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弱虫ペダルRIDE.778『箱根学園(ハコガク)のスプリンター』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

私事ですが、最近またよく『ベストライバル』(東堂巻ちゃんのキャラソン)を聴いています。
家族には“ねちっこい”だの“暑苦しい”だの言われるこの曲ですが。まさにそのねちっこさと暑苦しさが良いんですよ!
夏だ!東巻だ!って感じでテンション爆上がりです。
おまけに今日は木曜日。週刊少年チャンピオン発売日ですから。
キャラソン聴きつつ、今週の弱虫ペダルのお話を書かせていただきます♪
以下は内容と感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。

 

 

 

『◎感情爆発寸前…!!』と綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
鏑木にお互いが更に上の必殺技を出し、雉を追い上げる事を提案された銅橋が描かれ、始まります。

銅橋(泉田さん!! 使うぜオレは。『猛牛(ウラカン)』を!!)

銅橋がガシッィと自身のジャージの胸ぐら、ジッパーの辺りを掴みます。
掴んだその手に、ギリギリっと力がこめられ始めた。
そんなところで場面は変わります。

 

 

今年5月
茨城県 西つくば市
標高877m 東の霊峰
筑波山のふもとにある
総合大学
筑士波大学

同構内
第二寮棟前

泉田「つまり銅橋、キミは、ボクと本気のスプリント勝負をしたい__ということだね」

筑士波大学に入った泉田を、銅橋が訪ねていました。

銅橋「はい。お願いします。こういう言い方はアレかもしんねーけど、箱根学園__うちの部には、オレの相手になるヤツがいねぇ!!」

泉田「………」「いいだろう。ならば引き受けようじゃないか、快く!! 筑士波大学自転車競技部、この泉田塔一郎が!!」

そう告げる泉田は『筑士波大学 理工学部 1年 元 箱根学園 キャプテン』という文字と『元 箱根学園 エーススプリンター』という文字が添えられ描かれています。

 

場面は変わり、二人は大学の外を走っています。

銅橋「大学の周りは町だったけど、一本外でりゃあ、めちゃくちゃ走りやすいな、泉田さん」

泉田「平地も山もある。自転車にはよき環境だよ。茨城は遠かったかい?」

銅橋「神奈川からだと東京またいでだから……ああ、正直電車何回乗り継いだかで……!!」

泉田「真波は元気にやっているか?」

銅橋「ああ、あいつは飄々としてますけど、時にはマジメなことも言ってる!!…かな?」

泉田「真波らしいな」

銅橋(く__!! くそ……楽しい!! 何なんだ!! ただ自転車乗って会話してるだけなのに。懐かしいぜ、この感覚!!)

銅橋は思わず喜びを噛み締めるような表情を浮かべます。

銅橋(オレが2年で泉田さんが3年の時は、毎日こうして練習してた。泉田さんからしかける時もあれば、オレからしかける時もあって。お互い限界を出し合ってた)

銅橋は自身が2年の頃を思い出し口元が緩みます。

銅橋「て!!」(目細めてる場合じゃねぇ!! オレは強くなるために来てんだ!!)「すまねぇ泉田さん!! 一瞬オレ気がゆるんでたぜ!!」

銅橋は言いながら顔をばしばしと叩きます。

泉田「……」「ゆるむのもいい。それも大切なことだ」

銅橋「!」

泉田「走る道は存分にある!! さぁ、どちらがいいか選ぶといい。今日のメニューを!! ゆったりと茨城の道を100km走り、最後にスプリントするのんびりコースと。セクションごとに千切り合い、出し尽くした中でのスプリントを最後に行うハードコースと!!」

泉田は言いながらばっと右手を上にあげます。
その様子にザワッとする銅橋。

銅橋「当然、ハードで!!!」

銅橋の言葉に、泉田は先ほど上げた手をそのままジャージに伸ばし、ジッパーをジィィィと上に引き上げながら言います。

泉田「キミならば、そうくると思ってたよ!! アブREADY(レディ)? GO(ゴー)!!!」

飛び出す二人。

泉田「アブアブアブアブ!!」

銅橋「ブオオオラ!!」

二人は全開で走ります。
時には銅橋が前に出て、時には並んで、時には泉田が前を走る。そんな凌ぎあう二人が描かれます。

銅橋「ブハァ!!」

銅橋が前に出ました。

泉田「銅橋!! 確かに強くなっているね、キミは!! 去年までのキミなら、さっきみたいな短い登りで前に出ることは出来なかった!!」

銅橋「そら泉田さんの方だろ、パワーアップしてる!! 今のはマジで千切れるかと思ったぜ!! けど、オレが欲しかったのはコレだ。ギリギリの状況で鎬削り合える相手だ!! そん中で強くなるんだ。次のステージいけんだ!!」

ハァハァと荒い息で、銅橋は言います。

泉田「アブ銅橋!! 高まれ!! その肉体と共に!!」

銅橋「くれ……もっとくれ泉田さん!!」

銅橋の言葉に泉田の大胸筋がビクンと反応します。

泉田「いいだろう。その言葉を後悔したくなるほどのスプリントを見せてやろう!!」「アブッハ!! 来い!! 正清!!」

銅橋「ブオオオラ!! 泉田さぁぁん!!」

 

ここで場面は一変、筑波の緑豊かな風景が描かれます。

泉田「楽しい一日だったよ」

手にペットボトルを持って立っている泉田。
その横には地面に腰をおろしてペットボトルを持っている銅橋が描かれています。

銅橋「ありがとうございます。いや、オレはもうボロボロだよ泉田さん」

銅橋は続けます。

銅橋「結局最後のスプリントは負けちまった」

泉田「上出来だよ。ボクをあそこまで追い込んだのだから!!」

泉田は尋ねます。

泉田「見えたかい、次のステップは」

銅橋「ああ…ええ、ちょっとずつだけど…。けどもうちょっとなんだ。何か掴めるようで掴めねぇ」

泉田「キミは真面目だからね」

銅橋「!」

泉田「そして努力家だ」

銅橋「!!」

泉田「知っているかい。正しさには2つあることを」

銅橋「え」

泉田「社会的な正しさと、自分にとっての正しさだ」

銅橋はハッとしたような表情で泉田を見つめます

泉田「ルールや規範、大勢が暮らすうえで他者を含めた中での守るべきもの、それが社会的正しさ。もう一方は、心の中の、ゆずれない感情だ」

銅橋は目をみひらき、耳を傾けます。

泉田「この2つは実はどちらも正しい。けれど、時にこの2つは相反する」

銅橋(感情……!! 『感情は力』…泉田さんが前に言ってた)

泉田「誤った事象につい手が出てしまう。反射的にののしってしまう。けれどおさえるべきは『行動』であって、感情そのものではない。気に入らなければ怒ればいい」

銅橋「!?」「いやけど泉田さん、オレはかつてやみくもに怒って…」

そんな銅橋の言葉を遮るように泉田が続けます。

泉田「嬉しい時は、素直に笑えばいい」

銅橋は先程、泉田と走り始めた時、楽しくてつい顔が綻んだ自分を思い出します。
自身の顔を『一瞬ゆるんじまった!!』と言いながらばしばし叩いていました。

銅橋(____!!)

泉田「否定をする必要はないんだよ」

泉田の大胸筋達が、ビクンビクンと動きます。

泉田「湧き上がった紛れもない『想い』を!! 目を細めて懐かしめばいい。キミが研鑽を積み、自ら探求し、苦しむ中で、出てきた想い。それのどこに、間違いがあろうか。寄り道こそしたが、君の重ねた努力にウソはない!!」

大胸筋も泉田の言葉を肯定するようにビクンと動きます。

泉田「もっと放て。導け、心の道を。磨け、己の正しさを!!」

銅橋(オレの…『正しさ』…!!)

泉田「今日、共に走ってわかった。キミはもう次のステージに十分に上がっているよ。キミは、もっと強くなる!!」

そんな泉田の言葉とともに、場面はインターハイ、ファーストリザルトを競っているシーンへと戻っていきます。

 

銅橋「ブオオオ、蹴破れ!!『猛牛(ウラカン)』!!」

銅橋がジッパーをぶち壊しました!

『◎正しく清く、己の全てを解放せよ!!』と綴られ、今週はおしまいです。

 

 

 

今週は全てが銅橋と泉田のストーリーでしたね!
ファーストリザルトの行方も気になりますが、個人的にはこうゆう話も大好きなので。泉田と銅橋の話をたっぷり丁寧に描いてくれたの嬉しいです。
本当は筑士波大学の風景の中に東堂はいないか探してしまいましたし、二人の会話の中に他のメンバー(黒田や葦木場)の話は出ないかソワソワもしていましたが。
まあ、それは出てきたら夢のようにラッキーって感じなので。今週のお話も良かったです。
泉田、筑士波大のジャージを纏った瞬間から私的にかっこよさ三割り増しくらいの感覚なので、今週はドキドキしっぱなしでした。
長いまつげと凛々しい立ち居振る舞い。そしてアンディとフランク!!アブ READY GO!ですよ。好きだなぁ。
そして意外だったのが、銅橋が泉田の前では可愛く見えてくること。
楽しいって気持ちを噛み締めた表情とか特にそうでした。
そんなんで「もっとくれ泉田さん!」「来い!正清
!」「泉田さぁぁん!」なんて言い合ってるもんですから。
腐女子としては途中、何か新しい扉が開きそうになってしまいましたよ。危ない危ない。
とりあえず扉は閉めたので、普通の話に戻りますが、二人とも真面目タイプで、私の中の好感度高いです。
正しさには2つあるってお話ですが。
誤った事を自分がしてしまう~とかじゃなく、誤った事に対して、コラ!って手が出たり罵ったりしてしまうって方なのですから。めっちゃ良い子!
昨年は毎日二人で練習してたんだなぁと思うと、キュンとしました。
その練習をそっと覗くモブになりたいものです。

銅橋、今週いよいよジッパー壊していましたから。来週からがまた楽しみです。
先行した雉と山吹を出した鏑木、猛牛の銅橋。リザルトが決まる週も近そうですね。
個人的には今週の話を読んで、銅橋にリザルト獲って欲しい気持ちが高まっております。

そして最後にもうひとつだけ、書いておきたい事があるの、思い出しました!
今週、冒頭の銅橋から、筑士波大へ行った時の回想話に移る前、見開き2ページを使って箱学のインハイメンバーが描かれているんです。
大きく銅橋、その少し後方に真波、高田城、扉間、悠人、そしてシルエットで一人。
髪型、ちょっとツンツン頭なんですよ。
でもあくまでシルエットなので、本当に気になる~!!
最後の一人、登場が待ち遠しいです。

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