今週も木曜日になりましたね!
週刊少年チャンピオンの発売日、弱虫ペダルの続きが読める日です♪待ってました!
というわけで、さっそくですが今週の弱虫ペダルのお話に入らせてもらいます。
以下は内容と感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください!
『IH出走直前で…!?』と綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
選抜チームのメンバーとして、スタート地点でスタンバイする杉元が描かれています。
様々な応援の声が溢れているスタート地点は、まさにスタート直前の盛り上がりと緊張感に満ちています。
杉元(ボクは走る。今から)
ドクンドクンと胸が高鳴る杉元は、深呼吸します。
杉元「すーー、はーー」
杉元は思います。
杉元(このインターハイを!! 自分の足で!! 何度思い描いただろう。何度、想像しただろう。コースの内側(ここ)に立っている自分の姿を!! 呼吸が落ちつかない。心臓がドクドク言ってる。さっきボトルを飲もうとしたけど、手がふるえてあけられなかった)
杉元は空を見つめます。
杉元(もう、あきらめたつもりだった。もし……)「ふーー」
杉元は息をつきます。
杉元(もし夢なのだとしたら、これが夢なのだとしたら、さめないでくれ。ボクはこのために努力してきたのだから!!)
会場にアナウンスが響きます。
『インターハイロードレース男子1日目。スタートまで、のこり5分です!!』
『先頭には昨年度優勝の総北高校が並びます』
そんなアナウンスの声とともに、場面は総北メンバーの並んでいる、列の先頭の方に移ります。
大きな応援の声が響いています。
「総北ゥーー!!」
「ソーホク!!」
「赤髪ー!」
「あー、またいるオレンジ頭ー!!」
六代「お~~~」「お~~~~先頭ぉ~~」
今泉「キョロキョロするな」
六代「は、はいっテ」
女の子の集団が叫びます。
「お、の、だ、くーん」
「カワイイー!! こっち見てー!!」
六代「あわっ、あれは、うらも…小野田さんの!?」
今泉「親衛隊だ」
六代「あわっ、さすが!! さすがです!!」
今泉「緊張で完全に『無視した』形になってるがな」
六代「おお~!!」
見れば、『赤髪』という紙を掲げた人達に手を振っている鳴子の横で、小野田はガチンガチンに緊張し、直立しています。
六代「あれ!? 何だか小野田さんの緊張を見てると自然と…こっちがリラックスしてくるっテ。は!! これが狙いで!?」
今泉「いや、あれはもう、もはやレース前のルーティンだ。気にするな」
六代「テ!?」
アナウンスが響きます。
『同じく先頭に並ぶのは、地元福岡県、福岡城西高校のメンバーです』
そして今泉がとなりの福岡城西高校の選手と握手を交わしている姿が描かれます。
今泉の隣の小野田はガチンと固まったままです。
アナウンスが続きます。
『そのうしろには、九州の強豪、熊本、熊本台一が並びます』
そんなアナウンスにつられるように、声援が聞こえます。
「熊本ォー!!」
「肥後の国の超特急ゥ!!」
「福岡ァ、熊本ォ、ステージとれよォ!!」
「期待してるぞー!!」
地元という事で、熊本台一の選手が一言を求められ、『もっこすー!!』と叫んでいる様子などが描かれつつ、場面は再び選抜チームの杉元の方に戻っていきます。
杉元「ふぅ」
杉元は選抜チームの話を通司から聞いた時の事を思い出していました。
通司と一緒に選抜チームの集合場所に向かいながら話していた、二人の会話が描かれます。
杉元「じょ…条件て…何ですか!? さっき言ってた『走るための厳しい条件』…て!?」
通司「ああ。簡単だ___が、難しい」
杉元「!?」
通司「杉元。まえがこのインハイを走るってことは__総北はレース内に、7名のメンバーがいるってことになる。各チーム6名までってレギュレーションなのに、7人目が存在しちまうんだ。仮に他のチームからリザーバーを出した場合も同じだ。レースの中で、風よけになったりアタックかけたり、枚数が多い方が有利だ。エースも、温存できちまう。だから平等性を保つだめに、おまえは、レース中、『総北』には近づけない!! 会話も__さけた方がいい。あくまで『選抜チーム』のメンバーとして走るんだ。それが条件だ。“総北”を離脱ってことになる!!」
杉元がはっとします。
通司が立ち止まって言います。
通司「オレがアテンドできるのも、ここまでだ」「総北は心配すんな。幹もいる。定時や木中もたのもしい」
杉元が一瞬言葉を失っていると、係の人が走ってきました。
係の人「キミが総北の杉元くん!?」
杉元「あ、は、はい」
係の人「急いで、これに着がえて、ゼッケンは__」
話を聞きつつも、杉元はバッと通司の方を振り返ります。
杉元「あ、ありがとうございました。通司さん!!」
通司「守れるか、そのルール」
杉元「はい!! ボクはルールを守る男ですから!!」
力強い眼差して、杉元は返します。
そして、場面はスタート前、列に並ぶ杉元に戻ります。
杉元(ボクは今から『総北』ではなく__選抜チームの一員として走る!! 時間はなかったけど、覚えた」
杉元はバッと振り返ると、後ろに並んでいる同じ選抜チームのメンバーに声をかけます。
杉元「佐賀、西堀高校の岩谷くん」
岩谷「えっ、はいっ。オ…オイの名前ば覚えてくれとるとですか。さすがは総北ばい。がばすごかです!!」
杉元「よろしくたのむよ」
岩谷「はいです!!」
杉元「宮城県、松縞商業1年生、内川くん」
内川「うおわっ。自分トラック競技ばっかりで、ロードレースのことはわがんねので、よろしくお願いします」
内川はぺこーっと頭を下げます。
杉元「ああ、がんばってくれ」
杉元「同じ松縞商業2年、古林くん」
古林「はいっ」
杉元「愛知県、豊津北高校、馬場込くん」
馬場込「2年です!!」
馬場込もおじぎします。
杉元「島根県、出雲端高校1年、新木くん」
新木「ひょえっ。ありがとうございます!」
内川「さすが総北ですね」
古林「なんたって2年連続優勝だがら!」
杉元「ボクは千葉の3年、杉元だ」
言いながら杉元は通司が最後に言ってくれた事を思い出します。
通司は『陰ながら応援してるよ。悔いのない走りを、な』と言ってくれました。
選抜チームのメンバーが、『杉元さん』『杉元さん、よろしくお願いします』と言ってくれている中、杉元は心で告げます。
杉元(通司さん………そして皆…あらがとう)
通司、村紙、木中、川田、幹、定時。
一人一人の顔を思い描き、心でお礼を言う杉元。
杉元(知らない内に、ふるえもおさまってきた。覚悟も決まったよ!!)
先ほどはあけられなかったボトルをあけて、ごくごくとドリンクを飲む杉元。
そして選抜チームの皆に言います。
杉元「水分はこまめに給水しておいて。補給食も、時間を決めて食べるんだよ。40分に一回だ。覚えといて」
チームメイトは口々に言います。
「はい」
「はい」
「おー的確なアドバイス」
「よかった、心強いな。まさか総北が来てくれるとは」
「まとめ役の3年の山下さんが病欠って聞いた時はどうなるんだって思ったけど」
「よかったばい」
杉元「走ろう!! たとえどんな困難な道が続こうとも!! あきらめることなく!!」「闘うよ、全力で。けれど先に言っておく。全力を出してなお、負ける確率の方が高い!!」
内川「え」
古林「え」
杉元「覚悟を決めてくれ。ボクは知っているから。この前に並んでる、ボクらが闘わなければならない相手が__どれほど強いのかを!! どれほど勝利を渇望し、どれほど努力を積み重ねてきたのかを!!」
杉元の言葉とともに描かれる、箱学、京伏、そして総北のメンバー。
『◎伝説の夏が、始まる__!!』と綴られ、パァンという音とともに『インターハイ福岡県大会1日目、スタートです!!』というアナウンスが響く様子が描かれ、今週はおしまいです。
杉元かっこいい!!!(≧Д≦)
チームメイトの学校や学年、名前をばっちり覚えて。
一番最後に合流したのに、もうすっかりチームのまとめ役になってますよ!チーム杉元って感じ。
相手に対しては名前だけでなく、学校までしっかり覚えて言っているのに、自分が名乗る時は総北とは言わずに千葉の3年と言うのも素敵ですね。
さすがルールを守る男杉元です!
皆を先導していく姿、惚れ直します。かっこいい!
通司さんや総北のサポートメンバーを思い出して、心の中で「ありがとう」というシーンなんかも。
も~めちゃくちゃ感動して。今週は私的に神回でした!!渡辺先生に感謝!
来週までに何回か読み返すの間違えなしです。
そして読み返す度に泣きますね。ほんと素敵な回だったぁ。
そしてそして!厳しい条件というのも、分かりましたね!
ある程度予想通りで、思ったよりむしろ緩いかなと感じました。
これなら直接バトルする場面、出てきそうですよね!!
展開次第では協調だって夢じゃない!
期待感ハンパないです!
インハイもいよいよスタートし、次週は16周年記念で表紙&巻頭カラーのようですし。
付録もつくと書いてあるので。久々に電子でなく、紙で買わないとでしょうか。
すごい楽しみです~!!(≧▽≦)
あと、最後にもう一回だけ言わせてください。
杉元、おめでとう!!!
そして、頑張って!!!