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弱虫ペダルRIDE.761『リザーバー』☆腐女子フィルター越しまとめ&感想 (ネタバレ注意です!)

今週も木曜日、週刊少年チャンピオンの発売日がやってきました♪
大好きな弱虫ペダルの続きが読めるうえに、今日は天気も良いのでハッピーな気分です。
というわけで、さっそく今週の弱虫ペダルのお話に入りたいと思います。
以下は内容や感想になりますので。本誌未読の方はネタバレにご注意ください。

 

 

 

『◎IHスタート直前、高まる熱気の中で…!?』と綴られ始まる今週の弱虫ペダル。
描かれるのは、スタートの時間が迫る中の総北テント。
インハイを走る6人は三本ローラーに乗り、ウォーミングアップしています。

鳴子が隣の六代に声をかけています。

鳴子「おちついていきや」

六代「ハ…ハイッテ!!」

鳴子「ガチガチやな」

6人以外のメンバーも最後の準備にまだ動いています。

杉元(時間がすぎていく)

木中「杉元さん、あの、これどこに」

サコッシュを持った木中が杉元に話しかけてきました。

杉元「補給所の箱が、そこのホイルバックの下にあるから入れといて」

木中「あ、ここか」

杉元「まって」「それ誰のサコッシュ?」

木中「鏑木さんの…」

杉元はテープにマジックで鏑木と書くと、サコッシュに張り付けてから箱に入れます。

杉元「こうしておけば、取り出すとき探さずに済むだろ。渡す時に時間は少ないからね。事前の準備に時間をかけておくんだよ、事前に」

木中「おお…ありがとうございます」

村紙「スタートまで40分切りましたァ」

村紙が時間を知らせます。

鳴子「よっしゃー。もう一回心拍あげときや」

六代「は…ハイッテ~」

今泉「こいつ大丈夫か?」

そんなインハイメンバー達の声を聞きながら、杉元は手にしたタオルを見つめます。

杉元「ふぅ、暑い」(スタートの号砲と共に__)(__いや…、もう終わっているか…。この6人はもう盤石だ)

ローラーに乗る6人の後ろ姿を見て、杉元は思います。

杉元(きっといいレースをしてくれる)

ごしっとタオルで顔を拭く杉元。

そんな杉元に、椅子を持ってきた幹が声をかけます。

幹「座ったら?杉元くん。準備はあらかた終わったから。朝からずうっと立ちっぱなし、作業しっぱなしでしょ」

杉元ははっとした表情で幹を見ます。

幹は杉元の隣にもう一つ椅子を持ってきて座り、二人でインハイメンバー6人を眺めます。

杉元(がっかり…しているな…ボク…。合宿で負けて、でもリザーバーを告げられて…どこか、“望みがつながった”__て想いが、あったんだ、な)

杉元は自分の手を見つめ、思います。

幹「杉元くんてさ」

杉元「え。あ、はい!?」

幹「どうして自転車はじめたの?」

杉元「あ、ああ。話したことなかったかい?」

幹「うん」

杉元「いやーー他愛もない話さ。聞いても得しないようなフツーの話。聞くかい?」

幹「うん」

杉元「父親が元々、ロードバイクに乗っててね。すすめられてたんだけど、ボクは怖がって乗らなくてね。けど、ある日__あ__父親の実家が岡山にあってね。岡山の北に島根との県境に『大山(だいせん)』という大きな山があって。そこにいくぞーって無理矢理連れていかれて、レンタル自転車に乗せられて走った時、ボクは何だか感動してね。雄大な山の景色が進むたびに次々と変わっていくことがとてもおもしろく感じてね。転ぶのが怖いって言ってたくせに、もう夢中になって走ってた。これは楽しいな__って。ずうっと乗ってられるなぁ__って。思ったのさ」

杉元は昔の事を思い出しながら続けます。

杉元「そのあとは河口湖や箱根とか、父親に頼んで週末ごとに連れて行ってもらってね。箱根では3回、足を着いたよ。3回(笑) けれど、初めて見る山からの景色は最高でね」

杉元の言葉が止まります。

幹は杉元を見ます。

杉元「ボクは初めての景色を見たかったのかもしれないな」

幹(!)

杉元「高校生にあがって、鳴子や小野田や今泉と会って。ああ、今泉のことは中学のレースでよく知っていたけれども。3人が__インターハイを全身全霊を使って走ってるのを見て。間近で見て。ボクは、3年目は、このインターハイの景色を、コースの内側から」「………………」「見たい__と思ったんだ。きっと」

杉元のそんな話を、いつの間にか定時と川田も聞いていました。

杉元「叶わなかったけどね」

杉元の言葉が響きます。

杉元「いやいや。はっはっはっは!! 皆のスタート前に何を暗い話をしているんだボクは!! ごめんごめん、今のは忘れてくれ、今のは!! 明るくいこう!! ボクはサポートだからね!! あの3人をバックアップするのが役割だからね!! うん!!」

杉元は努めて明るく言います。

 

 

ここで場面が変わります。
運営本部のテントです。
『間もなくスタートに選手入りまーす』という声も響き、スタート時間が迫っているのが伝わってきます。

そんな中、二人の男性のやりとりが描かれます。

「まいったな…」

「どうしたんですか?」

「ああ、毎年出走を逃した高校からの選手を集めた『選抜チーム』あるだろ?」

「ああ、白いジャージの、200番台の!」

「あそこが一人、欠員が出たんだ。情報が今、入ったんだよ」

「代わりの人、誰かさがしますか?」

「やーー条件付きになっちゃうからなー。それに、いないだろう…今から15分以内に準備できる選手なんか」

 

 

ここで再び場面が変わります。

通司が猛ダッシュで総北のテントの方に走ってきます。

通司「おーーい」

鳴子「お、し…通司さんや」

今泉・小野田「あわててる」

鏑木「何かトラブルすかねー。走る通司さん初めて見ましたよー」

通司「杉元!!」

杉元「え!?」

幹「お兄ちゃん?どうしたの、慌てて…。今、皆アップが終わったところよ。すぐいくわ」

杉元「え?ボクですか?」

通司「インターハイを走る意思はあるか!!」

杉元「え!?」

突然の言葉に杉元は慌てます。

杉元「え!? え!? インターハ? え!? 走る…!? ボクに言ってます!?」

通司「今カントクから電話があった。本部で今、話してくれてる」

杉元「いま、けど6人は盤石で……」

通司「総北じゃない!! 200番台の白いジャージの選抜チーム!! そこに欠員が出たからリザーバーを貸してくれって話だ!! しかも厳しい条件付きだ!! それでも走るか!!」

通司が持ってきた知らせに他のメンバーも驚きます。

今泉(杉元が…!!)

鳴子(杉元が__!!)

小野田(杉元くんが!?)

幹も段竹も笑顔です。

段竹(杉元さん!!)

杉元「やっやっ、いや、いや!!」

通司「定時、杉元のフレームにホイールをセットだ!!」

定時「おん!!」

定時は駆けだします。

杉元「ま、まってください。ボ、ボクは本来、裏方としてインターハイ3年目のこのチームをですね、支えるという大切な役割が…ですね。そ、そ、そうです」(インター…ハイ、に!? ボクが!?)「今泉や鳴子や小野田にとっては大切な最後のインターハイですので、ボクがしっかりとサポ」

杉元の言葉は、その背中にバシンと手をおかれ、止まります。

杉元が振り返ると、背中を抱くその人物は今泉でした。

今泉「他人のために、自分の夢捨てるヤツがあるかよ」

今泉は杉元のコルナゴを担ぎ持っています。

杉元(ボクのコルナゴ)

今泉「せっかくだ。走ってこい!! チャンスは__ひろえ!!」

杉元(今泉…!!)

そして杉元の心情が綴られます。

その日
ボクは
慌ただしかった

スタート20分前まで
必死で皆のレースの
準備をして

そのあとは
何故か

初めて見る
ジャージを着て

ふるえながら
インターハイの
スタートラインに立っていた

『選抜TEAM』とかかれたジャージを着て、スタートラインに立つ杉元。
『◎3年目IH、波乱のスタート!?』と綴られ、今週はおしまいです。
 

 

 

杉元がインハイのスタートラインに立ちました!!
まさかの展開にびっくりです!
……杉元に走って欲しかった者としては、本来もっと喜ばなきゃかもしれませんが。
ちょびーっと複雑な心境。それが本音です。
私はやはり総北のジャージを着て、今泉の背中を押して欲しかったんですよね。
杉元には総北の為に欲しかったというのが一番の気持ち。
ただ、インハイを走りたいという杉元の願いが、少し違う形ではあれど、叶ったわけですから。やはり喜ぶべきなのでしょう!!
杉元、おめでとう!ですよね。良かった!!
これで、今までノーマークだった選抜チームがぐーんと注目すべきチームになりました!
総北、箱学、京伏、呉南、群馬陵成に熊本、選抜チーム。
今年は気になるチームが多すぎて。渡辺先生、描ききれるのでしょうかと心配になる程です。
ワクワクが止まりませんね♪
ちなみに選抜チームですが、他にどんなメンバーがいるのでしょう。
過去2年間はゴール争いに絡んだのを見ていませんが。
毎年出場する選手が変わるからこそ、今年は選抜が強いぞ!みたいな展開もきっとあるのでしょう。
杉元vs段竹が再びってカードなんかもあったりするのでしょうか。
考え出すと止まりません。
ひとつ心配なのは杉元が抜けた総北のサポートチームですが。
まあ、そこは幹ちゃんが引っ張っていってくれるのでしょう!
定時と川田、木中達もいますしね。きっと総北は大丈夫。
来週こそいよいよスタートでしょうか!?
楽しみすぎる~(*´▽`*)

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