そういうことか。カッカッカ!!」
そして場面は現在に戻ります。
鳴子(小野田くんの、あの楽しみがおさえられへんみたいな目__忘れてへんわ!!)
今泉(忘れられねーんだよ!!)
今泉「小野田!!」
鳴子「小野田くん!!」
選手たちが走り抜けていく道のわきでは、応援する人々が声をあげます。
「山の入り口まで残り2km!!」
「がんばれーー!!」
「すごい速度が上がってない!? チームがそれぞれ一列になってる!!」
「ああ、そうさ!! クライマーのための“位置取り”ってのを各チームやってるのさ」
「“位置取り”!?」
「そしてよく見ろ。今、隊列のだいたい2番手にいる選手が、山岳で勝負する選手だ!!」
そんな観客の声と共に描かれるのは箱学の隊列。
先頭に高田城、その後ろに真波が走っています。
その箱学の様子を見た他のチームの選手が口々に言います。
「おい、うそだろ。ハコガクは真波が出るのか、1日目から!?」
「真波が2番手にいるぞ」
「『ラスボス』じゃねーのかよ!! オレの赤ゼッケンの夢はすでに山に入る前についえたーー!!」
「おい、あっち見ろよ。そんだけじゃねぇ!!」
「え」
「総北は…『山王』を鳴子が引いてる!!」
「ギャーーオワった!! 完全に!! オレの山岳賞!!」
山岳賞を狙っていたらしき選手の悲痛な叫びとともに描かれるのは鳴子に引いてもらう小野田。
小野田はバッと力強い視線を横に向けます。
小野田の視線の先には、自分の山岳賞が終わったと嘆いていた選手たちと、そのさらに向こうに、真波が走っています。
小野田(真波くん!!)
真波も視線を返します。
真波(坂道くん!! 約束の、勝負の時だ!!)
誰かの『山の入り口までもうすぐだ!!』という声とともに、『◎真波と坂道、待望の対決が目前に!! 次号、巻頭カラー大増25P!!』と綴られ、今週はおしまいです。
来ましたヽ(≧▽≦)丿
小野田と真波ですよ!!やったー!!
ワクワクが止まりませんー!
何なんでしょうね、この胸アツ展開は!
オワったオレの山岳賞!って、周りの選手達の発言も面白かったですし。
小野田も真波も、二人とも1年前のインハイでの約束をしっかり覚えていて。
返信までに3カ月かかっているものの、メールのやりとりしてて。
すごく良いじゃないですかー!こうゆうの待ってました!
東堂と巻ちゃんを継ぐ二人が、同じく三年のインハイで初日の山を競う。素敵過ぎる~!!
これはまさに私が待ち望んでいた展開です!
いつもチームの総合優勝という重責を担っている二人。
今回こそは、もちろんそれぞれのチームの代表としてではありますが、個人的な闘いを思いっきり楽しんで欲しいです。
そうゆう状態での小野田と真波の闘いはどんな風になるのか、すごく楽しみでなりません。
そしてそして!ついでに是非ともその二人の闘いを見に来た東堂と巻ちゃんも描いて欲しい!(見に来ていると信じています!)
コレ私にとってめちゃくちゃ重要です!
東堂巻ちゃん、今年は一緒に来ていて欲しいなぁ。もう~考え出すと、腐女子的な方のドキドキ感も相まってヤバいです。
二人の勝負の為に、小野田を山で確実に出してあげようとする鳴子の姿にも感動ですし。
こうなったら最後まで、この約束の闘いを二人だけのものにして欲しいと思ってしまいます。…しまいますが!ですが!!
来ますよね?雉!
雉はかっこいいし、出てくると面白いのですが。今回だけはちょっとお邪魔かも~!なんて思ってしまう私をお許しください。
ごめんね、雉。って感じです。
山岳賞、最後はきっと小野田と真波に雉も加えて、三つ巴になると思いますので。
序盤だけでも、小野田と真波の二人の勝負、二人の会話をたくさん見せて欲しいです(ついでに東堂巻ちゃんも是非!)。
来週以降の展開、楽しみでなりません~♪
早く続きが読みたいです!