木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日です♪
今週のチャンピオンは弱虫ペダルが表紙。
そしてなんと!!
表紙に描かれているのは小野田と、杉元です!!
総北のジャージを着た小野田と背中合わせに対立構図で描かれたもう一人が、選抜チームのジャージを着た杉元!
なにこの最高な表紙!(≧Д≦)
杉元くん、おめでとう!!
本誌表紙を飾ったキャラって、そう多くはないんですよ!
杉元が…杉元くんが小野田くんと本誌表紙になる日がくるなんて嬉しくて。
今日はもう既にそれだけでお祝いモードになっております。
ああ、嬉しい( ´艸`)
というわけで、以下では今週の弱虫ペダルのお話を書かせていただきます。
内容と感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。
今週の弱虫ペダルは『IHファーストリザルトを狙う先頭集団に…!?』という文字と共にカラーページで始まります。
少し遅れて飛び出した鏑木と段竹が、先頭集団に追いついてきます。
鏑木「ハハッ」
それを見た先頭集団の選手は口々に言います。
「!!」
「2人上がってくる!!」
「誰だ」
「すごい勢いだ」
「う…あのジャージ__オレンジ色の頭……!!」
「総北2年の鏑木だ!!」
鏑木「ハハッ、待たせたな。ヒーローは常に遅れてやってくるものだ!!」
そんなシーンの後、見開き2ページのカラーのイラストが入ります。
2ページを縦に8コマに分け、1コマに一人ずつ、今年のインハイを走る各校の代表選手が描かれます。
総北の小野田、箱根学園の真波、熊本台一の主将、広島の東村、名古屋の駒尾、京伏の御堂筋、群馬陵成の雉、選抜の杉元。
8名が描かれたカラーページをめくると、場面は鏑木&段竹が先頭集団に追いついたところへと戻ります。
追いつかれた先頭集団の選手は口々に言います。
「総北2名先頭に追いついてきた!!」
「う…総北」
「総北…2名も!!」
「先輩あいつ強いんですか」
「あいつは去年初日のスプリントバトルを最後までハコガクと争った男だ!!」
「ええっ!?」
一方、追いついた鏑木はどや顔で言います。
鏑木「もう一度言う。ハハッ、待たせたな。ヒーローは常に遅れてやってくるものだ!!」
そんな鏑木の言葉には『本当にまるっきり二度言ってる!! 気に入っているのか、あのフレーズ!!』という言葉も漏れています。
段竹「先頭にJOIN(ジョイン)完了だ、一差!!」
鏑木「ハハッ、計算通りだ、段竹ゥ!!」
集団にいた選手は一緒にいる先輩らしき選手に言います。
「ていうか先輩、あいつが来たことで勝率下がりますよね?せっかくここまで足使って飛び出してきたオレたちにとっては、すんげー迷惑すよね!? 全然『ヒーロー』じゃないすよね!! むしろ逆すよね!!」
鏑木「倒されたいヤツから前に出ろ」
鏑木は余裕の笑みを浮かべながら言います。
ザワつく他の選手達。
先ほど先輩に愚痴っていた選手は思います。
(圧倒的な自信!! 高慢な態度!! く!! ハァ!? けど何だ、ちょっとカッコイイ!!)
するとここで、鏑木に声をかける選手が現れます。
鏑木に話しかける選手「まてまてまて、待たんね!!」
鏑木「!」
鏑木に声をかけたのは鹿児島さつま西高校の大隅でした。
大隅「細か細か。細かばい!! 総北どん!! 男の強さは『太さ』ばい!!」
鏑木「ほう」
大隅「さっきも、そいがわからん名古屋の男がおったけんね」
大隅の言葉に、駒尾が『ちっ』と舌打ちします。
大隅「力でわからせてやったとたい!! 見らんね、この太か首!! この太か胴回り!! おまえも一流のロード乗りならわかるやろうもん!! 太い胴回りは体幹!! 体幹は自転車を進め、足を回すのに最も重要な筋肉!! そして『首』は!! 体の部位で一番重たい__体重の5分の1を占める頭部、それを横から支える!! 普通のスポーツでは背骨で支える頭を、自転車競技は唯一首の筋肉だけで支えとる!! その太さは全ての動きを安定させる!! この2つが『太い』!! この意味わかるやろうもん?鏑木くん!!」
鏑木は黙って大隅の言葉を受け取ります。
大隅「勝負ばい!! 言葉は要らん。脚で語ろう!! あの2つ目の道路標識のところまででどうね!!」
鏑木「かまわんぞ。相手をしてやろう!!」
大隅「『太さ』を思い知れ!!」
二人の勝負が始まります!
大隅「日本一太か火山は桜島!! 日本一太かダイコンは桜島ダイコンたい!!」
見ていた選手が口々に言います。
「鹿児島の大隅が飛び出した!!」
「大隅くん!! 必殺のフレーズが飛び出した!!」
「まるで火山の噴火のような爆発的加速!!」
「そして体幹…太い銅が、激流に流れる丸太のように進んでいく!!」
大隅「オイは人呼んで“鹿児島のあばれ丸太 大隅”!! オイの走りは全てを押し潰すばい!!」
選手達は口々に続けます。
「一方総北鏑木はちょっと出遅れてる!!」
「ペダリングにもどこか爆発力がない」
「ただ淡々と踏んでる!!」
「調子悪いのか!?」
「淡々と…踏んでる…」
「踏んでる…え?」
駒尾「!?」
段竹は黙って勝負を見つめています。
先頭集団の選手「淡々と踏んでるだけなのに……大隅に追いついた!!」
大隅「!?」「な、なんで」
鏑木「おまえ、力も『太い』けど、パワーのロスも『太い』な。本当に速いペダリングは__聞いたことないか?一見力なく見えるものだぞ?」
勝敗を決める2つ目の標識はもう見えてきています。
鏑木は「せっかくだから、見せてやろう」
大隅(サドルから腰を上げた)
鏑木「ほおおおおお、オレ様の爆発的加速というものを!!」「らぁ!!」
大隅「をーーー!! 見る間に小さくなって……いくーー!!」
大隅も慌てて加速しますが、追いつけません。
大隅(はじけるような音と共に加速した!?)
2つ目の標識を先に制した鏑木は、振り返って余裕の笑みで言います。
鏑木「ハハッ、どうだった?去年より更にパワーアップしたオレ様のスペシャルストロング加速は?」
二人の勝負を見ていた選手達が声をあげます。
「総北が鹿児島をやぶった!!」
「あばれ丸太を!! しかも余裕で!!」
「大隅くん!!」
(つよっ…本当のヒーロー?)
段竹(さすがだ一差。おまえは『レース』でこそ強さを発揮する。瞬発力、判断力、野生の勘は超一流。今の『パフォーマンス』でこの先頭グループの闘う意思を削った!!)
段竹は周囲を見ます。
段竹(スプリントラインまでのこり__6Km!! 途中何人かのグループを追いぬいて来たが、さすがにここからもう追い上げてくるヤツはいな__)
段竹は後ろをチラッと見てハッとします。
軽く勝負をした後、ごくごくとドリンクを飲んでいた鏑木も、段竹が感じたそれに気づきます。
鏑木(!!)
段竹「!」
鏑木と段竹以外の選手はまだ気づいていないようです。
段竹「このプレッシャーは!! ハコガク銅橋!!」
箱根学園、銅橋が現れました!
銅橋「よォ!! 久しぶりだな、オレンジ!! 撃墜しに来てやったぜ!!」
大隅「太か!! 何ね、この太か男は!!」
東村「こ…このタイミングで箱根学園!!」
駒尾「何だぎゃ、この圧(プレッシャー)」
段竹(追いついてきたのか、ここまで。単独で!!)「く!! どうする一差!!」
段竹は動揺し、隣の鏑木を見ます。
鏑木「許せねぇ…。許せねぇな………!!」
段竹「!?」
鏑木「オレ様よりあとに来たら、オレ様のヒーロー度が減るじゃないか!!」
『◎主役と勝利は譲れない!! 次号、チームSS VS 銅橋!!』と綴られ今週はおしまいです。
鏑木はまあ、銅橋に動揺なんてしませんよね、分かってました。笑
一方、段竹はわりとびっくりしていたので。
来週さっそくチキンな事で揺すぶられそうです。
ふと思ったのですが……銅橋が大きすぎて、今週の段階では銅橋の後ろの選抜2名は確認出来なかったんですが。でも、きっとついて来ているはず!
その選抜2名が杉元の事を段竹に話してくれれば、きっと段竹の心は奮い立ちますよね!
そんな展開をちょっと期待してしまいます。
なんでしょう、これからチームSSと銅橋のバトルが始まるというのに、杉元の事をめちゃくちゃ考えてしまうのです。
なんせ、チャンピオンの表紙も飾っていましたし、今週のカラーページ。各校の代表者が描かれている中に選抜の杉元がしっかり出てて。
まぁ、駒尾くんレベルも出てるわけですけども(駒尾くんごめんなさい!)、それでも御堂筋や雉に並んで描かれてるって事でもう~杉元推しとしてはテンション爆上がりなわけです。
本当に嬉しい!!
なのでファーストリザルトを狙う先頭集団にいるわけではないのに杉元の事をあれこれ考えてしまうのも仕方ないですよね(^-^;
なんて、つらつら書いてしまいましたが、来週から始まるチームSSと銅橋のバトル。
先週の雰囲気からして、ここに雉も絡んでくることは間違えなさそうです。
どのくらい後からやってくるのでしょう。
段竹の銅橋への反応から考えると、普通ならばもう後方の集団から単独で追い上げてくることはない状態なわけですよね。
ただ、そこは規格外な雉ですから、出来なそうな事もやってしまうわけで。楽しみでしかありません。
チームSSや銅橋が対戦して疲弊したところに現れてリザルトをさらっていくなんて事もあるのでしょうか。
どうせなら早めに来てもらって、ばっちりとチームSSと銅橋と雉の三つ巴バトルをやって欲しいです。
ちなみに!私が個人的に期待している呉南の東村ですが。
今年は1日目から活躍してくれそう♪と思ったら、ファーストリザルトではあまり出てきていませんね…。
せっかく飛び出してくれたのに、残念!
今後に期待大です!