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弱虫ペダルRIDE.783『進む隊列』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今週も木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日がやってきました♪
毎日暑いですが、私の大好きな弱虫ペダルの展開も熱い!
というわけで。さっそくですが、その弱虫ペダルのお話に入らせていただきます。
以下は今週の内容と感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。

 

 

 

『◎この男が今一度問い直す…!!』と綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
初めに描かれるのは京都伏見、御堂筋です。

御堂筋「『友達』…『互いに心を許し合って対等に関わってる人』ォ……『一緒に遊んだりしゃべったりする人』ォ……」

御堂筋の言葉に、京都伏見のメンバーは彼の方に視線を向けます。

御堂筋「船津クゥン」

船津「え!? オ…オレか、何や」

御堂筋「キミは木利屋クゥンとは友達?」

木利屋「!?」

船津「そ、そやな。同じ3年やし、もちろんや。去年と今年と、一緒にがんばってインターハイに出て…な?」

木利屋「おう」

御堂筋「ボクとは?」

船津「え!?」

御堂筋「ボクとは?」

大きく見開いた目を明後日の方向に向け質問してくる御堂筋。
船津も木利屋もその問いに硬直します。

御堂筋「トゥモダチィ!?」

眼球をギョロっと動かし船津を見る御堂筋。

船津「ぅ、いや」(たしかに、こいつも3年やし、インターハイにって、がんばって一緒に練習した)「え…と、やな」(どっち?どっちや、この質問。けど、こいつ自転車以外のこと何もしゃべらんし)

船津の心臓はドクンドクンと音を立てます。

木利屋(出た、御堂筋の“禅問答”!! よかった、今回は船津がターゲットや)

船津(どっちが正解や!! あーーくそ、突然オレに振るなよ、御堂筋!!)

木利屋(すまん船津。がんばれ!! 船津!!)

船津「もちろんや!! ともに3年間走ってきた仲やないか!! 最高の友達や思うとる!!」(これでどうや!!)

御堂筋は一瞬の間を置き、言います。

御堂筋「トモ…ダチィ…。キミィ…とボクゥが?」

御堂筋はすぅと腕をあげます。

船津「!?」

ぼすっと船津の肩に手を置く御堂筋。

船津(キタか!? よし!! 正解!?)

御堂筋「何勘違いしとるの?キミィとボクゥは決して対等ではないよ?努力の量も執念も、心構えも準備も想像力ゥもォ!!」

船津「うひわひいいいい!!」

御堂筋の圧に思わず声をあげる船津。

御堂筋「考えてわからないの?」

船津「やっ」

御堂筋「少しでも対等や思う瞬間があったの!?」

船津「たしかに」(くそ、そっちか!!)

御堂筋「善を求めてキミィ……無になっとるよ?プク」

船津(何やそれ!? 今度は、あーくそ、わけわからんこと振るな!! 今回は両親も見に来とるんやぞ、わざわざ)

小鞠「御堂筋さん、そんなことより、コースが変わります。海沿いの平坦を西に折れて、丘に入りますよ。京都峠。登り3.5km 勾配4% 標高250m程度の丘です」

御堂筋「計算通り…!! 順調や…!! 進むよォ、このまま…次のフェイズに向かってぇ!!」

御堂筋の言葉に、チームメイトは『はい!!』『おう!!』と声をあげます。

 

そんな京都伏見の少し前を走っていたのは、選抜チーム、杉元でした。

杉元(京都伏見がかたまって上がってくる。前半動いてなかった京伏は足が残っている。この短い登りでも、自然と集団位置を上げていく!!)

杉元が考えているまさにその時、杉元の隣りを御堂筋が通過して行きます。

杉元(上げていく!!)

御堂筋を真横から見上げる杉元。

杉元(間近で見るとすごいな。これが御堂筋。他のヤツらとは体の厚みがまるで違う。手足も長い!! 全く勝てる気がしないほどのオーラ!! 冷や汗と一緒に、なぜか少し笑ってしまうよ、なぜか!!)

ビリビリと御堂筋の圧を感じながら、杉元は思います。

杉元(すごいな、小野田や今泉__鳴子は、去年一昨年、こんなのと闘ったのか!!)

京都伏見チームが選抜チームより前へと去っていったところで、杉元は『杉元さん』『杉元さん』と自分を呼ぶ声に気づきます。

杉元「おお、ごめん。大丈夫かい?少し考えごとをしてたよ、少しね」(そうだ、ボクは『選抜チーム』!! 彼らをまとめる役なんだ。もっと集中しなければ!!)

杉元が思っていると、声をかけきた岩谷と新木が揃って前方を指さしています。

杉元(え)

新木「前にいってたスプリンターの2人が」
岩谷「戻ってきましたよ!!」

内川「ただいま……戻りました!!」

ファーストリザルト争いに参戦した古林と内川の2人に、選抜チームが合流します。

古林「杉元さん!!」

杉元「おお!! 古林!! 内川!!」

内川「先頭までは何とか追いつきました」

杉元「そーかい!?」

古林「のこり3kmはまーーそれは速ぐて!!」

杉元「そーかい!!」

杉元は嬉しそうに話を聞きながら、二人の肩に触れます。

内川「広島のメガネの方にいろいろ声かけてもらって」

杉元「そーかい」(すごい汗だ。ジャージもボロボロじゃないか。がんばったんだね。よかった…!!)

内川「オレは最後までもだなかったんですが、古林さんはもがいて」

古林「前に4人いたんで5位争いのスプリントで一応めいっぱい踏んで、9位でしだ」

杉元「トップ10じゃないか。すごい、すごいよ」

古林「うぁちゃーー杉元さんにほめられるとうれじいです」

古林は満面の笑みを浮かべます。

杉元(いやぁ、それはこっちもだよ…。何だか誇らしい気持ちになってくるね)

岩谷「9位はがばいすごかですね」

古林「いやーー内川が引いてくれたんだ」

新木「先頭すごかったか?」

内川「そりゃあもう!!」

岩谷「オレも山岳ライントップ10目指そうかな」

新木「マジですか、がんばってください」

杉元(ボクらは即席のチームで、実力的にはまだまだだけど、お互いを思う気持ちと、この明るさがあれば、もっと遠くまでいけるかもしれないね!!)

古林「全部杉元さんのおがげです」

杉元「い、いや、ボクは銅橋に頼んだだけだよ」

内川「銅橋さんにもホントお世話になりました!!」

杉元「そうだね、あとで彼に会ったら、ボクの方からも銅橋にお礼を言っておくよ」

 

 

杉元の言葉を最後に、場面はその銅橋へと移っていきます。
箱学のチームメイトと合流し、走っている銅橋。

銅橋「くそが!! すまねぇ、オレのせいだ!!」

苦しそうに声をあげ、伏せる銅橋。
高田城はそんな銅橋の背に触れ言います。

高田城「あれほどの相手だ。オレが出ていたらもっと下の順位だった。それほどロードレースの有言実行は厳しいということだよ」

高田城は険しい眼差しになり、続けます。

高田城「言った通り、ヤツは要注意だったな」

銅橋「……!!」

 

銅橋の悔し気な表情が描かれた後、レースの様子が、風景を交えて言葉で綴られます。

 

レースは
低い峠をこえ
トンネルを抜けて
一列になって
山肌を下る

 

雉「うはーーーこれ“3秒”どころじゃないねーー!!」

壱藤「雉さーーん♡ フォウ!!」

 

セメントの原料
となる石灰石の
採石場を
横に見ながら

北九州の発展を
支えた石炭の
採掘工場を抜け

隊列は北九州内陸部の
川沿いを南下していた

 

 

鏑木「はーーーーー」

鏑木が深いため息をついています。

段竹「!? おい一差、いつまで…」

鳴子「いつまで落ちこんどんねん!!」

段竹の言う前に、伏せ気味の鏑木の背にバシッと手を置き鳴子が言います。

鏑木「鳴子さん」

鳴子「辛気臭いため息はそんぐらいにしとけ。悔しさバネにして踏むしかないやろ!!」

鏑木「鳴子さんはスプリントで負けたヤツの気持ちなんかわからないでしょ!!」

鳴子「はーー!?」

ピキッと怒りがこみ上げる鳴子。

鳴子「ワイは成長したワイは成長した成長した……したはずや」

怒りでブルブルしている鳴子に『呪文をとなえて怒りをおさえる鳴子』という解説が添えられています。
隣りを走る今泉と小野田には『気の毒すぎて言葉のない2人』とあります。

鏑木「どうしたんですか、ふるえて。おしっこですか?」

鳴子の肩にぽんと手を置き言う鏑木。

鳴子「コロしたい……!!」

鳴子「スカシ、コロシの許可くれ!!」

今泉「オレにそんなライセンスはない」

小野田「あ!! 見えてきました!! 山です!! 1日目__このインターハイ一番最初の山岳が!!」

『◎勝負は次なる舞台(ステージ)へ!!』という文字とともに、小野田と、そして鋭い眼差しの真波が絵描かれ、今週はおしまいです。

 

 

 

今週は情報が盛り沢山でしたね!!
盛り沢山過ぎるので、感想も話の順番通りに書かせてもらいます。
先ず御堂筋!友達の問答、雉の話から出てきた話題でしたが、見てて思い出すのは雉の事よりも、小野田の事でした。
小野田くんがこの3年目のインハイで再び表彰台に上がれたら叶えたい夢、アニ研の復活。
きっとこそには御堂筋も呼ばれると思いますので。御堂筋、そこで友達を認識できるのかなって。
そんな先の先のお話を考えてしまった次第です。
それから、今回京都伏見チームの全体像がちらっと描かれていたのですが。
1年の八丁堀が思っていた以上に大きくてびっくりしました。
船津、木利屋、小鞠が前方、八丁堀、御堂筋が後方にいたのですが、御堂筋が他の人の2倍くらいのサイズ感で。その御堂筋より少しだけ高さ的には低いのですが、横幅は御堂筋よりあって。かなりの威圧感です。
初日のゴール、アシストで出たりするのでしょうか?
彼がどんな走りをするのか、気になります。
それから、今年の京都伏見って、私はぱっと5人しか思い出せないのですが、6人目って出ていましたっけ?忘れてしまってお恥ずかしいです。
例年通りいけば、京都伏見のメンバーは、名前を忘れてしまいそうなモブっぽいキャラなのかもですが。今回の描かれ方ですと、御堂筋のちょい後ろにわりと大きく出ていたので(シルエットですか)、どんなキャラか気になりました。
そして京伏の次に出てきてくれた杉元のお話!
渡辺先生ありがとうございます!って感じです。
杉元、出てくる度に更に好きになってしまいます。
選抜チームを明るいムードで上手く束ねて盛り上げて、杉元って本当にまとめ役にぴったりですね。
リザルト争い、そりゃあもうトップ争いの方がすごいに決まっていますけど。インハイのファーストリザルトでトップ10入りすることだって、全体的に見たらすごい事なんだなぁって。
選抜チームの会話を聞いていると優しい気持ちになれます。
杉元が、『もっと遠くまでいけるかもしれないね』って思っているシーンがありましたが。
その言葉に、私もすごく希望を抱いてしまいました。
これからきっと活躍する、レースの重要な場面で絡んでくるだろうと思っています!
それから、選抜チーム絡みで少し気になったのは、『広島のメガネの方にいろいろ声かけてもらって』の部分です。
広島のメガネって東村ですねよ!?
今年の広島、どんな闘い方をするのか、楽しみにしているので。会話の中に出てきただけでちょっとソワソワしてしまいました。
それから、会話で分かったと言えば、次に出てきた箱学のお話。
箱学、作戦では高田城がファーストリザルト獲りにいくことになっていたようですね。
けれど鏑木が出て、銅橋が出てくれて。熱い闘いが見れて良かったです。
そしてそして、今週の最後のコマは小野田と真波でした!!
1日目の山岳リザルトは総北が小野田、箱学が真波って事でしょうか!?
しかも雉は途中に出てきた下りのシーンで、わざわざ『3秒どころじゃない』って発言したましたら。
脚は回復して山岳リザルトにも出てくるということでしょう!
小野田、真波、雉。峰ヶ山で走った3人が再び揃う事になりそうで、すごく楽しみです!!

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